「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/02/08
BTCの隣に育成場を構えています
山口裕介氏

本業: 有限会社山口ステーブル 代表

今週の主な登録馬:
リフレイム(クイーンC)

担当者:馬主情報部 生産者S

山口裕介オーナーは、浦河にある育成牧場・「有限会社山口ステーブル」の代表ですね。
2003年に設立された「山口ステーブル」は、「軽種馬育成調教センター」(BTC)の南門を出てすぐの場所にあって、今までに育成と調教を手掛けた馬には、2009年のNHKマイルCなど、重賞を3勝したジョーカプチーノや、2014年に交流重賞の兵庫ジュニアグランプリを勝ったジャジャウマナラシや、2015年に大井の東京ダービーを勝ったラッキープリンスなどがいます。
山口オーナーは、フェアリーSを勝ったアポロティアラや京王杯2歳Sを勝ったレオアクティブなどの育成を手掛けた「内田ステーブル」の内田裕也さんや、天皇賞・秋や香港Cなど、G1を6勝したモーリスや、天皇賞・春を勝ったジャガーメイルなどの育成を手掛けた「大作ステーブル」の村田大作さんと立ち上げた組合馬主、「スリースターズレーシング」の名義で、2010年からJRAで馬を走らせているんですよ。
そして、2017年からは、山口オーナー自身の名義でもJRAで馬を走らせていて、最初の年は「3勝・獲得賞金3916万円」という成績でしたけど、2018年は、「4勝・獲得賞金6447万円」と数字を伸ばしていました。
ただ、その後の2年間は、
2019年→3勝・獲得賞金5006万円
2020年→3勝・獲得賞金3692万円
という形で右肩下がりになってしまいましたから、今年の山口オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけにしたい」と考えているのでしょう。
それに、山口オーナーは、「株式会社Y.Y.BloodStock」の名義で「競走馬セール」に参加することが多くて、去年は、私が確認したところ、8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」で、計13頭を総額6996万円(税込)で落札していました。
もちろん、今の山口オーナーは、「セールで使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)のクイーンCにリフレイムを登録してきましたので、私が山口オーナーでしたら、この馬を預けている黒岩先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
それに、山口オーナーは、さっき書いた通りで、育成した馬が重賞を勝ったことはありますけど、キャリアが浅いこともあって、まだ自分の持ち馬では重賞を勝てていませんので、今回は、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。

2021/02/08
「なんでも鑑定団」などを手掛ける制作プロダクションの代表です
池谷誠一氏

本業: 株式会社ネクサス 代表取締役

今週の主な登録馬:
レフトゥバーズ(クイーンC・共同通信杯)

担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、池谷誠一オーナーの本業は、東京都の渋谷区代々木に本社を構え、主にテレビ番組の企画や制作を手掛けている、「株式会社ネクサス」の代表取締役です。
1985年の8月に設立された同社は、これまで、「ニュース23特集」(TBS)、「どうぶつ奇想天外」(TBS)、「教えて!ガリレオ」(日本テレビ)など、報道番組からバラエティまで、幅広いジャンルの番組制作を手掛けております。
そして現在も、「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京・1994年放送開始)や、「朝だ!生です旅サラダ」(朝日放送・1993年放送開始)といった長寿番組をはじめ、「新美の巨人たち」(テレビ東京・2000年放送開始)などの人気番組を数多く手掛けておりますので、「株式会社ネクサス」の代表取締役を務めている池谷オーナーは、「テレビ業界に於ける重要な存在」と言える筈です。
余談ですが、オーナーは、会社の新年会に於いて、TBSの近くにある「鮨処いとう」(港区赤坂)など、馴染みの寿司職人を呼んで、社員のために寿司を握ってもらうことを毎年の恒例にしており、「ネタがなくなるまでの食べ放題」を行なうそうですから、社員達が一丸となって新年のスタートを切れるのでしょう。
なお、馬主としての池谷オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせており、これまでの代表的な存在としましては、1992年の京王杯SCなど重賞を3勝したダイナマイトダディ、1999年の青葉賞とステイヤーズSを勝ったペインテドブラック、2006年のスワンSなど重賞を4勝したプリサイスマシーン、一昨年のヴィクトリアマイルや昨年の香港Cなど重賞を5勝しているノームコアといった名前が挙げられます。
2003年のオーナーは、プリサイスマシーンなどの活躍により、「18勝・獲得賞金3億1614万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、一昨年までの5年間も、
2015年→9勝・獲得賞金1億2596万円
2016年→9勝・獲得賞金2億0138万円
2017年→5勝・獲得賞金1億0406万円
2018年→2勝・獲得賞金9289万円
2019年→8勝・獲得賞金2億2231万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いていた上、昨年は、ノームコアが香港Cを制し、1596万香港ドル(約2億1546万円)の賞金を獲得したものの、JRAでは「5勝・獲得賞金1億8317万円」という成績で、前年を下回っております。
そして、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までが「1勝・獲得賞金780万円」という成績で、昨年のペースを大きく下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)のクイーンCにレフトゥバーズを登録(共同通信杯にも登録)してきましたので、池谷オーナーが、この馬を預けている萩原清先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。

2021/02/08
現在は追分ファームと深い関わりが…
G1レーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
インフィニタス(クイーンC)
ダンサール(初音S・飛鳥S)
ヴィクティファルス(共同通信杯)
レジーナドーロ(雲雀S)
フィルストバーン(和布刈特別)
アルディエンテ(箱根特別)

担当者:馬主情報部 馬主N

「G1レーシング」は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブであり、少し前まで、クラブの代表は、全国各地で200店舗近くのスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の取締役副社長を務めていた村井良孝氏でした。
そして、2015年の6月からは、「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」・吉田善哉氏の三男であり、「追分ファーム」の代表である吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏のご子息で、「追分ファーム」の場長である吉田正志氏が務めております。
同クラブは、設立から2018年まで、
2011年→8勝・獲得賞金1億0179万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6709万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0477万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
2016年→47勝・獲得賞金9億3707万円
2017年→56勝・獲得賞金12億2511万円
2018年→50勝・獲得賞金13億3151万円
という形で順調に数字を伸ばしておりました。
しかし、その後の2年間は、
2019年→34勝・獲得賞金7億5299万円
2020年→43勝・獲得賞金7億1407万円
と、2018年の数字を大きく下回っておりましたので、今年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、先週までの成績が、「3勝・獲得賞金7685万円」と、昨年の同時期(2月9日【日】まで)の「2勝・獲得賞金3236万円」を大きく上回っております。
また、「G1レーシング」は、「2020年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の5月に、2009年のダービーなど重賞を4勝したロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)の半妹にあたる「アコースティクスの2019」(父サトノアラジン)や、2017年のホープフルSと昨年のエルムSを制しているタイムフライヤー(父ハーツクライ)の半弟にあたる「タイムトラベリングの2019」(牡・父ディープインパクト)など、計57頭のラインナップを発表し、それから出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは42頭であり、「募集中止」となった1頭を除く残りの14頭は、まだ出資を受け付けております。
そのため、現在は「G1レーシング」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの14頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、
1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)のクイーンC→インフィニタス
1着賞金1820万円(同1456万円)の初音S→ダンサール(飛鳥Sにも登録)
1着賞金3800万円(同3040万円)の共同通信杯→ヴィクティファルス
1着賞金1820万円(同1456万円)の雲雀S→レジーナドーロ
1着賞金1500万円(同1200万円)の和布刈特別→フィルストバーン
1着賞金1500万円(同1200万円)の箱根特別→アルディエンテ
と、計6頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が「G1レーシング」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。

2021/02/08
鉄道模型が人気を博していましたわね
株式会社栄進堂

本業: 競走馬の生産・育成など

今週の主な登録馬:
エイシンヒテン(クイーンC)

担当者:馬主情報部 馬主H

前にも他の方が書いている通りで、元々、玩具の製造を手掛けていた「株式会社栄進堂」は、2006年の7月に「東京ビッグサイト」(東京都江東区有明)で行われた「東京おもちゃショー2006」で、「レール間隔が3ミリ」、「縮尺が450分の1」という世界最小の鉄道模型・「Tゲージ」を発表していて、これがかなりの人気を博していましたけど、2010年には、この「Tゲージ」の製造権利を香港の鉄道模型会社に売却していましたの。
当時の私達は、その理由を「競馬に本腰を入れるため」と見ていて、実際に翌年(2011年)は、エーシンヴァーゴウがセントウルSとアイビスSDを制するなど、「67勝・獲得賞金11億4350万円」という過去最高の成績を残していたのですから、客観的に見て、「方針転換は大成功だった」と言えますわね。
ちなみに、「栄進堂」は、北海道の浦河に生産の拠点として「栄進牧場」を、岡山県真庭市に「栄進牧場久世育成センター」を有しているオーナーブリーダーでもありますわ。
同社は、長い間、平井豊光オーナー(故人)が代表を務めていましたけど、2013年の3月に豊光オーナーが亡くなられて、次男の克彦オーナーが代表を引き継いで、豊光オーナーが個人名義で所有していた馬も、全て克彦オーナーが引き継いでいましたわね。
2015年の「栄進堂」は、エイシンヒカリでエプソムCと毎日王冠を勝つなど、JRAで「41勝・獲得賞金8億3268万円」という成績を残していましたし、エイシンヒカリは、暮れの香港Cを勝って、1着賞金1425万香港ドル(当時のレートで約2億0040万円)を獲得していましたから、合計すると10億円以上の賞金を稼いでいましたの。
でも、昨年までの5年間は、
2016年→27勝・獲得賞金6億1423万円
2017年→17勝・獲得賞金3億2233万円
2018年→24勝・獲得賞金3億2011万円
2019年→9勝・獲得賞金1億9236万円
2020年→12勝・獲得賞金1億8274万円
と記せば分かるように、獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっていましたし、今年も、先週までの獲得賞金が「1402万円」と、昨年の同じ時期(2月9日【日】まで)の「2767万円」を大きく下回っていますから、きっと今は、同社の関係者全員が、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈ですわ。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)のクイーンCにエイシンヒテンを登録していますので、私が同社の関係者であれば、この馬を預けている渡辺先生に対して、お釣りを残さない渾身の勝負仕上げを指示するでしょうね。
それに、「栄進堂」は、エイシンブルズアイで2016年のオーシャンSを勝ってから、5年近くもJRAの重賞を勝てていませんので、今回は、「久々に大きなレースを勝ちたい」という思いも込められている筈ですわ。