「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2020/09/14
ディープスカイでお馴染みですね
水上行雄氏

本業: 笠松牧場 代表

今週の主な登録馬:
ガロアクリーク(セントライト記念)

担当者:馬主情報部 生産者S

皆さんもよく知っていると思いますが、水上オーナーは、浦河にある「笠松牧場」の代表です。
「日高スタリオンステーション」の隣にあるここの生産馬で、私が真っ先に思い付くのは、2008年のNHKマイルCとダービーを勝ったディープスカイでして、創業20年目で初めてのGI勝ちとなったNHKマイルCのレース当日、水上オーナーは東京競馬場で、他の皆さんは牧場の事務所に集まって、それぞれレースを見ていたそうで、水上オーナーは、表彰式に出た後すぐ浦河に戻って、大いに盛り上がった祝勝会に参加したそうですね。
それから、ディープスカイはダービーも勝って、その年の9月に浦河の「総合文化会館ふれあいホール」で行われた祝勝会には、深見オーナーご夫妻や、この馬の主戦だった四位騎手(現調教師)や昆貢調教師といった競馬関係者の他に、当時、浦河の町長だった谷川弘一郎さんなども含めて200人以上が出席して、大賑わいだったNHKマイルCの祝勝会よりも、更に盛り上がったそうです。
馬主としての水上オーナーは、30年以上もJRAで馬を走らせている大ベテランで、2007年は全部で10勝を上げて、今までで一番多い「1億7803万円」の賞金を稼いでいました。
でも、それからは、一度もこの2007年の賞金を超えられていませんし、去年までの3年間も、
2017年→獲得賞金1億6389万円
2018年→獲得賞金1億0666万円
2019年→獲得賞金1億1480万円
と、誰が見ても物足りない数字でしたから、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、ガロアクリークを使ったスプリングSで馬主としては初めての重賞勝ちを飾るなど、先週までに稼いだ賞金が「1億4788万円」と、2007年の同じ時期(9月9日【日】まで)の「1億0262万円」を上回っているんですよ。
ただ、水上オーナーは、この数字に満足しないで、「もっと勝ちたい」と考えている筈です。
何しろ、「笠松牧場」は、競走馬セールに生産馬を上場することが多くて、今年も、8月24日(月)の「HBAセレクションセール」に上場した「ルサビの2019(牡・父エピファネイア)」が3300万円(税込)で落札されていましたし、9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」に「サンコロネットの2019(牡・父ザファクター)」を上場しますので。
もちろん、今の水上オーナーは、「セプテンバーセールでサンコロネットの仔を高く売りたい」と考えているでしょうね。
そういった中、水上オーナーは、今週のセントライト記念に「笠松牧場」の生産馬ガロアクリークを登録してきましたので、この馬が勝てば、1着賞金5400万円の内、「馬主の取り分」にあたる8割の4320万円が入ってきますし、「HBAセプテンバーセール」に参加する馬主さん達に「笠松牧場の馬は走る」という印象を与えられるのですから、私がオーナーでしたら、「ここは何が何でも勝ちたい」と考えて、この馬を預けている上原先生に、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。


2020/09/14
「殿堂入り祝賀パーティー」には北島三郎さんなどが…
佐々木主浩(かづひろ)氏

本業: 野球解説者

今週の主な登録馬:
ヴァルコス(セントライト記念)

担当者:馬主情報部 馬主N

佐々木主浩(かづひろ)オーナーが、1990年に「大洋ホエールズ」(現在の横浜DeNAベイスターズ)に入団し、速球と鋭いフォークボールなどを武器に日本球界を代表する抑えの切り札となり、2000年にメジャーリーグの「シアトル・マリナーズ」に移籍してからも大活躍し、日米通算381セーブを記録した元プロ野球選手であるのは、一般競馬ファンでもよく知っていることですから、私が改めて説明するまでもないでしょう。
佐々木オーナーは、トルネード投法で日米通算201勝を上げた野茂英雄氏と、西武ライオンズ時代に6度の日本一に貢献した秋山幸二氏と共に、2014年に「野球殿堂入り」を果たしており、同年の12月2日(火)に「帝国ホテル」で行われた佐々木オーナーの「野球殿堂入り祝賀パーティー」には、「横浜ベイスターズ」時代の恩師である権藤博氏や、「シアトル・マリナーズ」時代に同僚だったイチロー選手や、プロゴルファーの青木功氏や、演歌界の大御所でキタサンブラックの馬主としてもお馴染みの北島三郎氏や、「アドマイヤ」の冠名でお馴染みの近藤利一オーナー(故人)など、総勢800名近くが出席したそうですから、現役を退いた現在でも佐々木オーナーは、多くの方から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
現在の佐々木オーナーは、「TBSテレビ」と「ニッポン放送」と「日刊スポーツ」で野球解説者を務めている上、奥様の榎本加奈子さんと共同で、「Kanakoのスープカレー屋さん」を経営しており、現在は、札幌市中央区に1店舗、仙台市青葉区に1店舗、泉区に1店舗を構えております。
なお、佐々木オーナーは、まず2006年に地方競馬の馬主資格を取得し、翌年にJRAの馬主資格を取得しており、そのきっかけは、鮨屋で偶然会った近藤利一オーナーから、馬主になることを勧められたからであり、実際、JRAで初めて所有した馬には、近藤オーナーの冠名と、佐々木オーナー自身の代名詞である「大魔神」を組み合わせた、「アドマイヤマジン」という名前を付けておりました。
JRAの個人馬主資格を取得してからは、初めの内こそ、特に目立つ成績ではなかったものの、ヴィルシーナを出走させた2012年のクイーンCに於いて初の重賞勝ちを飾ると、その後は、同馬で2013年と2014年のヴィクトリアマイルを連覇しており、他にも、ヴィブロスを出走させた2016年の秋華賞や、シュヴァルグランを出走させた2017年のジャパンCを制するなど、これまでにJRAの重賞を10勝している上、ヴィブロスを出走させた2017年のドバイターフで初の海外G1勝ちを飾っております。
2017年の佐々木オーナーは、JRAに於いて、先述したシュヴァルグランの活躍などにより、過去最高となる「5億9127万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、一昨年と昨年は、
2018年→2億5823万円
2019年→5303万円
と記せば分かる通り、2017年の数字を大きく下回っていた上、今年は先週までの獲得賞金が「1億3096万円」と、2017年の2割ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。
また、「10億0070万円」の賞金を獲得し、佐々木オーナーの所有馬の中で「稼ぎ頭」だったシュヴァルグランは、昨年の有馬記念を最後に引退し、現在は種牡馬として「ブリーダーズ・スタリオン・ステーション」で繋養されております
したがって、現在の佐々木オーナーは、「シュヴァルグランに代わる活躍馬が出てきて欲しい」という思いも抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にヴァルコスを登録しておりますので、私が佐々木オーナーであれば、この馬を預けている友道先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。


2020/09/14
「株式会社セガ」などを傘下に収めております
里見治(はじめ)氏(馬主名義は株式会社サトミホースカンパニー)

本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長グループCEO

今週の主な登録馬:
サトノフラッグ(セントライト記念)
サトノエメラルド(阪神ジャンプS)
サトノクロニクル(ケフェウスS)
サトノフェイバー(ラジオ日本賞)
サトノゲイル(大府特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、里見治オーナーは、2016年の3月まで「セガサミーホールディングス株式会社」(東証1部上場)の代表取締役会長兼社長を務めておりましたが、同年の4月1日(土)付けで、長男の治紀(はるき)氏が代表取締役社長グループCOOに就任したことにより、現在の役職は代表取締役会長グループCEOです。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」や、ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」や、宮崎県にある日本有数の複合施設・「フェニックス・シーガイア・リゾート」などを傘下に収めており、2020年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3665億円」という素晴らしい数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、確か1992年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭以上を所有しており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という、「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、昨年までの3年間は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8722万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
という数字に留まっており、尚且つ、今年に入ってから先週までの獲得賞金が「6億7851万円」と、2016年の同時期(9月2週目まで)の「7億2686万円」を下回っておりますので、現在の里見オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、里見オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が非常に多く、今年も、
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→5頭を3億0250万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を2530万円で落札
と、計6頭の落札に総額3億2780万円を投じております。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
このような中、今週は、
1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念→サトノフラッグ
1着賞金2900万円(同2320万円)の阪神ジャンプS→サトノエメラルド
1着賞金2400万円(同1920万円)のケフェウスS→サトノクロニクル
1着賞金2200万円(同1760万円)のラジオ日本賞→サトノフェイバー
1着賞金1500万円(同1200万円)の大府特別→サトノゲイル
と、特別レースに5頭を登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、「ここで一気に稼ぎたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸った指示を出す筈です。

2020/09/14
以前は馬主リーディング1位が定位置だったものの
社台レースホース

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
シャムロックヒル(小牧特別・ローズS)
ヒートオンビート(小牧特別)
デゼル(ローズS)
リリーピュアハート(ローズS)
ラストドラフト(ケフェウスS)
アマルフィコースト(ラジオ日本賞)
バレッティ(ラジオ日本賞)
フィードバック(ラジオ日本賞)
ノーチカルチャート(松戸特別)
アルーフクライ(鋸山特別)
インペリアルフィズ(汐留特別)
マグニフィクス(金山特別)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つでして、現在の代表は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男の吉田哲哉氏です。
1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1986年のダービーなどを制したダイナガリバーや、1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイや、1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェローや、2003年のダービーなどを制したネオユニヴァースや、2004年の桜花賞などを制したダンスインザムードや、2005年の有馬記念などを制したハーツクライなどが挙げられ、2004年には、これまでで最も多い「33億3401万円」の賞金を獲得しております。
そして、この馬達などの活躍によって、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年の4年間も、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりました。
しかし、その後は、
2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
と記せば分かる通り、獲得賞金が伸び悩んでいた上、今年に入ってから先週までの「馬主リーディング」は、
1位:サンデーレーシング→73勝・獲得賞金23億0573万円
2位:シルクレーシング→78勝・獲得賞金19億9081万円
3位:キャロットファーム→84勝・獲得賞金16億2090万円
4位:社台レースホース→62勝・獲得賞金14億5064万円
と記せば分かる通り、1位の「サンデーレーシング」に「8億5509万円」の差を付けられておりますので、現在は「社台レースホース」の関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、少しでも上との差を詰めたい」と考えている筈です。
また、同クラブは、計90頭の「2020年度募集馬」(現1歳世代)について、5月7日(木)にラインナップを、13日(水)に募集価格を、それぞれ発表し、6月上旬にそれらの詳細を記したパンフレットを発送し、それから出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは81頭であり、「募集中止」となった2頭と「募集停止」となった1頭を除く残りの6頭は、まだ出資を受け付けておりますので、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を注目度の高い特別レースで活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、「社台レースホース」は、今週、
1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の小牧特別→シャムロックヒル(ローズSにも登録)とヒートオンビート
1着賞金5200万円(同4160万円)のローズS→デゼルとリリーピュアハート
1着賞金2400万円(同1920万円)のケフェウスS→ラストドラフト
1着賞金2200万円(同1760万円)のラジオ日本賞→アマルフィコーストとバレッティとフィードバック
など、特別レースに計12頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。