「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2020/09/07
関西大学の夜間過程に通っておりました
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンスマッシュ(セントウルS)

※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキーブリランテ(京成杯AH)
ミッキーバディーラ(知多特別)


担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「株式会社ダノックス」の代表を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」などで広く知られている「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「大阪ビジネスカンパニー」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2018年3月期」→売上高668億1400万円・経常利益355億7000万円
「2019年3月期」→売上高741億6300万円・経常利益419億2700万円
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
よって、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、名義を現在の「ダノックス」としておりました。
一昨年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、昨年は、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠など、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しております。
しかし今年は、先週までに24勝を上げているものの、獲得賞金は「5億6208万円」と、まだ昨年の半分にも達していないため、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、野田オーナーは、奥様のみづきオーナーと共に、毎年のように「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月13日(月)~14日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計9頭を総額12億5950万円(税込)で落札しておりました。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のセントウルSにダノンスマッシュを登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、同馬を預けている安田隆行先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出す筈です。
なお、今週は、野田順弘オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と言えるみづきオーナーも、1着賞金3900万円(同3120万円)の京成杯AHにミッキーブリランテ、1着賞金1500万円(同1200万円)の知多特別にミッキーバディーラを登録しておりますので、この2頭についても、全く同じ理由で「勝負懸かり」と見るべきでしょう。


2020/09/07
役所広司さんをCMに起用していますわ
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏

本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ホウオウエミーズ(紫苑S)
ホウオウピースフル(紫苑S)


担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんもよくご存知の通り、小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長ですわね。
また、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーが、2歳下の弟であることも、皆さんはよくご存知でしょう。
小笹芳央オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わっていましたわ。
そして、14年後の2000年に同社を退職して、「株式会社リンクアンドモチベーション」を立ち上げていますの。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2004年12月→株式会社リンクプレイス設立
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2009年2月→株式会社リンクインベスターリレーションズを設立
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
と、順調に成長していましたし、2013年の1月には、グループ拡大に伴って、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任していますわ。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」を設立するなど、順調に事業規模を拡大していましたし、現在では、東京、大阪、名古屋に拠点を構え、14のグループ会社を有していますわね。
それに、2017の5月8日(月)には、銀座エリア最大の商業施設・「ギンザシックス」の12階にある、床面積が約1850坪のオフィスに本社を移転していて、2019年12月期の売上高が「381億円」を記録しているのですから、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
そして、昨年の8月には、同社が開発した「モチベーションクラウド」という組織改善システムについて、俳優の役所広司さんを起用したCMを製作・放映していて、これが好評を博していますわ。
馬主としての小笹オーナーは、2015年から馬を走らせ始めて、これまでに50頭以上を所有していまして、最初の年は未勝利でしたけど、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
と、順調に獲得賞金を増やしていましたわね。
更に、今年に入ってから先週までの獲得賞金は、「1億4732万円」と、昨年の同時期(9月1週目まで)の「1億3029万円」を上回っていますが、オーナーが、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますの。
と言いますのも、小笹オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加していまして、7月13日(月)~14日(火)に行われた今年の同セールに於いても、4億1800万円(税込)で落札した「ヒルダズパッションの2020」(牡・父ハーツクライ)など、計11頭を総額8億0960万円(税込)で落札していますので。
もちろん、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈ですわ。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の紫苑Sに、ホウオウエミーズとホウオウピースフルを登録していますので、私が小笹オーナーであれば、前者を預けている池上先生と、後者を預けている大竹先生に対して、メイチの勝負仕上げをお願いするでしょう。
また、小笹オーナーは、馬主としてのキャリアが浅いため、まだ重賞を勝てていませんので、今回は、「ここで初めての重賞勝ちを」という思いも込められている筈ですわ。


2020/09/07
安倍首相と同じ「成蹊大学」を卒業しております
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
セイウンコウセイ(セントウルS)
ニシノラディアント(知多特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)や、「棚倉ステークスカントリークラブ」(福島県東白川郡棚倉町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場の経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎ、2008年頃には、ニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預け、「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却しております。
ただ、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)や、「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)や、「西山牧場江戸崎分場」(茨城県稲敷市)といった育成施設の運営は、現在も西山オーナーが続けている筈です。
なお、西山オーナーは、現在の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も、同大学を卒業しております。
西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに500頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、引退した馬で言えば、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンや、2016年と2017年の京阪杯を制したネロなどが挙げられ、現役の馬で言えば、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイや、一昨年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制したニシノデイジーなどが挙げられるでしょう。
2005年には、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後は、この数字を上回ることができず、昨年までの3年間も、
2017年→26勝・獲得賞金5億2448万円
2018年→28勝・獲得賞金4億9309万円
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いていた上、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までの獲得賞金が「3億5634万円」と、まだ2005年の4割ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、西山オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」→1頭を1134万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」→計2頭を6480万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→計2頭を1339万円で落札
と、計5頭を総額8953万円で落札しており、今年も、8月24日(月)に行われた「HBAセレクションセール」に於いて、計2頭を3850万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、これまでの状況を踏まえると、9月22日(火)~24日(木)に行われる「HBAセプテンバーセール」や、10月19日(月)~20日(火)に行われる「HBAオータムセール」など、今後の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高いため、現在のオーナーは、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のセントウルSにセイウンコウセイ、1着賞金1500万円(同1200万円)の知多特別にニシノラディアントと、特別レースに計2頭を登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2020/09/07
2014年の8月に大きな変化がありました
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
クライムメジャー(セントウルS)
ブレイニーラン(木曽川特別・日進特別・知多特別)
アストラエンブレム(京成杯AH)
スイープセレリタス(京成杯AH)
スカイグルーヴ(紫苑S)
トリコロールブルー(エニフS)
アルーアキャロル(初風S)
プレシャスルージュ(初風S)
カラル(日進特別)
ウレキサイト(白井特別)
ドゥラモンド(アスター賞)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、一昨年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という過去最高の成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、昨年は、アーモンドアイでドバイターフと天皇賞・秋を制したものの、馬主リーディングは、
1位:サンデーレーシング→124勝・獲得賞金36億0520万円
2位:キャロットファーム→126勝・獲得賞金34億3815万円
3位:シルクレーシング→90勝・獲得賞金25億8316万円
と、1位の「サンデーレーシング」に「10億2204万円」の差を付けられた3位に終わっていたため、今年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、先週までの「馬主リーディング」は、
1位:サンデーレーシング→73勝・獲得賞金22億9165万円
2位:シルクレーシング→77勝・獲得賞金19億8051万円
3位:キャロットファーム→82勝・獲得賞金15億7963万円
と記せば分かる通り、昨年、大差を付けられていたキャロットファームを上回っております。
しかし、今年、「シルクレーシング」が獲得している賞金の内、「14億9349万円」は5月までのものであり、6月以降は「4億8703万円」と、完全に勢いがなくなっている状況です。
したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「早急に5月までの勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
そういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のセントウルS→クライムメジャー
1着賞金1500万円(同1200万円)の木曽川特別→ブレイニーラン(日進特別と知多特別にも登録)
1着賞金3900万円(同3120万円)の京成杯AH→アストラエンブレムとスイープセレリタス
1着賞金3500万円(同2800万円)の紫苑S→スカイグルーヴ
1着賞金2300万円(同1840万円)のエニフS→トリコロールブルー
など、計11頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。