「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2019/08/05
二人ともJRAの馬主資格を有しております
野田みづき氏

本業: 株式会社オービック 取締役相談役

今週の主な登録馬:
ミッキーグローリー(関屋記念)

担当者:馬主情報部 馬主O

野田みづきオーナーが、テレビCMなどで有名な財務会計ソフト・「勘定奉行」などを販売している、「株式会社オービック」の代表取締役会長・野田順弘(まさひろ)氏の奥様であり、自身も同社の取締役相談役を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
1968年、大阪市西区に於いて、野田夫妻が会計機販売会社として設立した同社は、1971年に「東京支店(現東京本社)を、1973年に「名古屋支店」を、1976年に「福岡支店」を開設するなど、着実に事業拠点を増やし、現在では、東京本社(中央区京橋)と大阪本社(大阪市中央区)の他に、5ヶ所の支店と3ヶ所の営業所を有し、更に4社のグループ企業を有しております。
そして、2000年に東証1部上場を果たした同社は、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2017年3月期」→売上高614億5300万円・経常利益322億4600万円
「2018年3月期」→売上高668億1400万円・経常利益355億7000万円
「2019年3月期」→売上高741億6300万円・経常利益419億2700万円
という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、二人三脚で同社を大企業に成長させた経営手腕は、誰もが認めるところでしょう。
また、野田夫妻は、二人ともJRAの馬主資格を有しており(順弘オーナーの馬主名義は株式会社ダノックス)、みづきオーナーは、確か2002年から馬を走らせ始め、現在までに100頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2014年のNHKマイルC、2016年のマイルCSなど、重賞を6勝したミッキーアイルや、2015年のオークスと秋華賞を制したミッキークイーンや、昨年の宝塚記念を制したミッキーロケットといった名前が挙げられます。
みづきオーナーは、2016年に、「18勝・獲得賞金6億2011万円」という、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の成績を残しており、一昨年は、「17勝・獲得賞金4億5787万円」と、前年を「1億6244万円」も下回ってしまったものの、昨年は、「17勝・獲得賞金6億1658万円」という、2016年と同水準の成績を残しておりました。
更に、今年は先週までに「3億4867万円」の賞金を獲得しており、昨年の同時期(8月1週目まで)の「3億6252万円」とほぼ変わらぬペースとなっておりますが、みづきオーナーは、この数字に決して満足していないと私は見ております。
何故なら、みづきオーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、7月8日(月)~9日(火)に行われた今年の同セールに於いて、計5頭を総額2億7864万円(税込)で落札しておりましたので。
よって、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈であり、そういった中、今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の関屋記念にミッキーグローリーを登録しておりますので、私がオーナーであれば、同馬を預けている国枝先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。


2019/08/05
昨年から馬を走らせ始めたばかりですが…
椎名節氏

本業: 株式会社シイナ 代表取締役

今週の主な登録馬:
スカルバン(STV賞)
クラサーヴィツァ(HTB賞)


担当者:馬主情報部 馬主T

ご存知の方もいると思いますが、椎名節オーナーの本業は、大阪府大阪市北区にある、「堂島ザ・レジデンスマークタワー」の36階に本店を構え、建築工事や土木工事などを主な業務としている、「株式会社シイナ」の代表取締役です。
同社は、1997年に椎名オーナーが設立した「椎名工業」が起源でして、2009年に現在の社名(資本金1300万円)となっており、その後は、
■2010年
資本金を4000万円に増資
耐震改修部門を新設
■2011年
大阪事務所を設立
グループ企業・株式会社ブリーロを設立
■2014年
東京支店を開設
大阪営業所を開設
■2015年
リフォーム・リノベーション部を新設
グループ企業・株式会社ミワを設立
■2016年
食品工事・改修工事部を新設
グループ企業・株式会社アカネを設立
といった形で順調に事業規模を拡大し、取引先は、出光興産や、竹中工務店や、清水建設など、100社以上となっており、昨年度に於けるグループ全体の売上高は、約45億円というものでした。
馬主としての椎名オーナーは、昨年からJRAで馬を走らせており、今年に入ってからは、タイサイを出走させた6月16日(日)の阪神3R・3歳未勝利で「馬主としての初勝利」を飾るなど、先週までに「2勝・獲得賞金2441万円」という成績を残しております。
ただ、オーナーは、先週までの数字に満足することなく、今週のレースを勝つことに全力を注いでくる筈です。
何故なら、スカルバンを登録している1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)のSTV賞と、クラサーヴィツァを登録している1着賞金1500万円(同1200万円)のHTB賞には、椎名オーナーにとって、「初めての特別レース勝ち」が懸かっているのですから。
そのため、私がオーナーであれば、2頭を預けている武井先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2019/08/05
「社台グループ」との提携によって
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
アストラエンブレム(関屋記念)
サラキア(関屋記念)
グレンツェント(エルムS)
アンブロジオ(新潟日報賞)
ナイトバナレット(豊栄特別・宮崎特別)
ネームユアポイズン(豊栄特別)
マルーンエンブレム(三面川特別)
ルナステラ(三面川特別)
ムーンライトナイト(知床特別)


担当者:馬主情報部 馬主N

皆様もよくご存知の通り、「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の常務理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、一昨年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、昨年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、「118勝・獲得賞金30億8921万円」という過去最高の成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、今年に入ってからは、アーモンドアイでドバイターフを制したものの、先週までのJRAリーディングは、
1位:「サンデーレーシング」→68勝・獲得賞金21億6922万円
2位:「キャロットファーム」→73勝・獲得賞金18億5295万円
3位:「社台レースホース」→69勝・獲得賞金13億3972万円
4位:「シルクレーシング」→49勝・獲得賞金12億6190万円
と書けば分かる通り、昨年より順位が2つも落ちているため、現在はクラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
また、「シルクレーシング」は、「2019年度募集馬」(現1歳世代)に関して、計70頭のラインナップを発表しており、7月18日(木)にパンフレットを発送し、この馬達については、7月22日(月)から出資受け付けを開始しておりますので、「過去の募集馬」が一般的な注目度の高い特別レースで活躍すれば、「新規出資者の増加」に繋がり、それがクラブに大きな利益をもたらすのは言うまでもありません。
そういった中、今週は、
1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の関屋記念にアストラエンブレムとサラキア
1着賞金3600万円(同2880万円)のエルムS→グレンツェント
1着賞金1820万円(同1456万円)の新潟日報賞→アンブロジオ
1着賞金1500万円(同1200万円)の豊栄特別→ナイトバナレット(宮崎特別にも登録)とネームユアポイズン
1着賞金1500万円(同1200万円)の三面川特別→マルーンエンブレムとルナステラ
など、計9頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。


2019/08/05
仙台で様々な事業を手掛けております
島川隆哉氏

本業: 株式会社ジャパンヘルスサミット 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ブレスジャーニー(関屋記念)
ハイランドピーク(エルムS)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、島川隆哉オーナーの本業は、「カニトップ」を筆頭とした健康食品の販売で有名な、「株式会社ジャパンヘルスサミット」の代表取締役社長です。
宮城県仙台市の中心部に本社を構えている同社は、約40万人の会員に対して、健康食品や、「ELLESTE(エレステ)」シリーズというオリジナルブランドの化粧品や、洗剤をはじめとした生活用品の販売を行っており、現在は、本社に加えて、札幌から鹿児島まで、日本全国の主要都市に12の営業所を有しております。
更に同社は、「仙台駅」から徒歩で1~2分の場所に拠点を構え、仙台市内の賃貸物件仲介事業を主に手掛けている「株式会社杜の都地所」の経営や、「杜の都ゴルフクラブ」、「杜の都ゴルフサロン仙台」、「杜の都ゴルフサロン泉」というゴルフ関連施設の経営など、様々な地域密着型の事業も手掛けておりますので、「株式会社ジャパンヘルスサミット」の代表取締役社長を務めている島川オーナーは、「地元経済を支えている重要な存在」と言えるでしょう。
なお、馬主としての島川オーナーは、1998年頃からJRAで馬を走らせ始め、これまでに800頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2011年の天皇賞・秋を制するなど、重賞を4勝したトーセンジョーダンや、2013年のマイルCSを制するなど、重賞を3勝したトーセンラーが挙げられます。
2011年の島川オーナーは、トーセンジョーダンなどの活躍により、重賞4勝を含む35勝を上げ、過去最高となる「9億9760万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は一度も2011年の賞金を超えられていない上、昨年までの3年間も、
2016年→33勝・獲得賞金6億2227万円
2017年→20勝・獲得賞金4億6085万円
2018年→23勝・獲得賞金4億7970万円
と、記せば分かる通り、物足りない数字に留まっており、今年に入ってから先週までの成績も、「9勝・獲得賞金2億1776万円」というもので、昨年のペースを大きく下回っておりますので、現在のオーナーは「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、島川オーナーは、「エスティファーム」(北海道沙流郡日高町)を所有しているオーナーブリーダーですが、「競走馬セール」に参加する機会が非常に多く、昨年は、
■4月25日(火)に行われた「JRAブリーズアップセール」
計3頭を3888万円で落札
■5月11日(金)に行われた「千葉サラブレッドセール」
1頭を3564万円で落札
■5月22日(火)に行われた「HBAトレーニングセール」
1頭を2160万円で落札
■7月9日(月)から10日(火)に行われた「セレクトセール」
個人名義と法人名義で計7頭を3億6072万円で落札
と、計12頭を総額4億5684万円で落札しており、今年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計4頭を総額2億0520万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の関屋記念→ブレスジャーニー
1着賞金3600万円(同2880万円)のエルムS→ハイランドピーク
と、計2頭を賞金の高い重賞レースに登録しておりますので、島川オーナーが、前者を預けている佐々木晶三先生と、後者を預けている土田稔先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。