「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/09/25
過去3年を上回るのはほぼ確実ですが…
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
セイウンコウセイ(スプリンターズS)
ネロ(スプリンターズS)
セイウンリリシイ(カンナS)
ニシノコデマリ(カンナS)
ニシノラディアント(芦屋川特別)
ニシノダンテ(ヤマボウシ賞)
ニシノウララ(サフラン賞)


担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社を構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、福島県下一の来場者数を誇る「サラブレッドカントリークラブ」(福島県いわき市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)や、「棚倉ステークスカントリークラブ」(福島県東白川郡)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また同社は、ゴルフ場の経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評を得ているようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多数の活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎ、2008年頃には、ニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預け、「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却しております。
ただ、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)や、「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)や、「西山牧場江戸崎分場」(茨城県稲敷市)といった育成施設の運営は、現在も西山オーナーが続けている筈です。
ちなみに西山オーナーは、現在の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ「成蹊大学」の卒業生で、競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(アユサンなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も、同大学を卒業しております。
西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに450頭以上を所有しており、西山オーナーが引き継いだ後の代表的な存在としては、引退した馬では、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンなどが挙げられ、現役馬では、昨年の京阪杯を制したネロや、今年の高松宮記念を制したセイウンコウセイなどが挙げられるでしょう。
2005年には、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の成績を残しておりましたが、過去3年間は、
2014年→23勝・獲得賞金4億1007万円
2015年→16勝・獲得賞金3億2150万円
2016年→21勝・獲得賞金3億4773万円
という成績に留まっております。
そのため、今年の西山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈で、実際、高松宮記念をセイウンコウセイで制するなど先週までの成績は、「23勝・獲得賞金4億0781万円」と、過去3年を上回るのはほぼ確実ですが、2005年の同時期(9月4週目まで)の、「34勝・獲得賞金5億9392万円」より下回っておりますので、現在のオーナーは、「もっとペースを上げたい」と考えている筈です。
そして今週は、
1着賞金9800万円(馬主の取り分は8割の7840万円)のスプリンターズSにセイウンコウセイとネロ
1着賞金1600万円(同1280万円)のカンナSにセイウンリリシイとニシノコデマリ
1着賞金1500万円(同1200万円)の芦屋川特別にニシノラディアント
1着賞金1000万円(同800万円)のヤマボウシ賞にニシノダンテ
1着賞金1000万円(同800万円)のサフラン賞にニシノウララ
と、計7頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が西山オーナーの立場であれば、「ここで一気に稼ぎたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼するでしょう。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。


2017/09/25
昨年のペースを大きく下回っているため
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
レッドファルクス(スプリンターズS)
レッドレグナント(サフラン賞)
レッドローゼス(習志野特別)
レッドサバス(内房S)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、一口馬主クラブ・「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」です。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長であり、JRAの馬主としては、スピルバーグでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務め、「レッド」の冠名で所属馬を走らせております。
また、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が務めていることも、私が改めてご紹介するまでもなく、以前から皆様がよくご存知でしょう。
「東京ホースレーシング」に於ける過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の阪神ジュベナイルFなどを制したレッドリヴェールや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムといった名前が挙げられ、現役の代表的な存在としては、2015年のマイラーズCと関屋記念を制しているレッドアリオンや、昨年のCBC賞とスプリンターズSを制しているレッドファルクスなどが挙げられます。
2014年の同クラブは、レッドキングダムが中山大障害を、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを制するなど、「59勝・獲得賞金10億3421万円」という過去最高の成績を残しましたので、この結果には関係者全員が大いに満足したのでしょう。
ただ、一昨年と昨年は、
2015年→49勝・獲得賞金9億6206万円
2016年→47勝・獲得賞金9億0817万円
と、2年続けて2014年を下回っておりましたので、同クラブの関係者達は、「今年は必ず巻き返したい」と考えている筈ですが、実際、先週までの成績は「24勝・獲得賞金5億4202万円」というもので、昨年のペースを大きく下回っているのです。
こういった状況が影響しているのか、同クラブは、「2017年度募集馬」(現1歳世代)について、6月16日(金)に計32頭のラインナップを発表し、7月20日(木)にカタログを発送し、7月24日(月)から「先行募集」を、8月7日(月)から「通常募集」を行っておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは10頭で、募集中止となった1頭を除く、残りの21頭は現在も出資を受け付けております。
そのため、現在は同クラブの関係者全員が、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に、「東京ホースレーシングの馬は稼げる」という印象を与えたい筈であり、一般的な注目度の高い重賞や特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
こういった中、今週、同クラブは、
1着賞金9800万円(馬主の取り分は8割の78400万円)のスプリンターズS→レッドファルクス
1着賞金1000万円(同800万円)のサフラン賞→レッドレグナント
1着賞金1500万円(同1200万円)の習志野特別→レッドローゼス
1着賞金1820万円(同1456万円)の内房S→レッドサバス
という形で、特別レースに計4頭を登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示します。


2017/09/25
1999年の成績を大きく下回っておりますので
門野重雄氏

本業: カドノ不動産株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
マスクゾロ(シリウスS)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、門野重雄オーナーの本業は、滋賀県の東近江市に本社を構えている「カドノ不動産株式会社」の代表取締役です。
1986年に設立された同社は、不動産の取引に加えて、施工も手掛けており、特にその中でも、土地探しから建築までを自社で一貫して行う「宅地分譲」に力を入れており、これまでの主な実績としては、多くの方が「カドノの街」と呼んでいる東近江市の、
□「昭和町団地」
1987年から2012年までに150区画以上を分譲
□「中野町団地」
1992年から2010年までに100区画以上を分譲
などが挙げられ、現在は、同じ東近江市内に開発中である「未来ヶ丘(みきがおか)団地」の9期分譲や、「アメニティタウン中野町」の分譲を受け付けております。
また、同社は、商業地の開発にも力を入れており、その代表的な事例の一つとしては、1993年、衣料品の販売で広く知られている東証1部上場企業・「しまむら」の近畿地方一号店となる、「八日市店」の建設を手掛けたことが挙げられ、その他にも多くの施工を請け負っておりますから、その代表を務めている門野オーナーは、「滋賀県の名士」と言える筈です。
そして、1994年頃からJRAで馬を走らせている門野オーナーは、現役の7頭を含め、これまでに80頭以上を所有しており、1999年には、過去最高の「8勝・獲得賞金1億3233万円」という成績を残しておりました。
しかし、昨年までの3年間は、
2014年→3勝・獲得賞金4024万円
2015年→3勝・獲得賞金5425万円
2016年→3勝・獲得賞金9179万円
と記せば分かるように、1999年の成績を大きく下回っておりますので、今年の門野オーナーは、「良かった頃の数字に近付けたい」と考えているのでしょうが、今年に入ってから先週までの成績は、「1勝・獲得賞金2837万円」に留まっておりますので、現在のオーナーは、強い危機感を抱いている筈です。
このような中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のシリウスSにマスクゾロを登録してきましたので、門野オーナーが、「ここを勝って一気に稼ぎたい」と考え、この馬を預けている岡田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出している可能性が極めて高いと私は見ております。


2017/09/25
落札に要した資金の1割も回収できておりませんので
廣崎利洋氏

本業: アスクホールディングス株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
レッツゴードンキ(スプリンターズS)
コロラトゥーレ(勝浦特別)


担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、廣崎利洋オーナーの本業は、大阪市中央区に「本店」を、東京千代田区三番町に「東京本社」を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクホールディングス株式会社」の代表取締役です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年間ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、同社がこれまでに手掛けた主な施設としては、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にある「大江戸温泉物語」(東京都港区)などが挙げられるでしょう。
そして廣崎オーナーは、昨年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、その代表取締役に就任しております。
馬主としての廣崎オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせ始めており、過去の代表的な存在としては、2007年の日経賞を制し、2009年と2010年のアメリカJCCを連覇したネヴァブションや、2000年のクイーンCを制したフューチャサンデーなどが挙げられ、近年の代表的な存在としては、一昨年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと昨年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、一昨年の桜花賞を制したレッツゴードンキが挙げられるでしょう。
一昨年の廣崎オーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、過去最高となる「12勝・獲得賞金4億6205万円」という成績を残しておりましたので、この結果には大いに満足した筈です。
しかし昨年は、ストレイトガールがヴィクトリアマイルを制したものの、他の馬があまり活躍できなかったため、「4勝・獲得賞金1億7254万円」という成績に留まっていた上、「5億4542万円」の賞金を獲得していたストレイトガールは、イギリスの「ザ・ナショナルスタッド」で繁殖入りするため、11月13日(日)に競走馬登録を抹消されておりますので、今年の廣崎オーナーは、「ストレイトガールの分を他の馬で稼ぎたい」、「少しでも一昨年の数字に近付けたい」と考えているのでしょう。
実際、今年に入ってから先週までは、レッツゴードンキで京都牝馬Sを制するなど、「7勝・獲得賞金1億6758万円」という成績を残しており、昨年の同時期(9月4週目まで)の「4勝・獲得賞金1億5187万円」を上回っております。
ただ、このままのペースであれば、一昨年の数字には届きませんので、廣崎オーナーは、先週までの結果に満足せず、今週以降も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
また、廣崎オーナーは、今年の「競走馬セール」に於いて、
7月10日(月)と11日(火)に行われた「セレクトセール」→2頭を1億7820万円で落札
7月18日(火)に行われた「HBAセクションセール」→1頭を3564万円で落札
と、計3頭を「2億1384万円」で落札しておりますが、その後に獲得した賞金は、「1895万円」に留まっており、その内、馬主の取り分は「1516万円」ですから、落札に要した資金の1割も回収できておりません。
(落札金額は全て税込)
ですから、現在の廣﨑オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中で今週は、1着賞金9800万円(馬主の取り分は8割の7840万円)のスプリンターズSにレッツゴードンキ、1着賞金1500万円(同1200万円)の勝浦特別にコロラトゥーレと、計2頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、両馬を預けている梅田智之先生に対して、メイチの勝負仕上げを依頼している可能性が高いと私は見ております。