「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/05/22
過去最高の数字を更新するために
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
カデナ(ダービー)
クリンチャー(ダービー)
アフォード(安土城S)

※ノースヒルズの所有馬
ワンアンドオンリー(目黒記念)
ハイプレッシャー(青嵐賞)
マノワール(東大路S)
デグニティクローズ(與杼特別)

※前田晋二オーナーの所有馬
ヒットザターゲット(目黒記念)
クールオープニング(東大路S)

※前田葉子オーナーの所有馬
ラニ(目黒記念)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2016年3月期」の売上高は「140億円」と、前年度を10億円も上回る素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市の「東北支店」など、全国各地に26の支店を構えており、2100名に及ぶ従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズマネジメント」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
先週の月曜日、5月15日には、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所兼保養所として建設された、「悠翠郷」(ゆうすいのさと)の完成披露会が開かれ、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
なお、JRA馬主としての前田オーナーは、確か1996年から馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックなどが挙げられ、現役の代表的な存在としては、昨年のJBCクラシックを制しているアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
また、前田オーナーが過去最高の成績を残しているのは2011年で、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3805万円」という数字を残しておりました。
ただ、昨年までの5年間は、
2012年→32勝・獲得賞金7億9219万円
2013年→24勝・獲得賞金4億7810万円
2014年→32勝・獲得賞金8億2691万円
2015年→27勝・獲得賞金6億5860万円
2016年→23勝・獲得賞金5億1516万円
と、2011年を大きく下回り続けておりますので、今年の前田オーナーは、「何が何でも過去最高の数字を更新したい」と望んでいるのでしょう。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「7勝・獲得賞金1億9628万円」に留まっております。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で、国内外の競走馬セールに参加しており、昨年も、
■国内
「セレクトセール」→5頭を1億8360万円(税込)で落札
「HBAサマーセール」→2頭を1208万円(税込)で落札
■海外
「アルカナ・イヤリングセール」→1頭を36万8379ドル(約4163万円)で落札
「キーンランド・セプテンバーセール」で2頭を73万ドル(約7446万円)で落札
と、計10頭を約3億1000万円で落札しておりましたので、現在は、「賞金の高い特別レースを勝ち、今後の競走馬セールに向けて、落札資金を潤沢にしておきたい」とも強く願っている筈です。
そして今週は、
※前田幸治オーナーの所有馬
1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)のダービーにカデナとクリンチャー
※ノースヒルズの所有馬
1着賞金5700万円(同4560万円)の目黒記念→ワンアンドオンリー
といった形で、賞金の高い特別レースに計7頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。
また、今週は、「完全に財布が同じ」と言える、弟の晋二オーナーと奥様の葉子オーナーも、
※前田晋二オーナーの所有馬
1着賞金5700万円(同4560万円)の目黒記念→ヒットザターゲット
※前田葉子オーナーの所有馬
1着賞金5700万円(同4560万円)の目黒記念→ラニ
といった形で、計3頭を特別レースに登録しておりますので、これらの馬も、同じ理由で「注意が必要」と判断するべきでしょう。


2017/05/22
潤沢な資金でセールに参加したい筈ですから
佐々木主浩(かづひろ)氏

本業: 野球解説者

今週の主な登録馬:
ヴォルシェーブ(目黒記念)

担当者:馬主情報部 馬主N

佐々木主浩(かづひろ)オーナーが、1990年に「大洋ホエールズ」(現在の横浜DeNAベイスターズ)に入団し、速球と鋭いフォークボールなどを武器に日本球界を代表する抑えの切り札となり、2000年にメジャーリーグの「シアトル・マリナーズ」に移籍してからも大活躍し、日米通算381セーブを記録した元プロ野球選手であるのは、一般競馬ファンでもよく知っていることですから、私が改めて説明するまでもないでしょう。
佐々木オーナーは、2014年、トルネード投法で日米通算201勝を挙げた野茂英雄氏、西武ライオンズ時代に6度の日本一に貢献した秋山幸二氏と共に「野球殿堂入り」を果たしており、同年の12月2日(火)に「帝国ホテル」で行われた佐々木オーナーの「野球殿堂入り祝賀パーティー」には、「横浜ベイスターズ」時代の恩師である権藤博氏や、「シアトル・マリナーズ」時代に同僚だったイチロー選手や、プロゴルファーの青木功氏や、演歌界の大御所で馬主としてもお馴染みの北島三郎氏や、「アドマイヤ」の冠名でお馴染みの近藤利一オーナーなど、総勢800名近くが出席したそうですから、現役を退いた今でも佐々木オーナーは、多くの方から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
また、現在の佐々木オーナーは、「TBS」の野球解説者を務めておりますが、それに加えて、奥様の榎本加奈子さんと共同で、「Kanakoのスープカレー屋さん」を経営しており、昨年の11月21日(月)には、新たに「仙台セルバ店」をオープンし、現在は、札幌市中央区に1店舗、仙台市青葉区に3店舗を構えております。
ちなみに佐々木オーナーは、まず2006年に地方競馬の馬主資格を取得し、翌年にJRAの馬主資格を取得しており、そのきっかけは、鮨屋で偶然会った近藤利一オーナーから、馬主になることを勧められたからだそうで、実際、JRAで初めて所有した馬には、近藤オーナーの冠名と、佐々木オーナー自身の代名詞である「大魔神」を組み合わせた、「アドマイヤマジン」という名前を付けておりました。
JRAの個人馬主資格を取得してからは、初めの内こそ、特に目立つ成績を残せていなかったのですが、2012年のクイーンCをヴィルシーナが制し、初の重賞勝ちを飾ると、その後も同馬は、桜花賞、オークス、秋華賞でジェンティルドンナの2着に入り、2013年のヴィクトリアマイルでオーナーに初のGI勝ちをもたらした上、翌年には同レースの連覇を果たしております。
2012年の佐々木オーナーは、ヴィルシーナなどの活躍により、重賞3勝を含む4勝を上げ、「3億1442万円」の賞金を獲得しておりました。
そして昨年は、シュヴァルグランで阪神大賞典とアルゼンチン共和国杯を制し、ヴィブロスで秋華賞を制するなど、「獲得賞金4億8913万円」(9勝)という過去最高の成績を残しております。
また、今年に入ってから先週までは、JRAで「9戦2勝・獲得賞金1億3428万円」という成績ですが、3月25日(土)のドバイターフ(1着賞金約3億9600万円)をヴィブロスが制しておりますので、その賞金を合わせれば早くも昨年を上回っている状況です。
しかし、佐々木オーナーは、先週までの結果に満足せず、今週以降も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、「競走馬セール」に佐々木オーナーは、「株式会社エスアール・コーポレーション」の名義で参加する機会が多く、私が確認したところ、ここ数年の「セレクトセール」に於いて、
2012年→「サルスエラの2012」(牡・父サクラバクシンオー)を1890万円で落札
2014年→「ラスティングソングの2014」(牡・父ハービンジャ―)を3132万円で落札
2016年→「スペシャルグルーヴの2015」(牝・父キングカメハメハ)を2700万円で落札
と、計3頭を7722万円で落札しているのですから(金額は全て税込)。
もちろん、佐々木オーナーは、7月10日(月)~11日(火)に行われる今年の「セレクトセール」にも参加する筈ですから、現在は、「潤沢な資金でセールに参加したい」と考えているのでしょう。
そして今週は、1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)の目黒記念にヴォルシェーブを登録しておりますので、私が佐々木オーナーの立場であれば、「ここを勝ってしっかり稼いでおきたい」と考え、この馬を預けている友道先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいところです。


2017/05/22
残りの7頭を満口にするためにも…
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
レッドアヴァンセ(朱雀S)
レッドリーガル(朱雀S)
レッドゲルニカ(欅S)
レッドオルバース(薫風S)
レッドディオーサ(薫風S・東大路S)
レッドルーファス(むらさき賞)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、一口馬主クラブ・「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」です。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長であり、JRAの馬主としては、スピルバーグでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務め、「レッド」の冠名で所属馬を走らせております。
また、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が務めていることも、私が改めてご紹介するまでもなく、以前から皆様がよくご存知のことでしょう。
「東京ホースレーシング」に於ける過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制し、同年の桜花賞とオークスで2着になったレッドディザイアや、2009年のNHKマイルCで2着、2011年を含めて重賞を3勝したイタリアンレッドや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCを含めて重賞を3勝したレッドスパーダといった名前が挙げられ、現役の代表的な存在としては、2015年のマイラーズCと関屋記念を制しているレッドアリオンや、昨年のCBC賞とスプリンターズSと今年の京王杯SCを制しているレッドファルクスなどが挙げられます。
2014年の同クラブは、レッドキングダムが中山大障害を、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを制するなど、「54勝・獲得賞金10億3421万円」という過去最高の成績を残しましたので、この結果には関係者全員が大いに満足した筈です。
ただ、一昨年と昨年は、
2015年→「49勝・獲得賞金9億6207万円」
2016年→「47勝・獲得賞金9億0817万円」
と、2年続けて2014年の成績を下回っております。
したがって、同クラブの関係者達は、「今年は必ず巻き返したい」と考えている筈で、実際、今年に入ってから先週までの成績は、レッドファルクスで京王杯SCを制するなど、「13勝・獲得賞金3億3095万円」というもので、昨年の同時期(5月22日まで)に記録していた「17勝・獲得賞金2億7796万円」を、勝ち星こそ「4」下回っているものの、賞金は「5300万円」ほど上回っております。
ただ、「東京ホースレーシング」の関係者達は、現在の成績に決して満足することなく、今週以降も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、同クラブは、計32頭の「2016年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の7月21日(木)にカタログを発送し、7月22日(金)から「先行募集」を行ない、8月5日(金)から「通常募集」を開始しておりますが、私が確認したところ、これらの内、7頭は現在も出資を受け付けているのですから。
そのため、早急に残りの7頭を満口とするために、現在は同クラブの関係者全員が、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に対し、「東京ホースレーシングの馬は稼げる」という印象を与えたい筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そして今週、同クラブは、
1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の「朱雀S」にレッドアヴァンセとレッドリーガル
1着賞金2200万円(同1760万円)の「欅S」にレッドゲルニカ
1着賞金1820万円(同1456万円)の「薫風S」にレッドオルバースとレッドディオーサ(東大路Sにも登録)
1着賞金1820万円(同1456万円)の「むらさき賞」にレッドルーファス
という形で、特別レースに計6頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は考えております。


2017/05/22
ジュエラーが引退しておりますので
青山洋一氏

本業: 株式会社RJCリサーチ 社外取締役

今週の主な登録馬:
ワントゥワン(朱雀S)

担当者:馬主情報部 馬主M

青山洋一オーナーが、東京都渋谷区に本社を構えている、「株式会社エム・エイチ・グループ」の取締役会長を、一昨年の9月まで務め、現在は、役職を離れて大株主として経営を見守っていることは、皆様もよくご存知でしょう。
同社が、美容室の「モッズ・ヘア」を、日本全国に約70店舗を構え、韓国、台湾、中国などにも事業を展開していることや、同ブランドのヘアケア製品の開発や販売などを手掛けているのは、広く知られている筈です。
島根県出身の青山オーナーが起業したのは、地元で運転代行の会社を立ち上げたのが最初でして、その社名は「総理代行」だったそうであり、この名前を付けた理由について青山オーナーは、同じ島根県出身の故・竹下登氏が総理大臣となったことを受けて、「目立つと思ったから」と話しておりました。
その後、青山オーナーは、携帯電話の加入代行や販売といった「通信サービス業」を軸に、「介護事業」や「デジタルコンテンツ事業」などにも手を拡げ、1999年にジャスダックへの上場を果たし、2005年、「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を70%取得してからは、先ほど書いたように「美容事業」を拡大しております。
そして現在では、グループ全体で200名ほどの従業員を雇用しており、最近の業績も、
2014年6月期→連結売上高は17億9300万円
2015年6月期→連結売上高は17億1600万円
2016年6月期→連結売上高は17億4200万円
という形で安定しておりますので、同社の土台を築き上げた青山オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、その最近の青山オーナーは、IT、不動産、人材派遣など多くの事業に携わっており、一昨年には、株主・投資家調査といったIR支援などを手掛けている「インベスター・ネットワークス株式会社」(現・株式会社ウィルズ)と、資産運用のマネジメントなどを手掛けている「株式会社RJCリサーチ」の社外取締役に就任し、経営に参画するなど、多岐に渡って活躍しております。
なお、青山オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2003年からでして、それから現在までに130頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2004年のニュージーランドTとアーリントンCを制したシーキングザダイヤや、2009年のフィリーズレビューなど重賞を4勝したワンカラットや、昨年の桜花賞を制したジュエラーなどが挙げられます。
2010年のオーナーは、ワンカラットの活躍などにより、過去最高の「23勝・獲得賞金4億2205万円」という成績を残しておりました。
ただ、それからはこの数字を上回ることができておらず、一昨年までの3年間も、
2013年→7勝・獲得賞金2億0416万円
2014年→14勝・獲得賞金1億3180万円
2015年→5勝・獲得賞金6144万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が右肩下がりとなっておりましたので、昨年の青山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
そして、先ほど名前を挙げたジュエラーで桜花賞を制し、初のGI勝ちを飾ったものの、他の馬があまり活躍できなかったため、最終的な成績は、「5勝・獲得賞金2億5103万円」に留まってしまいました。
しかも、昨年、「1億6208万円」の賞金を稼いでいたジュエラーは、今年のヴィクトリアマイルに向けて調整されておりましたが、骨折のため、3月6日(日)に競走馬登録を抹消されており、その影響は大きく、今年の成績は、先週までに「2勝・獲得賞金4636万円」に留まっておりますので、現在のオーナーは、この状況に強い危機感を抱いている筈です。
このような中、青山オーナーは、今週、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の朱雀Sにワントゥワンを登録してきましたので、私がオーナーの立場であれば、「何が何でもこの馬で稼ぎたい」と考え、この馬を預けている藤岡健一先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示します。