「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/04/10
国内外の競走馬セールに向けて
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
カデナ(皐月賞)
クリンチャー(皐月賞)
アフォード(春雷S)
フィドゥーシア(春雷S)
ワンスインアライフ(奥の細道特別)

※ノースヒルズの所有馬
ダウトレス(鹿島特別・ラジオ福島賞)
グレイトチャーター(千種川特別)
フリーフリッカー(はなみずき賞)

※前田晋二オーナーの所有馬
ピットボス(アンタレスS)
ジャストドゥイング(春雷S)
カバーストーリー(春興S・難波S)
ウィッシュハピネス(陽春S)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2016年3月期」の売上高は「140億円」と、前年度を10億円も上回る素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市の「東北支店」など、全国各地に26の支店を構えており、2100名に及ぶ従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズマネジメント」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
なお、JRA馬主としての前田オーナーは、確か1996年から馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックなどが挙げられ、現役の代表的な存在としては、昨年のJBCクラシックを制しているアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
また、前田オーナーが過去最高の成績を残しているのは2011年で、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3805万円」という数字を残しておりました。
ただ、昨年までの5年間は、
2012年→32勝・獲得賞金7億9219万円
2013年→24勝・獲得賞金4億7810万円
2014年→32勝・獲得賞金8億2691万円
2015年→27勝・獲得賞金6億5860万円
2016年→23勝・獲得賞金5億1516万円
と、2011年を大きく下回り続けておりますので、今年の前田オーナーは、「何が何でも過去最高の数字を更新したい」と望んでいるのでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で、国内と海外の競走馬セールに参加しており、昨年も、
□国内
「セレクトセール」→5頭を1億8360万円(税込)で落札
「HBAサマーセール」→2頭を1208万円(税込)で落札
□海外
「アルカナ・イヤリングセール」→1頭を36万8379ドル(約4163万円)で落札
「キーンランド・セプテンバーセール」で2頭を73万ドル(約7446万円)で落札
と、計10頭を約3億1000万円で落札しております。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「3勝・獲得賞金1億1393万円」に留まっており、昨年、セールで使った資金の約3分の1しか稼げておりませんので、現在の前田オーナーは、「賞金の高い特別レースを勝ち、今後の競走馬セールに向けて、落札資金を潤沢にしておきたい」とも強く願っている筈です。
そして今週は、
※前田幸治オーナーの所有馬
1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)の皐月賞→カデナとクリンチャー
1着賞金2300万円(同1840万円)の春雷S→アフォードとフィドゥーシア
1着賞金1500万円(同1200万円)の奥の細道特別→ワンスインアライフ
※ノースヒルズの所有馬
1着賞金1500万円(同1200万円)の鹿島特別→ダウトレス(ラジオ福島賞にも登録)
1着賞金1500万円(同1200万円)の千種川特別→グレイトチャーター
1着賞金1000万円(同800万円)のはなみずき賞→フリーフリッカー
と、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。
また、今週は、前田幸治オーナーの弟であるため、「完全に財布が同じ」と言える晋二オーナーも、
1着賞金3600万円(同2880万円)のアンタレスS→ピットボス
1着賞金2300万円(同1840万円)の春雷S→ジャストドゥイング
1着賞金1820万円(同1456万円)の春興S→カバーストーリー(難波Sにも登録)
1着賞金1820万円(同1456万円)の陽春S→ウィッシュハピネス
と、計4頭を特別レースに登録しておりますので、これらの4頭も、同じ理由で「注意が必要」と考えておかなければなりません。


2017/04/10
危機感を抱いている筈です
谷口屯(たむろ)氏

本業: 丸福建設株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
タムロミラクル(アンタレスS)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、谷口屯(たむろ)オーナーの本業は、「JR鹿児島駅」の近くに本社を構えている、「丸福建設株式会社」の代表取締役会長です。
同社は、1949年に創業された「合資会社末吉組」が前身で、1958年頃に現在と同じ形の法人となっており、1975年、現会長の谷口オーナーが代表取締役社長となってからは、鹿児島県内を中心に、トンネル工事、道路の舗装、産業廃棄物の処理などを手掛けております。
そして現在は、本社に加えて、瀬戸内営業所(奄美大島)、屋久島営業所、薩摩川内営業所、桜島営業所、十島出張所という五つの拠点を構えており、52名の1級土木施工管理技士、20名の甲種火薬類取扱保安責任者といった有資格者を筆頭に、100名ほどの社員を擁している筈です。
同社のこれまでの主な功績としては、2008年、鹿児島市のJR広木駅で行った駅前広場の整備工事に対し、同市の森市長から感謝状を授与されたことや、2009年、東九州自動車道の日向ICで行ったコンクリートのひび割れ防止工事に対し、西日本高速道路株式会社の九州支社から「特別優秀賞」を授与されたことや、2010年に行った、鹿児島県姶良(あいら)市にある、「網掛橋」の補強工事完了に対し、国土交通省から「行政功労表彰」を受けたことなどが挙げられます。
このように、各方面から高く評価されている同社は、「地域発展に貢献している優良企業」と認められている筈であり、その経営者である谷口オーナーは、2003年に「旭日小授章褒章」を受章した経歴などからも、「誰もが認める鹿児島の名士」と言えるでしょう。
なお、谷口オーナーは、確か1996年からJRAで馬を走らせ始めており、過去の代表的な存在として、私が真っ先に思い付くのは、2001年の小倉2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したタムロチェリーです。
同年の谷口オーナーは、この馬の活躍などにより、「1億0041万円」(3勝)という過去最高の賞金を獲得しております。
その後、谷口オーナーは、14年以上も重賞を勝てておりませんが、2012年には、タムロスカイが逢坂山特別と常総Sを、タムロトップステイが新馬戦とアザレア賞を制し、「4勝・獲得賞金7273万円」という、まずまずの成績を残しておりました。
ところが、一昨年までの3年間は、
2013年→「1勝・獲得賞金3348万円」
2014年→「1勝・獲得賞金1299万円」
2015年→「2勝・獲得賞金2450万円」
と、勝ち星と賞金のどちらも、2012年を下回っておりましたので、昨年の谷口オーナーは、「悪い流れを変えたい」と願っていた筈でして、実際、「3勝・獲得賞金7485万円」という成績を残し、2012年を上回る賞金を獲得しました。
ところが、今年に入ってからの谷口オーナーは、先週までの成績が「0勝・獲得賞金555万円」に留まっているため、この状況に強く危機感を抱いている筈です。
こういった中、谷口オーナーは、今週、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のアンタレスSにタムロミラクルを登録してきましたので、私がオーナーの立場でしたら、「とにかく今年の初勝利を上げたい」、「2001年の阪神ジュベナイルF以来、久々の重賞勝ちを飾りたい」と考え、この馬を預けている西園先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示します。


2017/04/10
「2つの思い」を感じますわ
谷掛龍夫氏

本業: 医療法人谷掛脳神経外科 理事長

今週の主な登録馬:
アメリカズカップ(皐月賞)

担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんもよくご存知の通り、谷掛龍夫オーナーの本業は、大阪府の牧方市にある「医療法人谷掛脳神経外科」の理事長ですわね。
「京阪電鉄・枚方市駅」の南口を出て西に直進して、最初の信号から南西方向に見える「牧方信用金庫」の向かい側にある、3階建てで白いタイル張りの建物が「谷掛脳神経外科」ですわ。
「大阪警察病院」、「島根県立中央病院」、「天理よろづ相談所病院」、「ロンドン大学神経研究所」、「奈良県立医科大学附属病院」などで経験を積まれた谷掛オーナーが、1981年に開院した「谷掛脳神経外科」は、現在、「脳神経外科」、「脳血管障害科」、「頭部外傷科」、「脊髄外科」、「整形外科」「神経内科」、「リハビリテーション科」がありまして、それぞれの患者に対し、複数の脳神経外科専門医達が「合議診断」を行い、治療の方向性を決定するそうですわね。
他の病気に比べて、早期発見と早期治療が必要とされる「脳神経外科疾患」を専門としている同院は、開院当時から、最先端のCTスキャン、エコー、脳血管撮影装置などを導入していて、多くの病院関係者や患者から「大学病院にもヒケを取らない」と評価されているそうですから、その理事長を務めている谷掛オーナーは、きっと周囲から厚い信頼を寄せられている筈ですわ。
そして馬主としての谷掛オーナーは、確か2008年からJRAで馬を走らせ始め、現在までに30頭ほど所有していて、過去の代表的な存在としては、2011年の菊花賞で4着に入って、2012年の箱根特別、2013年の清滝特別を勝ったハーバーコマンドが挙げられますわね。
2013年の谷掛オーナーは、ハーバーコマンドの活躍などで、「2勝・獲得賞金5295万円」という成績を残していましたの。
でも、その後は、
2014年→「2勝・獲得賞金3796万円」
2015年→「3勝・獲得賞金4975万円
と書けば分かる通り、2年続けて2013年の賞金を下回っていましたわ。
ですから、去年の谷掛オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈で、実際、「6勝・獲得賞金5969万円」と、今までで一番の成績を残せましたから、私の見込みは正しかったのでしょうね。
また、今年に入ってから先週までは、アメリカズカップを出走させた「きさらぎ賞」で「初の重賞勝ち」を飾るなど、「1勝・獲得賞金4830万円」という成績で、昨年のペースを大きく上回っていますが、谷掛オーナーは、現状に満足しないで、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますの。
と言いますのも、谷掛オーナーは、毎年のように「競走馬セール」に参加していて、昨年も、
□5月16日(月)に行われた「千葉サラブレッドセール」→1頭を1944万円で落札
□7月11日(月)~12日(火)に行われた「セレクトセール」→計4頭を1億2528万円で落札
と、計5頭に総額1億4472万円(落札額は全て税込)を投じていますので、今年も「競走馬セール」に参加する可能性が高く、現在は、「セールの資金を潤沢にするため、今の内から稼いでおきたい」と考えている筈ですから。
そして今週は、1着賞金が1億円(同8000万円)の皐月賞にアメリカズカップを登録してきましたので、私が谷掛オーナーでしたら、「ここで確実に稼いでおきたい」と考えて、この馬を預けている音無先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼しますわ。
それに、先ほど書いた通り、谷掛オーナーは、2008年から馬を走らせていますが、まだGIは勝てていませんので、アメリカズカップには、「初めてのGI勝ちを飾りたい」という思いも込められている筈ですから、「調教師情報部」の皆さんには、厩舎が実際にどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと思っていますの。


2017/04/10
「重賞で110連敗中」となっていることなどが原因で…
松本好雄氏

本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
メイショウスミトモ(アンタレスS)
メイショウヒデタダ(中山グランドジャンプ)
メイショウワダイコ(陽春S)
メイショウメイゲツ(春興S)
メイショウカイモン(鹿島特別・ラジオ福島賞)
メイショウユメゴゼ(鹿島特別)
メイショウブシン(奥の細道特別)
メイショウブーケ(利根川特別)


担当者:馬主情報部 馬主O

松本好雄オーナーが、兵庫県明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長を務めているのは、皆様もよくご存知でしょう。
創業が1915年と、100年の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
ちなみに、優れたメンテナンス能力を持つ同社は、日本海軍が有していた「戦艦大和」の主砲を加工した際に使用した大型旋盤を、今も現役機として稼働させているそうです。
「きしろ」は、更なる企業成長を目指して、今後、「航空機用部品の加工業務」も手掛けることを決定しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価されたことにより、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与しておりました。
そして、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われたその祝賀会には、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長といった競馬関係者だけではなく、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含めて、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを心から尊敬していることでしょう。
なお、JRA馬主としての松本オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランで、これまでに1400頭以上を所有している上、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しており、2013年には、メイショウマンボの活躍などにより、重賞を6勝し、「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後の3年間は、
2014年→79勝(特別レース20勝)・獲得賞金13億5174万円
2015年→53勝(特別レース11勝)・獲得賞金9億6479万円
2016年→62勝(特別レース8勝)・獲得賞金10億2728万円
と記せば分かるように、2013年と比べて物足りない数字が続いております。
また、今年に入ってから先週までの松本オーナーの獲得賞金は、「3億2781万円」と、昨年の同じ時期(4月の2週目まで)の「2億8892万円」を上回っておりますが、このままのペースですと、2013年の数字には届きません。
このように、獲得賞金が伸び悩んでいる主な原因としては、メイショウブシドウで2014年の阪神ジャンプSを制してから、「重賞で110連敗中」となっていることや、賞金の高い特別レースの勝ち星が「右肩下がり」となっていることが挙げられるでしょう。
そして、松本オーナーは今週、
1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のアンタレスS→メイショウスミトモ
1着賞金6600万円(同5280万円)の中山グランドジャンプ→メイショウヒデタダ
1着賞金1820万円(同1456万円)の陽春S→メイショウワダイコ
1着賞金1820万円(同1456万円)の春興S→メイショウメイゲツ
1着賞金1500万円(同1200万円)の鹿島特別→メイショウユメゴゼとメイショウカイモン(ラジオ福島賞にも登録)
1着賞金1500万円(同1200万円)の奥の細道特別→メイショウブシン
1着賞金1500万円(同1200万円)の利根川特別→メイショウブーケ
と、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、それぞれを管理している厩舎に対して、間違いなくメイチの勝負仕上げを指示している筈です。