注目調教師
2019/10/16
大学を出てから、「関電工」に勤めていましたね
堀宣行(のりゆき)調教師(美浦)
主な管理馬:
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)
ドゥラメンテ(2015年ダービーなど)
今週の主な登録馬:
シュヴァルツリーゼ(甲斐路S)
カウディーリョ(菊花賞)
ヒシゲッコウ(菊花賞)
キャンベルジュニア(富士S)
サトノティターン(ブラジルC)
クルミネイト(岩船特別)
担当者:調教師情報部 元調教師M
皆さんも知っていると思いますが、千葉県市川市出身の堀宣行君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。
大学を出た後は、電気設備工事などをやっている「関電工」(東証1部)で、経理関係の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。
競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。
初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、毎年欠かさず20勝以上していますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めての重賞勝ちを飾った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてのGI勝ちを飾っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までに、「JRAの重賞を52勝」という実績を残しています。それに、海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。
2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどの活躍で、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていましたね。
ただ、その後は、
2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円
と、賞金が「右肩下がり」になっていましたし、去年は、49勝を上げたものの、賞金は「7億4753万円」と、一昨年の6割くらいでした。
もちろん、今年の堀君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れている筈で、実際、15日(火)までの成績は「46勝・獲得賞金7億4969万円」というもので、去年のペースを大きく上回っていますね。
でも、15日(火)までに53勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「7」の差を、先週までに「12億3469万円」を稼いで賞金で1位の矢作芳人厩舎に「4億8500万円」の差を、それぞれ付けられていますので、きっと今の堀君は、「早く上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、
1着賞金が1820万円の甲斐路S→シュヴァルツリーゼ
1着賞金が1億2000万円の菊花賞→カウディーリョとヒシゲッコウ
1着賞金が4100万円の富士S→キャンベルジュニア
1着賞金が2300万円のブラジルC→サトノティターン
1着賞金が1050万円の岩船特別→クルミネイト
と、賞金の高い特別レースに、全部で6頭を登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくるでしょうね。
主な管理馬:
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)
ドゥラメンテ(2015年ダービーなど)
今週の主な登録馬:
シュヴァルツリーゼ(甲斐路S)
カウディーリョ(菊花賞)
ヒシゲッコウ(菊花賞)
キャンベルジュニア(富士S)
サトノティターン(ブラジルC)
クルミネイト(岩船特別)
担当者:調教師情報部 元調教師M
皆さんも知っていると思いますが、千葉県市川市出身の堀宣行君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。
大学を出た後は、電気設備工事などをやっている「関電工」(東証1部)で、経理関係の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。
競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。
初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、毎年欠かさず20勝以上していますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めての重賞勝ちを飾った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてのGI勝ちを飾っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までに、「JRAの重賞を52勝」という実績を残しています。それに、海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。
2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどの活躍で、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていましたね。
ただ、その後は、
2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円
と、賞金が「右肩下がり」になっていましたし、去年は、49勝を上げたものの、賞金は「7億4753万円」と、一昨年の6割くらいでした。
もちろん、今年の堀君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れている筈で、実際、15日(火)までの成績は「46勝・獲得賞金7億4969万円」というもので、去年のペースを大きく上回っていますね。
でも、15日(火)までに53勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「7」の差を、先週までに「12億3469万円」を稼いで賞金で1位の矢作芳人厩舎に「4億8500万円」の差を、それぞれ付けられていますので、きっと今の堀君は、「早く上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、
1着賞金が1820万円の甲斐路S→シュヴァルツリーゼ
1着賞金が1億2000万円の菊花賞→カウディーリョとヒシゲッコウ
1着賞金が4100万円の富士S→キャンベルジュニア
1着賞金が2300万円のブラジルC→サトノティターン
1着賞金が1050万円の岩船特別→クルミネイト
と、賞金の高い特別レースに、全部で6頭を登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくるでしょうね。
2019/10/16
親子揃って「三冠トレーナー」になっとるんですわ
池江泰寿調教師(栗東)
主な管理馬:
アルアイン(2019年大阪杯など)
サトノアラジン(2017年安田記念など)
サトノダイヤモンド(2016年有馬記念など)
オルフェーヴル(2011年牡馬三冠など)
今週の主な登録馬:
サトノルークス(菊花賞)
ジャンダルム(富士S)
ストロングタイタン(富士S)
スティーン(岩船特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
皆さんもよう知っとる通り、池江泰寿君は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎(やすお)さんの息子で、泰郎さんは、三冠馬ディープインパクトや、ステイゴールドや、メジロマックイーンとかでGIを18勝もして、それを入れて重賞を70勝、通算で845勝っちゅう実績を残しとりますな。
泰寿君は、一浪して入った同志社大学の文学部を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかを育てた浅見国一(くにいち)さんの厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、1994年の6月には、泰郎さんの厩舎に移っとりました。
ちなみに泰寿君は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、2010年のイギリスダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースとか、強い馬を何頭も育てたイギリスのマイケル・スタウト厩舎と、エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクとか、日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、アメリカのニール・ドライスデール厩舎で、1995年から2年くらい武者修行をしとったんですわ。
そんで、2004年に自分の厩舎を開業した泰寿君は、初めの年こそ4勝止まりやったけど、2005年は20勝と、一気に数字を伸ばしとったし、2008年には51勝もして、初めて調教師リーディング1位になっとりましたな。
しかも、2011年の泰寿君は、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、親父さんと同じ「三冠トレーナー」になっとるし、結局この年は、重賞の11勝を入れて全部で49勝を上げて、「23億8602万円」の賞金を稼いどったんですわ。
これは、2004年に藤沢和雄君が残しとった「23億1700万円」を上回る一番の記録で、これだけの成績を残せたんは、浅見さんや泰郎さんの厩舎や海外の厩舎で勉強してきた「馬の仕上げ方」を、自分の厩舎でしっかりと活かせとるからやろうな。
そんで、2012年には2回目のリーディング1位になっとって、一昨年は、アルアインを使った皐月賞、サトノアラジンを使った安田記念、ペルシアンナイトを使ったマイルCSとか、重賞を10勝、全部で「63勝」を上げて、3回目のリーディング1位になっとったし、賞金も「18億4737万円」を稼いどったんや。
ただ、去年の成績は「46勝・獲得賞金13億4400万円」(リーディング8位)っちゅうもんで、勝ち星と賞金のどっちも一昨年を大きく下回ってしもうたんですわ。
せやから、今年の泰寿君は、「去年の二の舞にしたくない」と考えとる筈で、実際に今年は、10月15日(火)までに「37勝・獲得賞金10億3382万円」(リーディング5位)っちゅう成績を残しとって、去年の同じ時期(10月2週目まで)の「31勝・獲得賞金9億8450万円」を上回っとりますな。
けど、10月15日(火)までに53勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「16勝」の差を付けられとるし、「12億3469万円」を稼いで賞金で1位の矢作厩舎に「2億0087万円」の差を付けられとるんやから、ワシが池江君やったら、「とにかく賞金の高いレースを勝って、1位との差を詰めなアカン」と考えますわ。
そんな中、池江君の厩舎は、今週、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にサトノルークス、4100万円の富士Sにジャンダルムとストロングタイタン、1050万円の岩船特別にスティーンと、賞金の高い特別レースに4頭を登録してきたんで、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
アルアイン(2019年大阪杯など)
サトノアラジン(2017年安田記念など)
サトノダイヤモンド(2016年有馬記念など)
オルフェーヴル(2011年牡馬三冠など)
今週の主な登録馬:
サトノルークス(菊花賞)
ジャンダルム(富士S)
ストロングタイタン(富士S)
スティーン(岩船特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
皆さんもよう知っとる通り、池江泰寿君は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎(やすお)さんの息子で、泰郎さんは、三冠馬ディープインパクトや、ステイゴールドや、メジロマックイーンとかでGIを18勝もして、それを入れて重賞を70勝、通算で845勝っちゅう実績を残しとりますな。
泰寿君は、一浪して入った同志社大学の文学部を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかを育てた浅見国一(くにいち)さんの厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、1994年の6月には、泰郎さんの厩舎に移っとりました。
ちなみに泰寿君は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、2010年のイギリスダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースとか、強い馬を何頭も育てたイギリスのマイケル・スタウト厩舎と、エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクとか、日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、アメリカのニール・ドライスデール厩舎で、1995年から2年くらい武者修行をしとったんですわ。
そんで、2004年に自分の厩舎を開業した泰寿君は、初めの年こそ4勝止まりやったけど、2005年は20勝と、一気に数字を伸ばしとったし、2008年には51勝もして、初めて調教師リーディング1位になっとりましたな。
しかも、2011年の泰寿君は、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、親父さんと同じ「三冠トレーナー」になっとるし、結局この年は、重賞の11勝を入れて全部で49勝を上げて、「23億8602万円」の賞金を稼いどったんですわ。
これは、2004年に藤沢和雄君が残しとった「23億1700万円」を上回る一番の記録で、これだけの成績を残せたんは、浅見さんや泰郎さんの厩舎や海外の厩舎で勉強してきた「馬の仕上げ方」を、自分の厩舎でしっかりと活かせとるからやろうな。
そんで、2012年には2回目のリーディング1位になっとって、一昨年は、アルアインを使った皐月賞、サトノアラジンを使った安田記念、ペルシアンナイトを使ったマイルCSとか、重賞を10勝、全部で「63勝」を上げて、3回目のリーディング1位になっとったし、賞金も「18億4737万円」を稼いどったんや。
ただ、去年の成績は「46勝・獲得賞金13億4400万円」(リーディング8位)っちゅうもんで、勝ち星と賞金のどっちも一昨年を大きく下回ってしもうたんですわ。
せやから、今年の泰寿君は、「去年の二の舞にしたくない」と考えとる筈で、実際に今年は、10月15日(火)までに「37勝・獲得賞金10億3382万円」(リーディング5位)っちゅう成績を残しとって、去年の同じ時期(10月2週目まで)の「31勝・獲得賞金9億8450万円」を上回っとりますな。
けど、10月15日(火)までに53勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「16勝」の差を付けられとるし、「12億3469万円」を稼いで賞金で1位の矢作厩舎に「2億0087万円」の差を付けられとるんやから、ワシが池江君やったら、「とにかく賞金の高いレースを勝って、1位との差を詰めなアカン」と考えますわ。
そんな中、池江君の厩舎は、今週、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にサトノルークス、4100万円の富士Sにジャンダルムとストロングタイタン、1050万円の岩船特別にスティーンと、賞金の高い特別レースに4頭を登録してきたんで、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。
2019/10/16
ハクタイセイなどに乗っとりましたわ
須貝尚介調教師(栗東)
主な管理馬:
アドマイヤリード(2017年ヴィクトリアマイル)
ゴールドシップ(2015年天皇賞・春など)
ジャスタウェイ(2014年安田記念など)
レッドリヴェール(2013年阪神ジュベナイルF)
今週の主な登録馬:
アドマイヤアゼリ(甲斐路S)
アドマイヤジャスタ(菊花賞)※回避の見込み
カリボール(菊花賞)
ロジクライ(富士S)
シュウジ(室町S)
ステイオンザトップ(鷹巣山特別)
シャイニングデイズ(岩船特別)
ラフェリシテ(十日町特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
皆さんも知っとるやろうけど、須貝尚介君は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守君とか、武藤善則君とか、岩戸孝樹君とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の尚介君は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとりました。
でもって、調教師の試験に受かった2008年の3月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに彦三さんは、1982年の有馬記念をヒカリデユールで勝つなど、重賞を18勝、通算506勝っちゅうエエ成績を残しとったんやから、尚介君は親父さんと比べられることが多かったんやけど、そのプレッシャーにも負けんで、初めの内から、
2009年→10勝・獲得賞金1億5675万円
2010年→25勝・獲得賞金3億2643万円
2011年→29勝・獲得賞金5億3376万円
っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、2012年は、ゴールドシップを使った皐月賞と菊花賞と有馬記念や、ローブティサージュを使った阪神ジュベナイルFとか、重賞を9勝もして、「46勝・獲得賞金13億8516万円」っちゅう成績を残したんやから、彼が調教師に向いとるんは誰でもよう分かるやろう。
そんで2013年は、「重賞6勝を含む31勝・獲得賞金11億4842万円」と、キッチリ10億円の大台に乗せとって、2014年は、JRAだけで、「重賞6勝を含む41勝・獲得賞金11億8267万円」っちゅう成績を残しとったし、ジャスタウェイを使ったドバイデューティフリーを勝って、その賞金300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を足したら、全部で「約14億8822万円」っちゅう、開業してから一番多い賞金を稼いどったんですわ。
ただ、去年までの4年間は、
2015年→34勝・獲得賞金9億2356万円
2016年→33勝・獲得賞金8億5820万円
2017年→38勝・獲得賞金8億4011万円
2018年→42勝・獲得賞金10億4186万円
と、数字が伸び悩んどったし、今年も、10月15日(火)までが「30勝・獲得賞金7億1970万円」っちゅう成績で、去年のペースを下回っとるんやから、ワシが尚介君やったら、間違いなく「早く巻き返さなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にカリボール、4100万円の富士Sにロジクライ、2200万円の室町Sにシュウジとか、特別レースに全部で8頭を登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
アドマイヤリード(2017年ヴィクトリアマイル)
ゴールドシップ(2015年天皇賞・春など)
ジャスタウェイ(2014年安田記念など)
レッドリヴェール(2013年阪神ジュベナイルF)
今週の主な登録馬:
アドマイヤアゼリ(甲斐路S)
アドマイヤジャスタ(菊花賞)※回避の見込み
カリボール(菊花賞)
ロジクライ(富士S)
シュウジ(室町S)
ステイオンザトップ(鷹巣山特別)
シャイニングデイズ(岩船特別)
ラフェリシテ(十日町特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
皆さんも知っとるやろうけど、須貝尚介君は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守君とか、武藤善則君とか、岩戸孝樹君とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の尚介君は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとりました。
でもって、調教師の試験に受かった2008年の3月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに彦三さんは、1982年の有馬記念をヒカリデユールで勝つなど、重賞を18勝、通算506勝っちゅうエエ成績を残しとったんやから、尚介君は親父さんと比べられることが多かったんやけど、そのプレッシャーにも負けんで、初めの内から、
2009年→10勝・獲得賞金1億5675万円
2010年→25勝・獲得賞金3億2643万円
2011年→29勝・獲得賞金5億3376万円
っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、2012年は、ゴールドシップを使った皐月賞と菊花賞と有馬記念や、ローブティサージュを使った阪神ジュベナイルFとか、重賞を9勝もして、「46勝・獲得賞金13億8516万円」っちゅう成績を残したんやから、彼が調教師に向いとるんは誰でもよう分かるやろう。
そんで2013年は、「重賞6勝を含む31勝・獲得賞金11億4842万円」と、キッチリ10億円の大台に乗せとって、2014年は、JRAだけで、「重賞6勝を含む41勝・獲得賞金11億8267万円」っちゅう成績を残しとったし、ジャスタウェイを使ったドバイデューティフリーを勝って、その賞金300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を足したら、全部で「約14億8822万円」っちゅう、開業してから一番多い賞金を稼いどったんですわ。
ただ、去年までの4年間は、
2015年→34勝・獲得賞金9億2356万円
2016年→33勝・獲得賞金8億5820万円
2017年→38勝・獲得賞金8億4011万円
2018年→42勝・獲得賞金10億4186万円
と、数字が伸び悩んどったし、今年も、10月15日(火)までが「30勝・獲得賞金7億1970万円」っちゅう成績で、去年のペースを下回っとるんやから、ワシが尚介君やったら、間違いなく「早く巻き返さなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にカリボール、4100万円の富士Sにロジクライ、2200万円の室町Sにシュウジとか、特別レースに全部で8頭を登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
2019/10/16
麻布獣医大学で馬術をやっていました
高木登調教師(美浦)
主な管理馬:
ニシノデイジー(2018年東京スポーツ杯2歳S)
サウンドトゥルー(2016年チャンピオンズCなど)
ホワイトフーガ(2016年JBCレディスクラシックなど)
今週の主な登録馬:
ニシノデイジー(菊花賞)
マイネルサーパス(オクトーバーS)
マイネルクラース(ブラジルC)
ハルクンノテソーロ(テレビ静岡賞)
担当者:調教師情報部 元調教師N
知っている方もいると思いますけど、お祖父さんが馬主だったため、競馬が身近だった高木登君は、確か麻布獣医大学(現在の麻布大学)まで馬術を続けた後、1988年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は、まず、伊藤正徳君の厩舎で厩務員をやって、それからは、山崎彰義さんの厩舎と加藤征弘君の厩舎と浅野洋一郎君の厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
2006年、調教師の試験に受かった高木君は、次の年に自分の厩舎を開業して、初めの年こそ、レースに使った頭数が少なかったので「5勝・獲得賞金1億1252万円」という成績でしたが、その後は、
2008年→15勝・獲得賞金1億8535万円
2009年→17勝・獲得賞金2億3780万円
2010年→17勝・獲得賞金3億0266万円
2011年→17勝・獲得賞金2億2406万円
2012年→18勝・獲得賞金2億7318万円
2013年→19勝・獲得賞金4億0086万円
と、安定した数字を残していましたし、2014年は、マイネルフロストを使った毎日杯で初めて重賞を勝つと、ウインマーレライを使ったラジオNIKKEI賞と、スノードラゴンを使ったスプリンターズSも勝つなど、勝ち星は「17」でしたけど、賞金は、今までで一番多い「5億4643万円」を稼いでいました。
そして一昨年は、今までで一番の「30勝」を上げましたけど、賞金が「4億8852万円」で、2014年の数字を超えられなかったのですから、去年の高木君は、「とにかくガッチリ稼ぎたい」と考えていたのでしょうし、実際に去年は、ニシノデイジーで札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを勝つなど、27勝を上げて、2014年の次に多い「5億3874万円」の賞金を稼いでいましたね。
ただ、勝ち星は一昨年よりも3つ少なかったので、今年の彼は、「勝ち星と賞金のどっちも一番の成績を残したい」と考えている筈で、実際、10月15日(火)までの成績は「25勝・獲得賞金4億8360万円」と、去年のペースを上回っていますし、あと「6283万円」を稼げば、今までで一番だった2014年の賞金を上回ることができます。
こういった中、今週は、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にニシノデイジー、2600万円のオクトーバーSにマイネルサーパス、2300万円のブラジルCにマイネルクラース、1820万円のテレビ静岡賞にハルクンノテソーロと、全部で4頭を特別レースに登録してきましたので、「揃って勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
主な管理馬:
ニシノデイジー(2018年東京スポーツ杯2歳S)
サウンドトゥルー(2016年チャンピオンズCなど)
ホワイトフーガ(2016年JBCレディスクラシックなど)
今週の主な登録馬:
ニシノデイジー(菊花賞)
マイネルサーパス(オクトーバーS)
マイネルクラース(ブラジルC)
ハルクンノテソーロ(テレビ静岡賞)
担当者:調教師情報部 元調教師N
知っている方もいると思いますけど、お祖父さんが馬主だったため、競馬が身近だった高木登君は、確か麻布獣医大学(現在の麻布大学)まで馬術を続けた後、1988年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は、まず、伊藤正徳君の厩舎で厩務員をやって、それからは、山崎彰義さんの厩舎と加藤征弘君の厩舎と浅野洋一郎君の厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
2006年、調教師の試験に受かった高木君は、次の年に自分の厩舎を開業して、初めの年こそ、レースに使った頭数が少なかったので「5勝・獲得賞金1億1252万円」という成績でしたが、その後は、
2008年→15勝・獲得賞金1億8535万円
2009年→17勝・獲得賞金2億3780万円
2010年→17勝・獲得賞金3億0266万円
2011年→17勝・獲得賞金2億2406万円
2012年→18勝・獲得賞金2億7318万円
2013年→19勝・獲得賞金4億0086万円
と、安定した数字を残していましたし、2014年は、マイネルフロストを使った毎日杯で初めて重賞を勝つと、ウインマーレライを使ったラジオNIKKEI賞と、スノードラゴンを使ったスプリンターズSも勝つなど、勝ち星は「17」でしたけど、賞金は、今までで一番多い「5億4643万円」を稼いでいました。
そして一昨年は、今までで一番の「30勝」を上げましたけど、賞金が「4億8852万円」で、2014年の数字を超えられなかったのですから、去年の高木君は、「とにかくガッチリ稼ぎたい」と考えていたのでしょうし、実際に去年は、ニシノデイジーで札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを勝つなど、27勝を上げて、2014年の次に多い「5億3874万円」の賞金を稼いでいましたね。
ただ、勝ち星は一昨年よりも3つ少なかったので、今年の彼は、「勝ち星と賞金のどっちも一番の成績を残したい」と考えている筈で、実際、10月15日(火)までの成績は「25勝・獲得賞金4億8360万円」と、去年のペースを上回っていますし、あと「6283万円」を稼げば、今までで一番だった2014年の賞金を上回ることができます。
こういった中、今週は、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にニシノデイジー、2600万円のオクトーバーSにマイネルサーパス、2300万円のブラジルCにマイネルクラース、1820万円のテレビ静岡賞にハルクンノテソーロと、全部で4頭を特別レースに登録してきましたので、「揃って勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。