「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2026/04/13
「小松温泉牧場」で働いとったんですわ
杉山晴紀調教師(栗東)

主な管理馬:
ルガル(2024年スプリンターズSなど)
ジャスティンパレス(2023年天皇賞・春など)
デアリングタクト(2020年オークスなど)
ケイティブレイブ(2018年JBCクラシックなど)

今週の主な登録馬:
ロブチェン(皐月賞)
テレサ(福島牝馬S)
グランドプラージュ(アンタレスS)
サンダーロード(葛飾特別)
フィオレストラーダ(桑折特別)
ウインストン(須賀川特別)

担当者:調教師情報部 元調教師T

1981年に神奈川県で生まれた杉山晴紀君は、家族や親戚に関係者がおった訳やなくて、親父さんがサラリーマンっちゅう普通の家庭で育ったそうや。

彼が中学生の頃は、JRAの売上げが4兆円を超えとった時代で、競馬に興味がある同級生が何人もおったから、杉山君もレースを見るようになったそうやな。

中学3年生の時、ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞を見て、「競馬の世界で働きたい」って思うようになった杉山君は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、それには体が重過ぎたんで、結局、中学校の終わり頃から調教助手を目指すようになって、実際、そのことを中学校の卒業アルバムに書いとったそうですわ。

でもって彼は、中学校を卒業したら、そのまま牧場で働いて、競馬学校に行くつもりやったけど、ご両親から「高校だけは出ておきなさい」と言われたんで、地元の公立高校に通いながら、毎日、乗馬クラブで練習しとったそうやな。

高校を卒業してから、すぐに「小松温泉牧場」(石川県小松市・現在の小松トレーニングセンター)で研修生として働き始めた杉山君は、競馬学校の厩務員課程に受かった2004年までの4年間をここで過ごしたんですわ。

その頃は、2000年の武蔵野Sなどを勝ったサンフォードシチーや、2002年の産経大阪杯など重賞を3勝したサンライズペガサスとかが調整に来とって、彼も乗っとったそうやな。

で、2004年の7月から武宏平厩舎で厩務員をやって、8月から調教助手をやって、2014年の2月に武さんが定年で引退してからは、高橋康之厩舎におったんや。

武厩舎でスリーロールスを担当しとった杉山君は、この馬が2009年の菊花賞を勝ったことがきっかけで、「調教師になりたい」と本気で思うようになって、それからは、調教師になるため、厩舎の仕事をしながら猛勉強して、5回目の挑戦やった2015年の12月に、めでたく試験に受かったんですわ。

この後、杉山君は、厩舎の開業が2年待ちになる予定やったけど、馬に蹴られて大ケガをしてしもうた日吉正和君が勇退することになったんで、日吉厩舎の馬とスタッフを丸々引き継ぐ形で、2016年の10月21日(金)に自分の厩舎を開業しとります。

結局、2016年は開業が遅かったんで、年末までが「3勝・獲得賞金5462万円」っちゅう成績やったけど、2017年は、「18勝・獲得賞金2億7649万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。

それから、2023年までの6年間は、

2018年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2019年→30勝・獲得賞金5億7709万円
2020年→42勝・獲得賞金11億4271万円
2021年→37勝・獲得賞金8億0939万円
2022年→47勝・獲得賞金11億7224万円
2023年→55勝・獲得賞金15億6006万円

っちゅう形で、2021年以外は賞金が「右肩上がり」になっとって、2020年にはデアリングタクトで牝馬三冠を勝っとるし、2023年は、初めて「調教師リーディング1位」になっとったんや。

ただ、一昨年は、53勝を上げたんやけど、調教師リーディングでは、55勝を上げて1位やった矢作芳人厩舎に2勝の差を付けられた3位やったし、根岸Sと武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアと、シルクロードSとスプリンターズSを勝ったルガル以外の馬がイマイチやったこともあって、稼いだ賞金が「14億3402万円」と、2023年を下回ってしもうたんですわ。

もちろん、去年の杉山君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ロブチェンでホープフルSを勝つなど、重賞を5勝して、他も入れたら、全部で61勝を上げて、2回目の「調教師リーディング1位」になっとったし、稼いだ賞金が「18億1795万円」と、開業してから一番の数字やったんや。

それに、今年もエエ流れが続いとって、ゲルチュタールで日経新春杯を勝つなど、先週までに18勝を上げて、「調教師リーディング」では2位になっとるし、その他にも、ギャラボーグが桜花賞で2着に来たこともあって、稼いだ賞金が「4億6760万円」と、去年の同じ時期(4月13日【日】まで)の「3億4850万円」を大きく上回っとるんですわ。

もちろん、今の杉山君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。

こういった中、今週は、1着賞金が2億円の皐月賞にロブチェン、1着賞金が4000万円の福島牝馬Sにテレサ、1着賞金が3800万円のアンタレスSにグランドプラージュなど、6頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが杉山君やったら、どれも気合いを入れて仕上げますわ。

2026/04/13
デビュー前のディープインパクトに乗っていたんですよ
宮田敬介調教師(美浦)

主な管理馬:
ブレイディヴェーグ(2023年エリザベス女王杯など)
エピファニー(2024年小倉大賞典)
インダストリア(2023年ダービー卿CT)
ダンシングプリンス(2021年カペラSなど)

今週の主な登録馬:
ゾロアストロ(皐月賞)
ロジシルバー(サンシャインS)
エンジェルマーク(野島崎特別)

担当者:調教師情報部 元調教師M

宮田敬介君は、茨城県日立市の出身で、家族や親戚に競馬関係者がいた訳ではなくて、お父さんが旅行会社のJTBに務めているサラリーマン家庭で、3人兄弟の長男として育ちました。

そのお父さんが大の競馬好きで、「サンデーレーシング」や「社台レースホース」といった一口馬主クラブの会員になっていて、幼稚園の頃から何度もお父さんと中山競馬場に行っていて、出資していた馬を応援するために、家族で新潟競馬場まで行ったこともあったそうですよ。

こういう環境で育った宮田君が競馬を大好きになったのは、小学生の頃、福島県のいわき市にある「JRA競走馬総合研究所」のリハビリテーションセンターに行った時、そこで休養していたオグリキャップと会えたことがきっかけで、その後、オグリキャップの引退レースを見て、「調教師になりたい」と考えるようになったそうです。

地元の茨城高校を卒業した後、神奈川県の相模原市にある麻布大学の獣医学部に進んだ宮田君は、馬術部に入って、ここで馬乗りを覚えたそうで、大学を卒業した後は、2003年の4月から、お父さんの縁で大学時代に研修したことがあった「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で働いて、ここにいた2年半の間に、まだデビューしていなかったディープインパクトの調教を担当していたと聞いています。

ちなみに宮田君は、今、「ノーザンファーム天栄」(住所:福島県岩瀬郡天栄村小川字中曽根1)の場長をやっている木實谷(きみや)雄太君と、「ノーザンファーム」の同期です。

2005年の10月に競馬学校の厩務員課程に入った宮田君は、次の年の4月から栗田博憲厩舎で厩務員をやって、2009年の7月からは田島俊明厩舎で調教助手をやっていました。

2014年の3月に国枝栄厩舎に移ると、それから、2018年に調教師の試験に受かるまでずっとここにいましたし、技術調教師になってから、自分の厩舎を開業するまでの間も、国枝厩舎で色んなことを学んでいたんですよ。

国枝厩舎では、2014年の朝日杯FSと2015年の富士Sを勝ったダノンプラチナを担当していましたし、アーモンドアイがデビューする前の調教にも乗っていて、この馬がドバイターフに出た時も現地に帯同していました。

2020年の3月に自分の厩舎を開業した宮田君は、それから年末までに、「16勝・獲得賞金1億7797万円」という、1年目としてはまずまずの成績を残していましたし、こうやっていいスタートを切れたのは、国枝厩舎で学んだことをしっかりと活かせているからなのでしょうね。

開業2年目だった2021年は、ダンシングプリンスを使ったカペラSで初めて重賞を勝つなど、全部で14勝を上げて、稼いだ賞金は「3億5418万円」と、前の年を大きく上回っていましたし、2022年は、JRAで残した成績が、「31勝・獲得賞金4億6852万円」という、開業3年目としては文句ナシの数字でした。

更に、2022年は、海外と地方でも、ダンシングプリンスを使ったリヤドダートスプリント(サウジアラビアのG3)と北海道スプリントCとJBCスプリントを勝っていて、この3戦で2億円以上の賞金を稼いでいます。

そして2023年は、インダストリアを使ったダービー卿CTを勝って、ブレイディヴェーグを使ったエリザベス女王杯で初めてJRAのGIを勝つなど、全部で28勝を上げて、稼いだ賞金が「6億2737万円」と、2022年の数字を大きく上回っていたんですよ。

ただ、一昨年は、29勝を上げましたけど、小倉大賞典を勝ったエピファニーと、府中牝馬Sを勝ったブレイディヴェーグ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「5億5212万円」と、2023年を下回ってしまいました。

もちろん、去年の宮田君は巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、アドマイヤマツリを使った福島牝馬Sを勝つなど、30勝を上げていて、稼いだ賞金が「6億5623万円」と、開業してから一番の数字でしたし、今年もいい流れが続いていて、ゾロアストロできさらぎ賞を勝つなど、先週までに12勝を上げて、稼いだ賞金が「2億5571万円」と、去年の同じ時期(4月13日【日】まで)の「1億6757万円」を大きく上回っています。

ですから、今の宮田君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そんな中、今週は、1着賞金が2億円の皐月賞にゾロアストロなど、特別レースに3頭を登録していますから、「どれも勝負懸かり」と私は見ています。

2026/04/13
トウカイテイオーの厩舎から馬を引き継いどりましたな
野中賢二調教師(栗東)

主な管理馬:
シヴァージ(2021年シルクロードS)
インティ(2019年フェブラリーSなど)
グリム(2018年レパードSなど)
トウカイトリック(2010年阪神大賞典など)

今週の主な登録馬:
アルトラムス(皐月賞)
マテンロウゲイル(皐月賞)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

野中賢二君は、親父さんが厩務員をやっとって、子供の頃から毎日のように馬を見とったから、乗り役を目指すようになって、10歳の頃に乗馬を始めたんや。

けど、中学3年の頃に身長が伸びてきたんで、乗り役になるのを諦めて、馬術に集中することにしたんですわ。

そうしたら、県内でたったひとり、中学生で「びわこ国体」の強化選手に選ばれるほどの腕になっとったし、高校でも馬術部に入っとったんや。

ただ、ワシが聞いた話によると、高校の馬術部は、先輩と意見が合わんで辞めてしもうたそうで、その後は、まだ17歳やった1982年の10月から藤岡範士(のりひと)厩舎で厩務員をやって、次の年の4月から調教助手をやって経験を積んで、2007年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

野中君は、厩舎を開業した時に、トウカイテイオーやフラワーパークやスティルインラブとかを管理しとって、定年を待たんで2008年の2月に引退した松元省一さんの厩舎から20頭を引き継いどって、その中にはトウカイトリックがいましたな。

トウカイトリックは、2010年の阪神大賞典で、野中君が初めての重賞勝ちを飾った馬やし、その年の秋には、この馬でオーストラリアのコーフィールドCとメルボルンCに挑戦できたんやから、彼は、この馬を引き継がせてくれた松元さんに心の底から感謝しとるんやろ。

その後は、エーシンメンフィスを使った2012年の愛知杯、エイシンブルズアイを使った2016年のオーシャンS、グリムを使った2018年のレパードS、インティを使った2019年の東海SとフェブラリーS、シヴァージを使った2021年のシルクロードSとかを勝っとって、他も入れたら、今までにJRAで、重賞を12勝、通算394勝を上げとりますな。

2012年の野中厩舎は、トウカイトリックやエーシンメンフィスの活躍などで、「23勝・獲得賞金4億6079万円」っちゅう成績を残しとって、次の年から2018年までは成績が伸び悩んどったんやけど、その後は、さっき名前を挙げたインティとかがよう走ったんで、

2019年→22勝・獲得賞金5億3669万円
2020年→30勝・獲得賞金5億2383万円
2021年→22勝・獲得賞金5億2105万円

と、3年続けて5億円以上の賞金を稼いどりました。

ただ、その後は、

2022年→25勝・獲得賞金4億0294万円
2023年→17勝・獲得賞金4億7944万円
2024年→27勝・獲得賞金4億4645万円
2025年→16勝・獲得賞金2億8289万円

っちゅう成績で、2021年までの数字を大きく下回ってしもうたんや。

もちろん、今年を迎えるにあたって、野中君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、アルトラムスで毎日杯を勝つなど、先週までに8勝を上げて、稼いだ賞金が「1億9786万円」と、もう去年の7割近くになっとるんで、今の野中君は、「この勢いを止めたくない」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が2億円の皐月賞にアルトラムスとマテンロウゲイルを登録してきましたんで、ワシが彼やったら、どっちもメイチに仕上げるやろうな。

2026/04/13
矢作芳人君とアメリカに行った理由は…
松下武士調教師(栗東)

主な管理馬:
シャマル(2025年かしわ記念など)
ショウナンバルディ(2021年中日新聞杯)
ジョーカナチャン(2020年アイビスSD)
レシステンシア(2019年阪神ジュベナイルFなど)

今週の主な登録馬:
ジューンアヲニヨシ(アンタレスS)
ロードラビリンス(アンタレスS)

担当者:調教師情報部 元調教師I

大阪出身の松下武士君は、中学生の時から、実家の近くにあった乗馬クラブに通っとって、高校生になった頃には、「競馬の世界で働きたい」と考えとったそうや。

実際、高校を出てからは牧場で働いとったし、2003年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から安田伊佐夫厩舎で厩務員をやって、2月からは調教助手をやって、2008年のジャパンCダートで2着やったメイショウトウコンなどを担当しとりました。

その後は、武田博厩舎と清水久詞厩舎で調教助手をやって、5回目の挑戦やった2013年の12月に、32歳の若さで調教師の試験に受かっとります。

2015年の3月に厩舎を開業するまでの間、松下君は、矢作芳人厩舎で技術調教師をやって、矢作君と一緒に、アメリカの「キーンランド・セプテンバーセール」に行って馬の見方を教わったり、実際に厩舎をどうやって回したらエエんかなどを教わっとったんですわ。

ちなみに矢作君は、松下君の調教師試験に向けて、面接の練習を手伝っとったそうで、松下君はそのことを今でも感謝しとるし、「矢作先生を目標に頑張りたい」と話しとりましたな。

開業1年目やった2015年の松下君は、小野幸治厩舎から引き継いだオースミムーンで6月の東京ジャンプSを勝って、早くも「初めての重賞勝ち」を飾っとったし、9月にもこの馬で阪神ジャンプSを勝つなど、全体で「14勝・獲得賞金2億4965万円」っちゅう数字を残しとって、2016年は、「27勝・獲得賞金3億7711万円」と、一気に数字を伸ばしとったんですわ。

それに、2021年までの5年間も、

2017年→16勝・獲得賞金3億6178万円
2018年→22勝・獲得賞金3億7402万円
2019年→20勝・獲得賞金5億0551万円
2020年→22勝・獲得賞金4億8365万円
2021年→21勝・獲得賞金5億8492万円

っちゅう安定した成績を残しとって、特に2019年は、レシステンシアを使った阪神ジュベナイルFで初めてのGI勝ちを飾っとったし、2021年は、阪急杯とセントウルSを勝ったレシステンシアや、中日新聞杯を勝ったショウナンバルディなどの活躍で、開業してから一番の賞金を稼いどりました。

ただ、去年までの4年間は、かしわ記念を連覇するなど、重賞を9勝もしとるシャマルの活躍で、地方では5億円以上の賞金を稼いどるんやけど、JRAでは、

2022年→19勝・獲得賞金4億1209万円
2023年→25勝・獲得賞金3億5793万円
2024年→23勝・獲得賞金4億0804万円
2025年→18勝・獲得賞金4億3414万円

っちゅう形で、いい頃の松下厩舎を知っとる者から見たら、「物足りない」と言わざるを得ない数字が続いとるんですわ。

せやから、今年を迎えるにあたって、松下君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、タイセイボーグでチューリップ賞を勝つなど、先週までに9勝を上げとって、稼いだ賞金が「2億4231万円」と、去年の同じ時期(4月13日【日】まで)の「1億3615万円」を大きく上回っとります。

もちろん、今の松下君は「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が3800万円のアンタレスSにジューンアヲニヨシとロードラビリンスを登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」とワシは見とるんや。