注目馬主
2025/08/04
ダノンスマッシュの生産牧場と深い関りがあります
ロードホースクラブ
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ロードクロンヌ(エルムS)
ロードラビリンス(レパードS)
ロードブレイズ(Fビレッジ特別)
担当者:馬主情報部 馬主J
一昨年の7月まで、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めていた中村伊三美氏は、以前、「モエレ」の冠名で広く知られていた中村和夫オーナーの長男です。
また、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、G1級のレースを6勝もしたロードカナロアや、2017年の朝日杯FSなど、重賞を5勝したダノンプレミアムや、2020年の香港スプリントなど、国内外の重賞を8勝したダノンスマッシュや、2022年のアーリントンCとNHKマイルを制したダノンスコーピオンといった活躍馬を生産している「ケイアイファーム」は、1987年に伊三美氏が開設した牧場であり、現在は、奥様の祐子さんが代表を務めております。
「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられるでしょう。
2013年の同クラブは、ロードカナロアの活躍などにより、「24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりましたが、同馬が2014年の1月に登録を抹消されると、その影響は大きく、この年の成績は「16勝・獲得賞金3億3250万円」と、前年を大きく下回ってしまいました。
更に、その後も成績が伸び悩み、2021年までの5年間も、
2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
2018年→30勝・獲得賞金6億0551万円
2019年→34勝・獲得賞金6億0929万円
2020年→33勝・獲得賞金5億8587万円
2021年→29勝・獲得賞金5億5963万円
という物足りない数字が続いておりましたが、2022年は、「47勝・獲得賞金7億3007万円」という成績を残し、2021年までの数字を大きく上回り、巻き返しに成功しております。
一昨年は、35勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどにより、獲得賞金が「6億6833万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、アルジーヌでターコイズSを制するなど、キャリアハイとなる57勝を上げ、獲得賞金が「10億0260万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方では、ロードフォンスでかきつばた記念を制し、「3000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、日経新春杯を制し、大阪杯で2着に入線したロードデルレイの活躍などにより、先週までに28勝を上げ、獲得賞金が「7億1864万円」と、昨年の同時期(8月4日【日】まで)の「5億2365万円」を大きく上回っております。
当然、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、「ロードホースクラブ」は、「2024年度募集馬」(現2歳世代)に関して、昨年の9月10日(火)に、計33頭のラインナップを発表しており、私が確認したところ、「募集締切」となった26頭を除く残りの7頭は、現在も出資を受け付けております。
したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させ、出資者の増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週、「ロードホースクラブ」は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のエルムSにロードクロンヌ、1着賞金が3700万円(同2960万円)のレパードSにロードラビリンスなど、3頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者達であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ロードクロンヌ(エルムS)
ロードラビリンス(レパードS)
ロードブレイズ(Fビレッジ特別)
担当者:馬主情報部 馬主J
一昨年の7月まで、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めていた中村伊三美氏は、以前、「モエレ」の冠名で広く知られていた中村和夫オーナーの長男です。
また、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、G1級のレースを6勝もしたロードカナロアや、2017年の朝日杯FSなど、重賞を5勝したダノンプレミアムや、2020年の香港スプリントなど、国内外の重賞を8勝したダノンスマッシュや、2022年のアーリントンCとNHKマイルを制したダノンスコーピオンといった活躍馬を生産している「ケイアイファーム」は、1987年に伊三美氏が開設した牧場であり、現在は、奥様の祐子さんが代表を務めております。
「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられるでしょう。
2013年の同クラブは、ロードカナロアの活躍などにより、「24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりましたが、同馬が2014年の1月に登録を抹消されると、その影響は大きく、この年の成績は「16勝・獲得賞金3億3250万円」と、前年を大きく下回ってしまいました。
更に、その後も成績が伸び悩み、2021年までの5年間も、
2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
2018年→30勝・獲得賞金6億0551万円
2019年→34勝・獲得賞金6億0929万円
2020年→33勝・獲得賞金5億8587万円
2021年→29勝・獲得賞金5億5963万円
という物足りない数字が続いておりましたが、2022年は、「47勝・獲得賞金7億3007万円」という成績を残し、2021年までの数字を大きく上回り、巻き返しに成功しております。
一昨年は、35勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどにより、獲得賞金が「6億6833万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、アルジーヌでターコイズSを制するなど、キャリアハイとなる57勝を上げ、獲得賞金が「10億0260万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方では、ロードフォンスでかきつばた記念を制し、「3000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、日経新春杯を制し、大阪杯で2着に入線したロードデルレイの活躍などにより、先週までに28勝を上げ、獲得賞金が「7億1864万円」と、昨年の同時期(8月4日【日】まで)の「5億2365万円」を大きく上回っております。
当然、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、「ロードホースクラブ」は、「2024年度募集馬」(現2歳世代)に関して、昨年の9月10日(火)に、計33頭のラインナップを発表しており、私が確認したところ、「募集締切」となった26頭を除く残りの7頭は、現在も出資を受け付けております。
したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させ、出資者の増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週、「ロードホースクラブ」は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のエルムSにロードクロンヌ、1着賞金が3700万円(同2960万円)のレパードSにロードラビリンスなど、3頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者達であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
2025/08/04
「鉄鋼卸業界で国内トップクラスの企業」と言えるでしょう
杉山忠国氏
本業: 株式会社丸杉 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
ベガリス(CBC賞)
クイーンズデイ(厚岸特別)
担当者:馬主情報部 馬主Y
杉山忠国オーナーの本業は、「JR岐阜駅」のすぐそばにある「金華橋通り」沿いの角地に、「フロンティア丸杉ビル」という本社ビルを構え、建築関連鋼材の販売・加工・製造などを手掛けている、「株式会社丸杉」の代表取締役社長です。
1921年、初代社長の杉山清一氏が創業したのが起源であり、2021年の3月で創業から100年を迎えた同社は、現在、「鉄鋼卸業界で国内トップクラスの企業」と言え、同社が鋼材を納入した主な物件としては、JR名古屋駅に併設されている複合施設・「JRセントラルタワーズ」や、東京都江東区にあるショッピングセンター・「ららぽーと豊洲」などの大型施設が挙げられるでしょう。
また、本社以外にも、愛知県稲沢市に「営業本部」、愛知県名古屋市に「名古屋支社」、東京都中央区に「東京支社」、千葉県船橋市に「関東支店」を構え、東海地区を中心に営業所を計14ヶ所も構えている同社は、他にもグループ企業として、
「中央鋼管株式会社」(愛知県名古屋市)
鋼管類全般の切断・加工・販売事業を展開
「株式会社グループホーム」(愛知県名古屋市)
介護事業を展開
を有しております。
更に、株式会社丸杉がスポンサーとなっている、女子プロバトミントンチームの「岐阜Bluvic」には、「フクヒロペア」として広く知られていた(昨年の9月13日【金】にペア解消)、福島由紀選手と廣田彩花選手が所属しており、このペアは、「東京オリンピック2020」の女子ダブルスに出場して5位入賞を果たし、2022年の暮れには、「全日本総合選手権大会」の女子ダブルスで優勝を飾っておりました。
そして、現在の「株式会社丸杉」は300名以上の従業員を雇用しており、2024年3月期の売上高が「923億円」という素晴らしい数字となっておりますので、これらの企業を率いている杉山オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言うことができ、更に杉山オーナーは、現在、「岐阜県スポーツ協会」の副会長と「岐阜県バドミントン協会」の会長を務めておりますので、「誰もが認める岐阜県の名士」とも言えるでしょう。
馬主としての杉山オーナーは、私が確認したところ、1998年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに200頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、2014年のいちょうS(現在のサウジアラビアRC)を制し、オーナーに初の重賞勝ちをもたらしたクラリティスカイが挙げられます。
2015年は、同馬がNHKマイルCを制し、オーナーに初のGI勝ちをもたらしたことなどにより、7勝を上げ、過去最高となる「2億6020万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それから昨年までは、
2016年→13勝・獲得賞金2億3513万円
2017年→8勝・獲得賞金1億8538万円
2018年→5勝・獲得賞金1億2819万円
2019年→12勝・獲得賞金2億2099万円
2020年→12勝・獲得賞金2億0049万円
2021年→8勝・獲得賞金2億1342万円
2022年→12勝・獲得賞金1億8785万円
2023年→12勝・獲得賞金2億0681万円
2024年→12勝・獲得賞金2億0965万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が伸び悩んでおり、その上、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までに5勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「1億3034万円」と、まだ2015年の5割ほどに留まっております。
当然、現在の杉山オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
そして今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のCBC賞にベガリス、1着賞金1110万円(同888万円)の厚岸特別にクイーンズデイを登録してきましたので、私が杉山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: 株式会社丸杉 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
ベガリス(CBC賞)
クイーンズデイ(厚岸特別)
担当者:馬主情報部 馬主Y
杉山忠国オーナーの本業は、「JR岐阜駅」のすぐそばにある「金華橋通り」沿いの角地に、「フロンティア丸杉ビル」という本社ビルを構え、建築関連鋼材の販売・加工・製造などを手掛けている、「株式会社丸杉」の代表取締役社長です。
1921年、初代社長の杉山清一氏が創業したのが起源であり、2021年の3月で創業から100年を迎えた同社は、現在、「鉄鋼卸業界で国内トップクラスの企業」と言え、同社が鋼材を納入した主な物件としては、JR名古屋駅に併設されている複合施設・「JRセントラルタワーズ」や、東京都江東区にあるショッピングセンター・「ららぽーと豊洲」などの大型施設が挙げられるでしょう。
また、本社以外にも、愛知県稲沢市に「営業本部」、愛知県名古屋市に「名古屋支社」、東京都中央区に「東京支社」、千葉県船橋市に「関東支店」を構え、東海地区を中心に営業所を計14ヶ所も構えている同社は、他にもグループ企業として、
「中央鋼管株式会社」(愛知県名古屋市)
鋼管類全般の切断・加工・販売事業を展開
「株式会社グループホーム」(愛知県名古屋市)
介護事業を展開
を有しております。
更に、株式会社丸杉がスポンサーとなっている、女子プロバトミントンチームの「岐阜Bluvic」には、「フクヒロペア」として広く知られていた(昨年の9月13日【金】にペア解消)、福島由紀選手と廣田彩花選手が所属しており、このペアは、「東京オリンピック2020」の女子ダブルスに出場して5位入賞を果たし、2022年の暮れには、「全日本総合選手権大会」の女子ダブルスで優勝を飾っておりました。
そして、現在の「株式会社丸杉」は300名以上の従業員を雇用しており、2024年3月期の売上高が「923億円」という素晴らしい数字となっておりますので、これらの企業を率いている杉山オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言うことができ、更に杉山オーナーは、現在、「岐阜県スポーツ協会」の副会長と「岐阜県バドミントン協会」の会長を務めておりますので、「誰もが認める岐阜県の名士」とも言えるでしょう。
馬主としての杉山オーナーは、私が確認したところ、1998年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに200頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、2014年のいちょうS(現在のサウジアラビアRC)を制し、オーナーに初の重賞勝ちをもたらしたクラリティスカイが挙げられます。
2015年は、同馬がNHKマイルCを制し、オーナーに初のGI勝ちをもたらしたことなどにより、7勝を上げ、過去最高となる「2億6020万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それから昨年までは、
2016年→13勝・獲得賞金2億3513万円
2017年→8勝・獲得賞金1億8538万円
2018年→5勝・獲得賞金1億2819万円
2019年→12勝・獲得賞金2億2099万円
2020年→12勝・獲得賞金2億0049万円
2021年→8勝・獲得賞金2億1342万円
2022年→12勝・獲得賞金1億8785万円
2023年→12勝・獲得賞金2億0681万円
2024年→12勝・獲得賞金2億0965万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が伸び悩んでおり、その上、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までに5勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「1億3034万円」と、まだ2015年の5割ほどに留まっております。
当然、現在の杉山オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
そして今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のCBC賞にベガリス、1着賞金1110万円(同888万円)の厚岸特別にクイーンズデイを登録してきましたので、私が杉山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
2025/08/04
「アート引越センター株式会社」の名誉会長です
寺田千代乃氏
本業: アート引越センター株式会社 名誉会長
今週の主な登録馬:
マテンロウスカイ(エルムS)
担当者:馬主情報部 馬主M
寺田千代乃オーナーは、以前、「アートコーポレーション株式会社」の代表取締役社長を務めておりましたが、2019年の12月20日(金)に、オーナーのご長男で、副社長を務めていた寺田政登(まさと)氏が社長に就任したことにより、現在の役職は名誉会長です。
1968年、「寺田運輸」として創業された同社は、1976年、社内に「アート引越センター事業部」を設置し、翌年、その事業部を「アート引越センター株式会社」として独立させておりました。
その後は、「あなたの町の0123」という覚えやすいメロディが流れるテレビやラジオのCMや、イメージキャラクターに「ドラえもん」を起用するなどの広告戦略によって、子供からお年寄りまで幅広い層に認知されるようになっております。
1990年、「アートコーポレーション株式会社」に名称を変更した同社は、
■「アートバンライン株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は商業輸送
■「アートプランニング株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業はマンションや戸建ての分譲
■「アートプラス株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は家電製品や輸入車の販売
■「アートチャイルドケア株式会社」(東京都品川区)
主な事業は保育施設の運営
といった系列企業を有しており、2022年の1月1日(土)には、1990年まで使用していた「アート引越センター株式会社」に社名を戻しております。
そして2024年9月期の決算は、「連結売上高1762億4200万円」、「連結経常利益126億2700万円」という素晴らしい数字となっており、現在は「アート引越センター株式会社」だけで約3600名の従業員を雇用しておりますので、同社を創業から一代で大きく成長させた寺田オーナーのことは、多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めていることでしょう。
また、2003年には、寺田オーナーの半生をモデルに、「おしどり夫婦が引越業で成功をつかむストーリー」を描いた、「あなたの人生お運びします」という、藤原紀香さんが主演のテレビドラマが、TBS系列で放送されておりました。
寺田オーナーが馬主になったきっかけは、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)から京都競馬場に招待された際に、「試しにまず1頭持たれてみてはいかがですか。調教師もお世話します」と勧められたことだそうです。
馬主としての寺田オーナーは、私が確認したところ、1997年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のマーメイドSを制したディアチャンスや、2018年の京都牝馬Sと阪神牝馬SとターコイズSを制したミスパンテールなどが挙げられます。
2018年の寺田オーナーは、ミスパンテールの活躍などによって、「11勝・獲得賞金3億1734万円」という好成績を残しており、2019年も、リオンリオンで青葉賞とセントライト記念、マイスタイルで函館記念を制するなど、8勝を上げ、「2億8486万円」の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、獲得賞金が、
2020年→7勝・獲得賞金9802万円
2021年→9勝・獲得賞金1億7098万円
という形で数字が伸び悩んでおりましたが、2022年は、マテンロウオリオンでシンザン記念を、マテンロウレオできさらぎ賞を制するなど、10勝を上げ、獲得賞金は「3億1190万円」と、前年を大きく上回っており、一昨年は、過去最多の14勝を上げ、「3億3426万円」という獲得賞金もキャリアハイとなっております。
ただ、昨年は、マテンロウスカイで中山記念を制したものの、他の馬があまり活躍できなかったことなどから、最終的な成績が「10勝・獲得賞金2億3456万円」と、一昨年を下回ってしまいました。
当然、今年を迎えるにあたって、寺田オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、地方で、マテンロウコマンドが兵庫CSを制して、5000万円の賞金を獲得している上、JRAでは、先週までに10勝を上げ、その他にも、マテンロウレオがアメリカJCCで、マテンロウスカイがマーチSでそれぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億0353万円」と、既に昨年の9割近い数字となっております。
したがって、現在の寺田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、寺田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■5月26日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を6600万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億6060万円で落札
と、計3頭を総額2億2660万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の寺田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のエルムSにマテンロウスカイを登録しておりますので、寺田オーナーが、同馬を預けている松永幹夫先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。
本業: アート引越センター株式会社 名誉会長
今週の主な登録馬:
マテンロウスカイ(エルムS)
担当者:馬主情報部 馬主M
寺田千代乃オーナーは、以前、「アートコーポレーション株式会社」の代表取締役社長を務めておりましたが、2019年の12月20日(金)に、オーナーのご長男で、副社長を務めていた寺田政登(まさと)氏が社長に就任したことにより、現在の役職は名誉会長です。
1968年、「寺田運輸」として創業された同社は、1976年、社内に「アート引越センター事業部」を設置し、翌年、その事業部を「アート引越センター株式会社」として独立させておりました。
その後は、「あなたの町の0123」という覚えやすいメロディが流れるテレビやラジオのCMや、イメージキャラクターに「ドラえもん」を起用するなどの広告戦略によって、子供からお年寄りまで幅広い層に認知されるようになっております。
1990年、「アートコーポレーション株式会社」に名称を変更した同社は、
■「アートバンライン株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は商業輸送
■「アートプランニング株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業はマンションや戸建ての分譲
■「アートプラス株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は家電製品や輸入車の販売
■「アートチャイルドケア株式会社」(東京都品川区)
主な事業は保育施設の運営
といった系列企業を有しており、2022年の1月1日(土)には、1990年まで使用していた「アート引越センター株式会社」に社名を戻しております。
そして2024年9月期の決算は、「連結売上高1762億4200万円」、「連結経常利益126億2700万円」という素晴らしい数字となっており、現在は「アート引越センター株式会社」だけで約3600名の従業員を雇用しておりますので、同社を創業から一代で大きく成長させた寺田オーナーのことは、多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めていることでしょう。
また、2003年には、寺田オーナーの半生をモデルに、「おしどり夫婦が引越業で成功をつかむストーリー」を描いた、「あなたの人生お運びします」という、藤原紀香さんが主演のテレビドラマが、TBS系列で放送されておりました。
寺田オーナーが馬主になったきっかけは、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)から京都競馬場に招待された際に、「試しにまず1頭持たれてみてはいかがですか。調教師もお世話します」と勧められたことだそうです。
馬主としての寺田オーナーは、私が確認したところ、1997年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のマーメイドSを制したディアチャンスや、2018年の京都牝馬Sと阪神牝馬SとターコイズSを制したミスパンテールなどが挙げられます。
2018年の寺田オーナーは、ミスパンテールの活躍などによって、「11勝・獲得賞金3億1734万円」という好成績を残しており、2019年も、リオンリオンで青葉賞とセントライト記念、マイスタイルで函館記念を制するなど、8勝を上げ、「2億8486万円」の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、獲得賞金が、
2020年→7勝・獲得賞金9802万円
2021年→9勝・獲得賞金1億7098万円
という形で数字が伸び悩んでおりましたが、2022年は、マテンロウオリオンでシンザン記念を、マテンロウレオできさらぎ賞を制するなど、10勝を上げ、獲得賞金は「3億1190万円」と、前年を大きく上回っており、一昨年は、過去最多の14勝を上げ、「3億3426万円」という獲得賞金もキャリアハイとなっております。
ただ、昨年は、マテンロウスカイで中山記念を制したものの、他の馬があまり活躍できなかったことなどから、最終的な成績が「10勝・獲得賞金2億3456万円」と、一昨年を下回ってしまいました。
当然、今年を迎えるにあたって、寺田オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、地方で、マテンロウコマンドが兵庫CSを制して、5000万円の賞金を獲得している上、JRAでは、先週までに10勝を上げ、その他にも、マテンロウレオがアメリカJCCで、マテンロウスカイがマーチSでそれぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億0353万円」と、既に昨年の9割近い数字となっております。
したがって、現在の寺田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、寺田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■5月26日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を6600万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億6060万円で落札
と、計3頭を総額2億2660万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の寺田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のエルムSにマテンロウスカイを登録しておりますので、寺田オーナーが、同馬を預けている松永幹夫先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。
2025/08/04
「上野アメ横店」だけで年商25億円を記録していましたの
三木正浩氏
本業: 株式会社ABCマート 最高顧問
今週の主な登録馬:
ジャスティンスカイ(CBC賞)
ジャスティンアース(エルムS・UHB賞)
ジャスティンガルフ(香嵐渓特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
三木正浩オーナーは、東京都渋谷区の道玄坂に本社を構えて、靴の小売業などを手掛けている「株式会社ABCマート」の創業者でして、2007年の8月まで同社の代表取締役会長を務めていて、現在は最高顧問を務めていますの。
1955年、三重県伊勢市に生まれた三木オーナーは、名古屋市立享栄高校から、東邦学園短期大学に進学して、ここを卒業してから、ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売などを手掛けている「スクエアツウ・ジャパン株式会社」に入社しました。
それから3年後、同社を退社した三木オーナーは、1985年に、「ABCマート」の前身となる「株式会社国際貿易商事」を東京都新宿区で設立しましたの。
1986年、買い付けのためにロンドンを訪れていた三木オーナーは、ブーツのブランド、「HAWKINS(ホーキンス)」と日本の代理店契約を結んで、それからは、同社の靴を低価格で販売して大ヒットさせていましたわ。
1987年、東京都荒川区に移転した「株式会社国際貿易商事」は、社名を「株式会社インターナショナル・トレーディング・コーポレーション」に変更して、それから、1990年に靴の小売業を始めるため、「有限会社ABCマート」を設立して、初出店した「上野アメ横店」では、1店舗だけで年商25億円を記録していましたの。
三木オーナーは、その後も、
1991年
アメリカのスケートボード靴メーカー・「Vans(バンズ)」と国内総代理店契約を締結
1994年
「Vans」の国内商標使用契約の締結
1995年
「HAWKINS」の商標権を完全取得
1997年
「有限会社ABCマート」を改組し、「株式会社ABCマート」に商号変更
2000年
ジャスダックに上場
2002年
東証一部に上場
2004年
「エス・ジー・シューズ・カンパニー」を吸収合併
といった形で急速に事業を拡大させて、現在、「ABCマート」は、連結の売上高が「3722億0200万円」(2025年2月期)を記録するほどの大企業に成長していますわ。
一代でこの礎を築いた三木オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2024」で10位にランクインしていますから、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょうね。
馬主としての三木オーナーは、2019年からJRAで馬を走らせていて、この年の10月19日(土)には、オーナーにとって馬主デビューだった新馬戦で、ジャスティンリーチが見事に初勝利を飾っていましたの。
2020年は、勝利を上げられずに終わってしまいましたけど、2021年は、ジャスティンロックを出走させた京都2歳Sで初めての重賞勝ちを飾るなど、15勝を上げて、獲得賞金は「1億9962万円」と、一気に成績を伸ばしていましたわね。
更に2022年は、エリカヴィータでフローラSを制して、ジャスティンパレスで神戸新聞杯を制するなど、20勝を上げて、「4億3535万円」の賞金を獲得していましたし、一昨年は、アグリで阪急杯を制して、ジャスティンパレスで天皇賞・春を制して「初のGI勝利」を飾るなど、18勝を上げて、獲得賞金が「9億4193万円」というキャリアハイの数字になっていましたの。
そして昨年は、ジャスティンミラノで共同通信杯と皐月賞を制しましたけど、この馬が、2着だったダービーの後に、屈腱炎で引退することになってしまったこともあって、獲得賞金は「7億4826万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたわ。
それに、今年も悪い流れが続いていて、先週までに8勝を上げていますけど、フェアリーSを制したエリカエクスプレス以外の馬があまり活躍できていないこともあって、獲得賞金が「2億7089万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっていますから、現在の三木オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のCBC賞にジャスティンスカイ、1着賞金が3800万円(同3040万円)のエルムSにジャスティンアース(UHB賞にも登録)など、3頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、私が三木オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
本業: 株式会社ABCマート 最高顧問
今週の主な登録馬:
ジャスティンスカイ(CBC賞)
ジャスティンアース(エルムS・UHB賞)
ジャスティンガルフ(香嵐渓特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
三木正浩オーナーは、東京都渋谷区の道玄坂に本社を構えて、靴の小売業などを手掛けている「株式会社ABCマート」の創業者でして、2007年の8月まで同社の代表取締役会長を務めていて、現在は最高顧問を務めていますの。
1955年、三重県伊勢市に生まれた三木オーナーは、名古屋市立享栄高校から、東邦学園短期大学に進学して、ここを卒業してから、ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売などを手掛けている「スクエアツウ・ジャパン株式会社」に入社しました。
それから3年後、同社を退社した三木オーナーは、1985年に、「ABCマート」の前身となる「株式会社国際貿易商事」を東京都新宿区で設立しましたの。
1986年、買い付けのためにロンドンを訪れていた三木オーナーは、ブーツのブランド、「HAWKINS(ホーキンス)」と日本の代理店契約を結んで、それからは、同社の靴を低価格で販売して大ヒットさせていましたわ。
1987年、東京都荒川区に移転した「株式会社国際貿易商事」は、社名を「株式会社インターナショナル・トレーディング・コーポレーション」に変更して、それから、1990年に靴の小売業を始めるため、「有限会社ABCマート」を設立して、初出店した「上野アメ横店」では、1店舗だけで年商25億円を記録していましたの。
三木オーナーは、その後も、
1991年
アメリカのスケートボード靴メーカー・「Vans(バンズ)」と国内総代理店契約を締結
1994年
「Vans」の国内商標使用契約の締結
1995年
「HAWKINS」の商標権を完全取得
1997年
「有限会社ABCマート」を改組し、「株式会社ABCマート」に商号変更
2000年
ジャスダックに上場
2002年
東証一部に上場
2004年
「エス・ジー・シューズ・カンパニー」を吸収合併
といった形で急速に事業を拡大させて、現在、「ABCマート」は、連結の売上高が「3722億0200万円」(2025年2月期)を記録するほどの大企業に成長していますわ。
一代でこの礎を築いた三木オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2024」で10位にランクインしていますから、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょうね。
馬主としての三木オーナーは、2019年からJRAで馬を走らせていて、この年の10月19日(土)には、オーナーにとって馬主デビューだった新馬戦で、ジャスティンリーチが見事に初勝利を飾っていましたの。
2020年は、勝利を上げられずに終わってしまいましたけど、2021年は、ジャスティンロックを出走させた京都2歳Sで初めての重賞勝ちを飾るなど、15勝を上げて、獲得賞金は「1億9962万円」と、一気に成績を伸ばしていましたわね。
更に2022年は、エリカヴィータでフローラSを制して、ジャスティンパレスで神戸新聞杯を制するなど、20勝を上げて、「4億3535万円」の賞金を獲得していましたし、一昨年は、アグリで阪急杯を制して、ジャスティンパレスで天皇賞・春を制して「初のGI勝利」を飾るなど、18勝を上げて、獲得賞金が「9億4193万円」というキャリアハイの数字になっていましたの。
そして昨年は、ジャスティンミラノで共同通信杯と皐月賞を制しましたけど、この馬が、2着だったダービーの後に、屈腱炎で引退することになってしまったこともあって、獲得賞金は「7億4826万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたわ。
それに、今年も悪い流れが続いていて、先週までに8勝を上げていますけど、フェアリーSを制したエリカエクスプレス以外の馬があまり活躍できていないこともあって、獲得賞金が「2億7089万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっていますから、現在の三木オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のCBC賞にジャスティンスカイ、1着賞金が3800万円(同3040万円)のエルムSにジャスティンアース(UHB賞にも登録)など、3頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、私が三木オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。