「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/10/15
アメリカの経済紙が発表した「日本億万長者番付2023」で…
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンデサイル(菊花賞)
ダノンブレット(神無月S)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。

1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。

そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。

その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、

「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
「2024年3月期」→売上高1115億9000万円・経営利益811億5100万円

という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。

また、野田オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2023」で9位にランクインしておりますので、私は「オービック」を率いている野田オーナーのことを、「尊敬すべき優秀な経営者」と考えており、多くの方が私と同じ意見でございましょう。

馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。

2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。

そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。

2021年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っておりましたが、一昨年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え2021年を上回っておりました。

ところが昨年は、26勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「6億4812万円」と、一昨年の数字を大きく下回っております。

もちろん、今年を迎えるにあたって、野田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、今年は、ダノンデサイルで京成杯とダービーを制し、ダノンマッキンリーでファルコンSを制するなど、先週までに22勝を上げ、獲得賞金が「7億3704万円」と、既に昨年を上回っておりますので、現在の野田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月8日(月)~9日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計8頭の落札に総額22億1650万円(税込)を投じております。

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の菊花賞にダノンデサイル、1着賞金が1840万円(同1472万円)の神無月Sにダノンブレットを登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/10/15
「追分ファームの場長」が代表を務めております
G1レーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
シュバルツクーゲル(菊花賞)
メリオーレム(菊花賞)
ゴンバデカーブース(富士S)
セリフォス(富士S)
メインクーン(新潟牝馬S)
アートフォーム(十日町特別)
パロサント(岩船特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「G1レーシング」(本社所在地:東京都港区六本木5-18-20)は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブであり、当初、「愛馬会法人」の代表は、全国各地で200店舗以上のスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の取締役副社長を務めていた村井良孝氏でした。

そして、2015年の6月からは、「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」・吉田善哉氏の三男であり、「追分ファーム」(住所:北海道勇払郡安平町追分向陽1233-1)の代表である吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏の長男であり、「追分ファーム」の場長である吉田正志氏が務めております。

同クラブは、設立から2018年まで、

2011年→8勝・獲得賞金1億0179万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6709万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0477万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
2016年→47勝・獲得賞金9億3707万円
2017年→56勝・獲得賞金12億2511万円
2018年→50勝・獲得賞金13億3151万円

という形で順調に数字を伸ばしており、2017年にペルシアンナイトを出走させたマイルCSで初めてのGI勝ちを飾ると、2018年には、ジュールポレールでヴィクトリアマイル、ルヴァンスレーヴでチャンピオンズCを制したことなどにより、過去最多の賞金を獲得しておりました。

その後の2年間は、

2019年→34勝・獲得賞金7億5299万円
2020年→43勝・獲得賞金7億1407万円

という形で伸び悩んでおりましたが、2021年は、ヴィクティファルスでスプリングS、セリフォスで新潟2歳Sとデイリー杯2歳Sを制するなど、過去最多となる58勝を上げ、獲得賞金も「11億0104万円」と、前年の数字を大きく上回っており、一昨年は、勝利数こそ「54」と、前年を下回ってしまったものの、セリフォスがマイルCSを制したことなどにより、獲得賞金は「12億4742万円」と、やはり前年を上回っております。

ところが、昨年は、50勝を上げたものの、サウジアラビアRCを制したゴンバデカーブース以外の馬がそれほど活躍できなかったこともあり、獲得賞金は「10億3932万円」と、一昨年を大きく下回っておりました。

そして、今年も状況が好転している訳ではなく、ディクテオンが地方交流重賞の白山大賞典を制し、3000万円の賞金を獲得しておりますが、JRAでは、先週までが31勝に留まっていることや、紫苑Sを制したクリスマスパレード以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「8億0909万円」と、昨年の同時期(10月15日【日】まで)の「8億4739万円」を下回っておりますので、現在はクラブの関係者全員が、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。

また、「G1レーシング」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)に関して、5月13日(月)に計68頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは47頭であり、「募集停止」となった1頭を除く残りの20頭は現在も出資を受け付けております。

そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、今週は、1着賞金が2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の菊花賞にシュバルツクーゲルとメリオーレム、1着賞金が5900万円(同4720万円)の富士Sにゴンバデカーブースとセリフォス、1着賞金が2700万円(同2160万円)の新潟牝馬Sにメインクーンなど、計7頭を特別レースに登録しておりますので、私が「G1レーシング」の関係者であれば、各馬を預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。

2024/10/15
「東日本大震災」が発生した際に1000万円を寄付していましたの
石川達絵氏

本業: 株式会社デジマース 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ソウルラッシュ(富士S)
ローズスター(桂川S)

担当者:馬主情報部 馬主H

石川達絵オーナーの本業は、JR五反田駅と大崎駅と品川駅から徒歩10分圏内のところにある「住友不動産高輪パークタワー」(東京都品川区東五反田)に本社を構え、スマートフォン向けのコンテンツ事業(音楽や動画や電子書籍の配信)などを手掛けている、「株式会社デジマース」の代表取締役社長ですわ。

また、石川オーナーは、「バローズ」の冠名でお馴染みの猪熊広次オーナーが代表取締役社長を務めている、「株式会社バローズ」の取締役でもありますの。

「株式会社デジマース」は、「株式会社バローズ」から分社する形で2005年の6月に設立されて、その後は、「HAPPY!メロディ」、「HAPPY!うた」、「HAPPY!動画」、「HAPPY!デコメ」といった携帯電話向けのコンテンツを提供していましたし、2010年頃には、当時、一気に普及し始めたスマートフォン向けアプリの提供も開始して、現在では、名前の通り、競馬情報を取り扱っている「WIN!競馬」というサイトや、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」を起用した天気予報やカレンダーのツールや、一昨年の11月に提供を開始した「USA懸賞ゲームアプリ」など、コンテンツを充実させていますわね。

更に同社は、「妖かし恋戯曲」や「アイリス魔法学園~Vinculum Hearts~」や「にゃんらぶ~私の恋の見つけかた~」や「Spiral Memoria~私と出逢う夏~」といった「ニンテンドースイッチ」専用ゲームソフトの配信など、ニーズに合わせたコンテンツを提供し続けていますし、2021年は、4月15日(日)から「ミアステール~デズニフの遺跡~」というアクションゲームを配信していましたの。

その上、最近では、コンビニ商品のクーポン券や金券などのデジタルギフトを配布することで、キャンペーンの実施や集客の促進が行えるソリューションシステムの「dgift」に力を入れていて、「株式会社スクウェア・エニックス」や、「株式会社KADOKAWA」や、「大東建託株式会社」といった大手企業に導入されるなど、多岐に渡る事業を手掛け、2020年3月期の売上高は33億円という素晴らしい数字を残していましたわ。

更に同社は、2011年の3月に「東日本大震災」が発生した際、日本赤十字社を通じて1000万円を寄付するなど、社会貢献活動にも力を入れていますので、その代表取締役社長を務めている石川オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょうね。

馬主としての石川オーナーは、2010年からJRAで馬を走らせていて、初年度こそ未勝利に終わってしまいましたけど、それから2018年までは、

2011年→2勝・獲得賞金2060万円
2012年→1勝・獲得賞金2123万円
2013年→2勝・獲得賞金3054万円
2014年→2勝・獲得賞金3415万円
2015年→3勝・獲得賞金5352万円
2016年→3勝・獲得賞金5615万円
2017年→12勝・獲得賞金2億9094万円
2018年→10勝・獲得賞金4億5523万円

と、順調に獲得賞金を増やしていましたし、2017年には、キセキで菊花賞を制して、「初の重賞勝ち」をGIで飾っていましたわ。

ただ、その後の3年間は、

2019年→4勝・獲得賞金2億2657万円
2020年→12勝・獲得賞金2億5796万円
2021年→14勝・獲得賞金2億3536万円

と記せば分かる通り、獲得賞金が伸び悩んでいましたから、一昨年の石川オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうね。

実際、一昨年は、ソウルラッシュでマイラーズCを制するなど、「19勝・獲得賞金3億9127万円」という成績を残して、前年を大きく上回っていましたし、昨年は、ビッグリボンでマーメイドSを制し、ソウルラッシュで京成杯AHを制するなど、過去最多の22勝を上げて、獲得賞金は「4億7845万円」というキャリアハイの数字となっていましたの。

そして今年は、先週までに11勝を上げていますけど、マイラーズCを制したソウルラッシュ以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「3億1726万円」と、まだ昨年の6割ぐらいですから、今の石川オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えている筈ですわ。

それに、石川オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、今年も、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
3頭を1億5180万円で落札

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を5280万円で落札

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
1頭を1320万円で落札

と、計7頭を総額2億1780万円で落札していますの(落札金額は全て税込表記)。

当然、今の石川オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈ですわ。

そういった中、今週は、1着賞金が5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の富士Sにソウルラッシュ、1着賞金が1840万円(同1472万円)の桂川Sにローズスターを登録していますから、私が石川オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわね。

2024/10/15
「高強度鉄筋のトップメーカー」と言えます
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアロロノア(富士S)
エアミアーニ(キセキC)

担当者:馬主情報部 馬主N

「エア」の冠名を用いている、「ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県の小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏です。

よって、ここでは、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。

1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1969年の皐月賞馬ワイルドモアや、1977年のダービー馬ラッキールーラなどを所有していたことで広く知られている、故・貞敏氏によって、1939年に創業されました。

同社は、超高層のビルやマンションの建設が盛んな近年の建築業界に於いて、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、「高強度鉄筋のトップメーカー」と言えます。

そして、現在は連結子会社を含め800名以上の従業員を雇用しており、2024年3月期の売上高は「796億1700万円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。

また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人、「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。

なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、私が確認したところ、1986年であり、それから現在までに300頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどが挙げられるでしょう。

2000年の吉原オーナーは、17勝を上げ、過去最高となる「7億5041万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後は伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、

2019年→9勝・獲得賞金1億8550万円
2020年→6勝・獲得賞金1億9735万円
2021年→11勝・獲得賞金2億6989万円
2022年→4勝・獲得賞金1億2392万円
2023年→5勝・獲得賞金1億6132万円

という物足りない数字が続いております。

そして今年も悪い流れが続いており、3月までに2勝を上げているものの、4月以降は「10戦0勝」に終わっていることなどから、獲得賞金が「4952万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっておりますので、現在の吉原オーナーは、「以前の勢いを取り戻したい」と強く願っている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の富士Sにエアロロノア、1着賞金が1840万円(同1472万円)のキセキCにエアミアーニを登録しておりますので、私が吉原オーナーであれば、この2頭を預けている笹田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。