注目馬主
2024/08/26
CMに「おぎやはぎ」や小嶋陽菜さんを起用していましたわね
DMMドリームクラブ
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
キングスコール(札幌2歳S)
アバンチュリエ(長篠S)
ヴェールアンレーヴ(長篠S)
エルトゥヘヴン(飯豊特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「DMMドリームクラブ」は、2016年の6月に設立されて、2017年の8月に運営を開始した、まだ歴史の浅い一口馬主クラブですわね。
このクラブの母体は、名前を見れば分かる通り、動画配信、電子書籍の配信、映画の配信、インターネット証券会社の運営、オンライン英会話レッスンなど、様々なウェブサービスを手掛けている「DMMグループ」でして、愛馬会法人は、グループ会社の「株式会社DMM.com証券」が運営していますの。
「DMMドリームクラブ」が競馬界で活動したのは、2016年の「セレクトセール」で、「株式会社ドリームファーム」として1頭を2億0520万円(税込)で落札したことが最初でして、次の年は、同セールで、「株式会社DMM.com」として、
「ラヴズオンリーミーの2016」(牝・父ディープインパクト)→リアルスティールの全妹
「ドナブリーニの2017」(牝・父ディープインパクト)→ジェンティルドンナの全妹
「シュガーハートの2017」(牡・父ブラックタイド)→キタサンブラックの全弟
と、計3頭を総額7億2900万円(税込)で落札していましたし、この3頭は、全てがGI馬の全兄弟でして、その上、どの馬も1億円を超える落札額だったため、大きな話題になっていましたわ。
それに同クラブは、CMに、お笑いコンビ・「おぎやはぎ」の小木博明さんと矢作兼さんや、競馬番組などに出演していた元AKB48の小嶋陽菜さんを起用して、更には、ビートたけしさんに、「キタノコマンドール」などの名付け親になってもらっていましたし、初年度は、通常、「40口から800口」で行っている「募集馬の口数」を「1万口」に増やして、単価を大きく引き下げて募集を行うなど、競馬ファンの注目を集める話題作りがとてもお上手ですわね。
2017年からJRAで馬を走らせている「DMMドリームクラブ」は、最初の年こそ、出走させた頭数が少なかったため、「1勝・獲得賞金1290万円」という成績でしたけど、その後の2年間は、
2018年→4勝・獲得賞金5681万円
2019年→9勝・獲得賞金2億6719万円
という形で順調に勝利数と賞金を伸ばしていて、特に2019年は、ラヴズオンリーユーを出走させたオークスで、初めての重賞勝ちをGIで飾りましたから、クラブの関係者全員が大喜びしたことでしょう。
2020年の獲得賞金は、「1億7465万円」と、前年を下回ってしまいましたけど、2021年は、JRAで、京都記念を制するなど、16勝を上げて、「4億4102万円」というキャリアハイの賞金を獲得していましたし、海外では、クイーンエリザベス2世C、ブリーダーズCフィリー&メアターフ、香港Cと、G1を3勝もしましたわね。
でも、一昨年は、ダービー卿CTを制したタイムトゥヘヴン以外の馬があまり活躍できなかったため、獲得賞金が「2億6369万円」と、前の年を大きく下回ってしまいましたし、昨年は、過去最多の18勝を上げましたけど、重賞を勝てなかったこともあって、獲得賞金は「3億0422万円」と、やはり2021年を大きく下回ってしまいましたの。
それに、今年も状況が好転した訳ではなくて、先週までに15勝を上げていますけど、昨年と同じく、重賞を勝てていないこともあって、獲得賞金は「2億3673万円」と、まだ2021年の5割ほどに留まっていますわね。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「2021年の勢いを取り戻したい」と考えている筈ですわ。
それに、「DMMドリームクラブ」は、「現1歳世代の募集馬」について、全部で14頭のラインナップを発表していますけど、私が確認したところ、これらの内、もう満口になっているのは4頭でして、残りの10頭は、まだ出資を受け付けていますの。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「残りの10頭を少しでも早く満口にできるよう、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにキングスコール、1着賞金1840万円(同1472万円)の長篠Sにアバンチュリエとヴェールアンレーヴなど、賞金の高い特別レースに4頭を登録していますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
キングスコール(札幌2歳S)
アバンチュリエ(長篠S)
ヴェールアンレーヴ(長篠S)
エルトゥヘヴン(飯豊特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「DMMドリームクラブ」は、2016年の6月に設立されて、2017年の8月に運営を開始した、まだ歴史の浅い一口馬主クラブですわね。
このクラブの母体は、名前を見れば分かる通り、動画配信、電子書籍の配信、映画の配信、インターネット証券会社の運営、オンライン英会話レッスンなど、様々なウェブサービスを手掛けている「DMMグループ」でして、愛馬会法人は、グループ会社の「株式会社DMM.com証券」が運営していますの。
「DMMドリームクラブ」が競馬界で活動したのは、2016年の「セレクトセール」で、「株式会社ドリームファーム」として1頭を2億0520万円(税込)で落札したことが最初でして、次の年は、同セールで、「株式会社DMM.com」として、
「ラヴズオンリーミーの2016」(牝・父ディープインパクト)→リアルスティールの全妹
「ドナブリーニの2017」(牝・父ディープインパクト)→ジェンティルドンナの全妹
「シュガーハートの2017」(牡・父ブラックタイド)→キタサンブラックの全弟
と、計3頭を総額7億2900万円(税込)で落札していましたし、この3頭は、全てがGI馬の全兄弟でして、その上、どの馬も1億円を超える落札額だったため、大きな話題になっていましたわ。
それに同クラブは、CMに、お笑いコンビ・「おぎやはぎ」の小木博明さんと矢作兼さんや、競馬番組などに出演していた元AKB48の小嶋陽菜さんを起用して、更には、ビートたけしさんに、「キタノコマンドール」などの名付け親になってもらっていましたし、初年度は、通常、「40口から800口」で行っている「募集馬の口数」を「1万口」に増やして、単価を大きく引き下げて募集を行うなど、競馬ファンの注目を集める話題作りがとてもお上手ですわね。
2017年からJRAで馬を走らせている「DMMドリームクラブ」は、最初の年こそ、出走させた頭数が少なかったため、「1勝・獲得賞金1290万円」という成績でしたけど、その後の2年間は、
2018年→4勝・獲得賞金5681万円
2019年→9勝・獲得賞金2億6719万円
という形で順調に勝利数と賞金を伸ばしていて、特に2019年は、ラヴズオンリーユーを出走させたオークスで、初めての重賞勝ちをGIで飾りましたから、クラブの関係者全員が大喜びしたことでしょう。
2020年の獲得賞金は、「1億7465万円」と、前年を下回ってしまいましたけど、2021年は、JRAで、京都記念を制するなど、16勝を上げて、「4億4102万円」というキャリアハイの賞金を獲得していましたし、海外では、クイーンエリザベス2世C、ブリーダーズCフィリー&メアターフ、香港Cと、G1を3勝もしましたわね。
でも、一昨年は、ダービー卿CTを制したタイムトゥヘヴン以外の馬があまり活躍できなかったため、獲得賞金が「2億6369万円」と、前の年を大きく下回ってしまいましたし、昨年は、過去最多の18勝を上げましたけど、重賞を勝てなかったこともあって、獲得賞金は「3億0422万円」と、やはり2021年を大きく下回ってしまいましたの。
それに、今年も状況が好転した訳ではなくて、先週までに15勝を上げていますけど、昨年と同じく、重賞を勝てていないこともあって、獲得賞金は「2億3673万円」と、まだ2021年の5割ほどに留まっていますわね。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「2021年の勢いを取り戻したい」と考えている筈ですわ。
それに、「DMMドリームクラブ」は、「現1歳世代の募集馬」について、全部で14頭のラインナップを発表していますけど、私が確認したところ、これらの内、もう満口になっているのは4頭でして、残りの10頭は、まだ出資を受け付けていますの。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「残りの10頭を少しでも早く満口にできるよう、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにキングスコール、1着賞金1840万円(同1472万円)の長篠Sにアバンチュリエとヴェールアンレーヴなど、賞金の高い特別レースに4頭を登録していますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
2024/08/26
早稲田大学の政治経済学部を卒業しております
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏
本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ホウオウガイア(札幌2歳S)
ホウオウブースター(小倉2歳S)
ホウオウプロサンゲ(フィリピンT)
ホウオウバニラ(赤倉特別)
ホウオウセイメイ(香嵐渓特別)
ホウオウマーメイド(雷光特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座にある「歌舞伎座タワー」の15階に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。
小笹オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」(現・株式会社リンク・インタラック)を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在では、東京、大阪、名古屋、福岡に「統合拠点」、札幌、仙台、広島に「グループ拠点」と、計7つの拠点を構え、9社のグループ会社を有し、2023年12月期の売上高が「339億円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
2018年の10月には、同社が開発した組織改善システム「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したテレビCMを製作・放映しており、これが好評を博しておりました。
また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、社名にもある「モチベーション」を切り口にした書籍を20冊以上も出版し、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けております。
馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに100頭近くを所有しており、初年度は未勝利に終わったものの、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
2021年→27勝・獲得賞金5億2089万円
という形で順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしており、特に2021年は、ホウオウイクセルを出走させたフラワーCで初めての重賞勝ちを飾ると、ホウオウアマゾンを出走させたアーリントンCも制するなど、キャリアハイの勝利数となっておりました。
しかし一昨年は、「21勝・獲得賞金4億3472万円」と、2021年を大きく下回っておりましたので、昨年の小笹オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、昨年は22勝を上げ、獲得賞金は「5億5225万円」と、一昨年を上回るキャリアハイの数字となっております。
そして今年は、先週までに14勝を上げているものの、函館記念を制したホウオウビスケッツ以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「3億1912万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「3億6738万円」を下回っておりますので、現在の小笹オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、小笹オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、8頭を7億1830万円(税込)で落札しておりました。
当然、現在の小笹オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにホウオウガイア、同賞金の小倉2歳Sにホウオウブースターなど、特別レースに計6頭を登録しておりますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ホウオウガイア(札幌2歳S)
ホウオウブースター(小倉2歳S)
ホウオウプロサンゲ(フィリピンT)
ホウオウバニラ(赤倉特別)
ホウオウセイメイ(香嵐渓特別)
ホウオウマーメイド(雷光特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座にある「歌舞伎座タワー」の15階に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。
小笹オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」(現・株式会社リンク・インタラック)を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在では、東京、大阪、名古屋、福岡に「統合拠点」、札幌、仙台、広島に「グループ拠点」と、計7つの拠点を構え、9社のグループ会社を有し、2023年12月期の売上高が「339億円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
2018年の10月には、同社が開発した組織改善システム「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したテレビCMを製作・放映しており、これが好評を博しておりました。
また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、社名にもある「モチベーション」を切り口にした書籍を20冊以上も出版し、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けております。
馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに100頭近くを所有しており、初年度は未勝利に終わったものの、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
2021年→27勝・獲得賞金5億2089万円
という形で順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしており、特に2021年は、ホウオウイクセルを出走させたフラワーCで初めての重賞勝ちを飾ると、ホウオウアマゾンを出走させたアーリントンCも制するなど、キャリアハイの勝利数となっておりました。
しかし一昨年は、「21勝・獲得賞金4億3472万円」と、2021年を大きく下回っておりましたので、昨年の小笹オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、昨年は22勝を上げ、獲得賞金は「5億5225万円」と、一昨年を上回るキャリアハイの数字となっております。
そして今年は、先週までに14勝を上げているものの、函館記念を制したホウオウビスケッツ以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「3億1912万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「3億6738万円」を下回っておりますので、現在の小笹オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、小笹オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、8頭を7億1830万円(税込)で落札しておりました。
当然、現在の小笹オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにホウオウガイア、同賞金の小倉2歳Sにホウオウブースターなど、特別レースに計6頭を登録しておりますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
2024/08/26
2020年は「馬主リーディング2位」でしたが
シルクレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
エーデルブルーメ(新潟記念)
アーリントンロウ(小倉2歳S)
ポートデラメール(小倉2歳S)
シルブロン(タイランドC)
スカイロケット(アジア競馬連盟T)
クレーバーテースト(フィリピンT)
ソリダリティ(フィリピンT)
セラフィナイト(飯豊特別)
フリートオブフット(飯豊特別)
リンクスルーファス(鳥羽特別)
リンドラゴ(鳥羽特別)
ボールドゾーン(両津湾特別)
ベンサレム(瓢湖特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、2020年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」という過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。
しかし2021年は、ピクシーナイトでスプリンターズSを制したものの、「102勝(重賞10勝)・獲得賞金24億8860万円」と、2020年を大きく下回る成績に終わり、「馬主リーディング3位」に留まっていたため、一昨年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈です。
実際、一昨年はJRAに於いて、イクイノックスで天皇賞・秋と有馬記念を制するなど、重賞11勝を含む126勝を上げ、2021年を大きく上回る「33億0499万円」の賞金を獲得し、「サンデーレーシング」に次ぐ「馬主リーディング2位」となっており、尚且つ、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億0390万円)の賞金を獲得しております。
ところが昨年は、イクイノックスでドバイシーマクラシックを制し、348万ドル(約4億5889万円)の賞金を獲得したものの、JRAでは、一昨年に11勝もしていた重賞を7勝しかできなかったことなどから、獲得賞金は「28億3610万円」と、一昨年を下回っており、「馬主リーディング」では、「サンデーレーシング」と「キャロットファーム」と「社台レースホース」に次ぐ4位となっておりました。
その上、今年も悪い流れが続いており、エピファニーで小倉大賞典、ミアネーロでフラワーCを制するなど、先週までに63勝を上げているものの、GIを勝てていないことなどから、獲得賞金が「12億4212万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「14億8295万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在はクラブの関係者全員が、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、「シルクレーシング」は、JRAで17億5655万円、海外で約4億5889万円の賞金を獲得していたイクイノックスを、昨年のジャパンCを最後に引退させたため、現在は、同クラブの関係者全員が、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週、「シルクレーシング」は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟記念にエーデルブルーメ、1着賞金3100万円(同2480万円)の小倉2歳Sにアーリントンロウとポートデラメール、1着賞金2400万円(同1920万円)のタイランドCにシルブロンなど、計13頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
エーデルブルーメ(新潟記念)
アーリントンロウ(小倉2歳S)
ポートデラメール(小倉2歳S)
シルブロン(タイランドC)
スカイロケット(アジア競馬連盟T)
クレーバーテースト(フィリピンT)
ソリダリティ(フィリピンT)
セラフィナイト(飯豊特別)
フリートオブフット(飯豊特別)
リンクスルーファス(鳥羽特別)
リンドラゴ(鳥羽特別)
ボールドゾーン(両津湾特別)
ベンサレム(瓢湖特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、2020年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」という過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。
しかし2021年は、ピクシーナイトでスプリンターズSを制したものの、「102勝(重賞10勝)・獲得賞金24億8860万円」と、2020年を大きく下回る成績に終わり、「馬主リーディング3位」に留まっていたため、一昨年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈です。
実際、一昨年はJRAに於いて、イクイノックスで天皇賞・秋と有馬記念を制するなど、重賞11勝を含む126勝を上げ、2021年を大きく上回る「33億0499万円」の賞金を獲得し、「サンデーレーシング」に次ぐ「馬主リーディング2位」となっており、尚且つ、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億0390万円)の賞金を獲得しております。
ところが昨年は、イクイノックスでドバイシーマクラシックを制し、348万ドル(約4億5889万円)の賞金を獲得したものの、JRAでは、一昨年に11勝もしていた重賞を7勝しかできなかったことなどから、獲得賞金は「28億3610万円」と、一昨年を下回っており、「馬主リーディング」では、「サンデーレーシング」と「キャロットファーム」と「社台レースホース」に次ぐ4位となっておりました。
その上、今年も悪い流れが続いており、エピファニーで小倉大賞典、ミアネーロでフラワーCを制するなど、先週までに63勝を上げているものの、GIを勝てていないことなどから、獲得賞金が「12億4212万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「14億8295万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在はクラブの関係者全員が、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、「シルクレーシング」は、JRAで17億5655万円、海外で約4億5889万円の賞金を獲得していたイクイノックスを、昨年のジャパンCを最後に引退させたため、現在は、同クラブの関係者全員が、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週、「シルクレーシング」は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟記念にエーデルブルーメ、1着賞金3100万円(同2480万円)の小倉2歳Sにアーリントンロウとポートデラメール、1着賞金2400万円(同1920万円)のタイランドCにシルブロンなど、計13頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
2024/08/26
今年は9頭の落札に12億円以上を…
ゴドルフィン
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
アブキールベイ(小倉2歳S)
エンタングルメント(有松特別)
コーティアスマナー(マレーシアC)
トーラスシャイン(マレーシアC)
サンダーアラート(両津湾特別)
担当者:馬主情報部 馬主Y
「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記します。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名であり、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有しており、更に、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しておりました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」(住所:北海道沙流郡日高町富浜東3-2-1)を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大しており、現在では、私が確認したところ、道内に7つの牧場を所有しております。
また、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者兼代表であり、一口馬主クラブ「ワラウカド」のクラブ法人である「株式会社フクキタル」でも代表取締役を務めているハリー・スウィーニィ氏を、2016年には、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」の代表取締役に就任させておりました。
ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせております。
最初の年は、出走頭数が少なかったこともあり3勝に留まっておりましたが、翌年からは、順調に数字を伸ばしており、2019年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円(馬主リーディング6位)
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円(同5位)
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円(同5位)
という右肩上がりの成績を残し、特に2019年は、初の「100勝超え」を達成し、賞金も20億円の大台に乗せておりました。
ただ、その後の3年間は、
2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円(馬主リーディング5位)
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円(同6位)
2022年→66勝・獲得賞金14億1751万円(同6位)
という形で、成績が「右肩下がり」になっており、更に昨年は、77勝を上げたものの、フェブラリーSとチャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったことから、獲得賞金は「15億7654万円」と、やはり2019年を大きく下回ってしまいました。
そして今年は、レモンポップで地方交流G1のさきたま杯を制し、「8000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、先週までに47勝を上げているものの、ラジオNIKKEI賞を制したオフトレイル以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「8億6882万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「10億0430万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在のモハメド殿下は、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、モハメド殿下は、所有頭数と生産頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」や「パカパカファーム」の名義などで馬を落札する機会が非常に多く、昨年は、私が確認しているだけで、
■8月18日(金)~20日(日)の「アルカナ・オーガスト・イヤリングセール」(フランス)
581万8478ドルを投じて10頭を落札
■9月28日(木)~29日(金)の「ゴフス・オービー・セール」(アイルランド)
265万0864ドルを投じて6頭を落札
■10月3日(火)~5日(木)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック1」(イギリス)
1527万3945ドルを投じて20頭を落札
など、計53頭を落札しており、日本円に換算すれば、43億円以上の金額を投じており、今年も、私が確認しているだけで、
■1月9日(土)~16日(土)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
16万7148ドルを投じて1頭を落札
■4月16日(火)~17日(水)の「タタソールズ・クレイブン・ブリーズアップ・セール」(イギリス)
407万8525ドルを投じて4頭を落札
■4月23日(火)~24日(水)の「ゴフス・ブリーズ・アップ・セール」(アイルランド)
33万6154ドルを投じて1頭を落札
■5月11日(土)の「アルカナ・メイ・ブリーズ・アップ・セール」(フランス)
247万7404ドルを投じて1頭を落札
■8月5日(月)~8月6日(火)の「ファシグティプトン・サラトガ・セレクト・イヤリングセール」(アメリカ)
100万ドルを投じて1頭を落札
■8月16日(金)~8月18日(日)「アルカナ・ドーヴィル・オーガスト・イヤリング・セール」(フランス)
43万2977ドルを投じて1頭を落札
と、計9頭を落札しており、日本円に換算すれば約12億7383万円の金額を投じております(落札額は全て米ドル・昨年分は1ドルを140円で、今年分は1ドルを150円で計算)。
当然、これまでの経緯を踏まえれば、今後の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」でも、多くの馬を落札する筈あり、現在のモハメド殿下は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sにアブキールベイなど、計5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
アブキールベイ(小倉2歳S)
エンタングルメント(有松特別)
コーティアスマナー(マレーシアC)
トーラスシャイン(マレーシアC)
サンダーアラート(両津湾特別)
担当者:馬主情報部 馬主Y
「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記します。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名であり、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有しており、更に、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しておりました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」(住所:北海道沙流郡日高町富浜東3-2-1)を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大しており、現在では、私が確認したところ、道内に7つの牧場を所有しております。
また、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者兼代表であり、一口馬主クラブ「ワラウカド」のクラブ法人である「株式会社フクキタル」でも代表取締役を務めているハリー・スウィーニィ氏を、2016年には、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」の代表取締役に就任させておりました。
ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせております。
最初の年は、出走頭数が少なかったこともあり3勝に留まっておりましたが、翌年からは、順調に数字を伸ばしており、2019年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円(馬主リーディング6位)
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円(同5位)
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円(同5位)
という右肩上がりの成績を残し、特に2019年は、初の「100勝超え」を達成し、賞金も20億円の大台に乗せておりました。
ただ、その後の3年間は、
2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円(馬主リーディング5位)
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円(同6位)
2022年→66勝・獲得賞金14億1751万円(同6位)
という形で、成績が「右肩下がり」になっており、更に昨年は、77勝を上げたものの、フェブラリーSとチャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったことから、獲得賞金は「15億7654万円」と、やはり2019年を大きく下回ってしまいました。
そして今年は、レモンポップで地方交流G1のさきたま杯を制し、「8000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、先週までに47勝を上げているものの、ラジオNIKKEI賞を制したオフトレイル以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「8億6882万円」と、昨年の同時期(8月27日【日】まで)の「10億0430万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在のモハメド殿下は、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、モハメド殿下は、所有頭数と生産頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」や「パカパカファーム」の名義などで馬を落札する機会が非常に多く、昨年は、私が確認しているだけで、
■8月18日(金)~20日(日)の「アルカナ・オーガスト・イヤリングセール」(フランス)
581万8478ドルを投じて10頭を落札
■9月28日(木)~29日(金)の「ゴフス・オービー・セール」(アイルランド)
265万0864ドルを投じて6頭を落札
■10月3日(火)~5日(木)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック1」(イギリス)
1527万3945ドルを投じて20頭を落札
など、計53頭を落札しており、日本円に換算すれば、43億円以上の金額を投じており、今年も、私が確認しているだけで、
■1月9日(土)~16日(土)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
16万7148ドルを投じて1頭を落札
■4月16日(火)~17日(水)の「タタソールズ・クレイブン・ブリーズアップ・セール」(イギリス)
407万8525ドルを投じて4頭を落札
■4月23日(火)~24日(水)の「ゴフス・ブリーズ・アップ・セール」(アイルランド)
33万6154ドルを投じて1頭を落札
■5月11日(土)の「アルカナ・メイ・ブリーズ・アップ・セール」(フランス)
247万7404ドルを投じて1頭を落札
■8月5日(月)~8月6日(火)の「ファシグティプトン・サラトガ・セレクト・イヤリングセール」(アメリカ)
100万ドルを投じて1頭を落札
■8月16日(金)~8月18日(日)「アルカナ・ドーヴィル・オーガスト・イヤリング・セール」(フランス)
43万2977ドルを投じて1頭を落札
と、計9頭を落札しており、日本円に換算すれば約12億7383万円の金額を投じております(落札額は全て米ドル・昨年分は1ドルを140円で、今年分は1ドルを150円で計算)。
当然、これまでの経緯を踏まえれば、今後の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」でも、多くの馬を落札する筈あり、現在のモハメド殿下は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sにアブキールベイなど、計5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。