「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/07/08
京都府立医科大学を卒業しております
加藤誠氏

本業: 加藤乳腺クリニック 理事長

今週の主な登録馬:
サヴォーナ(函館記念)

担当者:馬主情報部 馬主J

加藤誠オーナーの本業は、京都府京都市と滋賀県草津市に医院を構えている、「加藤乳腺クリニック」の理事長です。

1959年生まれの加藤オーナーは、1988年に京都府立医科大学を、1996年に同大学院を卒業しており、その後、済生会滋賀県病院に勤務し、そこで「救急部長」や「胸部乳腺外科部長」としてキャリアを積み、2003年、「加藤乳腺クリニック」を開院しております。

同クリニックは、日本でも数少ない乳腺内視鏡手術を専門に行うクリニックであり、乳がんの診断と治療に用いる最新機器を導入している上、1996年に加藤オーナーが「乳がん患者を救いたい」との思いで独自に考案した、「乳腺内視鏡による乳房温存手術」は、それまでの手術法より傷跡が目立ちにくいため、術後は、多くの患者さんが深く感謝しているそうです。

更に、乳がん患者にとって大きな悩みの一つであった、抗がん剤の副作用による脱毛を予防するため、「頭皮冷却装置」を独自に開発しており、2020年に国内で医療機器として承認を受けております。

このように、乳がん患者に寄り添った手術法や装置を考案した加藤オーナーは、「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう。

また、加藤オーナーは、以前、自身が競馬好きになったきっかけを、「1991年の天皇賞・春で、メジロマックイーンの強さに魅了されたこと」と語っておりまして、その経緯や医院の場所を考えれば当然ですが、現在は「京都馬主協会」に所属しており、同協会の会長を務めている大八木信行オーナー(ダイシンオレンジなどを所有)や、前田幸治オーナー(ワンアンドオンリーなどを所有)といった「京都馬主協会の有力者達」と、公私に渡り非常に親しくしております。

余談ですが、加藤オーナーが馬主資格を取得する際には、大八木オーナーが全面的にバックアップしており、2007年の秋に完成した加藤オーナーの自宅は、設計や建築の段階から、前田オーナーが手厚くサポートしていたそうです。

なお、馬主としての加藤オーナーは、2009年からJRAで馬を走らせており、これまでに70頭ほどを所有しております。

最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、未勝利に終わっていたものの、その後は着実に数字を伸ばしており、2016年からの6年間は、

2016年→2勝・獲得賞金2858万円
2017年→5勝・獲得賞金6192万円
2018年→6勝・獲得賞金8043万円
2019年→5勝・獲得賞金1億1354万円
2020年→4勝・獲得賞金1億1657万円
2021年→9勝・獲得賞金1億3187万円

と記せば分かる通り、獲得賞金が「完全に右肩上がり」となっており、特に2021年は、過去最多の勝利数を記録しておりました。

しかし一昨年は、「5勝・獲得賞金8733万円」と、前年を大きく下回っていたことから、昨年の加藤オーナーは、「2021年の勢いを取り戻したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は6勝を上げ、獲得賞金は「1億9191万円」というキャリアハイの数字となっていた上、今年は、コレペティトールを出走させた京都金杯で初の重賞制覇を飾り、アリスヴェリテでマーメイドSを制するなど、先週までの獲得賞金が「1億4229万円」と、既に昨年の7割以上となっておりますので、現在の加藤オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、加藤オーナーは、2010年以降、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年は、

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4180万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を1760万円で落札

と、計4頭を5940万円で落札しておりました(落札価格は全て税込表記)。

当然、加藤オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

このような中、今週は、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の函館記念にサヴォーナを登録しておりますので、私が加藤オーナーであれば、同馬を預けている中竹先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2024/07/08
浦河にある老舗の生産牧場ですね
桑田牧場

本業: 競走馬の生産

今週の主な登録馬:
ヴーレヴー(函館2歳S)
エメラヴィ(函館2歳S)

担当者:馬主情報部 生産者S

「有限会社桑田牧場」(住所:北海道浦河郡浦河町姉茶510-2)は、先代の桑田忠さんが1962年に作った老舗の生産牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を8キロくらい西に進んで、エネオス浦河ハマナス店があるT字路を右に曲がって、それから道なりに北へ8キロくらい走ったところにあって、今は2代目の美智代さんが社長を務めています。

忠さんが牧場を作った頃は、繁殖牝馬が1頭しかいなかったんですが、それから牧場の敷地をどんどん拡げていて、カチウマホークが勝った1990年の鳴尾記念で、「桑田牧場」の生産馬にとって「初めての重賞勝ち」を飾っていました。

美智代さんが跡を継いでからの「桑田牧場」は、アメリカの「キーンランド・ノベンバーセール」で繁殖牝馬を落札するなど、順調に牧場の規模を大きくしていて、今では繁殖牝馬の数を20頭くらいまで増やしていますし、さっき名前を挙げたカチウマホークの他にも、2007年のフラワーCを勝ったショウナンタレントと、2008年の共同通信杯を勝ったショウナンアルバと、生産馬から2頭の重賞勝ち馬を出しています。

そうそう、「桑田牧場」は、2010年からJRAで持ち馬を走らせているオーナーブリーダーで、最初の年に、ネオファンシーを使った12月12日(日)の阪神1Rで、「馬主としての初勝利」を上げていました。

その後、2018年までの8年間は、走らせた頭数が少なかったこともあって、勝ち星を上げられなかったのですが、2019年に「3勝・獲得賞金6564万円」という成績を残すと、2020年は、トリオンフで中山金杯を勝って、「馬主としては初めての重賞勝ち」を飾るなど、11勝を上げて、稼いだ賞金は「2億0380万円」と、一気に成績を伸ばしていたんですよ。

ただ、その後の3年間は、

2021年→10勝・獲得賞金1億5535万円
2022年→2勝・獲得賞金7144万円
2023年→3勝・獲得賞金4587万円

という形で、右肩下がりの成績になっていますし、今年も悪い流れが続いていて、先週までに平場の2勝しかできていないことなどから、稼いだ賞金が「2602万円」と、去年の同じ時期(7月9日【日】まで)の「2899万円」を下回っていますから、今は「桑田牧場」の皆さん全員が、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の函館2歳Sにヴーレヴーとエメラヴィを登録してきましたので、私が「桑田牧場」の関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2024/07/08
参加企業が「名探偵コナン」などの制作を…
里見治(はじめ)氏

本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
サトノカルナバル(函館2歳S)
サトノアイ(福島テレビオープン)

担当者:馬主情報部 馬主S

里見治(はじめ)オーナーの本業は、「セガサミーホールディングス株式会社」(東証プライム上場)の代表取締役会長です。

現在、同社の代表取締役社長グループCEOは、オーナーの長男である治紀(はるき)氏が務めております。

「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、

■パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」

■ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」

■「名探偵コナン」や「それいけ!アンパンマン」や「ルパン三世」といったアニメ作品の制作を手掛けている「株式会社トムス・エンタテインメント」

■宮崎県にある日本有数の複合施設・「フェニックス・シーガイア・リゾート」を擁する「フェニックスリゾート株式会社」

などを傘下に収めており、2024年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「4678億9600万円」という数字を記録しておりました。

したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。

馬主としては、これまでにJRAで、自身の名義と「サトミホースカンパニー(2023年2月27日付で解散)」の名義で馬を走らせており、2016年までの4年間は、

2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円

という「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。

しかし、それから一昨年までは、

2017年→39勝・獲得賞金11億8721万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
2020年→41勝・獲得賞金9億6202万円
2021年→38勝・獲得賞金7億8519万円
2022年→19勝・獲得賞金5億0591万円

という形で数字が低迷しており、昨年は、26勝を上げたものの、京都新聞杯と神戸新聞杯を制したサトノグランツ以外の馬があまり活躍できなかったことから、獲得賞金は「5億9035万円」と、やはり全盛期であった2016年の数字を大きく下回っております。

当然、今年を迎えるにあたって里見オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は、サトノレーヴで函館スプリントSを制するなど、先週までに22勝を上げ、獲得賞金が「4億3583万円」と、既に昨年の7割以上となっておりますので、現在の里見オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を825万円で落札

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
13頭を10億6810万円で落札

■7月25日(月)~26日(火)の「HBAセレクションセール」
3頭を1億1550万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
3頭を3410万円で落札

■10月22日(火)「ノーザンファームミックスセール」
4頭を2億2000万円で落札

と、計24頭の落札に総額14億4595万円を投じておりました。

更に、今年も、4月23日(火)に行われた「JRAブリーズアップセール」に於いて、「ファータグリーンの2022」(牝・父キズナ)を1540万円で落札しており、その上、本日から開催されている「セレクトセール2024」に於いても、「ウィープノーモアの2023」(牡・父サートゥルナーリア)を1億9800万円で落札するなど、活発な動きを見せております(落札価格は全て税込表記)。

当然、里見オーナーは、今後の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の函館2歳Sにサトノカルナバル、1着賞金が2300万円(同1840万円)の福島テレビオープンにサトノアイを登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2024/07/08
デュランダルなどがここの募集馬なんですよ
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
エンパイアウエスト(函館記念)
リリーフィールド(函館2歳S)
ブラックシールド(宮崎S)
ジュストコル(佐世保S)
アップストローク(湯の川温泉特別)
マンデヴィラ(不知火特別)
ダークブロンド(臥牛山特別)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2019年のフィリーズレビューを勝ったプールヴィルや、2020年のシルクロードSを勝ったアウィルアウェイや、2021年と去年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、2021年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、2021年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していましたし、去年のコリアC(韓国のG1)を勝ったクラウンプライドや、今年の桜花賞を勝ったステレンボッシュもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)について、5月13日(月)に、全部で76頭の「販売馬リスト」(地方入厩馬を除く)を発表していて、これらの内、もう満口になっている61頭と、「販売中止」になってしまった1頭を除く14頭は、まだ出資の受け付け行っていますから、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えて、残りの14頭を早く満口にしたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、

1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の函館記念
エンパイアウエスト

1着賞金が3100万円(同2480万円)の函館2歳S
リリーフィールド

1着賞金が1840万円の宮崎S
ブラックシールド

1着賞金が1840万円の佐世保S
ジュストコル

など、特別レースに7頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いします。