「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/02/13
大阪府を拠点に、建築業や工事車両の開発などを手掛けております
星加浩一氏

本業: 日本ジオス株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ミックファイア(フェブラリーS)

担当者:馬主情報部 馬主N

星加浩一(ほしか・こういち)オーナーの本業は、大阪府の大阪市淀川区に本社を構え、建築業や工事車両の開発などを手掛けている、「日本ジオス株式会社」の代表取締役社長です。

1991年に設立された同社は、千葉県松戸市にも営業所を構え、「PSP工法」や「LHBW工法」などの、「橋梁や線路内といった狭い場所でも高さが5mあれば施行が可能」という独自の工法を行っている、狭隘部工事のパイオニア的な存在で、この工法は、国土交通省が運用する、「NETIS(ネティス)」という新技術情報提供システムに登録されております。

また、「PSP工法」や「LHBW工法」を行うため、自社で専用機械の開発も行っており、案件によっては新しく機械を開発することもあるため、これらのことから、同社は、他の建設会社では難しい特殊な工事が可能であり、代表取締役社長を務めている星加オーナーのことは、多くの方が「非常に頼れる存在」と考えているのでしょう。

馬主としての星加オーナーは、1977年の有馬記念などを勝ったテンポイントのファンになったことが、競馬に関わるきっかけとなっており、初めの頃は一口馬主として様々な馬に投資をしておりましたが、2019年にJRAと地方でそれぞれ個人の馬主資格を獲得しておりました。

当然ですが、それ以降は、地方とJRAの両方で馬を走らせており、これまでの代表的な存在としては、2021年の戸塚記念や昨年の大井記念と東京記念などを制したセイカメテオポリスと、昨年の南関東三冠を制したミックファイアの名前が挙げられるでしょう。

JRAでの初年度は、走らせた頭数が少なかったこともあり、勝ち星を上げられず、獲得賞金が「280万円」に留まっていたものの、2021年は4勝を上げ、「5705万円」というキャリアハイの賞金を記録しておりました。

しかし、昨年までの2年間は、

2022年→1勝・獲得賞金3354万円
2023年→1勝・獲得賞金2154万円

と、2021年の成績を下回っており、更に今年は先週までが「6戦0勝」という戦績のため、現在の星加オーナーは「早急に今年の初勝利を上げたい」と考えていることでしょう。

また、星加オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、

■5月17日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を1210万円で落札

■5月23日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を550万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
7頭を5907万円で落札

■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を4598万円で落札

と、計14頭を総額1億2265万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、星加オーナーは、今年の「競走馬セール」に参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金1億2000万円(馬主の取り分は8割の9600万円)のフェブラリーSにミックファイアを登録しておりますので、私が星加オーナーであれば、同馬を預けている渡辺和雄先生に対し、渾身の勝負仕上げを指示します。

また、星加オーナーは、先述した通り、地方では何度も重賞を制しておりますが、JRAでは、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「GⅠのここでJRAでは初めての重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。

2024/02/13
昨年は「40億3991万円」の賞金を獲得しておりました
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
フェーングロッテン(小倉大賞典)
アルーリングウェイ(京都牝馬S)
プレサージュリフト(京都牝馬S)
ブルーロワイヤル(斑鳩S)
メイデンタワー(大島特別)
クロスライセンス(筑紫特別)
マーシャルポイント(フリージア賞)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、

2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタ

2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴル

2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナ

2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ

2019年と2020年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック

といった名前が挙げられます。

同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。

更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、

2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)

という好成績を記録し、7年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、リバティアイランドで牝馬三冠を制するなど、GⅠを8勝しており、獲得賞金がキャリアハイの数字となっております。

ただ、今年の馬主リーディングは、先週までに早くも18勝を上げ、「3億2283万円」を獲得している「キャロットファーム」が1位となっており、「14勝・2億9150万円」の「サンデーレーシング」は、「3133万円差の2位」となっておりますので、現在は同クラブの関係者全員が、「早急にトップの座を奪還したい」と考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の小倉大賞典にフェーングロッテン、1着賞金3800万円(同3040万円)の京都牝馬Sにアルーリングウェイとプレサージュリフトなど、賞金の高い特別レースに計7頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2024/02/13
埼玉県内最大級のゴルフコースを…
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ニシノレヴナント(ダイヤモンドS)
ニシノラーナ(唐戸特別・伊万里特別)
ニシノティアモ(フリージア賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。

同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。

また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。

そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)の長男でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営者となりました。

その後は、2008年に、ニシノフラワーなど、約40頭の繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営し、「西山牧場育成センター」では、年に数頭の生産を継続しております。

なお、西山オーナーは、内閣総理大臣を務めていた安倍晋三氏(故人)と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。

西山オーナーは、確か1986年からJRAで馬を走らせている大ベテランであり、現在は、「東京馬主協会」の副会長理事と、「東日本馬主協議会」の調査委員長を務めております。

また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに800頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミー、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーン、2016年と2017年の京阪杯を制したネロ、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ、2018年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制と一昨年の中山大障害を制したニシノデイジーといった名前が挙げられるでしょう。

2005年の西山オーナーは、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。

しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、2021年までの3年間も、

2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6756万円

と、物足りない数字に留まっていたため、一昨年の西山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、一昨年は、先述した通り、ニシノデイジーが中山大障害を制するなど、「33勝・獲得賞金5億2046万円」という、2021年を大きく上回る好成績を残しておりました。

そして昨年は、セイウンハーデスで七夕賞を制するなど、30勝を上げ、獲得賞金は「5億8009万円」と、一昨年を上回っております。

その上、今年も好調が続いており、先週までに4勝を上げ、獲得賞金が「7731万円」と、昨年の同時期(2月12日【日】まで)の「3897万円」を上回っておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、西山オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を5775万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を2970万円で落札

■10月23日(月)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を2200万円で落札

と、計6頭を総額1億0945万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、西山オーナーは、今年の「競走馬セール」に参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のダイヤモンドSにニシノレブナントなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/02/13
サクラローレルでお馴染みの「谷岡牧場」などが関わっているクラブです
ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
キングズソード(フェブラリーS)
オーヴァーネクサス(大和特別)
チェイスザドリーム(大和特別)
ソングオブバラード(筑紫特別)

担当者:馬主情報部 生産者C

1986年に、多くの生産牧場が株主になって設立した「ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン」は、「ユニオンオーナーズクラブ」の名前で出資者を募集している一口馬主クラブで、その親会社は、「アロースタッド」の運営や、繁殖馬セールの主催などを手掛けている「株式会社ジェイエス」です。

「ユニオン」の設立に関わった牧場の中には、サンドピアリスやヤマカツエースでお馴染みの「岡田牧場」や、スズカマンボやラブミーチャンやカデナでお馴染みの「グランド牧場」や、イシノサンデーやディーマジェスティでお馴染みの「服部牧場」や、サクラチヨノオーやサクラローレルでお馴染みの「谷岡牧場」など、「日高の名門」がいくつもあります。

ちなみに、愛馬会法人「株式会社ユニオンオーナーズクラブ」の代表取締役を務めている藤原悟郎さんは、サクラユタカオーやウイニングチケットやダンスディレクターなどを生産したことで広く知られている「藤原牧場」の代表でもあって、少し前までは「株式会社ジェイエス」の代表取締役も務めていました。

「ユニオン」は、今までにJRAで1600頭以上を走らせていて、過去の代表的な存在としては、1989年のエリザベス女王杯を勝ったサンドピアリスや、1993年の鳴尾記念を勝ったルーブルアクトや、2008年の福島記念を勝ったマンハッタンスカイや、2011年のフィリーズレビューを勝ったフレンチカクタスや、2015年のチャンピオンズCなど、JRAと地方交流で重賞を6勝したサンビスタといった名前が挙げられますね。

1997年の「ユニオン」は、37勝を上げて、今までで一番多い「6億8057万円」の賞金を稼いでいましたし、2018年には、エポカドーロで皐月賞を勝つなど、22勝を上げて、「6億2227万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後の5年間は、

2019年→26勝・獲得賞金3億8988万円
2020年→17勝・獲得賞金3億5678万円
2021年→25勝・獲得賞金4億9603万円
2022年→26勝・獲得賞金4億6214万円
2023年→20勝・獲得賞金4億8199万円

と書けば分かる通り、賞金が伸び悩んでいましたし、今年は、先週までに平場の1勝しか上げられていなくて、稼いだ賞金が「2140万円」と、去年のペースを大きく下回っていて、誰が見ても「このままではダメだ」と思うような状況ですから、今はクラブの関係者全員が、「大きいレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。

そうそう、「ユニオン」は、「2023年度1歳募集馬」(現2歳世代)について、特別募集馬を含めて全部で57頭のラインナップを発表していて、私が確認したところ、これらの内、満口になっているのは8頭だけで、残りの49頭は、まだ出資を受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えて、今後の出資者増加に繋げたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が1億2000万円(馬主の取り分は8割の9600万円)のフェブラリーSにキングズソード、1着賞金が2200万円(同1760万円)の大和Sにオーヴァーネクサスとチェイスザドリームなど、全部で4頭を特別レースに登録していますので、私が「ユニオン」の関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。