「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/01/22
奈良県に本社を構えて真空ポンプの販売などを手掛けております
吉川潤氏

本業: 株式会社吉川製作所 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ジューンオレンジ(シルクロードS)
ジューンアヲニヨシ(許波多特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

吉川潤オーナーの本業は、奈良県大和高田市に本社を構え、真空ポンプの販売などを手掛けている、「株式会社吉川製作所」の代表取締役社長です。

1976年、吉川オーナーのお父様である、吉川與(あとお)氏が設立した同社は、1981年、「有限会社吉川製作所」として法人化(当時の資本金は500万円)され、その後は、

1997年:現在の本社工場を新設
2003年:九州支店を開設
2005年:本社工場に真空ポンプ修理工場を増築
2007年:商号を「株式会社吉川製作所」に変更し、資本金を1000万円に増資
2010年:「山本鉄工株式会社」と合併し、「高井田工場」として加工部門を開設

といった形で順調に規模を拡大しており、2010年の4月、與氏の長男であり、関西大学の工学部を卒業後、約10年に渡り同社で勤務していた吉川潤オーナーが代表取締役社長に就任してからも、

2012年:本社工場の規模を拡大
2013年:福岡県北九州市に営業所を開設
2016年:東京営業所を開設
2018年:相模原営業所を開設
2019年:葛城新工場を開設

といった形で順調に規模を拡大し、現在は80名以上の従業員を雇用しており、ここ数年は、30億円前後の年商を記録しておりますので、代表取締役社長としてこれらの事業を取り仕切っている吉川オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

奥様のお父様が大の競馬好きだったため、自身も競馬に興味を持った吉川オーナーは、一口馬主クラブに出資したことなどがきっかけで、「やはり自分の馬を持ちたい」という気持ちが強くなり、JRAの個人馬主資格を取得し、2015年から実際に馬を走らせております。

その後、2016年までは未勝利に終わっていたものの、それから一昨年までは、

2017年:1勝・獲得賞金1220万円
2018年:2勝・獲得賞金1885万円
2019年:5勝・獲得賞金6400万円
2020年:2勝・獲得賞金4074万円
2021年:4勝・獲得賞金6413万円
2022年:8勝・獲得賞金9678万円

という形で順調に実績を積み重ねていた上、昨年は、ジューンベロシティを出走させた東京ハイジャンプで「初の重賞勝ち」を飾り、同馬で阪神ジャンプSも制するなど、合計で16勝を上げ、獲得賞金は「2億8061万円」と、一昨年を大きく上回っておりましたので、当然、今年の吉川オーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、吉川オーナーは、「吉川ホールディングス株式会社」の名義で競走馬セールに参加する機会が多く、昨年は、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
1頭を5500万円で落札

■8月21日(月)~25日(火)の「HBAサマーセール」
1頭を880万円で落札

■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を946万円で落札

と、計3頭の落札に総額7326万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。

当然、吉川オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のシルクロードSにジューンオレンジ、1着賞金が1550万円(同1240万円)の許波多特別にジューンアヲニヨシを登録しておりますので、私が吉川オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2024/01/22
福岡にある冷凍冷蔵倉庫は国内最大級の規模です
松岡隆雄氏

本業: 株式会社松岡 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
サンライズオネスト(シルクロードS)
サンライズシェリー(舞鶴S)

※株式会社ライフハウスの所有馬
サンライズフレイム(根岸S)
サンライズロナウド(シルクロードS)

担当者:馬主情報部 馬主J

松岡隆雄オーナーの本業は、山口県下関市に本社を構えている、「株式会社松岡」の代表取締役社長です。

1950年に創業された同社は、「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンとして、南北アメリカ各国、ヨーロッパ、アフリカ諸国、アジア各国、ロシアなど、世界中の国々から水産冷凍品や水産加工品などを輸入しております。

また、「株式会社松岡」は、1999年に「サンライズファーム養殖場」(高知県幡多郡大月町)を開場し、養殖した「ブリ」と「クロマグロ」を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売しており、これが好評なことから、2021年の2月に「サンライズファーム株式会社」として分社化し、更なる事業拡大のため、昨年の4月には、自社加工工場である「すくも加工場」(高知県宿毛市新港)の稼働を開始しました。

そして同社は、現在、下関市の本社に加えて、東京支店(神奈川県川崎市川崎区)、大阪支店(大阪府大阪市西区)、福岡支店(福岡県福岡市東区)と、3つの支店を構え、山口、神奈川、千葉、大阪、福岡、宮崎の6府県に11ヶ所の物流センターを有しており、中でも、2019年から稼働している「福岡セントラルDC」は、冷凍冷蔵倉庫として国内最大級の規模を誇っております。

更に、中国、ミャンマー、チリと、海外にも拠点を構えており、2023年1月期の年間売上高は、「536億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、「株式会社松岡」のトップであるオーナーは、「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう。

なお、馬主としての松岡オーナーは、確か2003年にJRAで馬を走らせ始め、私が確認したところ、これまでに400頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の産経大阪杯と毎日王冠などを制したサンライズペガサスや、2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスや、2008年と2009年の中山大障害を連覇したキングジョイなどが挙げられます。

2007年の松岡オーナーは、サンライズバッカスでフェブラリーSを制し、サンアディユでアイビスSDとセントウルSと京阪杯を制するなど、重賞6勝を含む31勝を上げ、過去最高となる「8億8262万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、それ以降は伸び悩んでおり、一昨年までの3年間も、

2020年→16勝・獲得賞金3億4167万円
2021年→20勝・獲得賞金3億5392万円
2022年→21勝・獲得賞金4億2452万円

と記せば分かる通り、物足りない数字が続いておりました。

当然、昨年の松岡オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えていた筈であり、実際、成績が「29勝・5億8456万円」と、勝利数と獲得賞金のどちらも一昨年を上回っておりましたので、今年の松岡オーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えている筈です。

※注釈
2021年以降は、「株式会社松岡」の関連会社である「株式会社ライフハウス」の成績も含めて記載。

こういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の根岸Sにサンライズフレイム、1着賞金4100万円(同3280万円)のシルクロードSにサンライズオネストとサンライズロナウドなど、4頭を特別レースに登録してきましたので、私が松岡オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いなく、実際にどんな指示を出しているのかを、最後まで念入りに確認するべきです。

2024/01/22
レモンポップでフェブラリーSとチャンピオンズCを勝っていますわね
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
バースクライ(シルクロードS)
ヤクシマ(巌流島S・銀蹄S・節分S)
クルゼイロドスル(節分S)
サンダーアラート(くすのき賞)
バルミーウェザー(くすのき賞)


担当者:馬主情報部 馬主H

「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。

「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。

同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、確か道内に7つの牧場を持つまでになっていますし、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役としていますわ。

ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせていますわね。

最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、2019年までの3年間も、

2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円(馬主リーディング6位)
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円(同5位)
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円(同5位)

という右肩上がりの成績を残していましたし、特に2019年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せていましたの。

でも、その後の3年間は、

2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円(馬主リーディング5位)
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円(同6位)
2022年→66勝・獲得賞金14億1751万円(同6位)

という形で、成績が「右肩下がり」になっていましたし、昨年も、レモンポップでフェブラリーSとチャンピオンズCを勝つなど、合計で77勝を上げていますけど、他の馬があまり活躍できていなかったことなどもあって、獲得賞金は「15億7654万円」と、2019年と比べたら、かなり物足りない数字に終わっていました。

当然、今年のモハメド殿下は、「必ず巻き返しを図りたい」と考えているのでしょうね。

また、モハメド殿下は、所有頭数と生産頭数の多さを考えれば当然ですけど、世界中の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」や「パカパカファーム」の名義などで馬を落札する機会が非常に多くて、昨年は、私が確認しているだけで、

■1月10日(火)~16日(月)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
60万9481ドルを投じて2頭を落札

■4月3日(月)~4日(火)の「イングリス・イースター・イヤリングセール」(オーストラリア)
134万6433ドルを投じて3頭を落札

■5月4日(木)の「イングリス・チェアマンズセール」(オーストラリア)
26万6903ドルを投じて1頭を落札

■5月11日(木)~13日(土)の「アルカナ・ブリーズアップセール」(フランス)
130万1904ドルを投じて2頭を落札

■8月18日(金)~20日(日)の「アルカナ・オーガスト・イヤリングセール」(フランス)
581万8478ドルを投じて10頭を落札

■9月28日(木)~29日(金)「ゴフス・オービー・セール」(アイルランド)
265万0864ドルを投じて6頭を落札

■10月3日(火)~5日(木)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック1」(イギリス)
1527万3945ドルを投じて20頭を落札

■10月9日(月)~11日(水)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック2」(イギリス)
92万9080ドルを投じて1頭を落札

■11月7日(火)「ファシング・ティプトン・ノーベンバー・セール」(アメリカ)
550万ドルを投じて2頭を落札

■11月20日(月)~23日(木)「ゴフス・ノーベンバー・フォール・セール」(アイルランド)
27万2776万円を投じて1頭を落札

■11月28日(火)~12月2日(土)「タタソールズ・ディセンバー・フォウル・セール」(イギリス)
147万7964万円を投じて4頭を落札

■12月9(土)~12日(火)「アルカナ・ディセンバー・ブリーディング・ストック・セール」(フランス)
134万5323ドルを投じて1頭を落札

と、計53頭を落札していて、日本円に換算すれば、43億円以上の金額を投じていますの(上記の単位は全て米ドル・1ドルを140円で計算)。

もちろん、昨年までの経緯を踏まえれば、今年の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」でも、多くの馬を落札する筈ですから、現在のモハメド殿下は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のシルクロードSにバースクライなど、計5頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。

2024/01/22
千葉工業大学に在籍していた頃、優雅な馬主席を見て…
松本好雄氏

本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
メイショウソラフネ(シルクロードS)
メイショウヒューマ(銀蹄S)
メイショウボサツ(舞鶴S・八坂S)
メイショウモズ(舞鶴S)
メイショウハボタン(周防灘特別)
メイショウシロガネ(大津特別)
メイショウコボケ(平尾台特別)
メイショウトム(くすのき賞)

担当者:馬主情報部 馬主N

松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。

創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。

そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。

また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。

その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。

なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。

千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は、同会の名誉会長となっております。

馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに1900頭近くを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。

2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。

その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。

しかし一昨年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回ってしまいました。

その上、昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え一昨年を下回っております。

当然、今年の松本オーナーは、「2021年の勢いを取り戻したい」と考えている筈です。

また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
4頭を8305万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
11頭を1億3497万円で落札

■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
6頭を5687万円で落札

と、計21頭の落札に2億7489万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。

当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のシルクロードSにメイショウソラフネなど、特別レースに8頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。