注目馬主
2023/09/12
先代の娘さんは吉本興業のお笑い芸人なんですよ
ディアレストクラブ
本業: 競走馬の育成、及び生産など
今週の主な登録馬:
シルトホルン(セントライト記念)
シュアーヴアリア(仲秋S)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
1994年に高樽秀夫さんが門別で始めた「ディアレストクラブ」は、初めの内、12馬房という小さな規模だったんですけど、今は、浦河に本部(住所:北海道浦河郡浦河町姉茶232-4)と本場があって、その他にも、姉茶、えりも、主に生産をやっている野深という、3つの分場を持っているんですよ。
そして、これらの施設に加えて、本場のすぐ近くにあるBTC(軽種馬育成調教センター)も使って、毎年、100頭くらいの育成を引き受けていますし、繁殖牝馬も60頭くらいを管理していて、秀夫さんと、奥様のさゆりさんと、代表を秀夫さんから引き継いだ、息子さんの優也君をはじめ、大勢の従業員が関わっています。
そうそう、余談ですけど、秀夫さんの娘さんの石川ことみさんは、吉本興業のお笑い芸人として活動しているんですよ。
「ディアレストクラブ」が育成を担当していた馬で、私がすぐに思い付くのは、2017年の府中牝馬Sを勝って、2017年から2019年まで3年続けてエリザベス女王杯で2着に入っていたクロコスミアですね。
JRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーの「ディアレストクラブ」は、2003年頃から今までに、全部で400頭くらいをJRAで走らせていて、その中でよく知られているのは、2004年の京王杯2歳Sを勝ったスキップジャックや、2008年のフローラSを勝ったレッドアゲートや、2009年のクイーンCとフローラSを勝ったディアジーナや、2014年の全日本2歳優駿を勝ったディアドムスあたりでしょうか。
2009年の「ディアレストクラブ」は、13勝を上げて、今までで一番多い「2億7717万円」の賞金を稼いでいました。
でも、その後は賞金が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、
2019年→2億0170万円
2020年→2億3536万円
2021年→1億6989万円
と書けば分かる通り、物足りない数字が続いていましたから、去年は「ディアレストクラブ」の関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、去年は、12勝を上げていましたし、稼いだ賞金は「2億6197万円」と、2009年の次にいい数字だったんですよ。
そして今年は、先週までに11勝を上げていますけど、特別レースを1勝しかできていないこともあって、稼いだ賞金は「1億8917万円」と、去年の7割くらいで、このままのペースでしたら、去年の数字を上回れるかどうかが微妙なところです。
そんな訳で、今は「ディアレストクラブ」の関係者全員が、「大きいレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょうね。
そうそう、「ディアレストクラブ」は、競走馬セールに参加することがかなり多くて、去年は、
■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1320万円で落札
■5月24日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を825万円で落札
■7月5日(火)の「八戸市場」
1頭を330万円で落札
と、計3頭を総額2475万円で落札していましたし、今年も、
■5月23日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を693万円で落札
■7月4日(火)の「八戸市場」
2頭を495万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4906万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
6頭を3278万円で落札
と、計11頭を総額9372万円で落札しています(落札金額は全て税込表記)。
もちろん、今は牧場の関係者全員が、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にシルトホルン、1着賞金が1840万円(同1472万円)の仲秋Sにシュアーヴアリアと、2頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、私が「ディアレストクラブ」の関係者でしたら、それぞれの厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますね。
本業: 競走馬の育成、及び生産など
今週の主な登録馬:
シルトホルン(セントライト記念)
シュアーヴアリア(仲秋S)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
1994年に高樽秀夫さんが門別で始めた「ディアレストクラブ」は、初めの内、12馬房という小さな規模だったんですけど、今は、浦河に本部(住所:北海道浦河郡浦河町姉茶232-4)と本場があって、その他にも、姉茶、えりも、主に生産をやっている野深という、3つの分場を持っているんですよ。
そして、これらの施設に加えて、本場のすぐ近くにあるBTC(軽種馬育成調教センター)も使って、毎年、100頭くらいの育成を引き受けていますし、繁殖牝馬も60頭くらいを管理していて、秀夫さんと、奥様のさゆりさんと、代表を秀夫さんから引き継いだ、息子さんの優也君をはじめ、大勢の従業員が関わっています。
そうそう、余談ですけど、秀夫さんの娘さんの石川ことみさんは、吉本興業のお笑い芸人として活動しているんですよ。
「ディアレストクラブ」が育成を担当していた馬で、私がすぐに思い付くのは、2017年の府中牝馬Sを勝って、2017年から2019年まで3年続けてエリザベス女王杯で2着に入っていたクロコスミアですね。
JRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーの「ディアレストクラブ」は、2003年頃から今までに、全部で400頭くらいをJRAで走らせていて、その中でよく知られているのは、2004年の京王杯2歳Sを勝ったスキップジャックや、2008年のフローラSを勝ったレッドアゲートや、2009年のクイーンCとフローラSを勝ったディアジーナや、2014年の全日本2歳優駿を勝ったディアドムスあたりでしょうか。
2009年の「ディアレストクラブ」は、13勝を上げて、今までで一番多い「2億7717万円」の賞金を稼いでいました。
でも、その後は賞金が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、
2019年→2億0170万円
2020年→2億3536万円
2021年→1億6989万円
と書けば分かる通り、物足りない数字が続いていましたから、去年は「ディアレストクラブ」の関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、去年は、12勝を上げていましたし、稼いだ賞金は「2億6197万円」と、2009年の次にいい数字だったんですよ。
そして今年は、先週までに11勝を上げていますけど、特別レースを1勝しかできていないこともあって、稼いだ賞金は「1億8917万円」と、去年の7割くらいで、このままのペースでしたら、去年の数字を上回れるかどうかが微妙なところです。
そんな訳で、今は「ディアレストクラブ」の関係者全員が、「大きいレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょうね。
そうそう、「ディアレストクラブ」は、競走馬セールに参加することがかなり多くて、去年は、
■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1320万円で落札
■5月24日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を825万円で落札
■7月5日(火)の「八戸市場」
1頭を330万円で落札
と、計3頭を総額2475万円で落札していましたし、今年も、
■5月23日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を693万円で落札
■7月4日(火)の「八戸市場」
2頭を495万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4906万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
6頭を3278万円で落札
と、計11頭を総額9372万円で落札しています(落札金額は全て税込表記)。
もちろん、今は牧場の関係者全員が、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にシルトホルン、1着賞金が1840万円(同1472万円)の仲秋Sにシュアーヴアリアと、2頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、私が「ディアレストクラブ」の関係者でしたら、それぞれの厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますね。
2023/09/12
決して「セーフティーリード」とは言えませんので
社台レースホース
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ソールオリエンス(セントライト記念)
ソーダズリング(ローズS)
マスクトディーヴァ(ローズS)
マラキナイア(ローズS・ロードカナロアC・御宿特別)
トゥーフェイス(ケフェウスS)
ハイエスティーム(シンボリクリスエスC)
アンクラウデッド(鳥取特別)
デコラシオン(レインボーS)
担当者:馬主情報部 馬主Y
私が改めてご説明するまでもなく、一般競馬ファンでもよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つであり、現在は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男である、吉田哲哉氏が代表を務めております。
1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、
1986年のダービーなどを制したダイナガリバー
1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイ
1995年の皐月賞などを制したジェニュイン
1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェロー
2001年の香港ヴァーズなどを制したステイゴールド
2003年のダービーなどを制したネオユニヴァース
2004年の桜花賞などを制したダンスインザムード
2005年の有馬記念などを制したハーツクライ
といった名前が挙げられるでしょう。
この馬達などの活躍により、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっており、その中でも2004年は、過去最多である「33億3401万円」の賞金を獲得しております。
2010年から2013年の4年間は、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりましたが、その後は、
2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
2020年→87勝・獲得賞金21億4100万円(同4位)
2021年→97勝・獲得賞金22億0621万円(同4位)
と記せば分かる通り、「馬主リーディング」は、2014年から2017年までの4年間が「3位」、2018年から一昨年までの4年間が「4位」と順位を落としており、獲得賞金も、2004年と比べると物足りない数字が続いておりますので、昨年は、クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、JRAに於いて、スターズオンアースで桜花賞とオークスを制するなど、計99勝を上げ、前年を大きく上回る「25億3780万円」の賞金を獲得し、尚且つ、レッドシーターフH(サウジアラビアのG3)とドバイゴールドC(G2)を制したステイフーリッシュの活躍により、海外で「約3億0252万円」の賞金を獲得しました。
そして、今年も好調が続いていて、海外では、シルヴァーソニックを出走させたレッドシーターフHを制し、1着賞金150万ドル(約2億0469万円)を獲得しており、JRAでは、ソールオリエンスで皐月賞を制し、プログノーシスで札幌記念を制するなど、先週までに重賞8勝を含む71勝を上げ、「21億4248万円」の賞金を獲得し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、「馬主リーディング3位」の「キャロットファーム」が、タスティエーラでダービーを制するなど、重賞5勝を含む82勝を上げ、「21億1534万円」の賞金を獲得し、その差は「2714万円」となっており、決して「セーフティーリード」とは言えませんので、現在はクラブの関係者全員が、「下との差を広げたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、セントライト記念にソールオリエンス、ローズSにソーダズリングとマスクトディーヴァとマラキナイア(ロードカナロアCと御宿特別にも登録)、ケフェウスSにトゥーフェイスなど、特別レースに8頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ソールオリエンス(セントライト記念)
ソーダズリング(ローズS)
マスクトディーヴァ(ローズS)
マラキナイア(ローズS・ロードカナロアC・御宿特別)
トゥーフェイス(ケフェウスS)
ハイエスティーム(シンボリクリスエスC)
アンクラウデッド(鳥取特別)
デコラシオン(レインボーS)
担当者:馬主情報部 馬主Y
私が改めてご説明するまでもなく、一般競馬ファンでもよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つであり、現在は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男である、吉田哲哉氏が代表を務めております。
1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、
1986年のダービーなどを制したダイナガリバー
1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイ
1995年の皐月賞などを制したジェニュイン
1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェロー
2001年の香港ヴァーズなどを制したステイゴールド
2003年のダービーなどを制したネオユニヴァース
2004年の桜花賞などを制したダンスインザムード
2005年の有馬記念などを制したハーツクライ
といった名前が挙げられるでしょう。
この馬達などの活躍により、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっており、その中でも2004年は、過去最多である「33億3401万円」の賞金を獲得しております。
2010年から2013年の4年間は、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりましたが、その後は、
2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
2020年→87勝・獲得賞金21億4100万円(同4位)
2021年→97勝・獲得賞金22億0621万円(同4位)
と記せば分かる通り、「馬主リーディング」は、2014年から2017年までの4年間が「3位」、2018年から一昨年までの4年間が「4位」と順位を落としており、獲得賞金も、2004年と比べると物足りない数字が続いておりますので、昨年は、クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、JRAに於いて、スターズオンアースで桜花賞とオークスを制するなど、計99勝を上げ、前年を大きく上回る「25億3780万円」の賞金を獲得し、尚且つ、レッドシーターフH(サウジアラビアのG3)とドバイゴールドC(G2)を制したステイフーリッシュの活躍により、海外で「約3億0252万円」の賞金を獲得しました。
そして、今年も好調が続いていて、海外では、シルヴァーソニックを出走させたレッドシーターフHを制し、1着賞金150万ドル(約2億0469万円)を獲得しており、JRAでは、ソールオリエンスで皐月賞を制し、プログノーシスで札幌記念を制するなど、先週までに重賞8勝を含む71勝を上げ、「21億4248万円」の賞金を獲得し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、「馬主リーディング3位」の「キャロットファーム」が、タスティエーラでダービーを制するなど、重賞5勝を含む82勝を上げ、「21億1534万円」の賞金を獲得し、その差は「2714万円」となっており、決して「セーフティーリード」とは言えませんので、現在はクラブの関係者全員が、「下との差を広げたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、セントライト記念にソールオリエンス、ローズSにソーダズリングとマスクトディーヴァとマラキナイア(ロードカナロアCと御宿特別にも登録)、ケフェウスSにトゥーフェイスなど、特別レースに8頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
2023/09/12
国内だけではなくドイツやアメリカにも拠点があります
金子真人(まこと)氏
本業: 株式会社図研 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
シャザーン(セントライト記念)
アーティット(ケフェウスS)
担当者:馬主情報部 馬主T
一般競馬ファンにも広く知られている通り、金子真人(まこと)オーナーは、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めております。
同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。
現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。
そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、
■国内
図研テック株式会社
図研エルミック株式会社
図研ネットウエイブ株式会社
株式会社図研プリサイト
ビジネスエンジニアリング株式会社
■海外
Zuken・GmbH(ドイツ)
Zuken・USA・Inc(アメリカ)
Zuken・Korea・Inc(韓国)
Zuken・Singapore・Pte・Ltd(シンガポール)
Zuken・Taiwan Inc(台湾)
図研上海技術開発有限公司(中国)
など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2023年3月期」の数字は、グループ全体で、
売上高:350億7300万円
経常利益:47億3500万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「優秀な経営者」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、
1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホーク
2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネ
2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハ
2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクト
2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリ
2010年の牝馬三冠を制したアパパネ
などを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年までの6年間は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円
という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、重賞7勝を含む47勝を上げ、「16億3038万円」の賞金を獲得し、一昨年の数字を大きく上回っており、尚且つ、ノットゥルノで地方交流G1のジャパンダートダービーを制しております。
ただ、今年に入ってから先週までは、フリームファクシできさらぎ賞を制し、ボッケリーニで鳴尾記念を制しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことから、先週までの獲得賞金が「8億6119万円」と、まだ昨年の半分ほどに留まっておりますので、現在の金子オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。
また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月10日(月)~11日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計12頭の落札に総額17億4790万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)
したがって、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にシャザーン、1着賞金が2400万円(同1920万円)のケフェウスSにアーティットと、メインレースに2頭を登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、この2頭を預けている友道先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 株式会社図研 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
シャザーン(セントライト記念)
アーティット(ケフェウスS)
担当者:馬主情報部 馬主T
一般競馬ファンにも広く知られている通り、金子真人(まこと)オーナーは、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めております。
同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。
現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。
そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、
■国内
図研テック株式会社
図研エルミック株式会社
図研ネットウエイブ株式会社
株式会社図研プリサイト
ビジネスエンジニアリング株式会社
■海外
Zuken・GmbH(ドイツ)
Zuken・USA・Inc(アメリカ)
Zuken・Korea・Inc(韓国)
Zuken・Singapore・Pte・Ltd(シンガポール)
Zuken・Taiwan Inc(台湾)
図研上海技術開発有限公司(中国)
など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2023年3月期」の数字は、グループ全体で、
売上高:350億7300万円
経常利益:47億3500万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「優秀な経営者」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、
1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホーク
2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネ
2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハ
2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクト
2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリ
2010年の牝馬三冠を制したアパパネ
などを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年までの6年間は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円
という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、重賞7勝を含む47勝を上げ、「16億3038万円」の賞金を獲得し、一昨年の数字を大きく上回っており、尚且つ、ノットゥルノで地方交流G1のジャパンダートダービーを制しております。
ただ、今年に入ってから先週までは、フリームファクシできさらぎ賞を制し、ボッケリーニで鳴尾記念を制しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことから、先週までの獲得賞金が「8億6119万円」と、まだ昨年の半分ほどに留まっておりますので、現在の金子オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。
また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月10日(月)~11日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計12頭の落札に総額17億4790万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)
したがって、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にシャザーン、1着賞金が2400万円(同1920万円)のケフェウスSにアーティットと、メインレースに2頭を登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、この2頭を預けている友道先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
2023/09/12
本社ビルは「隈研吾建築都市設計事務所」の設計です
前田晋二氏
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
コンクシェル(ローズS)
担当者:馬主情報部 馬主N
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在では、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2023年3月期の売上高は「95億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社も名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、2013年のダービーなどを制したキズナや、2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレントや、2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲットや、2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープといった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、一昨年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし昨年は、ディープボンドで阪神大賞典を制したものの、他の重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「3億0890万円」と、前年の約4割に留まっておりました。
そして今年は、ディープボンドが天皇賞・春で2着に入り、この一戦だけで8800万円の賞金を獲得しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことなどから、先週までの獲得賞金は「2億3707万円」と、2020年と一昨年のペースを大きく下回っております。
当然、現在の晋二オーナーは、「少しでも2020年や一昨年の数字に近付けたい」と考えている筈です。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」に於いて、計3頭の落札に2億0130万円(税込)を投じてした上、今年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
2頭を4億4220万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を2640万円で落札
と、計3頭の落札に4億6860万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のローズSにコンクシェルを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、同馬を預けている清水久詞先生に対し、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
コンクシェル(ローズS)
担当者:馬主情報部 馬主N
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在では、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2023年3月期の売上高は「95億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社も名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、2013年のダービーなどを制したキズナや、2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレントや、2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲットや、2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープといった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、一昨年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし昨年は、ディープボンドで阪神大賞典を制したものの、他の重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「3億0890万円」と、前年の約4割に留まっておりました。
そして今年は、ディープボンドが天皇賞・春で2着に入り、この一戦だけで8800万円の賞金を獲得しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことなどから、先週までの獲得賞金は「2億3707万円」と、2020年と一昨年のペースを大きく下回っております。
当然、現在の晋二オーナーは、「少しでも2020年や一昨年の数字に近付けたい」と考えている筈です。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」に於いて、計3頭の落札に2億0130万円(税込)を投じてした上、今年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
2頭を4億4220万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を2640万円で落札
と、計3頭の落札に4億6860万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のローズSにコンクシェルを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、同馬を預けている清水久詞先生に対し、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。