注目馬主
2023/08/29
ビル建築の補強資材で日本一のシェアを誇っております
竹園正繼(まさつぐ)氏
本業: テイエム技研株式会社 代表取締役
今週の主な登録馬:
テイエムチュララン(小倉2歳S)
テイエムシニスター(天草特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
竹園正繼(まさつぐ)オーナーは、鹿児島県の鹿屋市に本社を構え、ビル建築の補強資材で日本一のシェアを誇っている、「テイエム技研株式会社」の代表取締役を務めております。
1979年に東京都世田谷区で設立された同社は、竹園オーナー自身が開発して特許を取得した建築補強材、「ウエブレン」の量産を開始してから、急速に売り上げを伸ばしており、1982年から1984年にかけて、鹿屋市に生産工場を3号棟まで新設し、1986年には現在の場所に本社を移転している上、東京都大田区に東京支店(現在は中央区日本橋)を開設と、順調に規模を拡大しておりました。
その後も、1991年までに生産工場を5号棟まで新設しており、現在では、本社工場に加えて、福島県伊達郡国見町に「福島工場」を、東京都中央区日本橋と大阪府大阪市城東区と福岡県福岡市中央区の3ヶ所に支店を構えておりますので、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての竹園オーナーは、私が確認したところ、1987年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに1100頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、1999年の皐月賞や2000年の有馬記念など、GIを7勝したテイエムオペラオーや、2001年の桜花賞と秋華賞など、GIを3勝したテイエムオーシャンや、2005年の阪神ジュベナイルFなどを制したテイエムプリキュアや、2005年の中山大障害を制したテイエムドラゴンといった名前が挙げられます。
2000年の竹園オーナーは、テイエムオペラオーなどの活躍により、重賞12勝を含む29勝を上げ、過去最高となる「15億3366万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は数字が伸び悩んでおり、一昨年までの5年間も、
2017年→21勝・獲得賞金4億3758万円
2018年→16勝・獲得賞金3億6485万円
2019年→13勝・獲得賞金2億5686万円
2020年→17勝・獲得賞金2億4254万円
2021年→17勝・獲得賞金2億6716万円
と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていたため、昨年の竹園オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、テイエムサウスダンで根岸Sを制し、テイエムスパーダでCBC賞を制するなど、20勝を上げ、獲得賞金は「4億8477万円」と、前年を大きく上回っております。
そして今年は、先週までに15勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「2億5873万円」と、昨年の半分ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、竹園オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を6710万円で落札
■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
10頭を1億0208万円で落札
■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を4994万円で落札
と、計17頭を総額2億1912万円で落札していた上、今年も、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
5頭を2億2110万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
7頭を1億3057万円で落札
と、計12頭を3億5167万円で落札しております(金額は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sにテイエムチュラランなど、賞金の高い特別レースに2頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。
本業: テイエム技研株式会社 代表取締役
今週の主な登録馬:
テイエムチュララン(小倉2歳S)
テイエムシニスター(天草特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
竹園正繼(まさつぐ)オーナーは、鹿児島県の鹿屋市に本社を構え、ビル建築の補強資材で日本一のシェアを誇っている、「テイエム技研株式会社」の代表取締役を務めております。
1979年に東京都世田谷区で設立された同社は、竹園オーナー自身が開発して特許を取得した建築補強材、「ウエブレン」の量産を開始してから、急速に売り上げを伸ばしており、1982年から1984年にかけて、鹿屋市に生産工場を3号棟まで新設し、1986年には現在の場所に本社を移転している上、東京都大田区に東京支店(現在は中央区日本橋)を開設と、順調に規模を拡大しておりました。
その後も、1991年までに生産工場を5号棟まで新設しており、現在では、本社工場に加えて、福島県伊達郡国見町に「福島工場」を、東京都中央区日本橋と大阪府大阪市城東区と福岡県福岡市中央区の3ヶ所に支店を構えておりますので、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての竹園オーナーは、私が確認したところ、1987年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに1100頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、1999年の皐月賞や2000年の有馬記念など、GIを7勝したテイエムオペラオーや、2001年の桜花賞と秋華賞など、GIを3勝したテイエムオーシャンや、2005年の阪神ジュベナイルFなどを制したテイエムプリキュアや、2005年の中山大障害を制したテイエムドラゴンといった名前が挙げられます。
2000年の竹園オーナーは、テイエムオペラオーなどの活躍により、重賞12勝を含む29勝を上げ、過去最高となる「15億3366万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は数字が伸び悩んでおり、一昨年までの5年間も、
2017年→21勝・獲得賞金4億3758万円
2018年→16勝・獲得賞金3億6485万円
2019年→13勝・獲得賞金2億5686万円
2020年→17勝・獲得賞金2億4254万円
2021年→17勝・獲得賞金2億6716万円
と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていたため、昨年の竹園オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、テイエムサウスダンで根岸Sを制し、テイエムスパーダでCBC賞を制するなど、20勝を上げ、獲得賞金は「4億8477万円」と、前年を大きく上回っております。
そして今年は、先週までに15勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「2億5873万円」と、昨年の半分ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
また、竹園オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を6710万円で落札
■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
10頭を1億0208万円で落札
■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を4994万円で落札
と、計17頭を総額2億1912万円で落札していた上、今年も、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
5頭を2億2110万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
7頭を1億3057万円で落札
と、計12頭を3億5167万円で落札しております(金額は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sにテイエムチュラランなど、賞金の高い特別レースに2頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。
2023/08/29
8頭に込められた思惑は
サンデーレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ノッキングポイント(新潟記念)
ガイアメンテ(札幌2歳S)
ギャンブルルーム(札幌2歳S)
ブルーロワイヤル(丹頂S・日高S)
ラズルダズル(古町S・宮崎特別)
キャッスルクラス(瓢湖特別)
インフィナイト(日高S)
モンファボリ(日高S)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年と2020年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝)
と記せば分かる通り、5年連続で「馬主リーディング1位」となっており、一昨年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、グランアレグリアでヴィクトリアマイルとマイルCS、シャフリヤールでダービー、クロノジェネシスで宝塚記念を制するなど、GIの5勝を含めて重賞を15勝し、過去最高を記録した2020年に次ぐ賞金を獲得しております。
更に昨年も、
1位:サンデーレーシング→121勝・獲得賞金35億3084万円
2位:シルクレーシング→126勝・獲得賞金33億0499万円
3位:キャロットファーム→94勝・獲得賞金26億6432万円
4位:社台レースホース→99勝・獲得賞金25億3780万円
と記せば分かる通り、定位置の「1位」を確保しました。
尚且つ、今年に入ってから先週までも、ソングラインでヴィクトリアマイルと安田記念を制し、リバティアイランドでオークスと桜花賞を制するなど、重賞9勝を含む78勝を上げ、獲得賞金は「25億5718万円」と、「馬主リーディング」では、「20億6601万円」で2位の「社台レースホース」に決定的な差を付けて1位となっております。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟記念
ノッキングポイント
1着賞金3100万円(同2480万円)の札幌2歳S
ガイアメンテ
ギャンブルルーム
など、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ノッキングポイント(新潟記念)
ガイアメンテ(札幌2歳S)
ギャンブルルーム(札幌2歳S)
ブルーロワイヤル(丹頂S・日高S)
ラズルダズル(古町S・宮崎特別)
キャッスルクラス(瓢湖特別)
インフィナイト(日高S)
モンファボリ(日高S)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年と2020年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝)
と記せば分かる通り、5年連続で「馬主リーディング1位」となっており、一昨年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、グランアレグリアでヴィクトリアマイルとマイルCS、シャフリヤールでダービー、クロノジェネシスで宝塚記念を制するなど、GIの5勝を含めて重賞を15勝し、過去最高を記録した2020年に次ぐ賞金を獲得しております。
更に昨年も、
1位:サンデーレーシング→121勝・獲得賞金35億3084万円
2位:シルクレーシング→126勝・獲得賞金33億0499万円
3位:キャロットファーム→94勝・獲得賞金26億6432万円
4位:社台レースホース→99勝・獲得賞金25億3780万円
と記せば分かる通り、定位置の「1位」を確保しました。
尚且つ、今年に入ってから先週までも、ソングラインでヴィクトリアマイルと安田記念を制し、リバティアイランドでオークスと桜花賞を制するなど、重賞9勝を含む78勝を上げ、獲得賞金は「25億5718万円」と、「馬主リーディング」では、「20億6601万円」で2位の「社台レースホース」に決定的な差を付けて1位となっております。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟記念
ノッキングポイント
1着賞金3100万円(同2480万円)の札幌2歳S
ガイアメンテ
ギャンブルルーム
など、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
2023/08/29
ゴルフ場の経営が主な事業ですが
西山茂行氏
本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
セイウンデセオ(小倉2歳S)
セイウンスイート(雷光特別)
セイウンパシュート(瓢湖特別)
ニシノレヴナント(赤倉特別)
ニシノデフィレ(西日本新聞杯)
担当者:馬主情報部 馬主M
西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎました。
その後は、2008年にニシノフラワーなど、約40頭の繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営し、「西山牧場育成センター」では、年に数頭の生産を継続しております。
なお、西山オーナーは、内閣総理大臣を務めていた安倍晋三氏(故人)と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。
西山オーナーは、確か1986年からJRAで馬を走らせている大ベテランであり、現在は、「東京馬主協会」の副会長理事と、「東日本馬主協議会」の調査委員長を務めております。
また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに800頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミー、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーン、2016年と2017年の京阪杯を制したネロ、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ、2018年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制したニシノデイジーといった名前が挙げられるでしょう。
2005年の西山オーナーは、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、一昨年までの3年間も、
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6756万円
と、物足りない数字に留まっていたため、昨年の西山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、「33勝・5億2046万円」という好成績を残しておりました。
そして、今年も好調が続いており、セイウンハーデスで七夕賞を制するなど、先週までに24勝を上げ、獲得賞金は「4億0796万円」と、既に昨年の8割近くとなっておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、西山オーナーは、「競走馬セール」と「繁殖馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、自身の名義と「西山牧場」の名義で、
■1月26日(水)の「ジェイエス冬季繫殖馬セール」
1頭を341万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
1頭を3740万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
2頭を3850万円で落札
と、計4頭に総額7931万円を投じていた上、今年も、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を5775万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を2970万円で落札
と、計5頭を8745万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)
当然、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sセイウンデセオなど、特別レースに5頭を登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。
本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
セイウンデセオ(小倉2歳S)
セイウンスイート(雷光特別)
セイウンパシュート(瓢湖特別)
ニシノレヴナント(赤倉特別)
ニシノデフィレ(西日本新聞杯)
担当者:馬主情報部 馬主M
西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎました。
その後は、2008年にニシノフラワーなど、約40頭の繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営し、「西山牧場育成センター」では、年に数頭の生産を継続しております。
なお、西山オーナーは、内閣総理大臣を務めていた安倍晋三氏(故人)と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。
西山オーナーは、確か1986年からJRAで馬を走らせている大ベテランであり、現在は、「東京馬主協会」の副会長理事と、「東日本馬主協議会」の調査委員長を務めております。
また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに800頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミー、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーン、2016年と2017年の京阪杯を制したネロ、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ、2018年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制したニシノデイジーといった名前が挙げられるでしょう。
2005年の西山オーナーは、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、一昨年までの3年間も、
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6756万円
と、物足りない数字に留まっていたため、昨年の西山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、「33勝・5億2046万円」という好成績を残しておりました。
そして、今年も好調が続いており、セイウンハーデスで七夕賞を制するなど、先週までに24勝を上げ、獲得賞金は「4億0796万円」と、既に昨年の8割近くとなっておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、西山オーナーは、「競走馬セール」と「繁殖馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、自身の名義と「西山牧場」の名義で、
■1月26日(水)の「ジェイエス冬季繫殖馬セール」
1頭を341万円で落札
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
1頭を3740万円で落札
■10月25日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
2頭を3850万円で落札
と、計4頭に総額7931万円を投じていた上、今年も、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を5775万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を2970万円で落札
と、計5頭を8745万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)
当然、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の小倉2歳Sセイウンデセオなど、特別レースに5頭を登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。
2023/08/29
横河電機株式会社などの物流を担うために設立されました
久米田正明氏
本業: ロジフレックス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
ロジルーラー(札幌2歳S)
ロジマンボ(赤倉特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
久米田正明オーナーは、山梨県笛吹市に本社を構えている、「ロジフレックス株式会社」の創業者です。
主に精密機器の輸送などを行っている同社は、東証プライム上場企業の「横河電機株式会社」と、そのグループ企業の物流を担うため、1999年に設立されました。
そして現在は、取引先に、電子計測機器の業界最大手である「キーサイト・テクノロジー株式会社」などが名前を連ねており、山梨県の本社以外にも、東京、神奈川、大阪に計4つの営業所を構え、私が確認したところ、近年は毎年のように20億円近くの売上高を記録しておりますので、「ロジフレックス株式会社」を創業した久米田オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、久米田オーナーは、2007年にJRAの個人馬主資格を取得しており、馬主になった理由は、旧知の友人であるプロゴルファーの青木功さんから、「ダノン」の野田順弘(まさひろ)オーナーを紹介され、その際に「競馬が好きなら馬を持ちなさい」と勧められたからだそうです。
そして、2008年からJRAで馬を走らせており、この年に早くも、ロジユニヴァースで札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた久米田オーナーは、翌年、同馬でダービーを制するなど、重賞2勝を含む8勝を上げ、過去最高となる「2億8434万円」の賞金を獲得しておりました。
また、2018年には、ロジクライが富士Sを制するなど、9勝を上げ、ダービーを制した2009年の次に多い、「1億8244万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は、昨年までの5年間も、
2019年→8勝・獲得賞金1億3805万円
2020年→1勝・獲得賞金5622万円
2021年→4勝・獲得賞金5857万円
2022年→3勝・獲得賞金4999万円
という形で数字が伸び悩んでおりました。
当然、今年の久米田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、先週までに5勝を上げ、獲得賞金は「6959万円」と、早くも昨年を大きく上回っております。
それ故、現在の久米田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、久米田オーナーは、2007年から毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年は、
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
3頭を1億4520万円で落札
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を6215万円で落札
と、計5頭を総額2億0735万円で落札していた上、今年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
1頭を7920万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3630万円で落札
と、2頭の落札に総額1億1550万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにロジルーラーなど、2頭を特別レースに登録しておりますので、私は、久米田オーナーが、それぞれの厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出していると見ております。
本業: ロジフレックス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
ロジルーラー(札幌2歳S)
ロジマンボ(赤倉特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
久米田正明オーナーは、山梨県笛吹市に本社を構えている、「ロジフレックス株式会社」の創業者です。
主に精密機器の輸送などを行っている同社は、東証プライム上場企業の「横河電機株式会社」と、そのグループ企業の物流を担うため、1999年に設立されました。
そして現在は、取引先に、電子計測機器の業界最大手である「キーサイト・テクノロジー株式会社」などが名前を連ねており、山梨県の本社以外にも、東京、神奈川、大阪に計4つの営業所を構え、私が確認したところ、近年は毎年のように20億円近くの売上高を記録しておりますので、「ロジフレックス株式会社」を創業した久米田オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、久米田オーナーは、2007年にJRAの個人馬主資格を取得しており、馬主になった理由は、旧知の友人であるプロゴルファーの青木功さんから、「ダノン」の野田順弘(まさひろ)オーナーを紹介され、その際に「競馬が好きなら馬を持ちなさい」と勧められたからだそうです。
そして、2008年からJRAで馬を走らせており、この年に早くも、ロジユニヴァースで札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた久米田オーナーは、翌年、同馬でダービーを制するなど、重賞2勝を含む8勝を上げ、過去最高となる「2億8434万円」の賞金を獲得しておりました。
また、2018年には、ロジクライが富士Sを制するなど、9勝を上げ、ダービーを制した2009年の次に多い、「1億8244万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は、昨年までの5年間も、
2019年→8勝・獲得賞金1億3805万円
2020年→1勝・獲得賞金5622万円
2021年→4勝・獲得賞金5857万円
2022年→3勝・獲得賞金4999万円
という形で数字が伸び悩んでおりました。
当然、今年の久米田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、先週までに5勝を上げ、獲得賞金は「6959万円」と、早くも昨年を大きく上回っております。
それ故、現在の久米田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、久米田オーナーは、2007年から毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年は、
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
3頭を1億4520万円で落札
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を6215万円で落札
と、計5頭を総額2億0735万円で落札していた上、今年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
1頭を7920万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3630万円で落札
と、2頭の落札に総額1億1550万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の札幌2歳Sにロジルーラーなど、2頭を特別レースに登録しておりますので、私は、久米田オーナーが、それぞれの厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出していると見ております。