「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/05/09
昨年は二日間で15億3560万円を…
金子真人(まこと)氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ソダシ(ヴィクトリアマイル)
ゾンニッヒ(京王杯SC)
シルキーヴォイス(緑風S)
シロニイ(緑風S)
アナレンマ(信濃川特別)
ロムネヤ(テレ玉杯)
ユティタム(青竜S)
ライフレッスンズ(BSイレブン賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

金子真人(まこと)オーナーが、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム(旧東証1部)上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。

現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。

そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に、「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「ビジネスエンジニアリング株式会社」などがあり、海外にも、「Zuken GmbH」、「Zuken USA Inc.」、「Zuken Korea Inc.」、「Zuken Singapore Pte. Ltd.」、「Zuken Taiwan Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。

同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2022年3月期」の数字は、グループ全体で、

売上高:315億0200万円
経常利益:41億7700万円

となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。

JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。

2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。

しかし、一昨年までの6年間は、

2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円

という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、重賞7勝を含む47勝を上げ、「16億3038万円」の賞金を獲得し、一昨年の数字を大きく上回っており、尚且つ、ノットゥルノで地方交流G1のジャパンダートダービーを制しております。

ただ、今年に入ってから先週までは、フリームファクシできさらぎ賞を制しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことから、先週までの獲得賞金が「獲得賞金4億2237万円」と、昨年の25%ほどに留まっておりますので、現在の金子オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。

また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月11日(月)~12日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、3億3000万円で落札した「ラルケットの2022」(牡・父サートゥルナーリア)や、2億7500万円で落札した「アウェイクの2021」(牡・父エピファネイア)など、計10頭の落札に総額15億3560万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のヴィクトリアマイルにソダシ、1着賞金が5900万円(同4720万円の京王杯SCにゾンニッヒなど、計8頭を特別レースに登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2023/05/09
前身は「ユーワホースクラブ」です
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ルージュスティリア(ヴィクトリアマイル)
レッドモンレーヴ(京王杯SC・都大路S)
レッドジェニアル(都大路S)
レッドラマンシュ(日吉特別)
ルージュアルル(尖閣湾特別)
ルージュエクレール(テレ玉杯)
レッドエンヴィー(白川特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドT4歳Sを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワライディング」です。

クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長兼社長を務めており、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を制したスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからであり、クラブ法人の名称が変更された2007年に、愛馬会法人の名称も「ユーワホースクラブ」から「東京サラブレッドクラブ」となりました。

その後は、山本オーナーの奥様である山本洋子さんがクラブ法人の代表を務め、現在は「レッド」と「ルージュ」の冠名で募集馬を走らせております。

同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられるでしょう。

2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を制するなど、過去最多となる54勝を上げ、「10億3421万円」の賞金を獲得しており、更に2019年は、2014年と同じ54勝を上げ、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。

ただ、その後の2年間は、2020年が「40勝・獲得賞金8億9869万円」、2021年が「39勝・獲得賞金7億1459万円」と、成績が完全に右肩下がりとなっておりましたので、昨年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えていたのでしょう。

実際、昨年は、レッドガランで中山金杯と新潟大賞典を制するなど、「44勝・獲得賞金8億2714万円」という、前年を上回る成績を残しております。

しかし、今年は勢いに陰りが出ており、先週までに16勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「3億2060万円」と、昨年の同時期(5月8日の日曜日まで)の「3億5015万円」を下回っております。

当然、今年はクラブの関係者全員が、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

また、「東京ホースレーシング」は、昨年の6月3日(金)にラインナップを発表した「2022年度募集馬」(現2歳世代)について、抽選で出資を受け付ける「先行募集」を行った後、先着順で出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは32頭であり、運用中止となった1頭を除く残りの14頭は、まだ出資を受け付けております。

よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの14頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。

そういった中、今週は、1着賞金が1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のヴィクトリアマイルにルージュスティリア、1着賞金が5900万円(同4720万円)の京王杯SCにレッドモンレーヴ(都大路Sにも登録)など、特別レースに7頭を登録しておりますので、同クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2023/05/09
「関西のIT業界に於ける重要な存在」と言えるでしょう
田島大史(だいし)氏

本業: BBコミュニケーションズ株式会社 代表代表取締役

今週の主な登録馬:
ダディーズビビッド(京王杯SC)

担当者:馬主情報部 馬主T

田島大史オーナーの本業は、京都市の下京区に本社を構えている「BBコミュニケーションズ株式会社」の代表取締役です。

「浄土真宗・本願寺派」の本山として有名な「西本願寺」のすぐそばに拠点を構えている同社は、1991年に設立され、現在の主要業務は、レンタルサーバーの管理や、WEBサイトの制作・管理や、データベースやシステム開発などとなっており、主要取引先には、「楽天株式会社」、「ビッグローブ株式会社」といった大手企業が名を連ねておりますので、その代表者である田島オーナーは、「関西のIT業界に於ける重要な存在」と言えるでしょう。

馬主としての田島オーナーは、2012年からJRAで馬を走らせており、私が確認したところ、これまでに22頭を所有しておりますが、2013年までは未勝利で、その後も、2014年の獲得賞金が1847万円、2015年が2403万円、2016年が1341万円と、数字が伸び悩んでおりました。

しかし、2017年からの5年間は、

2017年→1勝・獲得賞金862万円
2018年→2勝・獲得賞金2149万円
2019年→2勝・獲得賞金3121万円
2020年→3勝・獲得賞金6864万円
2021年→3勝・獲得賞金7844万円

と記せば分かる通り、完全に「右肩上がり」となっていた上、昨年は、1勝に留まったものの、この勝利がリステッドレースの信越Sであり、その他にも、オープンで2着が三度もあったことなどから、獲得賞金は「8227万円」と、キャリアハイの数字となっております。

更に、今年もいい流れが続いており、ダディーズビビッドが阪急杯で2着に入るなど、先週までの獲得賞金が「3207万円」と、昨年の同時期(5月8日【日】まで)の「2744万円」を上回っておりますので、現在の田島オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにダディーズビビッドを登録しておりますので、私がオーナーであれば、同馬を預けている千田先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

また、田島オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「初の重賞勝ちをここで」という思いも込められていると私は見ております。

2023/05/09
昔はダンスパートナーなどが稼いでいましたね
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
トゥラヴェスーラ(京王杯SC)
エヴィダンシア(信濃川特別)
ポルタフォリオ(京都ハイジャンプ)
プレジャークルーズ(はやぶさ賞)
アップストローク(三国特別)
ブレイヴロッカー(あずさ賞)
ヴェイルネビュラ(BSイレブン賞)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2019年のフィリーズレビューを勝ったプールヴィルや、2020年のシルクロードSを勝ったアウィルアウェイや、一昨年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、一昨年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、一昨年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していますし、去年、ドバイのUAEダービーを勝ったクラウンプライドもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、地方に入厩する馬を除くと、82頭の「2022年度募集馬」(現2歳世代)について、去年、5月に募集価格を発表した後、6月6日(月)にカタログを発送していて、それから出資を受け付けていますが、私が確認したところ、82頭の内、満口になっているのは66頭で、「募集停止」と「募集中止」になった7頭を除く残りの9頭はまだ出資を受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「9頭を少しでも早く満口にするために、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、京王杯SCのトゥラヴェスーラなど、特別レースに7頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。