「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/05/01
「2022年3月期の売上高」は894億7600万円でした
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンタッチダウン(NHKマイルC)
ダノントルネード(京都新聞杯・プリンシパルS)
ダノンターキッシュ(秩父特別・鴨川特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。

1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。

そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。

その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、

「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円

という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。

馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。

2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。

そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。

しかし一昨年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っていたため、昨年の野田オーナーは「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え一昨年を上回っております。

ただ、今年に入ってから先週までは、8勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「2億1132万円」と、昨年の2割ほどに留まっておりますので、現在の野田オーナーは、「大きいレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えていることでしょう。

また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月11日(月)~12日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、「モシーンの2021」(牡・父モーリス)に、2日間を通じての最高価格であった4億9500万円(税込)を投じるなど、計13頭を総額19億1730万円(税込)で落札しております。

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億3000円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のNHKマイルCにダノンタッチダウンなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2023/05/01
京都の山科で開業したオーダースーツ専門店が前身です
中西浩一氏

本業: 株式会社オンリー 取締役相談役

今週の主な登録馬:
アイコンテーラー(新潟大賞典)
スノーテーラー(鞍馬S)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もご存知の通り、中西浩一オーナーは、京都市下京区に本社を構え、ビジネススーツを中心とした紳士服の製造小売業などを手掛けている、「株式会社オンリー」の代表取締役会長を少し前まで務めており、現在は取締役相談役を務めております。

同社の前身は、中西オーナーが、1970年に京都の山科で開業したオーダースーツ専門店の「紳士服中西」であり、1976年、「株式会社オンリー」を設立し、京都市内の北山通に、メンズブティック「オンリー本店」をオープンしました。

それから同社は、

■1982年
レディスブティック「オンリーストリート」をオープン

■1983年
第25回日本紳士服技術コンクールで、最高賞の「高松宮技術奨励賜杯賞」を受賞

■1987年
イタリアのミラノに企画生産のオフィスを開設

■1988年
渋谷や神戸など他府県への進出を開始

■2002年
オーダースーツ「TailorMadebyKOICHI・NAKANISHI」の販売開始、及び、オンラインストアの開設

■2005年
大阪証券取引所・ヘラクレス市場(現・ジャスダック市場)に株式上場

■2009年
現在の本社ビルへ移転

■2015年
株式上場市場を東京証券取引所第二部に変更

■2016年
東京証券取引所第一部銘柄に指定

■2017年
東京本部を開設

■2019年
都内最大級のスーツショップ「ONLY PREMIO TOKYO」を有楽町にオープン

■2021年
創業の地である京都に、新たな旗艦店「ONLY京都四条河原町店」をオープン

といった形で順調に成長しております。

そして現在は、スーツ生産を担う「株式会社オンリーファクトリー」と、アウトレットショップ「SUIT&SUIT」の運営を手掛ける「株式会社オンリートレンタ」という2社の系列企業を含め、全国に55店舗を有する大企業になっており、グループ全体で300名近くの従業員を擁しておりますので、一代で「株式会社オンリー」を大きく成長させた中西オーナーのことは、「尊敬すべき経営者」と言えるでしょう。

JRA馬主としての中西オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランであり、これまでに50頭以上を所有しており、2020年までの3年間は、

2018年→6勝・獲得賞金9739万円
2019年→5勝・獲得賞金1億0383万円
2020年→8勝・獲得賞金9305万円

という好成績を残しており、尚且つ、2018年には、アイアンテーラーで地方交流重賞のクイーン賞を制しておりました。

しかし、過去2年は、

2021年→4勝・獲得賞金7331万円
2022年→3勝・獲得賞金7389万円

という形で成績が伸び悩んでしまった上、今年に入ってから先週までは「15戦0勝」という戦績であり、まだ「2023年の初勝利」を上げられておりません。

そういった中、今週は、新潟大賞典にアイコンテーラー、鞍馬Sにスノーテーラーと、特別レースに2頭を登録しておりますので、私が中西オーナーであれば、「そろそろ今年の初勝利を上げたい」と考え、それぞれの厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

また、オーナーは、先述した通り、キャリアが20年を超えているベテランですが、まだ重賞を勝てておりませんので、新潟大賞典のアイコンテーラーには、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められている筈です。

2023/05/01
新潟県新潟市東区に自社ビルを構えております
村木隆氏

本業: 株式会社ムラキ不動産商会 代表取締役

今週の主な登録馬:
スパイダーゴールド(新潟大賞典)

担当者:馬主情報部 馬主N

村木隆オーナーの本業は、新潟県新潟市の東区に本社を構えている、「株式会社ムラキ不動産商会」の代表者です。

「新潟競馬場までは、国道7号などを経由して車で約15分」という場所にあり、拠点となっている自社ビルには、「株式会社ムラキ不動産商会」に加え、野菜の加工などを手掛けている「有限会社ムラキ食品」といった系列企業が入っております。

「株式会社ムラキ不動産商会」の前代表であり、JRAの馬主としては、1991年のセントライト記念を制したストロングカイザーや、2003年のカブトヤマ記念と2005年のかしわ記念などを制したストロングブラッドといった活躍馬を所有していたことでお馴染みの村木篤オーナーは、隆オーナーのお父様です。

JRAの馬主としては「超が付くほどのベテラン」と言える篤オーナーに続き、自身も馬主資格を取得した隆オーナーは、私が確認したところ、2004年からJRAで馬を走らせており、昨年は、「6勝・獲得賞金9024万円」という好成績を残しておりました。

そして、今年は更に勢いが増しており、ラーグルフを出走させた中山金杯で「初の重賞勝ち」を飾り、同馬が中山記念で2着に入るなど、先週までに獲得した賞金が「9741万円」と、早くも昨年を上回り、キャリアハイの数字となっております。

当然、現在の隆オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟大賞典にスパイダーゴールドを登録しておりますので、私が村木オーナーであれば、同馬を預けている鹿戸先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2023/05/01
昨年は「懸賞麻雀」のサービスを終了した代わりに…
猪熊広次氏

本業: 株式会社バローズ 代表取締役

今週の主な登録馬:
カイザーバローズ(新潟大賞典)
ヘラルドバローズ(平城京S)
ジャスパーバローズ(わらび賞)

担当者:馬主情報部 馬主H

猪熊広次オーナーの本業は、JR五反田駅と大崎駅と品川駅から徒歩10分圏内のところにある「住友不動産高輪パークタワー」(東京都品川区東五反田)に本社を構え、モバイル機器の販売や、モバイルコンテンツの配信などを手掛けている、「株式会社バローズ」の代表取締役ですわ。

1994年に設立された同社は、まず「モバイル機器事業」を立ち上げ、その後は、

1998年10月→日本移動通信株式会社(現KDDI株式会社)と「携帯電話販売一次代理店契約」を締結
1999年3月→「IDOプラザ・向ヶ丘遊園」(現在のauショップ・向ヶ丘遊園)をオープン
2001年4月→「auショップ・川崎西口駅前」(現在のauショップ・ラゾーナ川崎)をオープン
2003年7月→「住友不動産高輪パークタワー」に本社を移転

といった形で順調に規模を拡大していますの。

また、同社は近年、「モバイルコンテンツ事業」に力を入れていて、

2013年→家族単位での収支管理ができる「節約家計簿」
2015年→心理対戦型パーティーゲームの「人狼ゲーム・潜む狼」
2016年→女性向けの恋愛ノベルゲームの「イケメン★恋愛乙女ゲーム集」
2017年→近未来学園を描いたアドベンチャーゲームの「AQUA」
2018年→ラブコメアドベンチャーゲームの「お嬢様はご機嫌ナナメ」
2020年→貯めたポイントで豪華賞品に応募できる「懸賞麻雀」
2021年→定番のゲームでポイントを貯めて豪華賞品に応募できる「懸賞ソリティア」

など、次々に新サービスを提供していますわ。

私が確認したところ、これらの中では、「懸賞ソリティア」が特に人気を博していまして、昨年は、「懸賞麻雀」のサービスを終了して、代わりに、「懸賞GAMES」として、

「懸賞ナンプレ」→4月から提供
「懸賞リバーシ」→6月から提供
「懸賞2048」→10月から提供
「懸賞HelixJump」→11月から提供
「懸賞へびゲーム」→12月から提供

と、立て続けに新たなコンテンツをスタートさせていますの。

このように、ユーザーのニーズに合わせて臨機応変にビジネスを展開している猪熊オーナーのことを、多くの方が、「業界内の注目人物」と考えているのでしょうね。

馬主としての猪熊オーナーは、確か2003年頃にJRAで馬を走らせ始めて、これまでに250頭以上を所有していまして、その中の代表的な存在としては、2009年のシンザン記念を制し、同年のダービーで3着だったアントニオバローズや、2015年のファンタジーSを制したキャンディバローズや、2018年のCBC賞と北九州記念を制したアレスバローズや、2019年のダービーを制したロジャーバローズなどが挙げられますわ。

2017年の猪熊オーナーは、過去最高となる30勝を上げ、「4億7836万円」の賞金を獲得していた上、2019年は、10勝に留まってしまいましたが、先述した通り、ロジャーバローズでダービーを制したことなどから、賞金は過去最高の「4億8361万円」を獲得していましたの。

2020年は、14勝を上げたものの、獲得賞金は「1億9984万円」と、前年の半分以下に留まっていましたが、その後の2年間は、

2021年:24勝・獲得賞金3億9353万円
2022年:22勝・獲得賞金4億5770万円

という形で巻き返しに成功していて、特に昨年は、獲得賞金が、キャリアの中で三番目に多い数字でしたわ。

ただ、今年は少し勢いに陰りが出ていて、先週までに8勝を上げていますけど、半数が未勝利戦ということなどから、獲得賞金は「1億6854万円」と、昨年の同時期(5月1日【日】まで)の「1億8889万円」を下回っていますので、現在のオーナーは、「昨年までの勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。

また、猪熊オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、一昨年は、「セレクトセール」や「HBAセレクションセール」などで、計10頭を総額3億1317万円で落札していましたし、昨年も、

■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
3頭を1億3090万円で落札

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を4235万円で落札

■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
3頭を2937万円で落札

■10月17日(月)~18日(火)の「HBAオータムセール」
1頭を110万円で落札

と、計10頭を総額2億0372万円で落札していて、更に昨年は、「ジェイエス・繁殖馬セール」(秋季)と「ノーザンファームミックスセール」に於いて、2頭の繁殖牝馬を2090万円で落札していますの。
(落札金額は全て税込表記)

当然、現在のオーナーは、「セール資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈ですわ。

そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟大賞典にカイザーバローズなど、3頭を特別レースに登録していますので、私が猪熊オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわね。