「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/03/07
昨年の「セレクトセール」では総額15億3560万円を…
金子真人(まこと)氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ハヤヤッコ(金鯱賞)
ポタジェ(金鯱賞)
マリアエレーナ(金鯱賞)
ルビーカサブランカ(金鯱賞・中山牝馬S)
ゾンニッヒ(東風S)
ラインベック(東風S)
トゥーテイルズ(アネモネS)
ライフレッスンズ(中京スポーツ杯)
ジョニーズララバイ(アクアマリンS)

担当者:馬主情報部 馬主M

金子真人(まこと)オーナーが、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム(旧東証1部)上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。

現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。

そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に、「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「ビジネスエンジニアリング株式会社」などがあり、海外にも、「Zuken GmbH」、「Zuken USA Inc.」、「Zuken Korea Inc.」、「Zuken Singapore Pte. Ltd.」、「Zuken Taiwan Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。

同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2022年3月期」の数字は、グループ全体で、

売上高:315億0200万円
経常利益:41億7700万円

となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。

JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。

2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。

しかし、一昨年までの6年間は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円

という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、重賞7勝を含む47勝を上げ、「16億3038万円」の賞金を獲得し、一昨年の数字を大きく上回っており、尚且つ、ノットゥルノで地方交流G1のジャパンダートダービーを制しております。

ただ、今年に入ってから先週までは、フリームファクシできさらぎ賞を制しているものの、他の馬がそれほど活躍できていないことから、先週までの成績が「8勝・獲得賞金2億1001万円」と、昨年のペースを下回っておりますので、現在の金子オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。

また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月11日(月)~12日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、3億3000万円で落札した「ラルケットの2022」(牡・父サートゥルナーリア)や、2億7500万円で落札した「アウェイクの2021」(牡・父エピファネイア)など、計10頭の落札に総額15億3560万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)の金鯱賞にハヤヤッコとポタジェとマリアエレーナとルビーカサブランカ(中山牝馬Sにも登録)を登録するなど、計9頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2023/03/07
「オリックス自動車株式会社」などが取引先です
栗本博晴氏

本業: 株式会社ジェイ・アール・ピー 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
クリノプレミアム(中山牝馬S)
クリノフラッシュ(コーラルS)
クリノキララ(岡崎特別)

担当者:馬主情報部 馬主O

栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛けている、「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。

1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しておりますので、その代表取締役会長を務めている栗本オーナーは、周りから厚い信頼を寄せられていることでしょう。

そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに500頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられます。

2017年の栗本オーナーは、「20勝・獲得賞金3億4742万円」という過去最高の成績を残しておりました。

更に、その後の4年間も、

2018年→16勝・獲得賞金2億9965万円
2019年→16勝・獲得賞金3億2834万円
2020年→13勝・獲得賞金2億7584万円
2021年→13勝・獲得賞金3億1266万円

と、「10勝以上」をキープしておりましたが、昨年は、クリノプレミアムを出走させた中山牝馬Sに於いて、「8年半振りの重賞勝ち」を飾ったものの、他の馬がそれほど活躍できなかったため、7勝に終わり、獲得賞金は「2億5514万円」と、一昨年を大きく下回っております。

尚且つ、今年に入ってから先週までは、「84戦1勝」という戦績であり、獲得賞金は「4082万円」と、昨年の15%ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。

また、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が非常に多く、昨年も、

■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を2200万円で落札

■5月24日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を737万円で落札

■7月5日(火)の「八戸市場」
1頭を550万円で落札

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を11005万円で落札

■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を1100万円で落札

■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
3頭を3212万円で落札

■10月17日(月)~18日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を968万円で落札

と、計10頭を総額9867万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)

当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高いため、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の中山牝馬Sにクリノプレミアムなど、賞金の高い特別レースに計3頭を登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2023/03/07
ダンスパートナーなどがここの募集馬でしたね
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
ポリーフォリア(フィリーズレビュー)
ムーンプローブ(フィリーズレビュー)
アルピニズム(東風S)
ランドオブリバティ(中京スポーツ杯・アクアマリンS)
フォイアーロート(アクアマリンS)
ジュールサイクル(鎌ヶ谷特別)
エンジェルサークル(房総特別)
ミアマンテ(房総特別)
ヴェルテンベルク(ゆきやなぎ賞)
フラッシングレート(ゆきやなぎ賞)
ブレイヴロッカー(ゆきやなぎ賞)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2019年のフィリーズレビューを勝ったプールヴィルや、2020年のシルクロードSを勝ったアウィルアウェイや、一昨年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、一昨年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、一昨年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していますし、去年、ドバイのUAEダービーを勝ったクラウンプライドもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、地方に入厩する馬を除くと、82頭の「2022年度募集馬」(現2歳世代)について、去年、5月に募集価格を発表した後、6月6日(月)にカタログを発送していて、それから出資を受け付けていますが、私が確認したところ、82頭の内、満口になっているのは64頭で、「募集停止」と「募集中止」になった4頭を除く残りの14頭はまだ出資を受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「14頭を少しでも早く満口にするために、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、フィリーズレビューのポリーフォリアとムーンプローブなど、特別レースに11頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2023/03/07
1月7日(土)に寿Sを制しておりますが
土井肇氏

本業: 大万証券株式会社 取締役会長

今週の主な登録馬:
ヤマニンサルバム(金鯱賞)
ヤマニンプレシオサ(天神橋特別・房総特別・恋路ヶ浜特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

土井肇オーナーの本業は、愛知県名古屋市の中区に本社を構えている、「大万証券株式会社」の取締役会長です。

1948年、資本金100万円で創業された同社は、それから現在までに、

1949年→名古屋市中川区に下之一色営業所を新設
1964年→資本金を5000万円に増額
1983年→愛知県岡崎市に岡崎営業所(現岡崎支店)を新設し、資本金を1億円に増額
1989年→資本金を1億5000万円に増額
1999年→愛知県犬山市に犬山支店を新設
2002年→資本金を3億円に増額

といった形で着実に事業規模を拡大しておりますので、同社の取締役会長を務めている土井オーナーは、地域の方や市場関係者から厚い信頼を寄せられているのでしょう。

馬主としての土井オーナーは、既にキャリアが50年以上に及んでいる大ベテランでして、これまでに、個人の名義で、1993年の天皇賞・秋を制したヤマニンゼファーや、2003年の阪神ジュベナイルFを制したヤマニンシュクルなど、600頭以上を所有しており、2001年頃まで使用していた「土井商事」の法人名義でも、1994年の阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を制したヤマニンパラダイスなど、100頭近くを所有しておりました。

1994年の土井オーナーは、JRAに於いて、ヤマニンフォックスで中日新聞杯を制するなど、過去最高となる「24勝・獲得賞金4億3045万円」という成績を残しており、2008年には、ヤマニンメルベイユで中山牝馬SとクイーンSを制するなど、15勝を上げ、1994年に次ぐ「4億0155万円」の賞金を獲得しております。

しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、特に一昨年までの4年間は、

2018年→9勝・獲得賞金2億0389万円
2019年→9勝・獲得賞金1億7033万円
2020年→7勝・獲得賞金1億2886万円
2021年→9勝・獲得賞金1億4013万円

と、勝利数が一桁に留まっておりました。

したがって、昨年の土井オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と強く願っていた筈であり、実際、昨年は、「16勝・獲得賞金2億4482万円」という成績を残し、一昨年を大きく上回っております。

ただ、今年は、1月7日(土)にヤマニンサルバムが寿Sを制したものの、その翌日から先週までは、「所有馬が25連敗中」となっておりますので、現在のオーナーは、「早急に連敗を止めたい」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)の金鯱賞にヤマニンサルバムなど、賞金の高い特別レースに2頭を登録しておりますので、私が土井オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。