「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2022/11/14
1990年に「有限会社ABCマート」を設立しましたの
三木正浩氏

本業: 株式会社ABCマート 最高顧問

今週の主な登録馬:
ジャスティンヴェル(南武特別)
ジャスティンカフェ(マイルCS)
ジャスティンスカイ(秋色S)
ジャスティンヴェル(再度山特別)
スーパーアグリ(秋明菊賞)

担当者:馬主情報部 馬主H

三木正浩オーナーは、東京都渋谷区の道玄坂に本社を構えて、靴の小売業などを手掛けている「株式会社ABCマート」の創業者でして、2007年の8月まで同社の代表取締役会長を務めていて、現在は最高顧問を務めていますの。
1955年、三重県伊勢市に生まれた三木オーナーは、名古屋市立享栄高校から、東邦学園短期大学に進学して、ここを卒業してから、ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売などを手掛けている「スクエアツウ・ジャパン株式会社」に入社しましたわ。
それから3年後、同社を退社した三木オーナーは、1985年に、「ABCマート」の前身となる「株式会社国際貿易商事」を東京都新宿区で設立しましたの。
1986年、買い付けのためにロンドンを訪れていた三木オーナーは、ブーツのブランド「HAWKINS(ホーキンス)」と日本の代理店契約を結んで、それからは、同社の靴を低価格で販売し大ヒットさせていましたわ。
1987年、東京都荒川区に移転した「株式会社国際貿易商事」は、社名を「株式会社インターナショナル・トレーディング・コーポレーション」に変更して、それから、1990年に靴の小売業を始めるため、「有限会社ABCマート」を設立して、初出店した「上野アメ横店」では、1店舗だけで年商25億円を売り上げていましたの。
三木オーナーは、その後も、
1991年→アメリカのスケートボード靴メーカー・「Vans(バンズ)」と国内総代理店契約を締結
1994年→「Vans」の国内商標使用契約を締結
1995年→「HAWKINS」の商標権を完全取得
1997年→「有限会社ABCマート」を改組し、「株式会社ABCマート」に商号変更
2000年→ジャスダックに上場
2002年→東証一部に上場
2004年→「株式会社エス・ジー・シューズ・カンパニー」を吸収合併
といった形で急速に事業を拡大させて、現在、「ABCマート」は、連結の売上高が「2439億4600万円」(2022年2月期)を記録するほどの大企業に成長していますので、一代でこの礎を築いた三木オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょうね。
馬主としての三木オーナーは、2019年からJRAで馬を走らせていて、この年の10月19日(土)には、オーナーにとって馬主デビューだった新馬戦で、ジャスティンリーチが見事に初勝利を飾っていましたの。
そして、一昨年は未勝利に終わったものの、昨年は、ジャスティンロックを出走させた京都2歳Sで初めての重賞勝ちを飾るなど、15勝を上げて、獲得賞金は「1億9962万円」と、一気に成績を伸ばしていましたわね。
更に今年は、エリカヴィータでフローラSを制し、ジャスティンパレスで神戸新聞杯を制するなど、先週までに15勝を上げて、獲得賞金は「3億6213万円」と、早くも昨年を大きく上回っていますけど、三木オーナーはこの状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますの。
と言いますのも、三木オーナーは、2019年から「競走馬セール」に参加していまして、昨年までの3年間は、
2019年→「セレクトセール」と「HBAセレクションセール」で、計6頭を総額4億6860万円(税込)で落札
2020年→「HBAセレクションセール」と「HBAサマーセール」で、計4頭を総額1億1935万円(税込)で落札
2021年→「セレクトセール」と「HBAサマーセール」で、計13頭を総額9億3115万円(税込)で落札
と、計23頭を総額15億1910万円で落札していましたし、今年は、国内で、
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
4頭を2億5520万円(税込)で落札
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を6820万円(税込)で落札
と、計5頭を総額3億2340万円(税込)で落札している上、私が確認したところ、9月12日(月)から23日(金)まで開催されていた「キーンランド・セプテンバー・イヤリングセール」(アメリカ・ケンタッキー州)でも、3頭を122万ドル(約1億7434万円)で落札していますので。
当然、現在のオーナーは、「セール資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈ですわ。
そういった中、今週は、
1着賞金が1510万円(馬主の取り分は8割の1208万円)の南武特別:ジャスティンヴェル
1着賞金が1億8000万円(同1億4400万円)のマイルCS:ジャスティンカフェ
など、計5頭を特別レースに登録していますので、私が三木オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわね。

2022/11/14
1957年、近鉄百貨店に入社しました
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンザタイガー(東京スポーツ杯2歳S)
ダノンザキッド(マイルCS)
ダノンスコーピオン(マイルCS)
ダノングリスター(福島民友C・霜月S)
ダノンファスト(福島民友C)
ダノンシティ(みちのくS)
ダノンブレット(晩秋S)
ダノンラスター(晩秋S)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。
2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。
そして一昨年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。
しかし昨年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績で、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っていたため、今年の野田オーナーは「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、先週までに、早くも昨年と同水準の31勝を上げておりますが、獲得賞金は「7億8291万円」と、昨年の8割程度に留まっており、このままのペースでは、昨年の数字を超えられるかどうかが微妙な状況となっております。
また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月11日(月)~12日(火)に行われた今年の同セールに於いても、「モシーンの2021」(牡・父モーリス)に2日間を通じての最高価格であった4億9500万円(税込)を投じるなど、計13頭を総額19億1730万円(税込)で落札しております。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3044万円)の東京スポーツ杯2歳Sにダノンザタイガー、1着賞金1億8000万円のマイルCS(同1億4400万円)にダノンザキッドとダノンスコーピオンなど、賞金の高い特別レースに8頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。

2022/11/14
多くの方が、「尊敬すべき群馬の名士」と考えている筈です
星野壽市(じゅいち)氏

本業: 三栄商事株式会社 取締役会長

今週の主な登録馬:
テンカノギジン(東京スポーツ杯2歳S)
ココロノトウダイ(霜月S)

担当者:馬主情報部 馬主O

星野壽市(じゅいち)オーナーは、群馬県高崎市の倉賀野町に本社を構えている、「三栄商事株式会社」の創業者であり、一昨年の2月、長男の佑介氏に代表取締役社長の座を譲り、現在の役職は取締役会長となっております。
新潟県三条市出身の星野オーナーは、高校を卒業した後、ご両親から「商売を覚えて独立するように」と言われ、高崎にある自動車などの鉄スクラップを販売する会社で、スクラップを集める営業の仕事をやっていたそうです。
その後、務めていた会社の経営が厳しくなってきたため、独立しようと決めた星野オーナーは、26歳だった1964年、高崎市の堰代町(せきしろちょう)に於いて、「鉄スクラップの加工処理」を目的とする「三栄商事株式会社」を設立しました。
3年後の1967年には、事業拡大のため、高崎市の高関町に本社を移転し、その後も業績が順調であったことから、1980年には現在の場所に本社を移転しております。
そして1984年には、関連会社の「株式会社サンジョウ」を設立し、最近の同社グループにとって「事業の大きな柱の一つ」となっている、「住宅基礎鉄筋ユニット」の製造を開始しました。
2006年には、ベトナムの「ダナン国際空港」の近くに、関連会社の「サンエイベトナム」を設立しており、現在は、「本社工場」に加えて、そのすぐ近くに「倉賀野工場」を、群馬県佐波郡に「玉村工場」を、高崎市高関町に「高関工場」を有し、100名以上の従業員を雇用しておりますので、「三栄商事株式会社」の創業者である星野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
また同社は、8月に開催される「高崎まつり大花火大会」や、11月頃に高崎で開催される「キングオブパスタ」など、群馬県内の様々なイベントに協賛しておりますので、長年に渡り、そのトップを務めていた星野オーナーのことは、多くの方が「尊敬すべき地元の名士」と考えている筈です。
馬主としての星野オーナーは、1998年頃からJRAで馬を走らせており、これまでに80頭以上を所有し、その中の代表的な存在としては、2013年の桜花賞を制したアユサンと、2015年のアーリントンCや2016年の関屋記念と富士Sなどを制しているヤングマンパワーが挙げられるでしょう。
2013年の星野オーナーは、アユサンなどの活躍により、過去最高の「5勝・獲得賞金2億0281万円」という成績を残しており、2016年は、ヤングマンパワーなどの活躍により、「5勝・獲得賞金1億4176万円」という成績を残しておりました。
その後はしばらく伸び悩んでおりましたが、昨年は、アサマノイタズラを出走させたセントライト記念で、約5年振りに重賞を制するなど、4勝を上げ、2013年に次ぐ「1億4611万円」の賞金を獲得しております。
しかし今年は、先週までの獲得賞金が「4315万円」と、昨年のペースを大きく下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、星野オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」→1頭を1億0560万円で落札
■8月23日(月)~27日(金)の「HBAサマーセール」→1頭を626万円で落札
と、2つの「競走馬セール」に於いて、計2頭を総額1億1186万円で落札していた上、今年も、7月11日(月)~12日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、1頭を3190万円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
当然、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東京スポーツ杯2歳Sにテンカノギジン、1着賞金2200万円(同1760万円)の霜月Sにココロノトウダイを登録しておりますので、私がオーナーであれば、この2頭を預けている手塚先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2022/11/14
昨年は「11億0104万円」の賞金を獲得しておりましたが
G1レーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
セリフォス(マイルCS)
シフルマン(アンドロメダS)
ストリクトコード(尼崎S)
ゼーゲン(尼崎S)
ルーリング(西郷特別)
クレデンザ(晩秋S)
ディクテオン(晩秋S)
カラフルキューブ(出石特別)
シュルレアリスト(出石特別)
メインクーン(赤松賞)

担当者:馬主情報部 馬主Y

「G1レーシング」は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブであり、当初、「愛馬会法人」の代表は、全国各地で200店舗以上のスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の取締役副社長を務めていた村井良孝氏でした。
そして、2015年の6月からは、「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」・吉田善哉氏の三男であり、「追分ファーム」の代表である吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏のご子息で、「追分ファーム」の場長である吉田正志氏が務めております。
同クラブは、設立から2018年まで、
2011年→8勝・獲得賞金1億0179万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6709万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0477万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
2016年→47勝・獲得賞金9億3707万円
2017年→56勝・獲得賞金12億2511万円
2018年→50勝・獲得賞金13億3151万円
という形で順調に数字を伸ばしており、2017年にペルシアンナイトを出走させたマイルCSで初めてのGI勝ちを飾ると、2018年には、ジュールポレールでヴィクトリアマイル、ルヴァンスレーヴでチャンピオンズCを制しておりました。
その後の2年間は、
2019年→34勝・獲得賞金7億5299万円
2020年→43勝・獲得賞金7億1407万円
という形で伸び悩んでおりましたが、昨年は、ヴィクティファルスでスプリングS、セリフォスで新潟2歳Sとデイリー杯2歳Sを制するなど、過去最多となる58勝を上げ、獲得賞金も「11億0104万円」と、前年の数字を大きく上回っております。
しかし今年は、先週までが「43勝・獲得賞金9億2443万円」という成績であり、このままのペースでは、昨年の成績を上回れるかどうかが微妙な状況です。
したがって、現在はクラブの関係者全員が、「必ず昨年の数字を超えられるよう、賞金の高いレースを多く勝ちたい」と考えていることでしょう。
また、「G1レーシング」は、「2022年度募集馬」(現1歳世代)について、5月13日(金)に66頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっている48頭と、「募集停止」となった2頭と「募集中止」となった2頭を除く残りの14頭は、現在も出資を受け付けております。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えている筈であり、注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、マイルCSのセリフォスなど、計10頭を特別レースに登録しておりますので、私が「G1レーシング」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。