「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2022/09/05
ディープブリランテの生産者が代表を務めていますの
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
ダーリントンホール(京成杯AH)
パーティナシティ(エニフS)
ゼログラヴィティ(セプテンバーS)
バルトリ(セプテンバーS)
スカーレットスカイ(浜松S)

担当者:馬主情報部 馬主H

「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、確か道内に7つの牧場を持つまでになっていますし、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役としていますわ。
ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせていますわね。
最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、2019年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という右肩上がりの成績を残していましたし、特に2019年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せていましたの。
でも、その後の2年間は、
2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円
という形で成績が下がっていましたし、今年も、先週までが「48勝・獲得賞金9億7144万円」という成績で、勝利数と獲得賞金のどちらも、まだ2019年の半分以下ですから、現在のモハメド殿下は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけとしたい」と考えているのでしょうね。
また、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですけど、世界中の「競走馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」や「パカパカファーム」の名義などで馬を落札する機会が非常に多くて、昨年は、私が確認しているだけで、計26頭を約23億7610万円で落札していましたし、今年も、私が確認しているだけで、
■1月11日(火)~17日(月)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
1頭を16万豪ドル(約1316万円)で落札
■4月5日(火)~6日(水)の「イングリス・イースター・イヤリングセール」(オーストラリア)
計2頭を68万豪ドル(約6355万円)で落札
■4月11日(月)~13日(水)の「タタソールズ・クレイヴン・ブリーズアップセール」(イギリス)
1頭を31万ギニー(約5251万円)で落札
■8月13日(土)~15日(月)の「アルカナ・オーガスト・イヤリングセール」(フランス)
6頭を555万ユーロ(約7億6000万円)で落札
と、計10頭を約8億8922万円で落札していますの。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる「競走馬セール」でも、多くの馬を落札する筈ですから、現在は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の京成杯AH→ダーリントンホール
1着賞金2300万円(同1840万円)のエニフS→パーティナシティ
1着賞金1840万円(同1472万円)のセプテンバーS→ゼログラヴィティとバルトリ
1着賞金1840万円(同1472万円)の浜松S→スカーレットスカイ
と、計5頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

2022/09/05
北海道内の分譲マンション管理で最大のシェアを誇っております
堂守貴志氏

本業: エムエムエスマンションマネージメントサービス株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
インテンスライト(京成杯AH)

担当者:馬主情報部 馬主N

堂守貴志オーナーの本業は、北海道札幌市中央区に本社を構えている、「エムエムエスマンションマネージメントサービス株式会社」の代表取締役社長です。
名称の通り、分譲マンションや賃貸マンションの管理事業などを手掛けている同社は、オーナーのお父様であり、2019年の5月に亡くなられた堂守俊弘氏が1986年に設立し、その後は、
1987年2月→小樽支店を開設
1987年3月→旭川支店を開設
1988年4月→苫小牧支店を開設
1988年6月→釧路支店を開設(現・道東支店)
1990年3月→函館支店を開設
1992年4月→北海道千歳市にリラクゼーション複合施設「ドミニオタワー」を開設
1997年4月→新潟支店を開設
1997年10月→東京支店を開設
といった形で、順調に規模を拡大しておりました。
1971年生まれの堂守オーナーは、大学卒業後、北海道拓殖銀行に務めておりましたが、同行が破綻した翌年、1998年の1月から、「エムエムエスマンションマネージメントサービス株式会社」に勤めております。
オーナーが入社した翌年、同社は、阪急電鉄との合弁会社を設立することとなり、堂守オーナーは、銀行時代の経験を活かしてこの交渉にあたり、「阪急ハウジングサポート」の立ち上げに深く関わっておりました。
その後も、株式会社NIPPOとの合弁会社である「株式会社NIPPOファシリティーズ」(2009年設立)の立ち上げなどに携わるなど、様々な実績を積み重ね、2014年1月に専務、2015年1月に副社長となり、2016年6月には代表取締役社長に就任しております。
そして、現在の「エムエムエスマンションマネージメントサービス株式会社」は、5万戸以上の分譲マンションを管理し、道内で最大のシェアを誇っている上、民間の賃貸マンションに加え、「札幌市営住宅」や「北海道営住宅」などの公営住宅、更には、「札幌市時計台」などの公的文化財といった、多岐に渡る物件の管理を手掛けておりますので、そのトップを務めている堂守オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられている筈です。
馬主としての堂守オーナーは、2009年にJRAで所有馬を走らせ始め、私が確認したところ、これまでに25頭を所有しており、2014年までは勝ち星を上げられなかったものの、2015年の4月19日(日)に初勝利を上げると、翌年以降は、
2016年→1勝・獲得賞金1070万円
2017年→2勝・獲得賞金1860万円
2018年→3勝・獲得賞金3655万円
2019年→4勝・獲得賞金5647万円
2020年→5勝・獲得賞金6285万円
という形で順調に成績を伸ばしており、昨年は、3勝を上げ、過去最高となる「6965万円」の賞金を獲得しておりました。
更に今年も勢いは続いており、先週までの成績が「4勝・獲得賞金4683万円」と、昨年の同時期(9月5日【日】まで)の「2勝・獲得賞金4390万円」を上回っておりますが、堂守オーナーは、この状況に満足せず、インテンスライトで京成杯AHを勝つことに全力を注いでくると私は見ております。
何故なら、オーナーは、先述した通り、2009年からJRAで馬を走らせておりますが、まだ重賞を勝てておりませんので。
したがって、私が堂守オーナーであれば、「ここで初めての重賞勝ちを」と考え、この馬を預けている菊沢先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2022/09/05
「初めての1位」は2005年でした
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ルフトシュトローム(京成杯AH)
レインカルナティオ(ムーンライトHC)
ソングライン(セントウルS)
スタニングローズ(紫苑S)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、以前から皆様もよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタや、2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴルや、2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナや、2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテや、2019年と一昨年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラックといった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝)
と記せば分かる通り、5年連続で「馬主リーディング1位」となっており、昨年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、グランアレグリアでヴィクトリアマイルとマイルCS、シャフリヤールでダービー、クロノジェネシスで宝塚記念を制するなど、GIの5勝を含めて重賞を15勝し、過去最高を記録した一昨年に次ぐ賞金を獲得しております。
更に今年も、先週までの「馬主リーディング」に於いて、
1位:サンデーレーシング→76勝・獲得賞金20億0783万円
2位:シルクレーシング→82勝・獲得賞金17億9251万円
3位:社台レースホース→66勝・獲得賞金15億9618万円
4位:キャロットファーム→59勝・獲得賞金15億0977万円
と記せば分かる通り、2位の「シルクレーシング」に2億円以上の差を付けて、定位置の「1位」を確保しております。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「下との差を更に広げて、6年連続の1位を確実なものとしたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の京成杯AH→ルフトシュトローム
1着賞金1840万円(同1472万円)のムーンライトHC→レインカルナティオ
1着賞金5900万円(同4720万円)のセントウルS→ソングライン
1着賞金3700万円(同2960万円)の紫苑S→スタニングローズ
と、賞金の高い特別レースに計4頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2022/09/05
2012年に「カントリー牧場」を買い取るなど…
飯田正剛(まさたけ)氏

本業: 有限会社千代田牧場 代表取締役

今週の主な登録馬:
サークルオブライフ(紫苑S)

担当者:馬主情報部 生産者C

皆さんもよく知っていると思いますが、飯田正剛オーナーは、静内の桜の名所として有名な「二十間道路」のすぐ近くにある、「千代田牧場」の代表取締役です。
この牧場は、正剛オーナーの祖父にあたる飯田武さんが、1945年、千葉県山武郡千代田村(現在の芝山町)に開場したのが始まりで、1966年に「静内本場」を開場して生産の拠点を移すと、その後、育成のための「新冠分場」を開場していて、2012年には、「タニノ」の冠名でお馴染みの谷水雄三オーナーから静内の「カントリー牧場」を買い取るなど、どんどん規模を大きくしています。
ここの生産馬で私がすぐに思い付くのは、1982年のエリザベス女王杯を勝ったビクトリアクラウンや、1987年の天皇賞・秋を勝ったニッポーテイオーや、2002年の阪神ジュベナイルFを勝ったピースオブワールドや、2012年のヴィクトリアマイルを勝ったホエールキャプチャや、2014年の朝日杯FSを勝ったダノンプラチナあたりですね。
「千代田牧場」は、毎年、多くの馬を「競走馬セール」に上場していて、去年は、「セレクトセール」と「HBAセレクションセール」で、計20頭を総額5億7695万円で売却していましたし、今年も、
■5月16日(月)の「千葉サラブレッドセール」→1頭を1210万円で売却
■5月24日(火)の「HBAトレーニングセール」→3頭を3685万円で売却
■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」→15頭を4億8180万円で売却
■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」→9頭を1億4190万円で売却
■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」→7頭を5665万円で売却
と、計35頭を総額7億2930万円で売却しています。
(売却金額は全て税込表記)
ただ、去年は4頭、今年は3頭が主取になってしまいましたから、正剛オーナーは、「来年の競走馬セールに向けて、今の内から生産馬を活躍させて、馬主さん達に【千代田牧場の馬は走る】とアピールしたい」と考えているのでしょう。
そうそう、正剛オーナーは、確か1989年頃から自分の名義で馬を走らせていて、今までに重賞を6勝していて、スマイルトゥモローがオークスを勝った2002年には、今までで一番多い「2億5197万円」の賞金を稼いでいたんですよ。
その後は成績が伸び悩んでいましたけど、去年は、サークルオブライフを使ったアルテミスSと阪神ジュベナイルFを勝つなど、9勝を上げて、2002年の次に多い「2億1700万円」を稼いでいました。
でも、今年は先週までに稼いだ賞金が「9384万円」と、まだ去年の4割くらいですから、今の正剛オーナーは、「早く巻き返したい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)の紫苑Sにサークルオブライフを登録していますので、飯田オーナーが、この馬を預けている国枝先生に、メイチの勝負仕上げをお願いしている可能性が高いと私は見ています。