「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2022/06/13
「荻伏牧場」で経験を積んで、1980年に育成牧場を作ったんですよ
北所直人(きたじょ・なおと)氏

本業: 有限会社キタジョファーム 代表取締役

今週の主な登録馬:
ペイシャエス(ユニコーンS)
ペイシャフェスタ(相模湖特別)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

皆さんもよく知っていると思いますが、北所直人オーナーは、新冠にある育成施設・「有限会社キタジョファーム」の代表取締役ですね。
高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、高校生の頃から将来は牧場をやりたいと思っていた北所オーナーが、浦河にあった「荻伏牧場」で経験を積んでから、1980年に作った育成牧場です。
最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたが、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。
2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、「屋根付きの坂路コース」がほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう坂路コースを復旧させていましたね。
それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。
しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、2016年には女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。
ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、交流重賞を7勝したホワイトフーガですね。
北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに300頭以上を持っていて、一昨年は、「13勝・獲得賞金2億5699万円」という成績を残していましたし、去年は、「21勝・獲得賞金3億1307万円」という成績で、勝ち星と賞金のどっちも、今までで一番の数字だったんですよ。
でも今年は、先週までが「6勝・獲得賞金1億3820万円」という成績で、去年の同じ時期(6月13日【日】まで)の「10勝・獲得賞金1億4533万円」を下回っていますから、今の北所オーナーは、「早く巻き返したい」と考えているのでしょう。
そうそう、北所オーナーは、「キタジョファーム」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多くて、去年も、
■8月23日(月)~27日(金)の「HBAサマーセール」→12頭を2805万円で落札
■9月21日(火)~22日(水)の「HBAセプテンバーセール」→5頭を891万円で落札
■10月18日(月)~19日(火)の「HBAオータムセール」→7頭を1177万円で落札
と、計24頭を総額4873万円で落札していました。
(落札金額は全て税込)
もちろん、去年までのことを踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する筈ですから、今は、「落札資金を稼いでおきたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金が3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)のユニコーンSにペイシャエス、1着賞金1510万円(1208万円)の相模湖特別にペイシャフェスタと、賞金の高い特別レースに2頭を登録していますので、私が関係者でしたら、前者を預けている小西先生と後者を預けている高橋裕先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
それに、北所オーナーは、馬主歴が30年以上のベテランオーナーですけど、まだ重賞を勝ったことがありませんから、ユニコーンSのペイシャエスには、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。

2022/06/13
今年はシャフリヤールの半弟などが…
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
インダストリア(ユニコーンS)
ティーガーデン(ユニコーンS)
フォルステライト(相模湖特別)
ゴルトベルク(マーメイドS)
アルムブラスト(STV杯)
ティーガーデン(三浦特別)
ソリッドグロウ(立待岬特別)
レコレータ(立待岬特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、以前から皆様もよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタや、2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴルや、2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナや、2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテや、2019年と一昨年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラックといった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝)
と記せば分かる通り、5年連続で「馬主リーディング1位」となっており、昨年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、グランアレグリアでヴィクトリアマイルとマイルCS、シャフリヤールでダービー、クロノジェネシスで宝塚記念を制するなど、GIの5勝を含めて重賞を15勝し、過去最高を記録した一昨年に次ぐ賞金を獲得しております。
更に今年も、先週までの「馬主リーディング」に於いて、
1位:サンデーレーシング→54勝・獲得賞金15億9254万円
2位:シルクレーシング→52勝・獲得賞金12億6983万円
3位:社台レースホース→39勝・獲得賞金11億6315万円
4位:キャロットファーム→46勝・獲得賞金11億2349万円
と記せば分かる通り、2位の「シルクレーシング」に3億円以上の差を付けて、定位置の「1位」を確保しております。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「下との差を更に広げて、6年連続の1位を確実なものとしたい」と考えているのでしょう。
また、「サンデーレーシング」は、「2022年度募集馬」(現1歳世代)について、5月13日(金)に、昨年のダービーや今年のドバイシーマクラシックなどを制したシャフリヤール(父ディープインパクト)の半弟にあたる「ドバイマジェスティの2021」(父ドゥラメンテ)や、一昨年のジャパンダートダービーなどを制したダノンファラオ(父アメリカンファラオ)の半弟にあたる「クリスプの2021」(父ハーツクライ)といった良血馬を含む、計92頭のラインナップを発表し、6月6日(月)にパンフレットを発送しており、現在は、「第1次募集」の出資を受け付けております。
そのため、現在は同クラブの関係者全員が、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたいとも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、
1着賞金3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)のユニコーンS→インダストリアとティーガーデン
1着賞金1510万円(同1208万円)の相模湖特別→フォルステライト
1着賞金3800万円(同3040万円)のマーメイドS→ゴルトベルク
1着賞金1510万円(同1208万円)のSTV杯→アルムブラスト
など、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2022/06/13
最近は、投資用アパートを手掛ける会社の大株主になっていますわね
田中成奉(せいほう)氏

本業: 株式会社大成コーポレーション 代表取締役

今週の主な登録馬:
タイセイディバイン(ユニコーンS)
タイセイシェダル(檜山特別)

担当者:馬主情報部 馬主H

田中成奉(せいほう)オーナーの本業は、東京都千代田区に本社を構え、不動産関連事業や飲食業などを手掛けている、「株式会社大成コーポレーション」の代表取締役ですわね。
また、田中オーナーは、投資家としても積極的に活動していて、最近は、印刷事業の他、フリーペーパーの発行や斎場の運営などを手掛けている、東証プライム上場企業の「株式会社広済堂ホールディングス」(旧社名:株式会社廣済堂)や、投資用アパートの開発と販売を手掛けている、東証スタンダード上場企業の「株式会社明豊エンタープライズ」などの大株主になっていますわ。
なお、田中オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、2001年頃のことでして、それから現在までに200頭以上を所有していて、代表的な存在としては、2008年のガーネットSを制したタイセイアトムや、2012年の地方交流G1・JBCスプリントを制したタイセイレジェンドや、2019年の京王杯2歳Sを制したタイセイビジョンといった名前が挙げられますわね。
田中オーナーは、一昨年までの4年間、
2017年→24勝・獲得賞金4憶3983万円
2018年→20勝・獲得賞金4億4049万円
2019年→15勝・獲得賞金4億1050万円
2020年→19勝・獲得賞金4億2655万円
と、毎年4億円以上の賞金を獲得して、客観的に見て「順調」と思える成績を残していましたの。
でも昨年は、21勝を上げたものの、獲得賞金は「3億8681万円」と、過去4年の数字を下回ってしまいましたから、今年の田中オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈ですわ。
実際、今年は先週までに11勝を上げて、獲得賞金は「2億8094万円」という成績で、昨年の同時期(6月13日【日】まで)の「1億5707万円」を大きく上回っていますの。
もちろん、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って、もっと勢いを付けたい」と考えているのでしょうね。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、昨年も、
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」→2頭を5830万円で落札
■7月27日(火)の「HBAセレクションセール」→4頭を9570万円で落札
■8月23日(月)~27日(金)の「HBAサマーセール」→5頭を6996万円で落札
と、計11頭を総額2億2396万円で落札していましたの。
(落札金額は全て税込表記)
もちろん、昨年までの状況を踏まえると、今年も「競走馬セール」に参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、少しでも落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)のユニコーンSにタイセイディバイン、1着賞金1510万円(同1208万円)の檜山特別にタイセイシェダルと、賞金の高い特別レースに2頭を登録していますので、私が田中オーナーであれば、前者を預けている高野先生と後者を預けている高橋義忠先生に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

2022/06/13
防衛省向け航空機の開発に、設計・管理システムが導入されました
金子真人(まこと)氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
マリアエレーナ(マーメイドS)
ルビーカサブランカ(マーメイドS)
カヌメラビーチ(UHB杯)
ジョニーズララバイ(UHB杯)
ミスフィガロ(三木特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

金子真人(まこと)オーナーが、横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。
現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。
そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に、「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」などがあり、海外にも、「Zuken GmbH」、「Zuken USA Inc.」、「Zuken Korea Inc.」、「Zuken Singapore Pte. Ltd.」、「Zuken Taiwan Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2022年3月期」の数字は、グループ全体で、
売上高:315億0200万円
経常利益:41億7700万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、素晴らしい実績を残しております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年までの5年間は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、アカイトリノムスメでクイーンCと秋華賞、レピアーウィットでマーチS、ソダシで桜花賞と札幌記念、マカヒキで京都大賞典を制するなど、44勝を上げ、一昨年を上回る、「14億8392万円」の賞金を獲得しておりました。
更に、今年に入ってからも勢いは続いており、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、先週までに重賞の5勝を含む22勝を上げ、「9億7755万円」の賞金を獲得し、昨年の同時期(6月13日【日】まで)の「18勝・獲得賞金7億2046万円」を大きく上回っております。
もちろん、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月12日(月)~13日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、2億4200万円で落札した「クイーンズリングの2020」(牡・父ロードカナロア)など、計9頭の落札に総額11億6270万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)
当然、昨年までの状況を踏まえると、金子オーナーは、今年の「セレクトセール」にも参加する可能性が極めて高く、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーメイドSにマリアエレーナとルビーカサブランカ、1着賞金1840万円(同1472万円)のUHB杯にカヌメラビーチとジョニーズララバイ、1着賞金1510万円(同1208万円)の三木特別にミスフィガロと、5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に、迷わずメイチの勝負仕上げを指示します。