注目馬主
2022/04/18
早稲田大学の政経学部を卒業後、リクルートに入社しておりました
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏
本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ホウオウアマゾン(マイラーズC)
ホウオウバニラ(フローラS)
ホウオウエミーズ(福島牝馬S)
ホウオウトゥルース(オアシスS)
ホウオウピースフル(オアシスS)
ホウオウエーデル(甲南S)
担当者:馬主情報部 馬主T
小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座にある「歌舞伎座タワー」の15階に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。
小笹芳央オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在では、東京、大阪、名古屋、福岡に拠点を構え、12のグループ会社を有し、2021年12月期の売上高が「326億4400万円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
なお、2018年の10月には、同社が開発した組織改善システム「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したCMを製作・放映しており、これが好評を博しております。
また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、社名にもある「モチベーション」を切り口にした書籍を20冊以上も出版し、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けておりました。
馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに90頭近くを所有しており、初年度は未勝利に終わったものの、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
2021年→27勝・獲得賞金5億2089万円
と、順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしており、特に昨年は、ホウオウイクセルを出走させたフラワーCで初めての重賞勝ちを飾ると、ホウオウアマゾンを出走させたアーリントンCも制しております。
ただ今年は、先週までの獲得賞金が「1億6009万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「1億8370万円」を下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょう。
また、小笹オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、7月12日(月)~13日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、4億5100万円(税込)で落札した「セルキスの2021」(牡・父キズナ)など、計9頭に総額10億2740万円(税込)を投じております。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズCにホウオウアマゾン、1着賞金5200万円(同4160万円)のフローラSにホウオウバニラ、1着賞金4000万円(同3200万円)の福島牝馬Sにホウオウエミーズ、1着賞金2300万円(同1840万円)のオアシスSにホウオウトゥルースとホウオウピースフル、1着賞金1840万円(同1472万円)の甲南Sにホウオウエーデルと、賞金の高い特別レースに6頭を登録しておりますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ホウオウアマゾン(マイラーズC)
ホウオウバニラ(フローラS)
ホウオウエミーズ(福島牝馬S)
ホウオウトゥルース(オアシスS)
ホウオウピースフル(オアシスS)
ホウオウエーデル(甲南S)
担当者:馬主情報部 馬主T
小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座にある「歌舞伎座タワー」の15階に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。
小笹芳央オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在では、東京、大阪、名古屋、福岡に拠点を構え、12のグループ会社を有し、2021年12月期の売上高が「326億4400万円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
なお、2018年の10月には、同社が開発した組織改善システム「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したCMを製作・放映しており、これが好評を博しております。
また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、社名にもある「モチベーション」を切り口にした書籍を20冊以上も出版し、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けておりました。
馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに90頭近くを所有しており、初年度は未勝利に終わったものの、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
2021年→27勝・獲得賞金5億2089万円
と、順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしており、特に昨年は、ホウオウイクセルを出走させたフラワーCで初めての重賞勝ちを飾ると、ホウオウアマゾンを出走させたアーリントンCも制しております。
ただ今年は、先週までの獲得賞金が「1億6009万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「1億8370万円」を下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょう。
また、小笹オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、7月12日(月)~13日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、4億5100万円(税込)で落札した「セルキスの2021」(牡・父キズナ)など、計9頭に総額10億2740万円(税込)を投じております。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズCにホウオウアマゾン、1着賞金5200万円(同4160万円)のフローラSにホウオウバニラ、1着賞金4000万円(同3200万円)の福島牝馬Sにホウオウエミーズ、1着賞金2300万円(同1840万円)のオアシスSにホウオウトゥルースとホウオウピースフル、1着賞金1840万円(同1472万円)の甲南Sにホウオウエーデルと、賞金の高い特別レースに6頭を登録しておりますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
2022/04/18
青森県内の学校に対する助成事業を行っております
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)
本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
エアファンディタ(マイラーズC)
エアロロノア(マイラーズC)
担当者:馬主情報部 馬主M
皆様もよくご存知の通り、「エア」の冠名を用いている、「ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県の小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏です。
よって、ここでは私も、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1969年の皐月賞馬ワイルドモアや、1977年のダービー馬ラッキールーラなどを所有していたことで広く知られている、故・貞敏氏によって、1939年に創業されました。
同社は、超高層のビルやマンションの建設が盛んな近年の建築業界に於いて、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、「高強度鉄筋のトップメーカー」と言えます。
そして、現在は連結子会社を含め800名以上の従業員を雇用しており、2021年3月期の売上高は「623億9100万円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人、「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃であり、それから現在までに300頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどが挙げられるでしょう。
2000年の吉原オーナーは、17勝を上げ、過去最高となる「7億5041万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2017年→8勝・獲得賞金2億7471万円
2018年→10勝・獲得賞金2億6882万円
2019年→9勝・獲得賞金1億8550万円
2020年→6勝・獲得賞金1億9735万円
2021年→11勝・獲得賞金2億6989万円
という物足りない数字が続いていた上、今年も悪い流れは続いており、先週までの成績が「2勝・獲得賞金5920万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「5勝・獲得賞金1億2276万円」を大きく下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズCにエアファンディタとエアロロノアを登録しておりますので、私が吉原オーナーであれば、前者を預けている池添学先生と後者を預けている笹田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
エアファンディタ(マイラーズC)
エアロロノア(マイラーズC)
担当者:馬主情報部 馬主M
皆様もよくご存知の通り、「エア」の冠名を用いている、「ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県の小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏です。
よって、ここでは私も、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1969年の皐月賞馬ワイルドモアや、1977年のダービー馬ラッキールーラなどを所有していたことで広く知られている、故・貞敏氏によって、1939年に創業されました。
同社は、超高層のビルやマンションの建設が盛んな近年の建築業界に於いて、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、「高強度鉄筋のトップメーカー」と言えます。
そして、現在は連結子会社を含め800名以上の従業員を雇用しており、2021年3月期の売上高は「623億9100万円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人、「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃であり、それから現在までに300頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどが挙げられるでしょう。
2000年の吉原オーナーは、17勝を上げ、過去最高となる「7億5041万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2017年→8勝・獲得賞金2億7471万円
2018年→10勝・獲得賞金2億6882万円
2019年→9勝・獲得賞金1億8550万円
2020年→6勝・獲得賞金1億9735万円
2021年→11勝・獲得賞金2億6989万円
という物足りない数字が続いていた上、今年も悪い流れは続いており、先週までの成績が「2勝・獲得賞金5920万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「5勝・獲得賞金1億2276万円」を大きく下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズCにエアファンディタとエアロロノアを登録しておりますので、私が吉原オーナーであれば、前者を預けている池添学先生と後者を預けている笹田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
2022/04/18
スピルバーグでお馴染みのオーナーが権利を取得し…
東京ホースレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レッドベルオーブ(マイラーズC)
ルージュエヴァイユ(フローラS)
ルージュスティリア(フローラS)
ルージュジャドール(燧ヶ岳特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドT4歳Sを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワライディング」です。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長兼社長を務めており、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を制したスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからであり、クラブ法人の名称が変更された2007年に、愛馬会法人の名称も「ユーワホースクラブ」から「東京サラブレッドクラブ」となりました。
これ以降、山本オーナーの奥様である山本洋子さんがクラブ法人の代表を務め、現在は「レッド」と「ルージュ」の冠名で募集馬を走らせております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられるでしょう。
2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を制するなど、過去最多となる54勝を上げ、「10億3421万円」の賞金を獲得しており、更に2019年は、2014年と同じ54勝を上げ、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
ただ、その後の2年間は、一昨年が「40勝・獲得賞金8億9869万円」、昨年が「39勝・獲得賞金7億1459万円」と、成績が完全に右肩下がりとなっておりましたので、今年はクラブの関係者全員が、「キッチリ巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、今年は、レッドガランで中山金杯を制するなど、先週までが「13勝・獲得賞金2億6579万円」という成績で、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「10勝・獲得賞金2億2068万円」を上回っております。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、「東京ホースレーシング」は、現2歳世代について、昨年の6月11日(金)にラインナップを発表した41頭の「2021年度募集馬」と、11月18日(木)にラインナップを発表した6頭の「外国産馬特別追加募集」の出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの合計47頭の内、既に満口となっているのは40頭であり、募集を取り下げた1頭を除く残りの6頭は、まだ出資を受け付けております。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの6頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、一般的に注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。
そういった中、今週は、
1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズC→レッドベルオーブ
1着賞金5200万円(同4160万円)のフローラS→ルージュエヴァイユとルージュスティリア
1着賞金1070万円(同856万円)の燧ヶ岳特別→ルージュジャドール
と、賞金の高い特別レースに4頭を登録しておりますので、同クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出している可能性が極めて高いと私は見ております。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レッドベルオーブ(マイラーズC)
ルージュエヴァイユ(フローラS)
ルージュスティリア(フローラS)
ルージュジャドール(燧ヶ岳特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドT4歳Sを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワライディング」です。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長兼社長を務めており、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を制したスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからであり、クラブ法人の名称が変更された2007年に、愛馬会法人の名称も「ユーワホースクラブ」から「東京サラブレッドクラブ」となりました。
これ以降、山本オーナーの奥様である山本洋子さんがクラブ法人の代表を務め、現在は「レッド」と「ルージュ」の冠名で募集馬を走らせております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられるでしょう。
2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を制するなど、過去最多となる54勝を上げ、「10億3421万円」の賞金を獲得しており、更に2019年は、2014年と同じ54勝を上げ、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
ただ、その後の2年間は、一昨年が「40勝・獲得賞金8億9869万円」、昨年が「39勝・獲得賞金7億1459万円」と、成績が完全に右肩下がりとなっておりましたので、今年はクラブの関係者全員が、「キッチリ巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、今年は、レッドガランで中山金杯を制するなど、先週までが「13勝・獲得賞金2億6579万円」という成績で、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「10勝・獲得賞金2億2068万円」を上回っております。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、「東京ホースレーシング」は、現2歳世代について、昨年の6月11日(金)にラインナップを発表した41頭の「2021年度募集馬」と、11月18日(木)にラインナップを発表した6頭の「外国産馬特別追加募集」の出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの合計47頭の内、既に満口となっているのは40頭であり、募集を取り下げた1頭を除く残りの6頭は、まだ出資を受け付けております。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの6頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、一般的に注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。
そういった中、今週は、
1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のマイラーズC→レッドベルオーブ
1着賞金5200万円(同4160万円)のフローラS→ルージュエヴァイユとルージュスティリア
1着賞金1070万円(同856万円)の燧ヶ岳特別→ルージュジャドール
と、賞金の高い特別レースに4頭を登録しておりますので、同クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出している可能性が極めて高いと私は見ております。
2022/04/18
京都市内などに出店している輸入車ディーラーの会長です
株式会社キーファーズ(代表:松島正昭氏)
本業: 株式会社マツシマホールディングス 取締役会長
今週の主な登録馬:
マイシンフォニー(フローラS)
マイラプソディ(オアシスS)
担当者:馬主情報部 馬主O
「株式会社キーファーズ」の代表取締役は、昨年まで「株式会社マツシマホールディングス」(京都府京都市右京区)の代表取締役社長を務めており、現在は同社の取締役会長を務めている松島正昭氏であるため、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社キーファーズ」を「松島オーナー」と表記します。
「株式会社マツシマホールディングス」は、「大阪マツダ」で働いていた、初代の松島七兵衛氏が1955年の12月に設立した「平安マツダ株式会社」が起源で、当時は主に三輪トラックの販売を手掛けていたそうです。
1957年の6月に「平安マツダ株式会社」は、「株式会社京都マツダ」に商号を変更しており、1963年の6月には、京都市南区に、自動車整備などを行う「八条サービスセンター」を設立し、更には、中古車センター、リース、ガソリンスタンドなどの事業を展開するなど、この時期に同社の事業基盤を固めておりました。
そして1975年の8月には、2代目の松島芳明氏が代表取締役社長に就任しており、それからは、外国車の輸入事業を開始し、1989年の5月にはメルセデス・ベンツの販売権を、1992年の9月にはフォルクスワーゲンとアウディの販売権を取得するなど、輸入車ディーラーとして着実に規模を拡大しております。
1998年の7月に3代目の松島正昭オーナーが代表取締役社長に就任してからも、それまでの路線を継承しており、1999年の11月にBMWの販売権を取得し、2000年の7月には、「株式会社京都マツダ」の社名を「株式会社KAMIG」に変更しました。
その後、京都市内を中心に販売店を相次いで出店し、尚且つ、MINI、smart、ポルシェ、マセラティの販売権を取得しております。
また、2014年の1月には、企業ブランド価値の更なる向上を目指して、社名を現在の「株式会社マツシマホールディングス」に変更しており、2020年に於けるグループ全体の売上高は「約490億円」を記録していた上、私が確認したところ、現在は、700名以上の従業員を雇用しておりますので、20年以上に渡って同社のトップを務めていた松島オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
なお、今年から「マツシマホールディングス」の代表取締役社長を務めているのは、松島オーナーのご子息である松島一晃氏です。
また、余談ですが、昨年の9月から初年度募集馬の出資を受け付けている新しい一口馬主クラブ、「インゼルレーシング」の代表を務めている松島悠衣氏は、松島オーナーの長女であり、「マツシマホールディングス」と「キーファーズ」の取締役も務めております。
馬主としての松島オーナーは、JRAに於いて、2015年から「株式会社キーファーズ」の名義で馬を走らせており、これまでに40頭以上を所有している上、海外でも、2019年のパリ大賞(仏G1)とインターナショナルS(英G1)などを制しているジャパンや、一昨年のサンクルー大賞(仏G1)を制しているブルームなどを、クールモアグループと共同所有しており、昨年は、この2頭をジャパンCに出走させておりました。
2019年までの5年間、JRA馬主としての松島オーナーは、
2015年→1勝・獲得賞金1000万円
2016年→2勝・獲得賞金3390万円
2017年→5勝・獲得賞金7219万円
2018年→8勝・獲得賞金1億0307万円
2019年→13勝・獲得賞金2億2935万円
という形で順調に実績を積み重ねており、特に2019年は、マイラプソディを出走させた京都2歳Sで初の重賞勝ちを飾っております。
しかし一昨年は、「3勝・獲得賞金9334万円」という物足りない数字に留まってしまったため、昨年の松島オーナーは「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ドウデュースを出走させた朝日杯FSで初のGI勝ちを飾るなど11勝を上げ、過去最高となる「2億8604万円」の賞金を獲得しておりました。
更に今年も、先週までの獲得賞金が「1億0734万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「6282万円」を大きく上回っておりますが、オーナーは、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月12日(月)~13日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計3頭を総額2億5080万円(税込)で落札しておりますが、同セールが終了してから先週までに獲得した賞金は「2億5301万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「2億0241万円」と、落札に要した金額を下回っておりますので。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収を終えたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のフローラSにマイシンフォニー、1着賞金2300万円(同1840万円)のオアシスSにマイラプソディと、2頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がオーナーであれば、前者を預けている松永幹夫先生と後者を預けている友道先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
本業: 株式会社マツシマホールディングス 取締役会長
今週の主な登録馬:
マイシンフォニー(フローラS)
マイラプソディ(オアシスS)
担当者:馬主情報部 馬主O
「株式会社キーファーズ」の代表取締役は、昨年まで「株式会社マツシマホールディングス」(京都府京都市右京区)の代表取締役社長を務めており、現在は同社の取締役会長を務めている松島正昭氏であるため、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社キーファーズ」を「松島オーナー」と表記します。
「株式会社マツシマホールディングス」は、「大阪マツダ」で働いていた、初代の松島七兵衛氏が1955年の12月に設立した「平安マツダ株式会社」が起源で、当時は主に三輪トラックの販売を手掛けていたそうです。
1957年の6月に「平安マツダ株式会社」は、「株式会社京都マツダ」に商号を変更しており、1963年の6月には、京都市南区に、自動車整備などを行う「八条サービスセンター」を設立し、更には、中古車センター、リース、ガソリンスタンドなどの事業を展開するなど、この時期に同社の事業基盤を固めておりました。
そして1975年の8月には、2代目の松島芳明氏が代表取締役社長に就任しており、それからは、外国車の輸入事業を開始し、1989年の5月にはメルセデス・ベンツの販売権を、1992年の9月にはフォルクスワーゲンとアウディの販売権を取得するなど、輸入車ディーラーとして着実に規模を拡大しております。
1998年の7月に3代目の松島正昭オーナーが代表取締役社長に就任してからも、それまでの路線を継承しており、1999年の11月にBMWの販売権を取得し、2000年の7月には、「株式会社京都マツダ」の社名を「株式会社KAMIG」に変更しました。
その後、京都市内を中心に販売店を相次いで出店し、尚且つ、MINI、smart、ポルシェ、マセラティの販売権を取得しております。
また、2014年の1月には、企業ブランド価値の更なる向上を目指して、社名を現在の「株式会社マツシマホールディングス」に変更しており、2020年に於けるグループ全体の売上高は「約490億円」を記録していた上、私が確認したところ、現在は、700名以上の従業員を雇用しておりますので、20年以上に渡って同社のトップを務めていた松島オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
なお、今年から「マツシマホールディングス」の代表取締役社長を務めているのは、松島オーナーのご子息である松島一晃氏です。
また、余談ですが、昨年の9月から初年度募集馬の出資を受け付けている新しい一口馬主クラブ、「インゼルレーシング」の代表を務めている松島悠衣氏は、松島オーナーの長女であり、「マツシマホールディングス」と「キーファーズ」の取締役も務めております。
馬主としての松島オーナーは、JRAに於いて、2015年から「株式会社キーファーズ」の名義で馬を走らせており、これまでに40頭以上を所有している上、海外でも、2019年のパリ大賞(仏G1)とインターナショナルS(英G1)などを制しているジャパンや、一昨年のサンクルー大賞(仏G1)を制しているブルームなどを、クールモアグループと共同所有しており、昨年は、この2頭をジャパンCに出走させておりました。
2019年までの5年間、JRA馬主としての松島オーナーは、
2015年→1勝・獲得賞金1000万円
2016年→2勝・獲得賞金3390万円
2017年→5勝・獲得賞金7219万円
2018年→8勝・獲得賞金1億0307万円
2019年→13勝・獲得賞金2億2935万円
という形で順調に実績を積み重ねており、特に2019年は、マイラプソディを出走させた京都2歳Sで初の重賞勝ちを飾っております。
しかし一昨年は、「3勝・獲得賞金9334万円」という物足りない数字に留まってしまったため、昨年の松島オーナーは「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、ドウデュースを出走させた朝日杯FSで初のGI勝ちを飾るなど11勝を上げ、過去最高となる「2億8604万円」の賞金を獲得しておりました。
更に今年も、先週までの獲得賞金が「1億0734万円」と、昨年の同時期(4月18日【日】まで)の「6282万円」を大きく上回っておりますが、オーナーは、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月12日(月)~13日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計3頭を総額2億5080万円(税込)で落札しておりますが、同セールが終了してから先週までに獲得した賞金は「2億5301万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「2億0241万円」と、落札に要した金額を下回っておりますので。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収を終えたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のフローラSにマイシンフォニー、1着賞金2300万円(同1840万円)のオアシスSにマイラプソディと、2頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がオーナーであれば、前者を預けている松永幹夫先生と後者を預けている友道先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。