「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/09/06
「ギンザシックス」の12階に本社を構えております
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏

本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ホウオウイクセル(紫苑S)
ホウオウラスカーズ(紫苑S)
ホウオウエクレール(長久手特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。
小笹芳央オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。
それから同社は、
2001年5月→大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2004年12月→株式会社リンクプレイス設立
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2009年2月→株式会社リンクインベスターリレーションズを設立
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化
といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。
その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在では、東京、大阪、名古屋、福岡に拠点を構え、14のグループ会社を有するまでになりました。
そして、2017の5月8日(月)には、銀座エリア最大の商業施設「ギンザシックス」の12階にある、床面積が約1850坪のオフィスに本社を移転していた上、2020年12月期の売上高が「352億7800万円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
なお、2018年の8月には、同社が開発した組織改善システム「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したCMを製作・放映しており、これが好評を博しております。
また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、社名にもある「モチベーション」を切り口にした書籍を20冊以上も出版し、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けておりました。
馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに60頭以上を所有しており、初年度は未勝利に終わったものの、その後は、
2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
と、順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしております。
更に、今年も勢いは続いており、ホウオウイクセルを使ったフラワーCで初めての重賞勝ちを飾り、ホウオウアマゾンを使ったアーリントンCを制するなど、先週までの成績が「20勝・獲得賞金3億4306万円」と、早くもキャリアハイとなっておりますが、小笹オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
何故なら、小笹オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、7月12日(月)~13日(火)に行われた今年の同セールに於いても、4億5100万円(税込)で落札した「セルキスの2021」(牡・父キズナ)など、計9頭に総額10億2740万円(税込)を投じておりますので。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑を抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の紫苑Sにホウオウイクセルとホウオウラスカーズ、1着賞金1500万円(同1200万円)の長久手特別にホウオウエクレールと、賞金の高い特別レースに3頭を登録していますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するでしょう。

2021/09/06
幼い頃は騎手を目指していたそうです
鈴木隆司氏

本業: 鈴木眼科クリニック 院長

今週の主な登録馬:
カレンモエ(セントウルS)
カレンシュトラウス(京成杯AH)

担当者:馬主情報部 馬主Y

鈴木隆司オーナーの本業は、「JR六甲道駅」(兵庫県神戸市灘区)から徒歩3分ほどの場所にある、「鈴木眼科クリニック」の院長です。
このクリニックでは、「コンタクトレンズを装着するための検査」や、「結膜炎の治療」といった一般的な眼科診察だけではなく、「緑内障手術」や、レーザーで治療する「網膜光凝固術」や、日帰りの「白内障手術」なども行っておりますので、近隣の方にとっては「必要不可欠な存在」と言える筈であり、その院長を務めている鈴木オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
鈴木オーナーは、幼い頃に騎手を目指していたものの、背が高くなり過ぎたため、その道を断念したそうです。
しかし、「競馬に関わりたい」との思いを捨て切れず、「馬主になる」と決意したそうで、その夢を、まず一口馬主として叶えていたものの、やはり「自分の馬が欲しい」という思いが次第に強まり、1998年にJRAの個人馬主資格を取得しております。
そして、2000年からJRAで馬を走らせている鈴木オーナーは、現在までに60頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2011年のスプリンターズSや2012年の高松宮記念など、重賞を5勝したカレンチャンと、2012年のNHKマイルCや毎日王冠など、同じく重賞を5勝したカレンブラックヒルといった名前が挙げられるでしょう。
2012年の鈴木オーナーは、この2頭の活躍などにより、「13勝・獲得賞金4億9116万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2016年→7勝・獲得賞金1億8242万円
2017年→7勝・獲得賞金1億0892万円
2018年→8勝・獲得賞金1億1327万円
2019年→9勝・獲得賞金3億7100万円
2020年→8勝・獲得賞金2億3665万円
という数字に留まっておりましたので、今年の鈴木オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、先週までに、早くも昨年に並ぶ8勝を上げ、獲得賞金も「2億3614万円」と、昨年を上回るのは時間の問題です。
当然、現在の鈴木オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、鈴木オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、7月12日(月)~13日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計2頭を総額1億0450万円(税込)で落札しております。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のセントウルSにカレンモエ、1着賞金3900万円(同3120万円)の京成杯AHにカレンシュトラウスを登録してきましたので、私が鈴木オーナーであれば、前者を預けている安田隆行先生と後者を預けている平田先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、鈴木オーナーは、カレンブラックヒルで2015年の小倉大賞典を制してから、重賞では、2着が10回あるものの、6年半以上も勝てておりませんので、この2頭には、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。

2021/09/06
戦前は貸アパート業を営んでおりました
六井元一(むつい・げんいち)氏

本業: 株式会社ダイニチ 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ファインルージュ(紫苑S)

担当者:馬主情報部 馬主O

六井元一オーナーは、「東京メトロ東西線・浦安駅」(千葉県浦安市)のすぐ近くに本社を構え、不動産の売買、投資用不動産の開発や販売、アパートやマンションといった賃貸物件の管理などを手掛けている、「株式会社ダイニチ」の代表取締役社長を務めております。
「株式会社ダイニチ」は、1938年、初代の六井乙吉氏が、東京都三鷹市で始めた貸アパート業が起源であり、その後は、軍需工場の多かった同地に於いて、単身寮や社宅の賃貸業を展開しておりました。
1947年、乙吉氏は、戦後の混乱の中、当時の住宅市場を正確に見極め、蒲田、白金、原宿などに於いて、洋館タイプの外国人向け高級住宅販売を始め、これが好評を博したそうです。
その後、1961年に池尻、亀有、川崎大師などの少額物件を取り扱う「毎日建設株式会社」を設立し、翌年の3月には、恵比寿、新宿、世田谷などの高額物件を取り扱う「株式会社アサヒ工業」を設立するなど、順調に事業を拡大しており、1969年には、この2社を統合した「株式会社大日本建設」を設立し、代表取締役社長には、2代目の六井信一氏が就任しました。
更に、会社統合と時期を同じくして、都心からのアクセスや発展性を考慮し、浦安に於いて賃貸用アパートの開発や販売を始めており、その後も、テラスハウスや店舗付き住宅など、ニーズに合わせた物件の販売を積極的に展開しております。
同社は、1987年の12月、本社を浦安に移転させ、社名を現在の「株式会社ダイニチ」に変更し、翌年には六井輝八郎氏が3代目の代表取締役社長に就任しました。
それからの同社は、投資用ワンルームマンションの建設や販売、法人向けの単身寮や社宅の開発や販売、ファミリー向け分譲マンションの開発や販売、不動産投資ファンド向け物件の開発や運用を開始するなど、事業範囲を拡げております。
そして、2003年の4月、六井元一オーナーが4代目の代表取締役社長に就任してからは、ウィークリーマンションや「ホテルマイステイズ蒲田」といった宿泊施設の運営を手掛ける「有限会社ダイニチホテルアメニティ」を設立するなど、時代に即した形で「株式会社ダイニチ」を更に発展させておりますので、六井オーナーは、「大いに尊敬すべき優秀な人物」と言えるでしょう。
なお、馬主としての六井オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが昨年と、まだキャリアが浅いものの、今年は、ファインルージュを出走させたフェアリーSで「初の重賞勝ち」を飾るなど、先週までに「6540万円」の賞金を獲得しております。
また、六井オーナーは、7月12日(月)~13日(火)に行われた今年の「セレクトセール」に於いて、「ローザフェリーチェの2021」(父リオンディーズ)を1億0560万円(税込)で落札しておりました。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は2800万円)の紫苑Sにファインルージュを登録しておりますので、私がオーナーであれば、同馬を預けている岩戸先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2021/09/06
2012年の阪神ジュベナイルFが12年振りのGI勝ちでした
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
クリーンスイープ(紫苑S)
ピクシーナイト(セントウルS)
ラウダシオン(セントウルS)
ブレイブメジャー(セプテンバーS)
スティクス(汐留特別)
ノックオンウッド(汐留特別)
アトリビュート(白井特別・長久手特別)
ハイアムズビーチ(アスター賞)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、私や他の方が過去に何度もお伝えしている通り、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
一昨年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、昨年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」と、再び数字を大きく伸ばし、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。
しかし、今年は先週までが「73勝・獲得賞金15億6888万円」という成績で、昨年の同時期(9月6日【日】まで)の「77勝・獲得賞金19億8051万円」を大きく下回っており、「馬主リーディング3位」に留まっているため、現在は、同クラブの関係者全員が、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
こういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の紫苑S→クリーンスイープ
1着賞金5900万円(同4720万円)のセントウルS→ピクシーナイトとラウダシオン
1着賞金1820万円(同1456万円)のセプテンバーS→ブレイブメジャー
1着賞金1500万円(同1200万円)の汐留特別→スティクスとノックオンウッド
1着賞金1500万円(同1200万円)の白井特別→アトリビュート(長久手特別にも登録)
1着賞金1010万円(同808万円)のアスター賞→ハイアムズビーチ
と、計8頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。