「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/03/15
堅実なビジネスモデルとして、経済産業省の中間報告に…
草間庸文(つねふみ)氏

本業: 株式会社アサックス 代表取締役

今週の主な登録馬:
イルーシヴパンサー(スプリングS)
ボルサリーノ(矢作川特別)

担当者:馬主情報部 馬主J

草間庸文(つねふみ)オーナーは、東京都渋谷区広尾に本社を構え、不動産担保ローンを取り扱っている、「株式会社アサックス」の代表取締役社長を長年に渡って務めておりましたが、昨年の6月に社長の座を退き、その後は代表権のある会長を務めております。
1969年7月に長野県で設立された同社は、1995年5月に大宮支店を設立して、同年10月には、東京都中央区銀座に本社を移転し、本格的に首都圏への進出を始めました。
また、同社は、ミドルリスク・ミドルリターンのビジネスモデルを堅実に実践している会社として、2002年7月には、経済産業省の産業構造審議会・産業金融部会の中間報告に取り上げられております。
その後は、2005年に現在の場所に本社を移し、2008年3月には東証1部上場を果たし、現在では、首都圏に計8店舗を展開しており、過去3年の業績が、
2018年3月期→売上高60億6600万円・経常利益42億6200万円
2019年3月期→売上高60億0200万円・経常利益42億6900万円
2020年3月期→売上高58億2200万円・経常利益40億5100万円
と記せば分かる通り、続けて40億円以上の経常利益を記録しておりますので、草間オーナーの経営手腕は誰もが認めるところでしょう。
そしてJRA馬主としての草間オーナーは、確か1996年から所有馬を走らせておりますので、キャリアが20年以上に及んでいるベテランであり、これまでに40頭近くを所有しております。
2007年の草間オーナーは、ワイルドワンダーでアンタレスSとプロキオンSを制するなど、「8勝・獲得賞金2億3400万円」という過去最高の成績を残しており、翌年も、同馬で根岸Sを制するなど、「7勝・獲得賞金2億1691万円」という、前年と同水準の成績を残しておりました。
しかし、その後は獲得賞金が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2018年→1626万円
2019年→5159万円
2020年→9195万円
という物足りない数字に留まっていたため、今年の草間オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年は先週までに「2208万円」の賞金を獲得し、昨年の同時期(3月15日【日】まで)の「1113万円」を上回っております。
もちろん、現在の草間オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、更に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のスプリングSにイルーシヴパンサー、1着賞金1500万円(同1200万円)の矢作川特別にボルサリーノを登録しておりますので、私が草間オーナーであれば、前者を預けている久保田貴士先生と、後者を預けている杉山晴紀先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
また、草間オーナーは、ワイルドワンダーを出走させた2008年の根岸Sから、13年以上も重賞を勝てておりませんので、スプリングSのイルーシヴパンサーには、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。

2021/03/15
「館山カントリークラブ」などを経営しております
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ニシノオイカゼ(スプリングS)
ニシノアジャスト(ファルコンS)
ニシノホライゾン(なにわS)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)や、「棚倉ステークスカントリークラブ」(福島県東白川郡棚倉町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場の経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎました。
その後は、2008年にニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、生産を行わない2施設、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営しております。
なお、西山オーナーは、先代の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。
西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに500頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、引退した馬で言えば、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンや、2016年と2017年の京阪杯を制したネロなどが挙げられ、現役の馬で言えば、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイや、一昨年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制したニシノデイジーなどが挙げられます。
2005年には、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2018年→28勝・獲得賞金4億9309万円
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
と、物足りない数字に留まっていた上、今年も、先週までに獲得した賞金が「8791万円」と、昨年の同時期(3月15日【日】まで)の「1億0636万円」を下回っておりますので、現在の西山オーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に巻き返したい」という思いを強く抱いているのでしょう。
また、西山オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年までの3年間も、
■2018年
「HBAトレーニングセール」と「セレクトセール」に於いて、5頭を8208万円で落札
■2019年
「HBAトレーニングセール」と「セレクトセール」と「HBAサマーセール」に於いて、5頭を8953万円で落札
■2020年
「HBAセレクションセール」に於いて、2頭を3850万円で落札
と、総額2億1011万円を投じて計12頭を落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在のオーナーは、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のスプリングSにニシノオイカゼ、1着賞金3800万円(同3040万円)のファルコンSにニシノアジャスト、1着賞金1820万円(同1456万円)のなにわSにニシノホライゾンと、賞金の高い特別レースに計3頭を登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2021/03/15
ジョーカプチーノなどの育成を手掛けていますね
山口裕介氏

本業: 有限会社山口ステーブル 代表

今週の主な登録馬:
リフレイム(フラワーC)

担当者:馬主情報部 生産者S

山口裕介オーナーは、浦河にある育成牧場・「有限会社山口ステーブル」の代表ですね。
2003年に設立された「山口ステーブル」は、「軽種馬育成調教センター」(BTC)の南門を出てすぐの場所にあって、今までに育成と調教を手掛けた馬には、2007年のクイーンCを勝ったイクスキューズや、2009年のNHKマイルCなど、重賞を3勝したジョーカプチーノや、2014年の兵庫ジュニアグランプリ(地方交流重賞)を勝ったジャジャウマナラシや、一昨年の全日本2歳優駿(地方交流G1)を勝ったヴァケーションや、去年の全日本2歳優駿を勝ったアランバローズなどがいます。
山口オーナーは、フェアリーSを勝ったアポロティアラや京王杯2歳Sを勝ったレオアクティブなどの育成を手掛けた「内田ステーブル」の内田裕也さんや、天皇賞・秋や香港Cなど、G1を6勝したモーリスや、天皇賞・春を勝ったジャガーメイルなどの育成を手掛けた「大作ステーブル」の村田大作さんと立ち上げた組合馬主、「スリースターズレーシング」の名義で、2010年からJRAで馬を走らせているんですよ。
そして、2017年からは、山口オーナー自身の名義でもJRAで馬を走らせていて、最初の年は「3勝・獲得賞金3916万円」という成績でしたけど、2018年は「4勝・獲得賞金6447万円」と数字を伸ばしていました。
ただ、一昨年と去年は、
2019年→3勝・獲得賞金5006万円
2020年→3勝・獲得賞金3692万円
という形で賞金が右肩下がりになっていましたし、今年は先週までが「9戦0勝・獲得賞金200万円」という状況ですから、今の山口オーナーは、「早く今年の初勝利を上げたい」、「賞金の高いレースを勝って巻き返しのきっかけにしたい」と考えている筈です。
それに、山口オーナーは、「株式会社Y.Y.BloodStock」の名義で「競走馬セール」に参加することが多くて、去年は、私が確認したところ、8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」で、計13頭を総額6996万円(税込)で落札していました。
ただ、「HBAサマーセール」が終わってから先週までに稼いだ賞金は「1834万円」で、その内、馬主の取り分は8割の「1467万円」ですから、落札に使った資金を、まだ2割くらいしか回収できていません。
もちろん今の山口オーナーは、「落札に使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)のフラワーCにリフレイムを登録してきましたので、私が山口オーナーでしたら、この馬を預けている黒岩先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
それに、山口オーナーは、さっき書いた通りで、育成した馬が重賞を勝ったことはありますけど、キャリアが浅いこともあって、まだ自分の持ち馬では重賞を勝てていませんので、今回は、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。

2021/03/15
過去にはバブルガムフェローなどが活躍しておりました
社台レースホース

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
レインフロムヘヴン(スプリングS・若葉S)
フォティノース(ファルコンS・フローラルウォーク賞)
ダンスディライト(阪神大賞典)
タウゼントシェーン(フラワーC)
ミステリーウェイ(若葉S・フローラルウォーク賞)
アルティマリガーレ(武庫川S)
プチティラン(矢作川特別)
ノーチカルチャート(淡路特別)
インペリアルフィズ(熱田特別)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つでして、現在、代表を務めている吉田哲哉氏は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男です。
1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1986年のダービーなどを制したダイナガリバーや、1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイや、1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェローや、2003年のダービーなどを制したネオユニヴァースや、2004年の桜花賞などを制したダンスインザムードや、2005年の有馬記念などを制したハーツクライなどが挙げられ、2004年には、これまでで最も多い「33億3401万円」の賞金を獲得しております。
そして、この馬達などの活躍によって、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年の4年間も、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりました。
しかし、その後は、
2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
2020年→87勝・獲得賞金21億4100万円(同4位)
と記せば分かる通り、「馬主リーディング」は、2014年から2017年までの4年間が「3位」、2018年から昨年までの3年間が「4位」と順位を落としており、獲得賞金も、2004年と比べると物足りない数字が続いておりますので、今年は、クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、エリザベスタワーでチューリップ賞、マジックキャッスルで愛知杯を制するなど、先週までに25勝を上げ、獲得賞金は「5億9261万円」と、昨年の同じ時期(3月15日【日】まで)の「4億8995万円」を上回っており、「馬主リーディング」は「2位」に付けております。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、もっと勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そういった中、「社台レースホース」は、今週、
1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のスプリングS→レインフロムヘヴン(若葉Sにも登録)
1着賞金3800万円(同3040万円)のファルコンS→フォティノース(フローラルウォーク賞にも登録)
1着賞金6700万円(同5360万円)の阪神大賞典→ダンスディライト
1着賞金3500万円(同2800万円)のフラワーC→タウゼントシェーン
1着賞金2000万円(同1600万円)の若葉S→ミステリーウェイ(フローラルウォーク賞にも登録)
1着賞金1820万円(同1456万円)の武庫川S→アルティマリガーレ
など、賞金の高い特別レースに計9頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。