「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/02/15
東大の経済学部を卒業後、証券会社で働いておりました
山口功一郎氏

本業: 暁翔(あきと)キャピタル株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
アルクトス(フェブラリーS)
シャインガーネット(京都牝馬S)

担当者:馬主情報部 馬主S

山口オーナーが、東京都千代田区に本社を構え、機関投資家向けの株式投資助言業務を行う、「暁翔(あきと)キャピタル株式会社」の代表取締役社長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
山口オーナーは、福岡県北九州市の出身で、幼い頃は、お父様が、税理士の試験に備えて勉強しながら、小倉競馬場でガードマンをしていた上、幼稚園の遠足が小倉競馬場という、とても競馬が身近な環境で育ちました。
中学生の頃、TVゲームの「ダービースタリオン」で遊んだことから、それまでよりも競馬に対する熱意を高めた山口オーナーは、東京大学の経済学部に進学してから、テイエムオペラオーの大ファンになったそうです。
そして、2003年に同大学を卒業し、「UBS証券株式会社」に入社した山口オーナーは、早速、「キャロットクラブ」の会員となり、リアルインパクトやゴルトブリッツなどに出資しておりました。
その後の山口オーナーは、2006年に「ホライゾン・アセット・インターナショナル株式会社」へ移り、2009年の3月に「暁翔キャピタル株式会社」を設立しております。
同年の7月に同社が設立した「アキト・ファンド」では、「ロング・ショート戦略」と呼ばれる手法で運用を行い、資産残高が2年足らずで14億円から141億円まで急増し、現在では約190億円まで増えており、その中には、年金基金の資金も含まれているそうです。
したがって、代表取締社長としてだけでなく、チーフインベストメントオフィサー(CIO)として「アキト・ファンド」を取り仕切っている山口オーナーは、「大いに尊敬すべき優秀な人物」と言えるでしょう。
JRA馬主としての山口オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2012年であり、これまでに30頭以上を所有しており、最初の年は0勝に終わっていたものの、その後は、
2013年→1勝・獲得賞金645万円
2014年→2勝・獲得賞金2574万円
2015年→4勝・獲得賞金4025万円
2016年→4勝・獲得賞金3901万円
2017年→3勝・獲得賞金6996万円
2018年→7勝・獲得賞金9040万円
と、順調に勝ち星と獲得賞金を積み重ねており、更に一昨年は、アルクトスを出走させたプロキオンSで初の重賞勝ちを飾るなど、「9勝・獲得賞金1億9692万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし、昨年は、アルクトスで地方交流G1のマイルCS南部杯を制したものの、JRAでは、「3勝・獲得賞金8139万円」と、一昨年の数字を大きく下回ってしまった上、今年も、先週までが「5戦0勝・獲得賞金720万円」という状況のため、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、山口オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→4頭を1億8810万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を3960万円で落札
と、計5頭を総額2億2770万円で落札しておりました。
(落札金額は全て税込表記)
しかし、「HBAセレクションセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は、JRAが「1291万円」、地方交流が「5000万円」の「合計6291万円」であり、この内、「馬主の取り分」は8割の「5033万円」となるため、落札に要した資金を、まだ2割ほどしか回収できておりません。
よって、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のフェブラリーSにアルクトス、1着賞金3600万円(同2880万円)の京都牝馬Sにシャインガーネットを登録してきましたので、山口オーナーが、この2頭を預けている栗田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
なお、山口オーナーは、先述した通り、アルクトスで地方交流G1のマイルCS南部杯を制しているものの、まだJRAのGIを勝てておりませんので、フェブラリーSのアルクトスには、「ここでJRAでは初のGI勝ちを」という思いも込められている筈です。

2021/02/15
中国の大連に3つの自社工場があります
幅田昌伸氏

本業: 株式会社エスコ 代表取締役

今週の主な登録馬:
ワイドファラオ(フェブラリーS)
ヴァンケドミンゴ(小倉大賞典)

担当者:馬主情報部 馬主O

幅田昌伸オーナーは、京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。
ショールームや建築現場では、カーテン、壁紙、床材などを決定する際に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で国内トップのシェアを誇っております。
更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大しており、2020年1月期に於けるグループ全体の売上高は、「98億円」という素晴らしいものでした。
馬主としての幅田オーナーは、1999年にJRAで所有馬を走らせ始め、それから現在までに90頭以上を所有しており、一昨年は、ワイドファラオでニュージーランドTとユニコーンSを制するなど、7勝を上げ、過去最高となる「1億7433万円」の賞金を獲得しておりました。
そして昨年は、2012年と並んで自身最高の勝利数となる8勝を上げ、前年に次ぐ「1億4656万円」の賞金を獲得していた上、ワイドファラオで1着賞金6000万円の地方交流G1・かしわ記念を制しております。
その上、今年に入ってからも、先週までの獲得賞金が「2260万円」と、昨年の同じ時期(2月16日【日】まで)の「1247万円」を大きく上回っておりますので、現在の幅田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月13日(土)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を3190万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→4頭を3784万円で落札
と、計6頭を総額6974万円で落札しておりました。
(落札金額は全て税込表記)
もちろん、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のフェブラリーSにワイドファラオ、1着賞金4100万円(同3280万円)の小倉大賞典にヴァンケドミンゴを登録してきましたので、私が幅田オーナーであれば、前者を預けている角居先生と、後者を預けている藤岡先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
また、オーナーは、先述した通り、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制しておりますが、まだJRAのGIを勝てておりませんので、フェブラリーSのワイドファラオには、「JRAでは初めてのGI勝利をここで」という思いも込められているのでしょう。

2021/02/15
栃木県小山市に本社を構え、800名以上を…
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアアルマス(フェブラリーS)
エアスピネル(フェブラリーS)
エアコンヴィーナ(橿原S)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「エア」の冠名を用いている、「ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏ですから、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1969年の皐月賞馬ワイルドモアや、1977年のダービー馬ラッキールーラなどを所有していたことが有名な、故・貞敏氏が1939年に創業しており、現在の建築業界に於いては、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めております。
そして、現在は連結子会社を含め800名以上の従業員を雇用しており、2020年3月期の売上高は「589億8400万円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人、「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃であり、それから現在までに200頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどが挙げられるでしょう。
2000年の吉原オーナーは、17勝を上げ、過去最高となる「7億5041万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は数字が伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2016年→6勝・獲得賞金2億2669万円
2017年→8勝・獲得賞金2億7471万円
2018年→10勝・獲得賞金2億6882万円
2019年→9勝・獲得賞金1億8550万円
2020年→6勝・獲得賞金1億9735万円
という物足りない数字が続いていた上、今年は、先週までの獲得賞金が「3013万円」と、昨年の同時期(2月16日【日】まで)の「9299万円」の3割ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返したい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のフェブラリーSにエアアルマスとエアスピネル、1着賞金1820万円(同1456万円)の橿原Sにエアコンヴィーナと、賞金の高い特別レースに3頭を登録しておりますので、私が吉原オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。

2021/02/15
「5年連続」に向けて、順調なスタートを切っておりますが…
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ヴォウジラール(金蹄S)
シルヴェリオ(アメジストS)
グロンディオーズ(ダイヤモンドS)
パフォーマプロミス(ダイヤモンドS)
ポンデザール(ダイヤモンドS)
ヴァンランディ(小倉大賞典)
プランドラー(皿倉山特別)
アッタヴァンティ(八幡特別)
オールザゴー(斑鳩S)

担当者:馬主情報部 馬主T

「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏は、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーのご子息であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、以前から皆様もよくご存知の筈です。
吉田勝己オーナーが、1988年に「株式会社ダイナース愛馬会」として創設した「サンデーレーシング」に於いて、最近の代表的な存在としては、2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴルや、2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナや、2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテや、一昨年と昨年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラックなどが挙げられるでしょう。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、昨年までの4年間も、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
と記せば分かる通り、4年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特にその中でも昨年は、宝塚記念と有馬記念と京都記念を制したクロノジェネシスや、安田記念とスプリンターズSとマイルCSを制したグランアレグリアなどの活躍により、過去最高の賞金を獲得しております。
そして今年も、ケイデンスコールで京都金杯を制するなど、先週までに「16勝・獲得賞金3億6704万円」という成績を記録しており、昨年までと同じく「馬主リーディング1位」となっているのですから、「5年連続に向けて順調なスタートが切れた」と言えるでしょう。
しかし、2位の「キャロットファーム」が「3億0981万円」(14勝)、3位の「社台レースホース」が「3億0116万円」(9勝)の賞金を獲得しており、「サンデーレーシング」との差は僅かですから、現在は同クラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、下との差を拡げたい」と考えている筈です。
そういった中、「サンデーレーシング」は、今週、
1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の金蹄S→ヴォウジラール
1着賞金1820万円(同1456万円)のアメジストS→シルヴェリオ
1着賞金4100万円(同3280万円)のダイヤモンドS→グロンディオーズとパフォーマプロミスとポンデザール
1着賞金4100万円(同3280万円)の小倉大賞典→ヴァンランディ
など、特別レースに計9頭を登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。