「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2020/12/21
2020年3月期の売上高は「804億8800万円」でした
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンザキッド(ホープフルS)
ダノンファンタジー(阪神C)
ダノンハイパワー(ハッピーエンドC)

※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキースワロー(有馬記念)
ミッキーブリランテ(阪神C・ギャラクシーS)
ミッキーハッスル(立志賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「株式会社ダノックス」の代表を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」などで広く知られている「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「大阪ビジネスカンパニー」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2018年3月期」→売上高668億1400万円・経常利益355億7000万円
「2019年3月期」→売上高741億6300万円・経常利益419億2700万円
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
よって、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、名義を現在の「ダノックス」としておりました。
一昨年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、昨年は、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠など、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しております。
しかし今年は、先週までに32勝を上げているものの、獲得賞金は「8億5880万円」と、昨年を大きく下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。
また、野田オーナーは、毎年のように「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月13日(月)~14日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計9頭を総額12億5950万円(税込)で落札しておりました。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)のホープフルSにダノンザキッド、1着賞金6700万円(同5360万円)の阪神Cにダノンファンタジー、1着賞金1500円(同1200万円)のハッピーエンドCにダノンハイパワーと、3頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出す筈です。
なお、今週は、オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と言える野田みづきオーナーも、1着賞金3億円(同2億4000万円)の有馬記念にミッキースワロー、1着賞金6700万円(同5360万円)の阪神Cにミッキーブリランテ(ギャラクシーSにも登録)、1着賞金1060万円(同848万円)の立志賞にミッキーハッスルを登録しておりますので、この3頭についても、全く同じ理由で「勝負懸かり」と見るべきでしょう。

2020/12/21
2011年に育成牧場を「ノーザンファーム」に売却しております
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
オーソリティ(有馬記念)
サラキア(有馬記念)
ブラストワンピース(有馬記念)
インディチャンプ(阪神C)
ブライトクォーツ(中山大障害)
カイザーヴェッター(グレイトフルS)
ナイトバナレット(フェアウェルS・フォーチュンC)
グランデストラーダ(フォーチュンC)
ステイオンザトップ(ファイナルS)
クレッセントムーン(ベストウィッシュC)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、一昨年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、昨年は、アーモンドアイでドバイターフと天皇賞・秋を制したものの、馬主リーディングは、
1位:サンデーレーシング→124勝・獲得賞金36億0520万円
2位:キャロットファーム→126勝・獲得賞金34億3815万円
3位:シルクレーシング→90勝・獲得賞金25億8316万円
と、1位の「サンデーレーシング」に「10億2204万円」の差を付けられた3位に終わったため、今年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、先週までの「馬主リーディング」は、
1位:サンデーレーシング→111勝・獲得賞金35億4829万円
2位:シルクレーシング→119勝・獲得賞金34億2701万円
と記せば分かる通り、昨年から順位を1つ上げた2位となっており、勝利数は1位の「サンデーレーシング」を上回っておりますが、賞金は「1億2128万円」の差を付けられておりますので、現在は、「シルクレーシング」の関係者全員が、「とにかく賞金の高いレースを勝ちたい」と考えている筈です。
こういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の有馬記念→オーソリティとサラキアとブラストワンピース
1着賞金6700万円(同5360万円)の阪神C→インディチャンプ
1着賞金6600万円(同5280万円)の中山大障害→ブライトクォーツ
1着賞金1820万円(同1456万円)のグレイトフルS→カイザーヴェッター
1着賞金1820万円(同1456万円)のフェアウェルS→ナイトバナレット(フォーチュンCにも登録)
1着賞金1820万円(同1456万円)のフォーチュンC→グランデストラーダ
1着賞金1820万円(同1456万円)のファイナルS→ステイオンザトップ
1着賞金1500万円(同1200万円)のベストウィッシュC→クレッセントムーン
と、計10頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2020/12/21
幼い頃に騎手を目指していた神戸の眼科医が…
鈴木隆司氏

本業: 鈴木眼科クリニック 院長

今週の主な登録馬:
カレンブーケドール(有馬記念)
カレングロリアーレ(フェアウェルS・ファイナルS)

担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、鈴木隆司オーナーの本業は、「JR六甲道駅」(兵庫県神戸市灘区)から徒歩3分ほどの場所にある、「鈴木眼科クリニック」の院長です。
このクリニックでは、「コンタクトレンズを装着するための検査」や、「結膜炎の治療」といった一般的な眼科診察だけではなく、「緑内障手術」や、レーザーで治療する「網膜光凝固術」や、日帰りの「白内障手術」なども行っておりますので、近隣の方にとっては「必要不可欠な存在」と言える筈であり、その院長を務めている鈴木オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
ちなみに鈴木オーナーは、幼い頃に騎手を目指していたものの、背が高くなり過ぎたため、その道を断念したそうです。
しかし、「競馬に関わりたい」との思いを捨て切れず、「馬主になる」と決意したそうで、その夢を、まず一口馬主として叶えていたものの、やはり「自分の馬が欲しい」という思いが次第に強まり、1998年にJRAの個人馬主資格を取得しております。
そして、実際にJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2000年のことでして、それから現在までに60頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2011年のスプリンターズSや2012年の高松宮記念など、重賞を5勝したカレンチャンと、2012年のNHKマイルCや毎日王冠など、同じく重賞を5勝したカレンブラックヒルといった名前が挙げられるでしょう。
2012年の鈴木オーナーは、この2頭の活躍などにより、「13勝・獲得賞金4億9116万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2015年→9勝・獲得賞金2億5166万円
2016年→7勝・獲得賞金1億8242万円
2017年→7勝・獲得賞金1億0892万円
2018年→8勝・獲得賞金1億1327万円
2019年→9勝・獲得賞金3億7100万円
という数字に留まっていた上、今年に入ってから先週までが、「8勝・獲得賞金2億2165万円」という状況のため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の有馬記念にカレンブーケドール、1着賞金1820万円(同1456万円)のフェアウェルSにカレングロリアーレ(ファイナルSにも登録)と、特別レースに2頭を登録してきましたので、私が鈴木オーナーであれば、前者を預けている国枝先生と後者を預けている安田隆行先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、鈴木オーナーは、カレンブラックヒルで2015年の小倉大賞典を制してから、5年以上も重賞を勝てておりませんので、有馬記念のカレンブーケドールには、「久々の重賞勝ちをGIのここで」という思いも込められている筈です。

2020/12/21
「オリックス自動車」などが取引先です
栗本博晴氏

本業: 株式会社ジェイ・アール・ピー 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
クリノアントニヌス(春待月賞・ヤングJSFR阪神2)
クリノガウディー(阪神C)
クリノケンリュウ(ギャラクシーS)
クリノフウジン(ギャラクシーS)
クリノキングボス(ヤングJSFR阪神2)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛けている、「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。
1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しておりますので、その代表取締役会長を務めている栗本オーナーは、周りから厚い信頼を寄せられていることでしょう。
そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに350頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられます。
2017年の栗本オーナーは、20勝を上げ、過去最高となる「3億4742万円」の賞金を獲得しておりました。
更に、一昨年と昨年も、
2018年→2億9965万円
2019年→3億2834万円
と記せば分かるように、客観的に見て「好調」と言える数字を記録しておりましたが、今年に入ってからは、先週までの獲得賞金が「2億6914万円」と、昨年を大きく下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に巻き返したい」と考えている筈です。
また、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
7月7日(火)の「八戸市場」→2頭を594万円で落札
7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→1頭を2530万円で落札
8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を990万円で落札
8月25日(火)~29日(金)の「HBAサマーセール」→6頭を4312万円で落札
9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→3頭を1287万円で落札
と、計13頭を総額9713万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
ただ、「HBAセプテンバーセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「6106万円」であり、この内、「馬主の取り分」は8割の「4885万円」と、落札に要した金額の約半分に留まっておりますので、現在は、「落札資金の回収ペースを上げたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の春待月賞→クリノアントニヌス(ヤングJSFR阪神2にも登録)
1着賞金6700万円(同5360万円)の阪神C→クリノガウディー
1着賞金2200万円(同1760万円)のギャラクシーS→クリノケンリュウとクリノフウジン
1着賞金1500万円(同1200万円)のヤングJSFR阪神2→クリノキングボス
と、賞金の高い特別レースに5頭を登録してきましたので、私が栗本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
なお、オーナーは、アスカクリチャンでアルゼンチン共和国杯を制してから、7年以上も重賞を勝てておりませんので、阪神Cのクリノガウディーには、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められているのでしょう。