注目馬主
2020/09/28
「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」などが取引先です
栗本博晴氏
本業: 株式会社ジェイ・アール・ピー 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
クリノガウディー(スプリンターズS)
クリノフラッシュ(白川郷S)
クリノアントニヌス(茨城新聞杯)
担当者:馬主情報部 馬主O
皆様もよくご存知の通り、栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛けている、「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。
1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しておりますので、その代表取締役会長を務めている栗本オーナーは、周りから厚い信頼を寄せられていることでしょう。
そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに350頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられます。
2017年の栗本オーナーは、20勝を上げ、過去最高となる「3億4742万円」の賞金を獲得しておりました。
更に、一昨年と昨年も、
2018年→2億9965万円
2019年→3億2834万円
と記せば分かるように、客観的に見て「好調」と言える数字を記録していた上、今年に入ってから先週までの獲得賞金は「2億0998万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「1億9038万円」を上回っております。
しかし、オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
7月7日(火)の「八戸市場」→2頭を594万円で落札
7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセールに」→1頭を2530万円で落札
8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を990万円で落札
8月25日(火)~29日(金)の「HBAサマーセール」→6頭を4312万円で落札
9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→3頭を1287万円で落札
と、計13頭を総額9713万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金を早急に回収したい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のスプリンターズSにクリノガウディー、1着賞金1820万円(同1456万円)の白川郷Sにクリノフラッシュ、1着賞金1500万円(同1200万円)の茨城新聞杯にクリノアントニヌスを登録しておりますので、私が栗本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
なお、オーナーは、まだGIを勝てておりませんので、スプリンターズSのクリノガウディーには、「ここで初のGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。
本業: 株式会社ジェイ・アール・ピー 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
クリノガウディー(スプリンターズS)
クリノフラッシュ(白川郷S)
クリノアントニヌス(茨城新聞杯)
担当者:馬主情報部 馬主O
皆様もよくご存知の通り、栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛けている、「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。
1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しておりますので、その代表取締役会長を務めている栗本オーナーは、周りから厚い信頼を寄せられていることでしょう。
そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに350頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられます。
2017年の栗本オーナーは、20勝を上げ、過去最高となる「3億4742万円」の賞金を獲得しておりました。
更に、一昨年と昨年も、
2018年→2億9965万円
2019年→3億2834万円
と記せば分かるように、客観的に見て「好調」と言える数字を記録していた上、今年に入ってから先週までの獲得賞金は「2億0998万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「1億9038万円」を上回っております。
しかし、オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
7月7日(火)の「八戸市場」→2頭を594万円で落札
7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセールに」→1頭を2530万円で落札
8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を990万円で落札
8月25日(火)~29日(金)の「HBAサマーセール」→6頭を4312万円で落札
9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→3頭を1287万円で落札
と、計13頭を総額9713万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金を早急に回収したい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のスプリンターズSにクリノガウディー、1着賞金1820万円(同1456万円)の白川郷Sにクリノフラッシュ、1着賞金1500万円(同1200万円)の茨城新聞杯にクリノアントニヌスを登録しておりますので、私が栗本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
なお、オーナーは、まだGIを勝てておりませんので、スプリンターズSのクリノガウディーには、「ここで初のGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。
2020/09/28
済生会滋賀県病院で胸部乳腺外科部長を務めました
加藤誠氏
本業: 加藤乳腺クリニック 理事長
今週の主な登録馬:
キメラヴェリテ(シリウスS)
ツブラナヒトミ(白川郷S)
担当者:馬主情報部 馬主J
皆様もよくご存知の通り、加藤誠オーナーの本業は、京都市と滋賀県草津市に医院を構えている、「加藤乳腺クリニック」の理事長です。
1959年生まれの加藤オーナーは、1988年に京都府立医科大学を、1996年に同大学院を卒業しており、その後、済生会滋賀県病院に勤務し、そこで「救急部長」や「胸部乳腺外科部長」としてキャリアを積み、2003年に「加藤乳腺クリニック」を開院しております。
同クリニックは、日本でも数少ない乳腺内視鏡手術を専門に行うクリニックであり、乳がんの診断と治療に用いる最新機器を導入している上、1996年に加藤オーナーが「乳がん患者を救いたい」との思いで独自に考案した、「乳腺内視鏡による乳房温存手術」は、それまでの手術法より傷跡が目立ちにくいため、術後は、多くの患者さんが深く感謝しているそうです。
したがって、その考案者である加藤オーナーは、「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう。
また、加藤オーナーは、以前、自身が競馬好きになったきっかけを、「1991年の天皇賞・春で、メジロマックイーンの強さに魅了されたこと」と語っておりまして、その経緯や医院の場所を考えれば当然ですが、現在は「京都馬主協会」に所属しており、同協会の会長を務めている大八木信行オーナー(冠名ダイシン)や、前田幸治オーナー(トランセンドなどを所有)といった「京都馬主協会の有力者達」と、公私に渡り非常に親しくしております。
余談ですが、加藤オーナーが馬主資格を取得する際には、大八木オーナーが全面的にバックアップしており、2007年の秋に完成した加藤オーナーの自宅は、設計や建築の段階から、前田オーナーが手厚くサポートしておりました。
なお、馬主としての加藤オーナーは、2009年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しております。
最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、未勝利に終わっておりましたが、その後は着実に数字を伸ばしており、昨年までの3年間は、
2017年→5勝・獲得賞金6192万円
2018年→6勝・獲得賞金8043万円
2019年→5勝・獲得賞金1億1354万円
と、客観的に見て「順調」と思える成績を残しておりました。
そして、今年に入ってからも勢いは続いており、先週までの獲得賞金は「1億0181万円」と、既に昨年の9割ほどとなっておりますので、現在の加藤オーナーは、「この勢いでもっと稼ぎたい」と考えている筈です。
また、2010年以降、ほぼ毎年欠かさず国内外の競走馬セールに参加しているオーナーは、今年も、私が確認したところ、
■4月28日(火)~30日(木)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を1826万円で落札
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を2640万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→計3頭を7260万円で落札
と、計6頭を総額1億1726万円で落札しております。
(落札価格は全て税込表記)
よって、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
このような中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のシリウスSにキメラヴェリテ、1着賞金1820万円(同1456万円)の白川郷Sにツブラナヒトミを登録してきましたので、私が加藤オーナーであれば、2頭を預けている中竹先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
また、加藤オーナーは、昨年、キメラヴェリテで地方交流重賞の北海道2歳優駿を制しているものの、まだJRAの重賞を勝てておりませんので、シリウスSのキメラヴェリテには、「ここで初のJRA重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。
本業: 加藤乳腺クリニック 理事長
今週の主な登録馬:
キメラヴェリテ(シリウスS)
ツブラナヒトミ(白川郷S)
担当者:馬主情報部 馬主J
皆様もよくご存知の通り、加藤誠オーナーの本業は、京都市と滋賀県草津市に医院を構えている、「加藤乳腺クリニック」の理事長です。
1959年生まれの加藤オーナーは、1988年に京都府立医科大学を、1996年に同大学院を卒業しており、その後、済生会滋賀県病院に勤務し、そこで「救急部長」や「胸部乳腺外科部長」としてキャリアを積み、2003年に「加藤乳腺クリニック」を開院しております。
同クリニックは、日本でも数少ない乳腺内視鏡手術を専門に行うクリニックであり、乳がんの診断と治療に用いる最新機器を導入している上、1996年に加藤オーナーが「乳がん患者を救いたい」との思いで独自に考案した、「乳腺内視鏡による乳房温存手術」は、それまでの手術法より傷跡が目立ちにくいため、術後は、多くの患者さんが深く感謝しているそうです。
したがって、その考案者である加藤オーナーは、「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう。
また、加藤オーナーは、以前、自身が競馬好きになったきっかけを、「1991年の天皇賞・春で、メジロマックイーンの強さに魅了されたこと」と語っておりまして、その経緯や医院の場所を考えれば当然ですが、現在は「京都馬主協会」に所属しており、同協会の会長を務めている大八木信行オーナー(冠名ダイシン)や、前田幸治オーナー(トランセンドなどを所有)といった「京都馬主協会の有力者達」と、公私に渡り非常に親しくしております。
余談ですが、加藤オーナーが馬主資格を取得する際には、大八木オーナーが全面的にバックアップしており、2007年の秋に完成した加藤オーナーの自宅は、設計や建築の段階から、前田オーナーが手厚くサポートしておりました。
なお、馬主としての加藤オーナーは、2009年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しております。
最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、未勝利に終わっておりましたが、その後は着実に数字を伸ばしており、昨年までの3年間は、
2017年→5勝・獲得賞金6192万円
2018年→6勝・獲得賞金8043万円
2019年→5勝・獲得賞金1億1354万円
と、客観的に見て「順調」と思える成績を残しておりました。
そして、今年に入ってからも勢いは続いており、先週までの獲得賞金は「1億0181万円」と、既に昨年の9割ほどとなっておりますので、現在の加藤オーナーは、「この勢いでもっと稼ぎたい」と考えている筈です。
また、2010年以降、ほぼ毎年欠かさず国内外の競走馬セールに参加しているオーナーは、今年も、私が確認したところ、
■4月28日(火)~30日(木)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を1826万円で落札
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を2640万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→計3頭を7260万円で落札
と、計6頭を総額1億1726万円で落札しております。
(落札価格は全て税込表記)
よって、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
このような中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のシリウスSにキメラヴェリテ、1着賞金1820万円(同1456万円)の白川郷Sにツブラナヒトミを登録してきましたので、私が加藤オーナーであれば、2頭を預けている中竹先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。
また、加藤オーナーは、昨年、キメラヴェリテで地方交流重賞の北海道2歳優駿を制しているものの、まだJRAの重賞を勝てておりませんので、シリウスSのキメラヴェリテには、「ここで初のJRA重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。
2020/09/28
パチンコ業界の有力者が深く関わっていますの
東京ホースレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レッドアンシェル(スプリンターズS)
レッドベルローズ(秋風S)
レッドベルディエス(関ケ原S)
レッドアルジーヌ(長久手特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」ですわね。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長で、JRAの馬主としては、スピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務めていて、「レッド」の冠名で所属馬を走らせていますの。
また、現在は、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表を坂本研次氏が務めていますが、以前は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が代表を務めていましたわね。
同クラブで、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を勝ったレッドディザイアや、2011年の府中牝馬Sなど重賞を3勝したイタリアンレッドや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを勝ったレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2015年のマイラーズCと関屋記念を勝っているレッドアリオンや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられますわ。
2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を勝つなど、今までで一番多い54勝を上げて、「10億3421万円」の賞金を獲得していましたし、昨年は、レッドジェニアルが京都新聞杯を、レッドアンシェルがCBC賞を、レッドベルジュールがデイリー杯2歳Sを勝つなど、2014年と同じ54勝を上げて、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得していましたの。
でも、今年に入ってから先週までは、「31勝・獲得賞金6億4976万円」という成績で、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「37勝・獲得賞金7億3807万円」を大きく下回っていますから、現在は、クラブの関係者全員が、「早く巻き返したい」と考えている筈ですわ。
それに、「東京ホースレーシング」は、計42頭の「2020年度募集馬」(現1歳世代)について、6月19日(日)にラインナップを、26日(日)に募集価格と預託予定厩舎を発表していて、7月10日(金)から出資を受け付けていますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは25頭でして、残りの17頭は、まだ出資を受け付けていますの。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「出資者増加に繋げられるよう、クラブの知名度を高めておきたい」とも考えている筈で、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありませんわ。
そういった中、今週は、
1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のスプリンターズS→レッドアンシェル
1着賞金1820万円(同1456万円)の秋風S→レッドベルローズ
1着賞金1820万円(同1456万円)の関ケ原S→レッドベルディエス
1着賞金1500万円(同1200万円)の長久手特別→レッドアルジーヌ
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、クラブの関係者が、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ていますの。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レッドアンシェル(スプリンターズS)
レッドベルローズ(秋風S)
レッドベルディエス(関ケ原S)
レッドアルジーヌ(長久手特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」ですわね。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長で、JRAの馬主としては、スピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務めていて、「レッド」の冠名で所属馬を走らせていますの。
また、現在は、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表を坂本研次氏が務めていますが、以前は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が代表を務めていましたわね。
同クラブで、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を勝ったレッドディザイアや、2011年の府中牝馬Sなど重賞を3勝したイタリアンレッドや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを勝ったレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2015年のマイラーズCと関屋記念を勝っているレッドアリオンや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられますわ。
2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を勝つなど、今までで一番多い54勝を上げて、「10億3421万円」の賞金を獲得していましたし、昨年は、レッドジェニアルが京都新聞杯を、レッドアンシェルがCBC賞を、レッドベルジュールがデイリー杯2歳Sを勝つなど、2014年と同じ54勝を上げて、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得していましたの。
でも、今年に入ってから先週までは、「31勝・獲得賞金6億4976万円」という成績で、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「37勝・獲得賞金7億3807万円」を大きく下回っていますから、現在は、クラブの関係者全員が、「早く巻き返したい」と考えている筈ですわ。
それに、「東京ホースレーシング」は、計42頭の「2020年度募集馬」(現1歳世代)について、6月19日(日)にラインナップを、26日(日)に募集価格と預託予定厩舎を発表していて、7月10日(金)から出資を受け付けていますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは25頭でして、残りの17頭は、まだ出資を受け付けていますの。
もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「出資者増加に繋げられるよう、クラブの知名度を高めておきたい」とも考えている筈で、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありませんわ。
そういった中、今週は、
1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のスプリンターズS→レッドアンシェル
1着賞金1820万円(同1456万円)の秋風S→レッドベルローズ
1着賞金1820万円(同1456万円)の関ケ原S→レッドベルディエス
1着賞金1500万円(同1200万円)の長久手特別→レッドアルジーヌ
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、クラブの関係者が、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ていますの。
2020/09/28
「将棋の腕前はプロ級」との評判です
松本好雄氏
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウワザシ(シリウスS)
メイショウマトイ(白川郷S)
※松本好隆オーナーの所有馬
メイショウグロッケ(スプリンターズS)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
「千葉工業大学」に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、現在は、キャリアが50年近くに及んでいる大ベテランです。
これまでに1600頭以上を所有している松本オーナーは、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2017年→69勝・獲得賞金11億6251万円
2018年→80勝・獲得賞金12億9439万円
2019年→66勝・獲得賞金13億8352万円
と記せば分かる通り、2007年の数字を超えられていない上、今年に入ってから先週までは、「48勝・獲得賞金9億3899万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「51勝・獲得賞金10億3867万円」を下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を1650万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→計10頭を9273万円で落札
■9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→計11頭を6014万円で落札
と、計22頭を総額1億6937万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のシリウスSにメイショウワザシ、1820万円(同1456万円)の白川郷Sにメイショウマトイを登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、前者を預けている南井先生と、後者を預けている本田先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、松本好雄オーナーのご長男であり、「株式会社きしろ」の代表取締役社長を務めていることから、「完全に財布が同じ」と言える好隆オーナーも、1着賞金1億3000万円(同1億0400万円)のスプリンターズSにメイショウグロッケを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えるべきでしょう。
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウワザシ(シリウスS)
メイショウマトイ(白川郷S)
※松本好隆オーナーの所有馬
メイショウグロッケ(スプリンターズS)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
「千葉工業大学」に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、現在は、キャリアが50年近くに及んでいる大ベテランです。
これまでに1600頭以上を所有している松本オーナーは、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2017年→69勝・獲得賞金11億6251万円
2018年→80勝・獲得賞金12億9439万円
2019年→66勝・獲得賞金13億8352万円
と記せば分かる通り、2007年の数字を超えられていない上、今年に入ってから先週までは、「48勝・獲得賞金9億3899万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「51勝・獲得賞金10億3867万円」を下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を1650万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→計10頭を9273万円で落札
■9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→計11頭を6014万円で落札
と、計22頭を総額1億6937万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のシリウスSにメイショウワザシ、1820万円(同1456万円)の白川郷Sにメイショウマトイを登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、前者を預けている南井先生と、後者を預けている本田先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、松本好雄オーナーのご長男であり、「株式会社きしろ」の代表取締役社長を務めていることから、「完全に財布が同じ」と言える好隆オーナーも、1着賞金1億3000万円(同1億0400万円)のスプリンターズSにメイショウグロッケを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えるべきでしょう。