「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2020/05/11
百貨店で勤務しながら大学の夜間過程に通った苦労人です
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンファスト(青竜S)
ダノンファンタジー(ヴィクトリアマイル)
ダノンスマッシュ(京王杯SC)
ダノンフェイス(栗東S)
ダノンポピー(テレ玉杯)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「株式会社ダノックス」の代表を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」などで広く知られている「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「大阪ビジネスカンパニー」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2017年3月期」→売上高614億5300万円・経常利益322億4600万円
「2018年3月期」→売上高668億1400万円・経常利益355億7000万円
「2019年3月期」→売上高741億6300万円・経常利益419億2700万円
という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
よって、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、名義を現在の「ダノックス」としておりました。
一昨年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、昨年は、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠など、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しております。
ただ、今年は先週までが「10勝・獲得賞金3億1739万円」と、昨年の同時期(5月2週目まで)の「13勝・獲得賞金5億5141万円」を下回っておりますので、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、野田オーナーは、奥様のみづきオーナーと共に、毎年のように「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月8日(月)~9日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、計11頭を総額14億8932万円(税込)で落札しておりました。
しかし、「セレクトセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「7億7039万円」であり、この内、「馬主の取り分」は8割の「6億1631万円」と、落札に要した資金を、まだ4割ほどしか回収できておりませんので、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1800万円(馬主の取り分は8割の1440万円)の青竜Sにダノンファスト、1着賞金1億0500万円(同8400万円)のヴィクトリアマイルにダノンファンタジー、1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SCにダノンスマッシュ、1着賞金2300万円(同1840万円)の栗東Sにダノンフェイス、1着賞金1500万円(同1200万円)のテレ玉杯にダノンポピーと、計5頭を特別レースに登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出す筈です。


2020/05/11
「埼玉県内最大級」のゴルフ場やホテルなどを…
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ニシノカツナリ(湘南S)
セイウンコウセイ(京王杯SC)
セイウンクールガイ(BSイレブン賞)
セイウンオフロード(中ノ岳特別)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社を構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)や、「棚倉ステークスカントリークラブ」(福島県東白川郡棚倉町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場の経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎ、2008年頃には、ニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預け、「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却しております。
ただ、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)や、「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)や、「西山牧場江戸崎分場」(茨城県稲敷市)といった育成施設の運営は、現在も西山オーナーが続けている筈です。
なお、西山オーナーは、現在の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞馬キセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も、同大学を卒業しております。
西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに500頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、引退した馬で言えば、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンや、2016年と2017年の京阪杯を制したネロなどが挙げられ、現役の馬で言えば、2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイや、一昨年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sを制したニシノデイジーなどが挙げられるでしょう。
2005年には、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2017年→26勝・獲得賞金5億2448万円
2018年→28勝・獲得賞金4億9309万円
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
という状況であった上、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までが「7勝・獲得賞金1億5745万円」と、2005年のペースを大きく下回っておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、西山オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、
■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」→1頭を1134万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」→計2頭を6480万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→計2頭を1339万円で落札
と、計5頭を総額8953万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、昨年の状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高いため、現在のオーナーは、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の湘南Sにニシノカツナリ、1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SCにセイウンコウセイ、1着賞金1820万円(同1456万円)のBSイレブン賞にセイウンクールガイ、1着賞金1500万円(同1200万円)の中ノ岳特別にセイウンオフロードと、計4頭を特別レースに登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸った指示を出す筈です。


2020/05/11
「提携のプラス効果」は結果に現れております
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
シェダル(青竜S)
アーモンドアイ(ヴィクトリアマイル)
プリモシーン(ヴィクトリアマイル)
ナイトバナレット(御池特別)
ブレイニーラン(御池特別)
グラマラスライフ(中ノ岳特別)
ピボットポイント(中ノ岳特別)
ソニックベガ(あずさ賞)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、一昨年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という過去最高の成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
ただ、昨年は、アーモンドアイでドバイターフと天皇賞・秋を制したものの、馬主リーディングは、
1位:サンデーレーシング→124勝・獲得賞金36億0520万円
2位:キャロットファーム→126勝・獲得賞金34億3815万円
3位:シルクレーシング→90勝・獲得賞金25億8316万円
と記せば分かる通り、1位の「サンデーレーシング」に「10億2204万円」の差を付けられた3位に終わっていたため、今年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、先週までの「馬主リーディング」は、
1位:シルクレーシング→46勝・獲得賞金12億1680万円
2位:サンデーレーシング→35勝・獲得賞金11億8563万円
3位:キャロットファーム→37勝・獲得賞金8億9379万円
となっておりますが、2位の「サンデーレーシング」との差が「3117万円」という状況であり、今後も、高額賞金の懸かったGIレースが続くことを考えれば、決して「セーフティーリード」とは言えません。
そういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金1800万円(馬主の取り分は8割の1440万円)の青竜S→シェダル
1着賞金1億0500万円(同8400万円)のヴィクトリアマイル→アーモンドアイとプリモシーン
1着賞金1500万円(同1200万円)の御池特別→ナイトバナレットとブレイニーラン
など、計8頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2020/05/11
国内だけでなく中国やフィリピンにも生産拠点を
増田雄一氏

本業: 株式会社ジェディック 代表取締役

今週の主な登録馬:
サウンドキアラ(ヴィクトリアマイル)
サウンドストリート(日吉特別)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、増田雄一オーナーの本業は、愛知県の小牧市に本社を構え、電子機器部品の生産などを手掛けている、「株式会社ジェディック」の代表取締役です。
同社の前身は、1981年に増田オーナーが創業した「城北電装」であり、1990年に名称を現在の「株式会社ジェディック」としております。
そして、2003年には、中国の昆山市に「昆山杰迪克電子有限公司」を設立し、現地で「第一工場」を稼働させ、2009年には、「第二工場」を稼働させた上、2010年には、フィリピンに「J&J Philippines Corporation」を設立するなど、現在では、国内のみに留まらず、海外にも拠点を構えておりますので、このように、創業から現在まで、同社を順調に発展させてきた増田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
JRA馬主としての増田オーナーは、既にキャリアが25年以上というベテランでして、これまでに100頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2010年のフィリーズレビューを制したサウンドバリアーや、2012年のファンタジーSを制したサウンドリアーナや、2014年の交流重賞・スパーキングレディーCを制したサウンドガガなどが挙げられます。
2013年の増田オーナーは、サウンドガガの活躍などにより、過去最高となる「10勝・獲得賞金1億5641万円」という成績を残しており、2015年も、「10勝・獲得賞金1億4409万円」という、2013年と同水準の成績を残しておりました。
ただ、その後は、
2016年→4勝・獲得賞金9241万円
2017年→3勝・獲得賞金9199万円
2018年→5勝・獲得賞金8203万円
と記せば分かる通り、数字が伸び悩んでいたため、昨年の増田オーナーは、「必ず巻き返したい」という思いを抱いていた筈であり、実際、「7勝・獲得賞金1億2228万円」という成績を残し、一昨年を大きく上回っておりました。
そして、今年に入ってから先週までは、サウンドキアラで京都金杯と京都牝馬Sと阪神牝馬Sを制するなど、「1億4860万円」の賞金を獲得し、2010年の同時期(5月2週目まで)の「6084万円」を大きく上回っております。
もちろん、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って更に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1億0500万円(馬主の取り分は8割の8400万円)のヴィクトリアマイルにサウンドキアラ、1着賞金1500万円(同1200万円)の日吉特別にサウンドストリートを登録してきましたので、私が増田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
なお、オーナーは、まだGIを勝てておりませんので、ヴィクトリアマイルのサウンドキアラには、「ここで初のGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。