注目馬主
2020/03/02
「北斗の拳シリーズ」などで有名な企業が傘下です
里見治(はじめ)氏(馬主名義は株式会社サトミホースカンパニー)
本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長CEO
今週の主な登録馬:
サトノアーサー(大阪城S)
サトノフェイバー(大阪城S)
サトノワルキューレ(大阪城S)
サトノフラッグ(弥生賞)
サトノギャロス(播磨S)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、里見治(はじめ)オーナー(馬主名義は株式会社サトミホースカンパニー)は、2016年の3月まで「セガサミーホールディングス株式会社」(東証1部上場)の代表取締役会長兼社長を務めておりましたが、同年の4月1日(土)付けで、長男の治紀(はるき)氏が代表取締役社長COOに就任したことにより、現在の役職は代表取締役会長CEOとなっております。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」や、ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」などを傘下としており、2019年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3316億4800万円」という素晴らしい数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、確か1992年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭以上を所有しており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という、「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、昨年までの3年間は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8722万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
と記せば分かる通り、賞金が伸び悩んでいた上、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までの獲得賞金が「1億3923万円」と、まだ昨年の2割にも達しておりませんので、現在の里見オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、里見オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、昨年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた同セールに於いて、「ベルワトリングの2018」(父キングカメハメハ)を2億7000万円(税込)で落札するなど、計8頭を総額9億5040万円(税込)で落札しておりました。
ただ、「セレクトセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「5億4335万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「4億3468万円」となるため、落札に要した資金を、まだ4割ほどしか回収できておりませんので、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、
1着賞金2600万円(馬主の取り分は8割の2080万円)の大阪城S→サトノアーサーとサトノフェイバーとサトノワルキューレ
1着賞金5400万円(同4320万円)の弥生賞→サトノフラッグ
1着賞金1820万円(同1456万円)の播磨S→サトノギャロス
と、賞金の高い特別レースに5頭を登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長CEO
今週の主な登録馬:
サトノアーサー(大阪城S)
サトノフェイバー(大阪城S)
サトノワルキューレ(大阪城S)
サトノフラッグ(弥生賞)
サトノギャロス(播磨S)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、里見治(はじめ)オーナー(馬主名義は株式会社サトミホースカンパニー)は、2016年の3月まで「セガサミーホールディングス株式会社」(東証1部上場)の代表取締役会長兼社長を務めておりましたが、同年の4月1日(土)付けで、長男の治紀(はるき)氏が代表取締役社長COOに就任したことにより、現在の役職は代表取締役会長CEOとなっております。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」や、ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」などを傘下としており、2019年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3316億4800万円」という素晴らしい数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、確か1992年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭以上を所有しており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という、「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、昨年までの3年間は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8722万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
と記せば分かる通り、賞金が伸び悩んでいた上、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までの獲得賞金が「1億3923万円」と、まだ昨年の2割にも達しておりませんので、現在の里見オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、里見オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、昨年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた同セールに於いて、「ベルワトリングの2018」(父キングカメハメハ)を2億7000万円(税込)で落札するなど、計8頭を総額9億5040万円(税込)で落札しておりました。
ただ、「セレクトセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「5億4335万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「4億3468万円」となるため、落札に要した資金を、まだ4割ほどしか回収できておりませんので、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、
1着賞金2600万円(馬主の取り分は8割の2080万円)の大阪城S→サトノアーサーとサトノフェイバーとサトノワルキューレ
1着賞金5400万円(同4320万円)の弥生賞→サトノフラッグ
1着賞金1820万円(同1456万円)の播磨S→サトノギャロス
と、賞金の高い特別レースに5頭を登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
2020/03/02
33万部のベストセラーとなった作品があります
キャロットファーム
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
グローブシアター(大阪城S)
ジェシー(大阪城S)
センテリュオ(大阪城S)
レシステンシア(チューリップ賞)
エングレーバー(トリトンS)
担当者:馬主情報部 馬主S
皆様もよくご存知の通り、「キャロットファーム」の愛馬会法人・「キャロットクラブ」の代表を、2008年から務めている手嶋龍一氏は、かつてNHKに所属しており、1997年からはそのワシントン支局長を務め、2001年にアメリカで起きた「9・11同時多発テロ事件」の際には、11日間に渡り「24時間中継」を担当しておりました。
そして、2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動しており、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が33万部のベストセラーになるなど、作家としても高い評価を受けております。
ちなみに、一般的にはあまり知られておりませんが、手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、手嶋氏はとても気に入っているそうであり、素晴らしい執筆場所を用意してくれた勝己オーナーに、深く感謝しているそうです。
また、手嶋氏は、「静岡新聞」と「北國新聞」にコラムを掲載している上、「シューイチ」、「情報ライブ・ミヤネ屋」、「スッキリ!!」といったテレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、メディアの世界でも活躍しております。
2016年の「キャロットファーム」は、シンハライトでオークスを、マリアライトで宝塚記念を制するなど、「127勝・獲得賞金31億8985万円」という成績を残し、「馬主リーディング1位」に輝いておりました。
しかし、その後の2年間は、
2017年→106勝・獲得賞金26億2116万円(馬主リーディング2位)
2018年→117勝・獲得賞金26億8078万円(同3位)
と記せば分かる通り、2016年の数字を大きく下回っていたため、昨年は、同クラブの関係者全員が「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、126勝を上げ、過去最高となる「34億3815万円」の賞金を獲得しております。
ただ、昨年の「馬主リーディング1位」は、「36億0520万円」の賞金を獲得した「サンデーレーシング」であり、「キャロットファーム」は、「1億6705万円」の差を付けられた2位であった上、今年に入ってから先週までは、
1位:シルクレーシング→24勝・獲得賞金5億1869万円
2位:社台レースホース→21勝・獲得賞金4億1153万円
3位:サンデーレーシング→13勝・獲得賞金3億6845万円
4位:ゴドルフィン→25勝・獲得賞金3億5527万円
5位:キャロットファーム→19勝・獲得賞金3億3137万円
と記せば分かる通り、「リーディング1位」の「シルクレーシング」に「1億8732万円」の差を付けられておりますので、現在は、「キャロットファーム」の関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そういった中、「キャロットファーム」は、今週、
1着賞金2600万円(馬主の取り分は8割の2080万円)の大阪城S→グローブシアターとジェシーとセンテリュオ
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→レシステンシア
1着賞金1820万円(同1456万円)のトリトンS→エングレーバー
と、計5頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
グローブシアター(大阪城S)
ジェシー(大阪城S)
センテリュオ(大阪城S)
レシステンシア(チューリップ賞)
エングレーバー(トリトンS)
担当者:馬主情報部 馬主S
皆様もよくご存知の通り、「キャロットファーム」の愛馬会法人・「キャロットクラブ」の代表を、2008年から務めている手嶋龍一氏は、かつてNHKに所属しており、1997年からはそのワシントン支局長を務め、2001年にアメリカで起きた「9・11同時多発テロ事件」の際には、11日間に渡り「24時間中継」を担当しておりました。
そして、2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動しており、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が33万部のベストセラーになるなど、作家としても高い評価を受けております。
ちなみに、一般的にはあまり知られておりませんが、手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、手嶋氏はとても気に入っているそうであり、素晴らしい執筆場所を用意してくれた勝己オーナーに、深く感謝しているそうです。
また、手嶋氏は、「静岡新聞」と「北國新聞」にコラムを掲載している上、「シューイチ」、「情報ライブ・ミヤネ屋」、「スッキリ!!」といったテレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、メディアの世界でも活躍しております。
2016年の「キャロットファーム」は、シンハライトでオークスを、マリアライトで宝塚記念を制するなど、「127勝・獲得賞金31億8985万円」という成績を残し、「馬主リーディング1位」に輝いておりました。
しかし、その後の2年間は、
2017年→106勝・獲得賞金26億2116万円(馬主リーディング2位)
2018年→117勝・獲得賞金26億8078万円(同3位)
と記せば分かる通り、2016年の数字を大きく下回っていたため、昨年は、同クラブの関係者全員が「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、126勝を上げ、過去最高となる「34億3815万円」の賞金を獲得しております。
ただ、昨年の「馬主リーディング1位」は、「36億0520万円」の賞金を獲得した「サンデーレーシング」であり、「キャロットファーム」は、「1億6705万円」の差を付けられた2位であった上、今年に入ってから先週までは、
1位:シルクレーシング→24勝・獲得賞金5億1869万円
2位:社台レースホース→21勝・獲得賞金4億1153万円
3位:サンデーレーシング→13勝・獲得賞金3億6845万円
4位:ゴドルフィン→25勝・獲得賞金3億5527万円
5位:キャロットファーム→19勝・獲得賞金3億3137万円
と記せば分かる通り、「リーディング1位」の「シルクレーシング」に「1億8732万円」の差を付けられておりますので、現在は、「キャロットファーム」の関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そういった中、「キャロットファーム」は、今週、
1着賞金2600万円(馬主の取り分は8割の2080万円)の大阪城S→グローブシアターとジェシーとセンテリュオ
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→レシステンシア
1着賞金1820万円(同1456万円)のトリトンS→エングレーバー
と、計5頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
2020/03/02
北海道に生産牧場を、鳥取県に育成施設を…
前田幸治氏
本業: アイテック株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
チェーンオブラブ(チューリップ賞)
エントシャイデン(総武S)
ウォークザライン(摂津特別)
※前田葉子オーナーの所有馬
シャンドフルール(チューリップ賞)
担当者:馬主情報部 馬主Y
皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2019年3月期」の売上高は「170億円」という、素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に25の支店を構えており、2000名を超える従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
なお、2017年には、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設し、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
そして馬主としての前田オーナーは、確か1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックや、2016年のJBCクラシックを制したアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しております。
しかし、その後は一度も2011年の数字を超えられていない上、昨年までの3年間も、
2017年→18勝・獲得賞金6億0804万円
2018年→24勝・獲得賞金5億5115万円
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
と記せば分かる通り、勝ち星と賞金のどちらも物足りない数字に留まっておりました。
そして、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までに6勝を上げているものの、獲得賞金が「1億6966万円」と、まだ2011年の1割ほどであるため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で国内外の「競走馬セール」に参加しており、私が確認したところ、昨年は、
■国内
7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を5292万円(税込)で落札
8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→5頭を6458万円(税込)で落札
9月17日(火)~18日(水)の「HBAセプテンバーセール」→1頭を2063万円(税込)で落札
■海外
3月12日(火)~13日(水)の「OBSマーチセール」→1頭を24万ドル(約2664万円)で落札
9月9日(月)~21日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」→2頭を138万5千ドル(約1億4820万円)で落札
10月8(火)~10日(木)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール」→1頭を8万ギニー(約1100万円)で落札
と、計12頭を約3億2397万円で落札しておりました。
しかし、「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「2億9707万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「2億3766万円」となるため、落札に要した資金を、まだ7割ほどしか回収できておりません。
当然、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のチューリップ賞にチェーンオブラブ、1着賞金2200万円(同1760万円)の総武Sにエントシャイデン、1着賞金1500万円(同1200万円)の摂津特別にウォークザラインを登録してきましたので、私が前田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
なお、今週は、前田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と言える前田葉子オーナーも、チューリップ賞にシャンドフルールを登録しておりますので、この馬も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
本業: アイテック株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
チェーンオブラブ(チューリップ賞)
エントシャイデン(総武S)
ウォークザライン(摂津特別)
※前田葉子オーナーの所有馬
シャンドフルール(チューリップ賞)
担当者:馬主情報部 馬主Y
皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2019年3月期」の売上高は「170億円」という、素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に25の支店を構えており、2000名を超える従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
なお、2017年には、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設し、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
そして馬主としての前田オーナーは、確か1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックや、2016年のJBCクラシックを制したアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しております。
しかし、その後は一度も2011年の数字を超えられていない上、昨年までの3年間も、
2017年→18勝・獲得賞金6億0804万円
2018年→24勝・獲得賞金5億5115万円
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
と記せば分かる通り、勝ち星と賞金のどちらも物足りない数字に留まっておりました。
そして、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までに6勝を上げているものの、獲得賞金が「1億6966万円」と、まだ2011年の1割ほどであるため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で国内外の「競走馬セール」に参加しており、私が確認したところ、昨年は、
■国内
7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を5292万円(税込)で落札
8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→5頭を6458万円(税込)で落札
9月17日(火)~18日(水)の「HBAセプテンバーセール」→1頭を2063万円(税込)で落札
■海外
3月12日(火)~13日(水)の「OBSマーチセール」→1頭を24万ドル(約2664万円)で落札
9月9日(月)~21日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」→2頭を138万5千ドル(約1億4820万円)で落札
10月8(火)~10日(木)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール」→1頭を8万ギニー(約1100万円)で落札
と、計12頭を約3億2397万円で落札しておりました。
しかし、「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「2億9707万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「2億3766万円」となるため、落札に要した資金を、まだ7割ほどしか回収できておりません。
当然、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のチューリップ賞にチェーンオブラブ、1着賞金2200万円(同1760万円)の総武Sにエントシャイデン、1着賞金1500万円(同1200万円)の摂津特別にウォークザラインを登録してきましたので、私が前田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
なお、今週は、前田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と言える前田葉子オーナーも、チューリップ賞にシャンドフルールを登録しておりますので、この馬も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
2020/03/02
「ドバイワールドC」の創設者として広く知られていますわ
ゴドルフィン
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
タワーオブロンドン(オーシャンS)
ティーハーフ(オーシャンS)
ウーマンズハート(チューリップ賞)
エオリア(上総S)
ギベルティ(フローラルウォーク賞)
マートルフィールド(フローラルウォーク賞)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆さんと同じように、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、道内に7つの牧場を持つまでになっていますわ。
また、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年、代表取締役に迎えていますから、「日本での活動にもっと力を入れてきた」と見るべきですわね。
JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせ始めて、最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、去年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という右肩上がりの成績を残していましたし、特に去年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せられていましたの。
更に、今年に入ってからは、先週までに「25勝・獲得賞金3億5527万円」という成績を記録していて、「馬主リーディングの4位」に付けていますわ。
でも、モハメド殿下は、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますの。
と言いますのも、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですけど、毎年欠かさず、「ゴドルフィン」の名義などで、世界中の「競走馬セール」に参加していて、去年は、私が確認しているだけで、約65億3480万円を投じて50頭を落札していましたし、今年も、私が確認しているだけで、
■1月8日(水)~14日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
計6頭を301万豪ドル(約2億2575万円)で落札
■2月9日(日)~11日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア)
計3頭を44万5000豪ドル(約3249万円)で落札
と、既に計9頭を約2億5824万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる「競走馬セール」でも、多くの馬を落札する筈ですから、現在は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えているのでしょう。
こういった中で、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のオーシャンS→タワーオブロンドンとティーハーフ
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→ウーマンズハート
1着賞金1820万円(同1456万円)の上総S→エオリア
1着賞金1010万円(同808万円)のフローラルウォーク賞→ギベルティとマートルフィールド
と、計6頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えて、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
タワーオブロンドン(オーシャンS)
ティーハーフ(オーシャンS)
ウーマンズハート(チューリップ賞)
エオリア(上総S)
ギベルティ(フローラルウォーク賞)
マートルフィールド(フローラルウォーク賞)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆さんと同じように、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、道内に7つの牧場を持つまでになっていますわ。
また、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年、代表取締役に迎えていますから、「日本での活動にもっと力を入れてきた」と見るべきですわね。
JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせ始めて、最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、去年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という右肩上がりの成績を残していましたし、特に去年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せられていましたの。
更に、今年に入ってからは、先週までに「25勝・獲得賞金3億5527万円」という成績を記録していて、「馬主リーディングの4位」に付けていますわ。
でも、モハメド殿下は、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますの。
と言いますのも、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですけど、毎年欠かさず、「ゴドルフィン」の名義などで、世界中の「競走馬セール」に参加していて、去年は、私が確認しているだけで、約65億3480万円を投じて50頭を落札していましたし、今年も、私が確認しているだけで、
■1月8日(水)~14日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
計6頭を301万豪ドル(約2億2575万円)で落札
■2月9日(日)~11日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア)
計3頭を44万5000豪ドル(約3249万円)で落札
と、既に計9頭を約2億5824万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる「競走馬セール」でも、多くの馬を落札する筈ですから、現在は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えているのでしょう。
こういった中で、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のオーシャンS→タワーオブロンドンとティーハーフ
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→ウーマンズハート
1着賞金1820万円(同1456万円)の上総S→エオリア
1着賞金1010万円(同808万円)のフローラルウォーク賞→ギベルティとマートルフィールド
と、計6頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えて、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。