「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/10/03
落札資金をまだ1割ほどしか回収できていないため
永井啓弍(けいじ)氏

本業: トヨタカローラ三重株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
スズカデヴィアス(毎日王冠)
スズカフリオーソ(平城京S)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、永井啓弍(けいじ)オーナーの本業は、三重県四日市に本社を構えている、「トヨタカローラ三重株式会社」の代表取締役会長です。
1961年に設立された同社は、現在、「四日市本社店」、「鈴鹿西支店」、「松阪支店」、「鳥羽支店」、「伊勢支店」など、三重県内に23の販売店を構えておりまして、「2017年3月期の売上高」は「211億円」というもので、社員数は500名を超える規模となっておりますから、そのトップである永井オーナーは、「地元経済界の有力者」と言えるでしょう。
そして、JRA馬主としての永井オーナーは、既にキャリアが30年以上に及ぶ大ベテランでして、これまでに、サイレンススズカやスズカマンボやスズカフェニックスなどで多くの重賞レースを勝っている上、現在は「中京馬主協会」の会長を務めておりますので、経済界だけではなく、競馬界に於いても「有力者」と断言できます。
永井オーナーがこれまでに最も多く賞金を獲得したのは、サイレンススズカが宝塚記念と中山記念と金鯱賞と毎日王冠と小倉大賞典などを制した1998年でして、この年は、重賞7勝を含む「27勝」を上げ、「8億7027万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それからは一度も1998年の賞金を超えられていない上、一昨年までの3年間は、
2014年→22勝・獲得賞金5億0152万円
2015年→11勝・獲得賞金3億1973万円
2016年→18勝・獲得賞金2億5946万円
と記せば分かる通り、「賞金が右肩下がり」という状況でしたから、昨年の永井オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っていた筈であり、実際、昨年は、過去最多となる「37勝」を上げ、一昨年の倍以上となる「6億9754万円」の賞金を獲得しております。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「32勝・獲得賞金5億2715万円」というもので、昨年の同時期(9月まで)の「33勝・獲得賞金5億3836万円」をやや下回っているため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを多く勝って、ペースを上げたい」と強く願っていることでしょう。
また、永井オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、自身の名義と、オーナーが代表を務めている「永井商事」の法人名義で、計18頭を総額3億6785万円で落札していた上、今年も、
■4月24日(火)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を1728万円で落札
■5月22日(火)の「HBAトレーニングセール」→2頭を計2322万円で落札
■7月9日(月)~10日(火)の「セレクトセール」→1頭を3564万円で落札
■7月17日(火)の「HBAセレクションセール」→4頭を計9828万円で落札
■8月20日(月)の「HBAサマープレミアムセール」→3頭を計5940万円で落札
■8月21日(火)~24日(金)の「HBAサマーセール」→7頭を計6534万円で落札
と、計18頭を総額2億9916万円で落札しており、更に、10月1日(月)から行われている「HBAオータムセール」では、2日目が終わった時点までに、2頭を計1900万8000円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
よって、現在は、「セールに投じた資金を早急に回収したい」とも考えている筈です。
そのような中、今週は、1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)の毎日王冠にスズカデヴィアス、1着賞金1820万円(同1456万円)の平城京Sにスズカフリオーソを賞金の高い特別レースに登録しており、私が永井オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。


2018/10/03
初のGI勝利にも満足していない筈です
亀田和弘氏

本業: 株式会社啓愛義肢材料販売所 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ケイアイノーテック(毎日王冠)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、亀田和弘オーナーの本業は、東京都豊島区の駒込に本社を構えている、「株式会社啓愛義肢材料販売所」の代表取締役社長です。
同社の前身は、1946年に設立された「東京義肢医療装具株式会社」でして、創業者の亀田慶治氏は、「終戦で傷ついた多くの人々を救いたい」という思いで、整形外科用の義手・義足といった義肢材料の供給を開始したそうです。
そして1953年には、名称を現在の「株式会社啓愛義肢材料販売所」に変更しており、同年、本社内に工場を設立し、1967年、二代目の亀田守弘氏が代表に就任してからも、
1970年→札幌市北区に札幌営業所を開設
1973年→東京都北区に東京営業所を開設、仙台市青葉区に東北営業所(現仙台営業所)を開設
1975年→大阪市西区に関西営業所(現大阪営業所)を開設
といった形で順調に規模を拡大して、1999年には、三代目の亀田和弘オーナーが代表取締役社長に就任しております。
同社は、本来の業務に加えて、近隣の清掃活動や、カンボジアに対する寄付など、様々な社会貢献活動を定期的に行っておりますので、代表を務めている亀田オーナーは、周囲から非常に厚い信頼を寄せられている筈です。
なお、JRAの馬主としては、少し前まで「啓愛義肢材料販売所」の法人名義を使用することが多かったのですが、現在は、JRAに登録している所有馬全てが「亀田和弘オーナーの個人名義」となっており、これまでの代表的な存在としては、2012年のダイヤモンドSと2014年の阪神スプリングジャンプを制したケイアイドウソジンや、2014年の福島牝馬Sと2015年の京都牝馬Sを制したケイアイエレガントなどが挙げられるでしょう。
2010年の亀田オーナーは、プロキオンSを制したケイアイガーベラの活躍などで、「5億0554万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は獲得賞金が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2015年→獲得賞金1億0040万円
2016年→獲得賞金6469万円
2017年→獲得賞金9677万円
という数字に留まっておりますので、今年の亀田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年に入ってから先週までは、ケイアイノーテックを出走させたNHKマイルCで初のGI勝利を飾るなど、昨年を大きく上回るペースで「1億9955万円」の賞金を獲得しておりますので、私の見込みは正しかったのでしょう。
ただ、2010年の数字を超えるためには、あと「3億0929万円」の賞金を獲得しなければなりませんので、私が亀田オーナーであれば、「賞金の高いレースを勝って、一気に稼ぎたい」と考える筈です。
そういった中、今週は、1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)の毎日王冠にケイアイノーテックを登録しておりますので、同馬を管理している平田先生に対して、オーナーが、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2018/10/03
賞金は昨年の同時期を下回っておりますので
株式会社グリーンファーム

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
アンデスクイーン(平城京S)
サムシングジャスト(サウジアラビアRC)
ボールライトニング(長岡京S)


担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、「グリーンファーム」に於いて「愛馬会法人」の代表を務めている河野二郎氏は、2003年の11月から2009年の7月まで、衆議院議長を務めていた河野洋平氏のご子息であり、自民党所属の現役衆議院議員で、現在、外務大臣を務めている河野太郎氏の弟です。
洋平氏は、現在、「日本軽種馬協会」の会長理事を務めており、太郎氏も、少し前まで、「セレクトセール」を主催している「日本競走馬協会」の会長を務めていた上、河野家は、洋平氏の父である一郎氏の代に「那須野牧場」を開設しており、ここでは、1966年の菊花賞を制したナスノコトブキなどを生産しておりますので、「長きに渡り、競馬界と深く関わっている家柄」と言えるでしょう。
ちなみに、「日本競走馬協会」と「グリーンファーム」は、どちらも「麻布台ビル」(東京都港区麻布台2丁目)を拠点としており、このビルには、一郎氏が創業に尽力し、今は競馬中継でお馴染みとなっている「ラジオ日本」や、「地方競馬全国協会」の事務所もありますので、これらの事実も、河野家と競馬界の関わりが深いことを証明しております。
「グリーンファーム」は、これまでに400頭近くをJRAで走らせており、その中で、過去の代表的な存在としては、1994年の阪急杯と札幌スプリントSを制したゴールドマウンテンや、1999年の根岸Sを制したセレクトグリーンや、2009年のエリザベス女王杯を制したクィーンスプマンテや、昨年の愛知杯と中山牝馬Sを制したマキシマムドパリなどが挙げられ、現役の代表的な存在としては、2015年の京王杯2歳Sを制しているボールライトニングが挙げられるでしょう。
2015年の同クラブは、ボールライトニングなどの活躍により、28勝を上げ、過去最高となる「5億2191万円」の賞金を獲得しておりましたが、その後の2年間は、
2016年→23勝・獲得賞金3億9988万円
2017年→15勝・獲得賞金3億7447万円
と書けば分かる通り、「右肩下がり」の成績となっておりましたので、今年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と願っている筈です。
ただ、今年に入ってから先週(9月29日~10月2日)までは、「14勝・2億5439万円」という成績で、昨年の同時期(9月まで)の「12勝・2億7875万円」と比べて、勝ち星は上回っているものの、賞金はやや下回っておりますので、現在、クラブの関係者達は、「もっとペースを上げるために、賞金の高いレースを勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、「グリーンファーム」は、昨年の6月17日(金)に、計21頭の「2016年産募集馬」を発表し、8月下旬から出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは9頭で、募集中止となった1頭と、募集終了となった9頭を除く残りの2頭は、現在も出資を受け付けております。
更に、同クラブは、計17頭の「2017年産募集馬」(現1歳世代)について、8月中旬にパンフレットを発送し、それから出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、まだ1頭も満口になっておりません。
そのため、現在は「グリーンファーム」の関係者全員が、「2016年産募集馬」と「2017年産募集馬」のどちらに関しても、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」という思いを強く抱いているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の平城京Sにアンデスクイーン、1着賞金3300万円(同2640万円)のサウジアラビアRCにサムシングジャスト、1着賞金1820万円(同1456万円)の長岡京Sにボールライトニングと、賞金の高い特別レースに3頭を登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれ預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示する筈です。


2018/10/03
今年に入ってからも勢いは続いておりますが
カナヤマグループ(馬主名義は株式会社カナヤマホールディングス)

本業: パチンコホールの運営など

今週の主な登録馬:
カツジ(毎日王冠)
ドゴール(サウジアラビアRC)
オールインワン(オパールS)
シヴァージ(テレビ静岡賞)
ドゥーカ(長岡京S)


担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、福岡県福岡市の博多区に本社を構えている「株式会社カナヤマホールディングス」は、「カナヤマグループ」の傘下です。
1986年、宮崎県の児湯(こゆ)郡高鍋町にパチンコ店の「国際グランプリ高鍋店」(現在のOPUS高鍋店)をオープンした同社は、その後、
■1996年:宮崎県宮崎市に「ビックママ宮崎店」(現在の「OPUS宮崎店」)をオープン
■2001年:宮崎県都城市に「OPUS都城店」をオープン
■2007年:宮崎県延岡市に「OPUS延岡店」などをオープン
■2013年:宮崎県宮崎市に「OPUS小松台店」をオープン
■2017年:「OPUS都城店」を移転させ、「OPUS三股店」をオープン
といった形で店舗を増やしている上、託児施設の「きっずぷれいす」を運営している「株式会社Person」というグループ会社を擁しており、私が聞いた話によれば、現在、グループ全体の従業員数は250名近くとなっているそうですから、地域の雇用に大きく貢献している筈です。
なお同社は、つい先日、改組を行い、
■競走馬事業を手掛ける「株式会社カナヤマホールディングス」
■競走馬預託事業を手掛ける「株式会社ヒイラギステーブル」
■パチンコホールの運営などを手掛ける「株式会社OPUS」
■託児事業を手掛ける「株式会社Person」
という4社体制に移行しており、これらは全て「カナヤマグループ」の傘下となっております。
馬主としての同社は、一昨年からJRAで馬を走らせ始めたばかりですが、現在、50頭近くを所有しており、初年度に早くも10勝を上げ、「1億1854万円」の賞金を獲得していた上、昨年は、カシアスを出走させた函館2歳Sで初の重賞勝利を飾り、グレイルを出走させた京都2歳Sも制するなど、「21勝・獲得賞金3億4844万円」という成績を残し、一昨年の数字を大きく上回っておりました。
そして、今年に入ってからもその勢いは続いており、カツジでニュージーランドTを、グリムでレパードSをそれぞれ制するなど、先週までに「23勝・獲得賞金3億9643万円」という成績を残し、既に昨年の数字を上回っている状況です。
ただ、「カナヤマホールディングス」の関係者達は、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、「カナヤマホールディングス」は、馬主歴が浅い割に、世界中の「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、私が確認したところ、国内と海外で、計14頭を約2億7743万円で落札していた上、今年は、
■国内
7月17日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を4752万円(税込)で落札
8月21日(火)~24日(金)の「HBAサマーセール」→計8頭を6458万円(税込)で落札
■海外
9月10日(月)~22日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」→1頭を20万ドル(約2240万円)で落札
と、計11頭を約1億3450万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの状況を踏まえると、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、同社の関係者達は、「セールに使った資金の回収ペースを早めたい」、「今後のセール資金を潤沢にしておきたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、
1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)の毎日王冠→カツジ
1着賞金3300万円(同2640万円)のサウジアラビアRC→ドゴール
1着賞金2300万円(同1840万円)のオパールS→オールインワン
など、計5頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、私が同社の関係者であれば、「ここで一気に稼ぎたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼する筈です。