「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2025/09/22
「北斗の拳シリーズ」で有名な「サミー株式会社」などが傘下の企業です
里見治(はじめ)氏

本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
サトノレーヴ(スプリンターズS)

担当者:馬主情報部 馬主M

里見治(はじめ)オーナーの本業は、「セガサミーホールディングス株式会社」(東証プライム上場)の代表取締役会長です。

現在、同社の代表取締役社長グループCEOは、オーナーの長男である治紀(はるき)氏が務めております。

「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、

■パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで広く知られている「サミー株式会社」

■バスケットボールチームの運営などを手掛けている「株式会社サンロッカーズ」

■ゲームソフトの開発・販売などを手掛けている「株式会社セガ」

■ゴルフ場の経営などを手掛けている「セガサミーゴルフエンタテインメント株式会社」

■ダーツ用機器の製造や販売などを手掛けている「株式会社ダーツライブ」

■「名探偵コナン」や「それいけ!アンパンマン」や「ルパン三世」といったアニメ作品の制作などを手掛けている「株式会社トムス・エンタテインメント」

などを傘下に収めており、2025年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「4289億4800万円」という素晴らしい数字を記録しておりました。

したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めていることでしょう。

馬主としては、これまでにJRAで、自身の名義と「サトミホースカンパニー(2023年2月27日付で解散)」の名義で馬を走らせており、2016年までの4年間は、

2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円

という「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。

その後は、

2017年→39勝・獲得賞金11億8721万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
2020年→41勝・獲得賞金9億6202万円
2021年→38勝・獲得賞金7億8519万円
2022年→19勝・獲得賞金5億0591万円

という形で数字が低迷しており、一昨年は、26勝を上げたものの、京都新聞杯と神戸新聞杯を制したサトノグランツ以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金は「5億9035万円」と、やはり全盛期であった2016年の数字を大きく下回っておりましたが、昨年は、サトノカルナバルで函館2歳Sを制し、サトノレーヴで函館スプリントSとキーンランドCを制するなど、32勝を上げ、獲得賞金が「6億9234万円」と、一昨年を大きく上回り、巻き返しに成功しております。

ただ、今年は状況が悪化しており、サトノシャイニングできさらぎ賞を、サトノレーヴで高松宮記念を制しているものの、先週までに10勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「4億7046万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「5億9329万円」を大きく下回っておりますので、現在の里見オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
11頭を12億2870万円で落札

■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を1億3860万円で落札

と、計14頭の落札に総額13億6730万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。

当然、現在の里見オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)のスプリンターズSにサトノレーヴを登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、同馬を預けている堀先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2025/09/22
2025年3月期の売上高は「391億円」でした
江馬由将(えま・よしまさ)氏

本業: ジェイピーリターンズ株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ルガル(スプリンターズS)
インプロバイザー(勝浦特別)

担当者:馬主情報部 馬主J

江馬由将(えま・よしまさ)オーナーは、「JR東京駅」(東京都千代田区)から徒歩5分ほどの場所にある「丸の内パークビルディング」の6階に本社を構え、投資用不動産の販売や管理などを手掛けている、「ジェイピーリターンズ株式会社」の代表取締役社長を務めております。

同社は、2002年、当時28歳だった江馬オーナーが設立しており、その後は、一貫して都市部で好立地の中古マンションに特化した投資を顧客に提案しており、現在、同社が定期的に行っている「セミナー」には、毎回、多くの参加者が集まっているそうです。

私が確認したところ、最近の売上高は、

2019年3月期→155億円
2020年3月期→198億円
2021年3月期→204億円
2022年3月期→212億円
2023年3月期→234億円
2024年3月期→249億円
2025年3月期→391億円

と記せば分かる通り、右肩上がりとなっておりますので、「ジェイピーリターンズ株式会社」の代表取締役社長を務めている江馬オーナーのことは、非常に多くの方が、「優秀な経営者」と認めているのでしょう。

馬主としての江馬オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2018年と、まだキャリアが浅いものの、早くも40頭以上を所有しており、一昨年までは、

2018年:0勝・獲得賞金200万円
2019年:2勝・獲得賞金2050万円
2020年:6勝・獲得賞金5942万円
2021年:5勝・獲得賞金8051万円
2022年:6勝・獲得賞金8962万円
2023年:8勝・獲得賞金2億2219万円

という形で、本業と同じく右肩上がりとなっていた上、一昨年は、ミクソロジーを出走させたダイヤモンドSで初の重賞勝ちを飾っておりました。

そして、昨年は更に勢いが増しており、ルガルを出走させたシルクロードSを制し、同馬を出走させたスプリンターズSで初のGI制覇を飾るなど、6勝を上げ、獲得賞金が「2億7300万円」というキャリアハイの数字となっております。

ただ、今年は状況が一変しており、先週までの戦績が「41戦1勝」となっており、獲得賞金は「4170万円」と、昨年のペースを大きく下回っておりますので、現在の江馬オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。

また、江馬オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億3420万円で落札

■8月18日(月)~23日(土)の「HBAサマーセール」
2頭を4070万円で落札

と、総額1億7490万円を投じて計4頭を落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在の江馬オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億3600万円)のスプリンターズSにルガル、1着賞金が1550万円(同1240万円)の勝浦特別にインプロバイザーを登録しておりますので、私が江馬オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対してどういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2025/09/22
関西大学の工学部を卒業しております
吉川潤氏

本業: 株式会社吉川製作所 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ジューンブレア(スプリンターズS)
ジューンアヲニヨシ(シリウスS)
ジューンオレンジ(ポートアイランドS)

担当者:馬主情報部 馬主S

吉川潤オーナーの本業は、奈良県大和高田市に本社を構え、真空ポンプの販売などを手掛けている、「株式会社吉川製作所」の代表取締役社長です。

1976年、吉川オーナーのお父様である、吉川與(あとお)氏が設立した同社は、1981年、「有限会社吉川製作所」として法人化(当時の資本金は500万円)され、その後は、

1997年:現在の本社工場を新設
2003年:九州支店を開設
2005年:本社工場に真空ポンプ修理工場を増築
2007年:商号を「株式会社吉川製作所」に変更し、資本金を1000万円に増資
2010年:「山本鉄工株式会社」と合併し、「高井田工場」として加工部門を開設

といった形で順調に規模を拡大しており、2010年の4月、與氏の長男であり、関西大学の工学部を卒業後、約10年に渡り同社で勤務していた吉川潤オーナーが代表取締役社長に就任してからも、

2012年:本社工場の規模を拡大
2013年:福岡県北九州市に営業所を開設
2016年:東京営業所を開設
2018年:相模原営業所を開設
2019年:葛城新工場を開設
2020年:経済産業省から「地域未来牽引企業」として選出
2025年:田原本工場を開設

といった形で順調に規模を拡大し、現在は80名ほどの従業員を雇用しており、私が確認したところ、ここ数年は、30億円前後の年商を記録しております。

また、同社は、真空装置の販売や中古製品の売買といった、顧客のニーズに合わせたサービスを提供している「アールエムテック株式会社」というグループ会社を有しており、同社の代表取締役も、吉川オーナーが務めておりますので、トップとしてこれらの事業を取り仕切っている吉川オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

奥様のお父様が大の競馬好きだったため、自身も競馬に興味を持った吉川オーナーは、一口馬主クラブに出資したことなどがきっかけで、「やはり自分の馬を持ちたい」という気持ちが強くなり、JRAの個人馬主資格を取得し、2015年から実際に馬を走らせております。

その後、2016年までは勝利を上げられずにいたものの、2017年から昨年までは、

2017年:1勝・獲得賞金1220万円
2018年:2勝・獲得賞金1885万円
2019年:5勝・獲得賞金6400万円
2020年:2勝・獲得賞金4074万円
2021年:4勝・獲得賞金6413万円
2022年:8勝・獲得賞金9678万円
2023年:16勝・獲得賞金2億8061万円
2024年:9勝・獲得賞金3億3610万円

という形で順調に実績を積み重ねていた上、一昨年は、ジューンベロシティを出走させた東京ジャンプSで「初の重賞勝ち」を飾っており、昨年は、獲得賞金がキャリアハイとなっておりました。

ただ、今年は、先週までに3勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「1億6647万円」と、まだ昨年の半分以下に留まっておりますので、現在の吉川オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と願っていることでしょう。

また、吉川オーナーは、自身の名義と、「吉川ホールディングス株式会社」の名義で競走馬セールに参加する機会が多く、今年は、

■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9460万円で落札

■8月18日(月)~23日(土)の「HBAサマーセール」
1頭を1320万円で落札

と、3頭の落札に総額1億0780万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。

当然、現在の吉川オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも願っていることでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億3600万円)のスプリンターズSにジューンブレア、1着賞金が3800万円(同3040万円)のシリウスSにジューンアヲニヨシ、1着賞金が2700万円(同2160万円)のポートアイランドSジューンオレンジを登録しておりますので、私が吉川オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

また、吉川オーナーは、先述した通り、重賞を制しておりますが、まだGIを勝てておりませんので、スプリンターズSのジューンブレアには、「この馬で初のGI制覇を」という思いも込められている筈です。

2025/09/22
建築現場などで使われる特殊なカタログで業界トップクラスのシェアを…
幅田昌伸氏

本業: 株式会社エスコ 代表取締役

今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(スプリンターズS)
ベンダバリラビア(外房S・道頓堀S)

※幅田京子オーナーの所有馬
ジンセイ(シリウスS)

担当者:馬主情報部 馬主T

幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。

ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。

更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、2025年1月期に於けるグループ全体の売上高は、「100億円」という素晴らしいものでした。

馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが20年以上のベテランでして、現在までに100頭近くを所有しております。

また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。

2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しており、2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得し、その他、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制し、1着賞金6000万円を獲得しております。

その後の2年間は、

2021年→1億3824万円
2022年→1億2156万円

と、獲得賞金が右肩下がりだったものの、一昨年は、9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、2022年を大きく上回っておりました。

更に、昨年は、ビックシーザーで京阪杯を制するなど、「14勝・獲得賞金3億4152万円」というキャリアハイの成績を残しております。

そして、今年も好調が続いており、カンチェンジュンガで阪急杯とセントウルSを、ワイドラトゥールで愛知杯を制したことなどから、獲得賞金が「2億4195万円」と、昨年の同時期(9月22日【日】まで)の「2億0441万円」を僅かとは言え上回っておりますので、現在の幅田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、

■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9130万円で落札

■8月18日(火)~23日(土)の「HBAサマーセール」
6頭を3201万円で落札

と、計8頭の落札に総額1億2331万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在の幅田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は1着賞金が1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億3600万円)のスプリンターズSにカンチェンジュンガ、1着賞金が1840万円(同1472万円)の外房Sにベンダバリラビア(道頓堀Sにも登録)を登録してきましたので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

なお、今週は、幅田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と判断できる京子オーナーが、1着賞金が3800万円(同3040万円)のシリウスSにジンセイを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えておくべきです。

また、幅田昌伸オーナーは、先述した通り、地方のG1を制しておりますが、まだJRAのGIを勝てておりませんので、スプリンターズSのカンチェンジュンガには、「この馬でJRAでは初のGI制覇を」という思いも込められていることでしょう。