「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/06/17
1989年にメルセデス・ベンツの販売権を取得しました
株式会社キーファーズ(代表:松島正昭氏)

本業: 株式会社マツシマホールディングス 取締役会長

今週の主な登録馬:
ドウデュース(宝塚記念)
ダミエ(恵山特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社キーファーズ」の代表取締役は、1998年の7月から2021年の12月まで「株式会社マツシマホールディングス」(京都府京都市右京区)の代表取締役社長を務めており、現在は同社の取締役会長を務めている松島正昭氏であるため、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社キーファーズ」を「松島オーナー」と表記します。

「株式会社マツシマホールディングス」は、「大阪マツダ」で働いていた、初代の松島七兵衛氏が1955年の12月に設立した「平安マツダ株式会社」が起源で、当時は主に三輪トラックの販売を手掛けていたそうです。

1957年の6月に「平安マツダ株式会社」は、「株式会社京都マツダ」に商号を変更しており、1963年の6月には、京都市南区に、自動車整備などを行う「八条サービスセンター」を設立し、更には、中古車センター、リース、ガソリンスタンドなどの事業を展開するなど、この時期に同社の事業基盤を固めておりました。

そして1975年の8月には、2代目の松島芳明氏が代表取締役社長に就任しており、それからは、外国車の輸入事業を開始し、1989年の5月にはメルセデス・ベンツの販売権を、1992年の9月にはフォルクスワーゲンとアウディの販売権を取得するなど、輸入車ディーラーとして着実に規模を拡大しております。

1998年の7月に3代目の松島正昭オーナーが代表取締役社長に就任してからも、それまでの路線を継承しており、1999年の11月にBMWの販売権を取得し、2000年の7月には、「株式会社京都マツダ」の社名を「株式会社KAMIG」に変更しました。

その後、京都市内を中心に販売店を相次いで出店し、尚且つ、MINI、smart、ポルシェ、マセラティの販売権を取得しております。

また、2014年の1月には、企業ブランド価値の更なる向上を目指して、社名を現在の「株式会社マツシマホールディングス」に変更しており、2022年に於けるグループ全体の売上高は「約470億円」を記録していた上、私が確認したところ、現在は、700名以上の従業員を雇用しておりますので、20年以上に渡って同社のトップを務めていた松島オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。

なお、一昨年から「マツシマホールディングス」の代表取締役社長を務めているのは、松島オーナーのご子息である松島一晃氏です。

馬主としての松島オーナーは、JRAに於いて、2015年から「株式会社キーファーズ」の名義で馬を走らせており、これまでに40頭以上を所有している上、海外でも、2019年のパリ大賞(仏G1)とインターナショナルS(英G1)などを制しているジャパンや、2021年のサンクルー大賞(仏G1)を制しているブルームなどを、クールモアグループと共同所有しており、2021年は、この2頭をジャパンCに出走させておりました。

2019年までの5年間、JRA馬主としての松島オーナーは、

2015年→1勝・獲得賞金1000万円
2016年→2勝・獲得賞金3390万円
2017年→5勝・獲得賞金7219万円
2018年→8勝・獲得賞金1億0307万円
2019年→13勝・獲得賞金2億2935万円

という形で順調に実績を積み重ねており、特に2019年は、マイラプソディを出走させた京都2歳Sで初の重賞勝ちを飾っております。

2020年は、「3勝・獲得賞金9334万円」という成績に終わり、前年を大きく下回ってしまいましたが、2021年は、ドウデュースを出走させた朝日杯FSで初のGI勝ちを飾るなど、計11勝を上げ、「2億8604万円」の賞金を獲得し、巻き返しに成功しております。

そして一昨年は、ドウデュースでダービーを制するなど、8勝を上げ、「4億3040万円」の賞金を獲得しており、更に昨年は、ドウデュースで京都記念と有馬記念を制するなど、9勝を上げ、獲得賞金が「7億4760万円」というキャリアハイの数字となっておりました。

ただ、今年は勢いが止まっており、先週までが平場の2勝に留まっていることなどから、獲得賞金が「3810万円」と、まだ昨年の1割にも達しておりませんので、当然、現在のオーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金2億2000万円(馬主の取り分は8割の1億7600万円)の宝塚記念にドウデュース、1着賞金1110万円(同888万円)の恵山特別にダミエを登録しておりますので、私が松島オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2024/06/17
岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが…
LEX・PRO

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
ブローザホーン(宝塚記念)
ドロップオブライト(パラダイスS)
ロードトゥフェイム(東京ジャンプS)
エティエンヌ(サイレンススズカC)
フォトスフィア(サイレンススズカC)
ハイディージェン(木屋町特別)
シンプリーオーサム(瀬田特別)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

1987年にできた「株式会社LEX」は、静内の中心部から車で北に5キロほど走ったところに本部を構えていて、今の代表は、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸氏(故人)の弟さんで、「岡田スタッド」(住所:北海道日高郡新ひだか町静内目名92ー2)の代表でもある岡田牧雄オーナーが務めています。

ちなみに、「LEX」の本部のすぐそばにある「岡田スタッド」は、実家の「岡田蔚男(しげお)牧場」を牧雄オーナーが引き継いだところで、今の名前になったのは1984年のことです。

「LEX」が、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有する形で出資を呼び掛けているのが「LEX・PRO」ですね。

それに「LEX」は、タイトルホルダーなどの種牡馬を繋養している「レックス・スタッド」の運営を手掛けていて、その他にも、馬の取引代行や、輸入馬具と飼料の販売なども手掛けています。

「LEX・PRO」の募集馬は、「LEX」の代表を務めている岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが、2017年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったゴールドドリームのように、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの名義で走ることがありますし、2016年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングのように、吉田照哉オーナーの奥様の吉田千津オーナーの名義で走ることもありますね。

地方に入厩する馬も含めたら、「LEX・PRO」は、「2023年度販売馬」(現2歳世代)について、全部で49頭のラインナップを発表していて、私が確認したところ、これらの内、満口になっているのは19頭で、販売開始前の4頭を除く、残りの26頭は今も出資を受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資者の増加に繋げたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、今週は、1着賞金が2億2000万円(馬主の取り分は8割の1億7600万円)の宝塚記念にブローザホーン、1着賞金が2700万円(馬主の取り分は8割の2160万円)のパラダイスSにドロップオブライトなど、7頭を特別レースに登録していますので、私が「LEX・PRO」の関係者達でしたら、それぞれの厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いするでしょうね。

2024/06/17
パチンコ機器販売大手の「フィールズ株式会社」と深い関りがあります
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ルージュエヴァイユ(宝塚記念)
レッドベルオーブ(青函S)
レッドラマンシュ(ストークS・サイレンススズカC)
ルージュラテール(ストークS)
レッドベルアーム(京極特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドT4歳Sを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワライディング」です。

クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長兼社長を務めており、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を制したスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからであり、クラブ法人の名称が変更された2007年に、愛馬会法人の名称も「ユーワホースクラブ」から「東京サラブレッドクラブ」となり、現在は「レッド」と「ルージュ」の冠名で募集馬を走らせております。

同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられるでしょう。

2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を制するなど、過去最多となる54勝を上げ、「10億3421万円」の賞金を獲得しており、更に2019年は、2014年と同じ54勝を上げ、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。

ただ、その後の2年間は、

2020年→40勝・獲得賞金8億9869万円
2021年→39勝・獲得賞金7億1459万円

と、成績が完全に右肩下がりとなっておりましたので、一昨年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えていたのでしょう。

実際、一昨年は、レッドガランで中山金杯と新潟大賞典を制するなど、「44勝・獲得賞金8億2714万円」という、前年を上回る成績を残しており、更に昨年は、レッドモンレーヴで京王杯SCを制するなど、40勝を上げ、獲得賞金は「9億9149万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。

そして今年は、先週までに16勝を上げておりますが、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「4億1238万円」と、昨年の同時期(6月18日【日】まで)の「5億2087万円」を下回っておりますので、現在はクラブの関係者全員が、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

また、「東京ホースレーシング」は、5月30日(木)、「2024年度募集馬」(現1歳世代)に関して、計53頭のラインナップを発表しており、この馬達に関しては、本日から出資の申し込みを受け付けますので、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。

そういった中、今週は、1着賞金2億2000万円(馬主の取り分は8割の1億7600万円)の宝塚記念にルージュエヴァイユ、1着賞金2300万円(同1840万円)の青函Sにレッドベルオーブなど、特別レースに5頭を登録しておりますので、私が「東京ホースレーシング」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対してどういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2024/06/17
「株式会社伊藤園」などが主な取引先です
前田晋二氏

本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ディープボンド(宝塚記念)
オールザワールド(東京ジャンプS)

担当者:馬主情報部 馬主N

前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。

2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。

1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在では、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2023年3月期の売上高は「95億円」でした。

現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社も名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。

また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。

JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、2013年のダービーなどを制したキズナや、2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレントや、2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲットや、2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープといった名前が挙げられるでしょう。

2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。

その後、2019年までは、

2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円

という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、2021年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。

そして一昨年は、ディープボンドで阪神大賞典を制したものの、他の重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「3億0890万円」と、前年の約4割に留まっており、更に昨年は、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「3億0671万円」と、僅かですが一昨年を下回っておりました。

当然、今年を迎えるにあたって晋二オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈です。

実際、今年はコンクシェルで中山牝馬Sを制するなど、先週までに11勝を上げており、獲得賞金が「2億3170万円」と、既に昨年の7割以上となっておりますので、現在の晋二オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
2頭を4億4220万円で落札

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を2640万円で落札

と、計3頭の落札に4億6860万円を投じておりました(落札金額は全て税込表記)。

当然、晋二オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金2億2000万円(馬主の取り分は8割の1億7600万円)の宝塚記念にディープボンド、1着賞金2900万円(同2320万円)の東京ジャンプSにオールザワールドを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、それぞれ預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。