「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2022/11/28
親父さんはナリタブライアンでお馴染みでしたな
大久保龍志調教師(栗東)

主な管理馬:
ディープボンド(2022年阪神大賞典など)
チュウワウィザード(2020年チャンピオンズCなど)
ダノンシャーク(2014年マイルCSなど)
アサクサキングス(2007年菊花賞など)

今週の主な登録馬:
グロリアムンディ(チャンピオンズC)
ハピ(チャンピオンズC)
チュウワノキセキ(逆瀬川S)
メモリーエフェクト(逆瀬川S)

担当者:調教師情報部 元調教師T

大久保龍志君は、ナリタブライアンやナリタタイシンやメジロパーマーやエリモジョージとかで、重賞50勝を含む597勝っちゅう実績を残して、2006年の2月に定年で調教師を引退した大久保正陽さんの次男で、メジロドーベルやショウナンカンプやショウナンパントルとかで、重賞42勝を含む878勝っちゅう実績を残して、2015年の2月に定年で調教師を引退した美浦の大久保洋吉さんは親戚ですな。
そうそう、龍志君の厩舎で調教助手をやっとる大久保裕章君は、龍志君の弟で、今年、池添学君の厩舎から乗り役としてデビューした大久保友雅(ゆうが)君は、裕章君の息子なんですわ。
栗東高校から京都産業大学に進んで、馬術部に入っとった龍志君は、1988年の9月に競馬学校の厩務員課程に入ると、次の年から親父さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2001年に調教師の試験に受かっとりました。
それから、2003年に自分の厩舎を開業した龍志君は、その年に、「23勝・獲得賞金3億4892万円」っちゅう、1年目としてはかなりエエ成績を残しとったし、その後も順調に勝ち星を増やしとって、2007年には、アサクサキングスを使った菊花賞で初めてGIを勝っとって、他にも、ダノンシャークを使った2014年のマイルCSや、チュウワウィザードを使った一昨年のチャンピオンズCとか、今までに重賞を23回も勝っとります。
そんでもって、龍志君の厩舎は、初めてGIを勝った2007年に、31勝を上げて、「8億7617万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどりました。
次の年からは2017年までは賞金が伸び悩んどったんやけど、2018年からの4年間は、
2018年→獲得賞金5億6745万円
2019年→獲得賞金6億1567万円
2020年→獲得賞金6億8902万円
2021年→獲得賞金7億1985万円
と書けば分かる通り、右肩上がりで数字を増やしとって、特に去年は、ディープボンドを使った阪神大賞典を勝つなど、26勝を上げて、2007年の次に多い賞金を稼いどったし、この馬でフランスに遠征して、G2のフォワ賞を勝っとるんですわ。
それに、今年に入ってからも勢いは続いとって、去年に続いてディープボンドで阪神大賞典を勝つなど、先週までに27勝を上げて、もう去年の勝ち鞍を超えとるし、稼いだ賞金は「6億9620万円」と、ほぼ去年の数字に並んどって、地方でも、チュウワウィザードを使った交流G1の川崎記念を勝っとります。
もちろん、今の龍志君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCに登録しとるグロリアムンディとハピをはじめ、賞金の高い特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、龍志君がどの馬もメイチに仕上げてくるとワシは見とります。

2022/11/28
乗り役として1985年のオークスを勝っとります
音無秀孝調教師(栗東)

主な管理馬:
ピクシーナイト(2021年スプリンターズSなど)
モズスーパーフレア(2020年高松宮記念など)
クリソベリル(2019年チャンピオンズCなど)
インディチャンプ(2019年マイルCSなど)

今週の主な登録馬:
サンライズノヴァ(チャンピオンズ)
ノットゥルノ(チャンピオンズC)
アサクサゲンキ(イルミネーションJS)
ジョニーズララバイ(南総S)
シエラネバダ(栄特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューした音無秀孝君は、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。
元々、料理人を目指しとった音無君は、中学を出てからレストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。
乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの長男の田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。
それからも、音無厩舎は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと2016年のマイルCS、ミッキーロケットを使った2018年の宝塚記念、インディチャンプを使った2019年の安田記念とマイルCS、モズスーパーフレアを使った一昨年の高松宮記念、ピクシーナイトを使った去年のスプリンターズSとか、今までに、GIの14勝を入れて重賞を84回も勝っとるんや。
2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。
中でも2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は、「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんやろうな。
2011年から2015年までは、成績が伸び悩んどったんやけど、その後は、
2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
2018年→45勝・獲得賞金13億2507万円
2019年→43勝・獲得賞金13億1710万円
2020年→38勝・獲得賞金11億9437万円
2021年→34勝・獲得賞金10億9386万円
と、去年まで6年続けて10億円以上の賞金を稼いどったんですわ。
そんで今年は、先週までに32勝を上げとるんやけど、獲得賞金が「4億9365万円」っちゅうもんで、まだ去年の半分以下なんやから、今の音無君は、「年末までになるべく多く稼いで、帳尻を合わせなアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCに登録しとるサンライズノヴァとノットゥルノをはじめ、5頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、それぞれにどんな思惑が込められとるんか、最後まで目が離せませんな。

2022/11/28
「調教師を目指す」と決めて「日本獣医畜産大学」に進学したんや
斉藤崇史調教師(栗東)

主な管理馬:
キラーアビリティ(2021年ホープフルS)
クロノジェネシス(2021年宝塚記念など)
ラーゴム(2021年きさらぎ賞)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)


今週の主な登録馬:
バーデンヴァイラー(チャンピオンズC)
マンオブスピリット(ステイヤーズS)
ヒンドゥタイムズ(チャレンジC)
スーパーチーフ(境港特別)
ダンシングニードル(さざんか賞)
※チャンピオンズCに登録しているラーゴムは回避の見込み

担当者:調教師情報部 元調教師Y

神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に競馬が好きになって、高校生の時に、夏休みを使って北海道の牧場で1ヶ月くらい住み込みで働いて、そん時に、「調教師を目指す」と決めたそうですな。
せやから、進学先に日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)を選んで、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとったし、卒業した後は、2年ほどノーザンファームで働いとったんですわ。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も帯同しとったんですわ。
2014年の12月に調教師の試験に受かった斉藤君は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年は「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に2019年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬で秋華賞も勝って、初めてのGI勝ちを飾ったんですわ。
しかも一昨年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝、全部で34勝を上げとって、稼いだ賞金は「13億5145万円」と、今までで一番の数字やったし、去年も、クロノジェネシスを使った宝塚記念、キラーアビリティを使ったホープフルSを勝つなど、今まで一番多い44勝を上げとって、一昨年の次に多い「11億6956万円」の賞金を稼いどりました。
せやけど今年は、先週までが33勝と、去年のペースを大きく下回っとるし、賞金も「9億0367万円」と、去年の数字を超えるには、暮れまでに2億7000万円くらいを稼がなアカンのや。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにバーデンヴァイラー(ラーゴムは回避の見込み)、1着賞金が6200万円のステイヤーズSにマンオブスピリット、1着賞金が4300万円のチャレンジCにヒンドゥタイムズとか、特別レースに5頭を登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。

2022/11/28
大阪府立大学の農学部獣医学科を出とるんですわ
友道康夫調教師(栗東)

主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービー)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)

今週の主な登録馬:
ジュンライトボルト(チャンピオンズC)
ユーキャンスマイル(ステイヤーズS)
ブラヴァス(チャレンジC)
フィデル(逆瀬川S)

担当者:調教師情報部 元調教師H

兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりました。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝って、その後も、マカヒキを使った2016年のダービーや、ワグネリアンを使った2018年のダービーなど、今までにJRAのGIを16回も勝っとるし、他も入れたら重賞を54回も勝っとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年からの5年間は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、去年も勢いは続いとって、ワールドプレミアを使った天皇賞・春や、ドウデュースを使った朝日杯FSなど、重賞の6勝を含めて48勝を上げて、一昨年を大きく上回る「14億2059万円」の賞金を稼いどったんですわ。
そんで今年も、ドウデュースでダービー3勝目を上げとるし、他も入れたら、先週までに36勝を上げて、稼いだ賞金は「14億2442万円」と、もう去年の数字を超えとるんやから、今の友道君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにジュンライトボルト、6200万円のステイヤーズSにユーキャンスマイル、4300万円のチャレンジCにブラヴァスとか、賞金の高い特別レースに4頭を登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」とワシは見とります。