「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2021/05/17
芝浦工業大学の工学部を卒業しているんですよ
奥村武調教師(美浦)

主な管理馬:
クールキャット(2021年フローラS)
ライジングリーズン(2017年フェアリーS)

今週の主な登録馬:
クールキャット(オークス)
パープルレディー(オークス)

担当者:調教師情報部 元調教師O

東京都板橋区出身の奥村武君は、周りに競馬関係者はいなかったのですが、13歳の時、オグリキャップとホーリックスが叩き合った1989年のジャパンCをテレビで見て、競馬に興味を持ったそうですね。
次の年、ダービーの日に初めて競馬場に連れて行ってもらって、アイネスフウジンが勝つのを見て、心の底から競馬が好きになって、「将来は競馬に関わる仕事をしたい」と思ったそうですが、視力があまり良くなくて、体も大きかったので、早い内から、「騎手になるのは難しそうなので、調教師になる」と決めていたそうです。
ただ、ご両親から、「大学は出ておいて欲しい」と言われていたため、芝浦工業大学の工学部金属工学科に進んで、卒業してからは、浦河にある育成牧場の「ディアレストクラブ」で働いて、2001年の10月、競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から高橋義博厩舎で厩務員をやって、2003年の2月から、国枝栄厩舎で調教助手をやっていました。
奥村君が国枝厩舎にいた時には、2010年の牝馬三冠など、GIを5つも勝ったアパパネを担当していて、彼自身、「その時の経験は自分にとって大きな財産だ」と言っていましたし、国枝君の教えはとても勉強になったとも言っていましたね。
三度目の挑戦だった2013年に調教師の試験に受かった奥村君は、次の年の3月に自分の厩舎を開業していて、2017年には、ライジングリーズンを使ったフェアリーSで初めての重賞勝ちを飾っていましたし、2018年には、「25勝・獲得賞金3億8236万円」という、今までで一番の成績を残していたんですよ。
でも、一昨年と去年は、
2019年→10勝・獲得賞金2億1167万円
2020年→19勝・獲得賞金2億6851万円
と書けば分かる通り、物足りない数字でしたから、今年の奥村君は「必ず巻き返したい」と考えている筈で、実際、先週までに稼いだ賞金が「1億4059万円」と、2018年の同じ時期(5月17日【日】まで)の「1億4164万円」と、ほとんど変わらないペースですから、今の奥村君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が1億1000万円のオークスにクールキャットとパープルレディーを登録してきましたので、私が奥村君でしたら、どちらの馬も全力で仕上げますね。
それに、奥村君の厩舎は、まだGIを勝てていませんので、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。

2021/05/17
「信楽牧場」とかで働いとりました
今野貞一調教師(栗東)

主な管理馬:
特になし

今週の主な登録馬:
アールドヴィーヴル(オークス)
アプルーヴァル(フリーウェイS)
エイシンバッカス(大日岳特別)
ジューンステータス(火打山特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

今野貞一君は、奈良にある帝塚山大学に通っとった頃、知り合いに誘われたことがきっかけで、どんどん競馬が好きになって、その延長で体験乗馬をやってみたら、それがかなり楽しかったんで、「馬に関わる仕事がしたい」と考えるようになったそうやな。
ただ、そん時は20歳を超えとって、騎手になるのは年齢制限で無理やったから調教助手を目指したんやけど、競馬学校の厩務員課程に入るには、3年以上の牧場経験が必要やったんで、大学を出た後は、茨城県の牛久市にあった「プリンスホースパーク」と、栃木県の那須塩原市にある「鍋掛牧場」で働いとって、その後は、滋賀県甲賀市にある「信楽牧場」で4年くらい働いとりました。
そんで、2004年の3月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から大久保龍志厩舎で厩務員をやって、その1ヶ月後からは調教助手をやって、2006年の4月からは、宮本博厩舎で調教助手をやっとりましたな。
2010年、調教師の試験に受かった時は、まだ33歳やったんで、周りのみんなが「若いのに大したもんや」って感心しとりましたわ。
試験に受かってからの今野君は、「新しいことに挑戦したい」っちゅう考えで、技術調教師として角居勝彦厩舎に所属して、ヴィクトワールピサのドバイ遠征に帯同しとったし、世界を股に掛けて活躍しとった角居君の下で、馬のことだけやなくて、厩舎についての色んなことを学んどりました。
で、今野君は、2012年の3月に自分の厩舎を開業しとって、その年にいきなり、「11勝・獲得賞金2億1519万円」っちゅう成績を残しとったし、それから2018年まで、
2013年→12勝・獲得賞金2億1925万円
2014年→18勝・獲得賞金2億8985万円
2015年→13勝・獲得賞金2億8947万円
2016年→16勝・獲得賞金2億9238万円
2017年→16勝・獲得賞金2億6106万円
2018年→27勝・獲得賞金3億9596万円
っちゅう形で順調に数字を伸ばしとって、特に2018年は、開業してから一番の勝ち星と賞金やったんや。
ただ、一昨年は「17勝・獲得賞金2億8201万円」と、2018年を大きく下回ってしもうたんで、去年の今野君は、「必ず巻き返さなアカン」と考えとったんやろう。
実際、去年は、24勝を上げて、稼いだ賞金は「3億3914万円」と、2018年の次にエエ数字を残しとったし、今年も勢いは続いとって、先週までに10勝を上げて、稼いだ賞金は「2億0366万円」と、去年の同じ時期(5月17日【日】まで)の「1億5048万円」を上回っとるんですわ。
もちろん、今の今野君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと勢いを付けたい」と考えとる筈や。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円のオークスにアールドヴィーヴル、1820万円のフリーウェイSにアプルーヴァル、1500万円の大日岳特別にエイシンバッカス、1500万円の火打山特別にジューンステータススと、全部で4頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんやから、どの馬もお釣りを残さずメイチに仕上げる筈や。
それに今野君は、まだ重賞を勝てとらんので、オークスのアールドヴィーヴルには、「初めての重賞勝ちをGIのここで」っちゅう思いも込められとるんやろうな。

2021/05/17
タムロチェリーで初めてGIを勝っとりましたな
西園正都調教師(栗東)

主な管理馬:
ジュールポレール(2018年ヴィクトリアマイル)
サダムパテック(2012年マイルCSなど)
エーシンフォワード(2010年マイルCSなど)
タムロチェリー(2001年阪神ジュベナイルFなど)

今週の主な登録馬:
サトノギャロス(平安S)
レスプロンディール(鳳雛S)
ワイドカント(大垣S)
タイソウ(メルボルンT)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとるやろうけど、西園正都君は、1977年の桜花賞やエリザベス女王杯とかを勝ったインターグロリアや、1981年の宝塚記念を勝ったカツアールとかを育てた柳田次男さんの甥っ子で、馬が身近におる環境で育っとるから、「騎手になりたい」と思うようになったそうですな。
そんで西園君は、1974年に大根田裕也厩舎から乗り役としてデビューして、1985年のカブトヤマ記念をチェリーテスコで勝つなど、1997年に調教師の試験に受かって乗り役を引退するまでに、全部で303勝を上げとります。
1998年に自分の厩舎を開業した西園君は、次の年に、ヒサコーボンバーを使った阪神ジャンプSで初めて重賞を勝つと、2001年には、タムロチェリーを使った阪神ジュベナイルFで初めてGIを勝っとったし、その後も、サダムパテックを使った2012年のマイルCSや、ジュールポレールを使った2018年のヴィクトリアマイルとか、今までに重賞を29回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。
2012年の西園君は、サダムパテックとかがよう走ったんで、「43勝・獲得賞金10億5017万円」っちゅう、今までで一番エエ成績を残しとりました。
けど、それからは伸び悩んどって、去年までの5年間も、
2016年→33勝・獲得賞金6億5442万円
2017年→34勝・獲得賞金6億9643万円
2018年→20勝・獲得賞金5億7223万円
2019年→24勝・獲得賞金4億4066万円
2020年→29勝・獲得賞金4億8040万円
っちゅう物足りない数字やったし、今年に入ってからも、先週までに稼いだ賞金が「2億2709万円」と、2012年の同じ時期(5月13日【日】まで)の「3億6910万円」を大きく下回っとるんやから、今の西園君は、「とにかく賞金の高いレースを勝たなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円の平安Sにサトノギャロス、1900万円の鳳雛Sにレスプロンディール、1820万円の大垣Sにワイドカント、1010万円のメルボルンTにタイソウと、賞金の高い特別レースに4頭を登録しとるんで、「どの馬も勝負懸かり」とワシは見とります。

2021/05/17
松永幹夫厩舎でレッドディザイアを担当しとったんや
斉藤崇史調教師(栗東)

主な管理馬:
ラーゴム(2021年きさらぎ賞)
クロノジェネシス(2020年有馬記念など)
サマーセント(2020年マーメイドS)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)

今週の主な登録馬:
ステラリア(オークス)
ノーヴァレンダ(平安S)
ゴールドラグーン(大垣S)
ソフトフルート(シドニーT)
アランチャアミーゴ(大日岳特別)
ソニックベガ(御在所特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に、同級生の影響で競馬が好きになって、高校生の時に、調教師を目指すと決めたそうですな。
そんで、日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)に通って、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとって、卒業した後は、2年ほどノーザンファームで働いとりました。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
皆さんもよう知っとるように、松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も一緒に行くっちゅうエエ経験をしとったんですわ。
2015年に調教師の試験に受かった彼は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年に「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に一昨年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬を使った秋華賞で初めてのGI勝ちを飾っとります。
しかも去年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝しとって、「34勝・獲得賞金13億5145万円」っちゅう、今までで一番の成績を残しとったんですわ。
せやけど今年は、先週までに稼いだ賞金が「3億1039万円」と、去年の同じ時期(5月17日【日】まで)の「5億0263万円」を大きく下回っとるんやから、きっと今の斉藤君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円のオークスにステラリア、3600万円の平安Sにノーヴァレンダ、1820万円の大垣Sにゴールドラグーン、1820万円のシドニーTにソフトフルート、1500万円の大日岳特別にアランチャアミーゴ、1500万円の御在所特別にソニックベガと、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。