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注目調教師
2019/01/15
アリゾナ大学で馬のことを勉強していました
矢野英一調教師(美浦)

主な管理馬:
ジェネラーレウーノ(2018年セントライト記念など)
シュンドルボン(2016年中山牝馬S)
フォーエバーマーク(2013年キーンランドC)


今週の主な登録馬:
ジェネラーレウーノ(アメリカJCC)
アングレーム(庄内川特別)


担当者:調教師情報部 元調教師N

知っている方もいると思いますけど、矢野英一君は、1989年に高校を卒業した後、調教師になるため、アメリカに留学して、アリゾナ大学の競馬学科に入って馬のことを勉強していました。
ちなみにこの時は、マックスビューティや、シャダイカグラや、ウイニングチケットや、エアグルーヴや、ファインモーションなどを育てて、2007年に定年で引退した伊藤雄二さんの息子さんで、今は西浦厩舎で調教助手をやっている伊藤強君を頼ってアメリカに行ったそうです。
日本に帰ってからは、1996年に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から、阿部新生(にいお)さんの厩舎で厩務員をやって、その年の10月からは、お父さんの矢野照正さんの厩舎で調教厩務員をやって、1998年の10月からは調教助手をやっていました。
照正さんの厩舎と言えば、1988年の根岸Sと1989年のスプリンターズSを勝ったウィニングスマイルや、1991年のエプソムCと毎日王冠と天皇賞・秋を勝ったプレクラスニーなどがいましたし、英一君が厩舎に入ってからも、1998年の日経賞を勝ったテンジンショウグンや、1999年のアルゼンチン共和国杯と2000年の日経新春杯を勝ったマーベラスタイマーなどがいましたね。
そして、2008年に調教師の試験に受かった英一君は、2009年に自分の厩舎を開業して、その年に9勝を上げると、2010年は26勝、2011年は18勝、2012年は23勝と、コンスタントに20くらいの勝ち星を上げていましたし、2013年には、フォーエバーマークを使ったキーンランドCで初めて重賞を勝つなど、「21勝・獲得賞金3億7419万円」という成績を残していました。
でも、一昨年までの4年間は、
2014年→15勝・獲得賞金2億3948万円
2015年→16勝・獲得賞金2億8290万円
2016年→20勝・獲得賞金3億5614万円
2017年→20勝・獲得賞金2億9290万円
という数字に留まっていましたから、去年の英一君は、「キッチリ巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、去年は、20勝を上げて、今までで一番多い「3億8443万円」の賞金を稼いでいたのですから、私の見込みは正しかったのでしょう。
ただ、今年に入ってから14日(月)までは、「12戦0勝・獲得賞金190万円」という成績ですから、私が英一君であれば、「早く今年の初勝利を上げたい」、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えます。
こういった中、今週は、1着賞金が6200万円のアメリカJCCにジェネラーレウーノ、1050万円の庄内川特別にアングレームと、特別レースに2頭を登録してきましたので、「どちらも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。


2019/01/15
「びわこ国体」の強化選手に選ばれとったんや
野中賢二調教師(栗東)

主な管理馬:
グリム(2018年レパードS)
グレイル(2017年京都2歳S)
トウカイトリック(2010年阪神大賞典など)


今週の主な登録馬:
インティ(東海S)
カゼノコ(東海S)
クインズサターン(東海S)
ファビラスヒーロー(大須特別)


担当者:調教師情報部 元調教師I

知っとる方も多いと思いますけど、野中賢二君は、親父さんが厩務員やったから、物心が付いた時には馬が周りにいる環境やったんで、自然と乗り役を目指すようになって、10歳の頃に乗馬を始めたんや。
けど、中学3年の頃に身長が伸びてきたんで、乗り役になるのを諦めて、馬術に集中することにしたんですわ。
そうしたら、県内でたったひとり、中学生で「びわこ国体」の強化選手に選ばれるほどの腕になっとったし、高校でも馬術部に入っとりましたな。
それから、1982年に藤岡範士(のりひと)厩舎の厩務員になって、次の年の4月からは、調教助手として経験を積んで、2007年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
でもって野中君は、厩舎を開業した時に、トウカイテイオーやフラワーパークやスティルインラブとかを育てて、定年を待たんで2008年の2月に引退した松元省一さんの厩舎から20頭を引き継いどって、その中にはトウカイトリックがいましたな。
トウカイトリックは、2010年の阪神大賞典で、野中君にとって初めての重賞勝ちを飾ってくれた馬やし、その年の秋には、この馬でオーストラリアのコーフィールドCとメルボルンCに挑戦できたんで、彼は、この馬を引き継がせてくれた松元さんに心の底から感謝しとるんやろ。
で、その後は、エーシンメンフィスを使った2012年の愛知杯、エイシンブルズアイを使った2016年のオーシャンS、グレイルを使った一昨年の京都2歳S、グリムを使った去年のレパードSとかを勝っとって、今までに重賞を6勝、JRAの通算で227勝を上げとるんですわ。
ちなみに、カゼノコを使った2014年のジャパンダートダービーで、JRAと地方交流を通じて初めてのG1勝ちを飾っとりますな。
2012年の野中厩舎は、トウカイトリックやエーシンメンフィスの活躍などで、全部で23勝を上げて、「4億6079万円」っちゅう、今までで一番多い賞金を稼いどったんや。
せやけど、それから去年までは、
2013年→16勝・獲得賞金2億4996万円
2014年→28勝・獲得賞金4億0388万円
2015年→26勝・獲得賞金4億1133万円
2016年→23勝・獲得賞金4億0660万円
2017年→20勝・獲得賞金3億2110万円
2018年→18勝・獲得賞金3億7005万円
と、誰が見ても物足りない数字に留まっとります。
せやから、今年の野中君は、「必ず2012年の数字を超えたい」と考えとる筈で、実際、14日(月)までは、「2076万円」の賞金を稼いで、去年の同じ時期(1月2週目まで)の「655万円」を大きく上回っとるんですわ。
もちろん、ワシが野中君やったら「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けなアカン」とも考える筈で、こういった中、今週は、5500万円の東海Sにインティとカゼノコとクインズサターン、1500万円の大須特別にファビラスヒーローを登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるんでしょうな。


2019/01/15
高校生の時に茨城県から表彰されていますね
戸田博文調教師(美浦)

主な管理馬:
ラストドラフト(2019年京成杯)
グランシルク(2017年京成杯AH)
ロワジャルダン(2015年みやこS)
フェノーメノ(2014年天皇賞・春など)


今週の主な登録馬:
メートルダール(アメリカJCC)
スモークフリー(初富士S)
ネイビーブルー(アレキサンドライトS)


担当者:調教師情報部 山田要一

皆さんもよく知っていると思いますけど、戸田博文君は、お父さんの仕事の関係で、確か中学生の頃に、東京競馬場のある府中市から美浦に引っ越して来ていて、江戸崎西高校に進んでから馬術部に入ると、3年生の時に滋賀国体で優勝して、茨城県から表彰されています。
それに、専修大学に進んでからも馬術部に入って、4年生の時には、「関東学生馬術協会」の幹事長をやっていましたし、「全日本学生馬術大会」の団体優勝に貢献していました。
大学を卒業してからの戸田君は、1991年に、京成杯など重賞を3勝したヒシスピード、ラジオたんぱ賞を勝ったホクセーミドリなどを育て上げた、高木嘉夫厩舎の厩務員になって、その年の11月からは、新潟大賞典など重賞を3勝したハシノケンシロウや、フラワーCを勝ったフラッシュシャワーなどを育て上げた、八木沢勝美厩舎の調教助手をやっていたんですよ。
そして1995年からは、私と同い年の大久保洋吉君の厩舎で調教助手をやって、1997年のオークスや、1998年と次の年のエリザベス女王杯を連覇するなど、GIを5つも勝ったメジロドーベルや、1999年の産経大阪杯など、重賞を3つ勝ったサイレントハンターや、1999年の中山グランドジャンプを勝ったメジロファラオなどに関わっていました。
2000年の2月に調教師の試験に受かった戸田君は、次の年の6月に自分の厩舎を開業していて、それから今までに、キストゥヘヴンを使った2006年の桜花賞と、フェノーメノを使った2013年と2014年の天皇賞・春という、GIの3勝を入れて、JRAの重賞を全部で19勝しています。
2012年には、フェノーメノで青葉賞とセントライト記念を勝つなど、25勝を上げて、「6億4097万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいました。
でも、それからは一度も2012年の賞金を超えられていなくて、去年までは、
2013年→23勝・獲得賞金5億3499万円
2014年→27勝・獲得賞金4億8045万円
2015年→30勝・獲得賞金5億5368万円
2016年→28勝・獲得賞金5億0851万円
2017年→20勝・獲得賞金5億8457万円
2018年→21勝・獲得賞金3億9548万円
という成績に終わっていましたので、今年は「キッチリ巻き返いたい」と考えているのでしょうし、実際、今年に入ってからの2週は、ラストドラフトで京成杯を勝つなど、2勝を上げて、もう「5473万円」の賞金を稼いでいますね。
こういった中、今週は、1着賞金6200万円のアメリカJCCにメートルダール、1820万円の初富士Sにスモークフリー、1820万円のアレキサンドライトSにネイビーブルーと、賞金の高い特別レースに全部3頭を登録してきましたので、私が戸田君でしたら、「今週もガッチリ稼いで、厩舎にもっと勢いを付けたい」と考えて、どの馬も全力で仕上げますね。


2019/01/15
浮き沈みの大きい成績が続いとったんやから
羽月友彦調教師(栗東)

主な管理馬:
インカンテーション(2017年武蔵野Sなど)
ワンダースピード(2008年アンタレスSなど)


今週の主な登録馬:
サルサディオーネ(東海S)
シャイニービーム(東海S)


担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとると思いますが、鹿児島県出身の羽月友彦君は、競馬と関係のない家庭で育ったんやけど、山口大学で馬術部に入ったことがきっかけで、競馬の世界に進むことを決めたんや。
それから彼は、1994年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から3年くらい、小林稔厩舎で調教助手をやっとって、その後、石坂正厩舎で10年ほど調教助手をやってから、2007年に湯浅三郎厩舎を引き継ぐ形で開業しましたな。
そんで、最初の5年間は、
2007年→11勝・獲得賞金2億2957万円
2008年→9勝・獲得賞金1億7820万円
2009年→18勝・獲得賞金3億8010万円
2010年→22勝・獲得賞金3億1647万円
2011年→21勝・獲得賞金3億2569万円
と、順調に勝ち星と賞金を積み重ねとったし、ワンダースピードを使った2008年のアンタレスSで初めての重賞勝ちを飾っとります。
これはきっと、厩務員と調教助手をやっとる間に、走る馬を間近で見てきた経験が活きたんでしょうな。
何せ、羽月君がおった頃の小林稔厩舎っちゅうたら、ダービーを勝ったフサイチコンコルドや、目黒記念や日経新春杯を勝ったハギノリアルキングや、4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)を勝ったリトルオードリーとか、エエ馬が何頭もおったし、石坂厩舎におった頃も、スプリンターズSを勝ったダイタクヤマトや、ダートのGIを勝ちまくったヴァーミリアンとかがおったんやから。
せやけど、去年までの5年間は、
2014年→12勝・獲得賞金2億3404万円
2015年→17勝・獲得賞金3億4416万円
2016年→11勝・獲得賞金1億6545万円
2017年→9勝・獲得賞金2億0207万円
2018年→13勝・獲得賞金2億3126万円
っちゅう形で、浮き沈みの大きい成績が続いとったんやから、今年は「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとる筈ですわ。
けど、羽月君の厩舎は、今年に入ってからの2週で全部で7頭を使ったんやけど、まだ1勝もできとらんので、今の彼は、「早く今年の初勝利を上げたい」、「賞金の高いレースを勝って厩舎に勢いを付けたい」と気合いを入れとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金5500万円の東海Sにサルサディオーネとシャイニービームを登録してきたんやから、「どっちも勝負懸かり」とワシは見とります。