「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2018/11/19
牝馬三冠を勝っていますけど
国枝栄調教師(美浦)

主な管理馬:
アーモンドアイ(2018年牝馬三冠など)
ダノンプラチナ(2014年朝日杯FSなど)
アパパネ(2010年牝馬三冠など)
マツリダゴッホ(2007年有馬記念など)

今週の主な登録馬:
アーモンドアイ(ジャパンC)
プロディガルサン(キャピタルS)
ウォリアーズクロス(銀嶺S)
レッドローゼス(ウェルカムS)
サトノキングダム(オリエンタル賞)
ロジスカーレット(オリエンタル賞)

担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、国枝栄君は、東京農工大学農学部の獣医学科を卒業していますね。
大学生の時、馬術部に入っていて、その繋がりで、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていた2つ年上の高橋裕君(現在は調教師)を知っていたので、卒業した後は、高橋君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になりました。
山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げていますね。
国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は、使った回数が少なかったので8勝止まりでしたけど、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで、初めて重賞を勝っています。
それからも、2004年には、44勝を上げて「9億4393万円」の賞金を稼いでいましたし、2007年には、41勝を上げて、開業してから一番多い「11億7307万円」の賞金を稼いでいましたね。
しかも、2010年に国枝君は、アパパネで牝馬三冠を勝っていますし、これを含めて、厩舎を開業してから先週までに、GIを14勝、重賞を45勝もしています。
それに、彼の厩舎は、一昨年までの5年間、
2012年→41勝・獲得賞金6億8110万円
2013年→37勝・獲得賞金8億0044万円
2014年→35勝・獲得賞金6億0733万円
2015年→31勝・獲得賞金6億1444万円
2016年→34勝・獲得賞金6億3196万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、去年は、今までで一番多い「48勝」を上げていました。
でも、去年はGIに2回しか馬を使えなかったことなどから、賞金は「8億8056万円」と、過去最高だった2007年を大きく下回っていましたので、今年の国枝君は、「去年の二の舞にしたくない」と考えている筈ですし、実際、今年は先週までに、アーモンドアイで牝馬三冠を勝つなど、40勝を上げて、「12億3411万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいますね。
でも私は、彼が今の成績に満足しないで、これから全力で勝ちにくると見ています。
何しろ、今年の賞金の内、「7億7339万円」は、1月から6月までに稼いだもので、7月から先週までに獲得した賞金は「4億6072万円」と、上半期と比べて勢いがなくなっているのですから。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のジャパンCにアーモンドアイ、2300万円のキャピタルSにプロディガルサン、1820万円の銀嶺Sにウォリアーズクロス、1820万円のウェルカムSにレッドローゼス、1500万円のレッドローゼスにサトノキングダムとロジスカーレットを登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくる筈ですよ。

2018/11/19
スポーツ新聞を見たのがきっかけなんですわ
友道康夫調教師(栗東)

主な管理馬:
ワグネリアン(2018年ダービー)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンC)
ヴィブロス(2017年ドバイターフなど)
マカヒキ(2016年ダービー)

今週の主な登録馬:
シュヴァルグラン(ジャパンC)
マカヒキ(ジャパンC)
ワールドプレミア(京都2歳S)
ランブリングアレー(白菊賞)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんも知っとるやろうけど、友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年は3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにGIを9つも勝って、これを入れて重賞を全部で36回も勝っとりますな。
そんで、2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとったし、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、一昨年と去年は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
っちゅう形で一気に数字を伸ばしとって、特に去年は、アドマイヤミヤビを使ったクイーンC、ワグネリアンを使った東京スポーツ杯2歳S、シュヴァルグランを使ったジャパンCとかを勝っとって、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字でしたな。
そんで今年は、ワグネリアンを使ったダービーと神戸新聞杯、アドマイヤマーズを使ったデイリー杯2歳Sを勝つなど、先週までに「40勝・獲得賞金12億4820万円」っちゅう成績を残しとって、去年よりもエエペースなんやけど、友道君がこの数字に満足せんで、これからも全力で勝ちにくるとワシは見とるんですわ。
何せ、リーディングで勝ち星と賞金の両方でトップの藤原英昭厩舎が、先週までに「54勝・獲得賞金14億4159万円」っちゅう成績で、友道君より勝ち星は「14」も多いんやけど、賞金は「1億9339万円」の差で、今年の友道君は、「初めての最多賞金獲得調教師賞」を狙える状況になっとりますんで。
そんで今週は、1着賞金が3億円のジャパンCにシュヴァルグランとマカヒキ、3300万円の京都2歳Sにワールドプレミア、1000万円の白菊賞にランブリングアレーを登録しとるんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。

2018/11/19
レストランで見習いをやっとったんや
音無秀孝調教師(栗東)

主な管理馬:
ミッキーロケット(2018年宝塚記念など)
ミッキーアイル(2016年マイルCSなど)
カンパニー(2009年天皇賞・秋など)
オウケンブルースリ(2008年菊花賞など)

今週の主な登録馬:
ブラックスピネル(キャピタルS)
ミッキーブラック(京都2歳S)
アサクサゲンキ(京阪杯・オータムリーフS)
アロマドゥルセ(高雄特別)
※ジャパンCに登録しているミッキーロケットは回避が決定済み

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとる通り、音無秀孝君は、ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。
ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指しとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。
乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの息子さんの田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。
それからも、音無君は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと一昨年のマイルCS、ミッキーロケットを使った今年の宝塚記念を勝つとか、今までにGIを9勝、それを入れて67回も重賞を勝っとるんや。
2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりましたな。
特に2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。
そんで、2011年から2015年までは、勝ち星も賞金のどっちも2010年の数字を超えられなかったんやけど、去年までの2年間は、
2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
と、立て続けにエエ成績を残しとったんですわ。
けど、去年は、リーディングの順位が、63勝で1位やった池江泰寿厩舎とは「16勝」の差で6位やったし、賞金も、「18億4737万円」を稼いどった池江厩舎に「6億1967万円」の差を付けられて6位やったんや。
せやから、音無君は、「今年こそ勝ち鞍と賞金のどっちも1位になりたい」と考えとるんでしょうな。
ただ、今年に入ってから先週までは、「37勝・獲得賞金11億6957万円」っちゅう成績で、「リーディング1位」になっとる藤原英昭厩舎(54勝・獲得賞金14億4159万円)に、勝ち星は「17」の差を付けられとるし、賞金は「2億7202万円」の差を付けられとるんやから、きっと、今の音無君は、「たくさん勝って差を詰めたい」と思っとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が2300万円のキャピタルSにブラックスピネル、3300万円の京都2歳Sにミッキーブラック、3900万円の京阪杯にアサクサゲンキ(オータムリーフSにも登録)、1500万円の高雄特別にアロマドゥルセを登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるとワシは見とるんや。

2018/11/19
元々、牧場の仕事をしようと思っとったそうやな
庄野靖志調教師(栗東)

主な管理馬:
スワーヴリチャード(2018年大阪杯など)
ワイドバッハ(2014年武蔵野S)
ダイシンオレンジ(2011年平安Sなど)

今週の主な登録馬:
スワーヴリチャード(ジャパンC)

担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんも知っとるやろうけど、庄野靖志君は、1987年の阪神牝馬特別を勝ったシヨノリーガルや、1991年の中日新聞杯を勝ったショウリテンユウなどを生産したことで有名な「庄野牧場」で、少し前まで代表をやっとった、庄野昭彦さんの次男ですな。
今の「庄野牧場」は、お兄さんの宏志さんが後を継いどるんやけど、元々は、庄野君もお父さんの昭彦さんと同じように牧場の仕事をしようと思っとったそうで、高校を出た後は、日本大学の獣医学部に進学しとりました。
日本大学の獣医学部と言うたら、庄野君の他にも、ダービーを勝ったアイネスフウジンや、天皇賞・秋を勝ったオフサイドトラップとかを育てた加藤修甫さんや、NHKマイルCなどを勝ったタイキフォーチュンや、2002年と2003年の根岸Sを勝って、交流重賞でも大活躍したサウスヴィグラスとかを育てた高橋祥泰君とかが出とりますな。
庄野君は、大学を卒業して実家に戻ってから、調教師として、1979年のダービーと1981年の天皇賞・春を勝ったカツラノハイセイコや、1988年の桜花賞を勝ったアラホウトクとかを育てた大叔父の庄野穂積さんに馬のことを教わっとったそうで、そん時に、「将来は調教師になる」と決めたそうですわ。
そんで、1996年に競馬学校の厩務員課程を出てから、マーメイドSを勝ったシャイニンレーサーや、ウインターSを勝ったマチカネワラウカドとかを管理しとった高橋隆厩舎で10年ほど調教助手をやって、2006年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
最初の年こそ、使った回数が少なかったんで4勝止まりやったけど、2年目は10勝、3年目も10勝、4年目は12勝と順調に勝ち星を伸ばしとったし、去年までの5年間も、
2013年→22勝・獲得賞金3億5356万円
2014年→30勝・獲得賞金4億9546万円
2015年→22勝・獲得賞金4億2838万円
2016年→29勝・獲得賞金4億7630万円
2017年→15勝・獲得賞金5億0574万円
と、着実に実績を積み重ねとりました。
そんで、今年に入ってからもその勢いは続いとって、スワーヴリチャードで金鯱賞と大阪杯を勝つなど、先週までに「22勝」を上げて、「5億4844万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどるんやけど、庄野君が、先週までの結果に満足せんで、これからも全力で勝ちにくるとワシは見とるんですわ。
っちゅうのも、彼の厩舎は、今年の賞金「5億4844万円」の内、8割くらいの「4億0229万円」は、6月までに稼いだもんで、7月から先週までは、それまでの勢いがなくなっとるんやから。
もちろん、ワシが庄野君やったら、「賞金の高いレースを勝って、厩舎に勢いを付けたい」と考えるでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のジャパンCにスワーヴリチャードを登録しとるんやから、この馬をメイチに仕上げてくる筈や。