「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2018/07/23
早くも去年と同じくらいを稼いでいますが
国枝栄調教師(美浦)

主な管理馬:
アーモンドアイ(2018年オークスなど)
ダノンプラチナ(2014年朝日杯FSなど)
アパパネ(2010年牝馬3冠など)
マイネルキッツ(2009年天皇賞・春など)
マツリダゴッホ(2007年有馬記念など)

今週の主な登録馬:
フロンテアクイーン(クイーンS)
アペルトゥーラ(アイビスSD)
ウォリアーズクロス(苗場特別)

担当者:調教師情報部 山田要一

皆さんもよく知っていると思いますけど、国枝栄君は、東京農工大学農学部の獣医学科を卒業していますね。
大学生の時、馬術部に入っていて、その繋がりで、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていた2つ年上の高橋裕君(現在は調教師)を知っていたので、卒業してからは、高橋君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になりました。
山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げていますね。
国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は、使った回数が少なかったので8勝止まりでしたけど、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで初めて重賞を勝っています。
それからも、2004年には、44勝を上げて「9億4393万円」の賞金を稼いでいましたし、2007年には、41勝を上げて、開業してから一番多い「11億7307万円」の賞金を稼いでいましたね。
しかも、2010年に国枝君は、アパパネで牝馬3冠を勝っていますし、これを含めて、厩舎を開業してから先週までに、GIを12勝、重賞を42勝もしています。
それに、彼の厩舎は、一昨年までの5年間、
2012年→41勝・獲得賞金6億8110万円
2013年→37勝・獲得賞金8億0044万円
2014年→35勝・獲得賞金6億0733万円
2015年→31勝・獲得賞金6億1444万円
2016年→34勝・獲得賞金6億3196万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、去年は、今までで一番多い「48勝」を上げていました。
でも、去年はGIに2回しか馬を使えなかったことなどから、賞金は「8億8056万円」と、過去最高だった2007年を大きく下回っていましたので、今年の国枝君は、「去年の二の舞にしたくない」と考えているのでしょうし、実際、今年は先週までで、アーモンドアイでオークスと桜花賞とシンザン記念を、オウケンムーンで共同通信杯を勝つなど、「23勝」を上げていて、賞金は「8億3401万円」と、早くも去年と同じくらいを稼いでいますね。
でも、私は、国枝君が、今の成績に満足しないで、これからも全力で勝ちにくると見ています。
何しろ、国枝君は、今、勝ち星と賞金のどちらも1位になっている藤原英昭君(39勝・獲得賞金11億1816万円)に、勝ち星では「16」の差を付けられていて、賞金では「2億8415万円」の差を付けられていますので。
ですから、私が国枝君でしたら、「とにかく藤原厩舎との差を詰めたい」と考えて、あれこれ手を尽くしますね。
こういった中、今週は、1着賞金が3600万円のクイーンSにフロンテアクイーン、3900万円のアイビスSDにアペルトゥーラ、1500万円の苗場特別にウォリアーズクロスと、特別レースに全部で3頭を登録していますので、どの馬も全力で仕上げてくると私は見ています。


2018/07/23
「他の馬でも稼がなアカン」と考えとる筈やから
平田修調教師(栗東)

主な管理馬:
ケイアイノーテック(2018年NHKマイルC)
ゴールドドリーム(2017年フェブラリーSなど)
カレンブラックヒル(2012年NHKマイルCなど)
グランデッツァ(2012年スプリングSなど)

今週の主な登録馬:
ハッピーユニバンス(クイーンS)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとると思いますけど、京都出身の平田修君は、1983年に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年から内藤繁春さんの厩舎で厩務員と調教助手をやっとって、1991年の有馬記念を勝ったダイユウサクを担当しとりましたな。
その後は、森秀行君や、石坂正君の厩舎などで調教助手をやって経験を積んで、2005年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
で、初めの年は7勝止まりやったけど、次の年からは毎年20勝以上しとりますし、ベッラレイアを使った2007年のフローラSで初めて重賞を勝つと、ブライティアパルスを使った2010年のマーメイドSや、ケイアイガーベラを使った2011年のカペラSや、初めてのGI勝ちやったカレンブラックヒルを使った2012年のNHKマイルCや、ゴールドドリームを使った去年のフェブラリーSや、ケイアイノーテックを使った今年のNHKマイルCとか、今までにJRAの重賞を17回勝っとりますな。
そんで、2010年に平田君の厩舎は、「33勝・獲得賞金6億4250万円」っちゅう、開業してから一番の成績を残しとったし、2012年には、NHKマイルCとか重賞を3つ勝ったカレンブラックヒルの活躍もあって、「29勝・獲得賞金6億0889万円」っちゅうエエ成績を残しとりました。
せやけど、それから一昨年までは、
2013年→「28勝・獲得賞金4億8096万円」
2014年→「21勝・獲得賞金5億1966万円」
2015年→「23勝・獲得賞金5億6853万円」
2016年→「29勝・獲得賞金5億3467万円」
っちゅう成績で、2010年を一度も越えとらんので、去年の平田君は、「必ず2010年の数字を超えたい」と考えとったんやろうし、実際、ゴールドドリームがフェブラリーSとかを勝ったんやけど、その他がイマイチやったんで、「18勝・獲得賞金4億8304万円」と、一昨年の数字を下回ってしもうたんですわ。
せやから、今年の平田君は、「必ず巻き返したい」と考えとる筈やし、実際、ゴールドドリームで交流G1の帝王賞とかしわ記念を、ケイアイノーテックでNHKマイルCを勝っとりますな。
せやけど、去年と同じように、他があまり活躍できとらんので、先週までに、JRAの成績が「7勝・獲得賞金3億0755万円」っちゅうもんで、去年の同じ時期(7月4週目まで)の「12勝・獲得賞金2億5074万円」と比べて、賞金は上回っとるんやけど、勝ち星は5つも下回っとるんやから、今は、「ゴールドドリームとケイアイノーテックだけやなく、他の馬でも稼がなアカン」と考えとる筈や。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のクイーンSにハッピーユニバンスを登録しとるんで、平田君がメイチに仕上げてくるとワシは見とります。


2018/07/23
もう去年の数字は超えていますけど…
佐藤吉勝調教師(美浦)

主な管理馬:
カンファーベスト(2006年関屋記念など)

今週の主な登録馬:
レジーナフォルテ(アイビスSD)

担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、佐藤吉勝君は、桜花賞を勝ったタマミや、マイルCSを勝ったタカラスチールなどを育てた坂本栄三郎さんの厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしました。
乗り役時代の彼は、ネイティブボーイに乗った1984年の東京障害特別・春(現在の東京ジャンプS)、タカラスチールに乗った1985年のクイーンC、タカラフラッシュに乗った1988年のラジオたんぱ賞(現在のラジオNIKKEI賞)と、重賞を3つ勝っていて、1990年に坂本さんが亡くなってからは、坂本厩舎を引き継ぐ形で開業した田中清隆君の厩舎に移って、調教師の試験に受かって引退した1998年までに、全部で80勝を上げていましたね。
それから、佐藤君は、1999年の3月に自分の厩舎を開業していて、最初の年は5勝止まりでしたけど、2000年は9勝、2001年は10勝を上げて、順調に勝ち星を増やすと、5年目の2003年には、カンファーベストを使った朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つなど、「20勝・獲得賞金4億5495万円」という、開業してから一番の成績を残していました。
でも、その後は、一度もこの数字を超えられていませんし、去年までの5年間も、
2013年→2勝・獲得賞金6487万円
2014年→9勝・獲得賞金1億1197万円
2015年→6勝・獲得賞金1億1640万円
2016年→4勝・獲得賞金7416万円
2017年→6勝・獲得賞金1億3556万円
という物足りない成績が続いていましたので、今年の佐藤君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れているのでしょうね。
実際、今年に入ってからは、先週までに「6勝・獲得賞金1億4638万円」という成績を残していて、もう去年の数字は超えていますけど、勝ち星と賞金のどちらも、今までで一番だった2003年の3分の1にも届いていませんから、今は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えている筈です。
それに、佐藤君の厩舎は、カンファーベストを使った2006年の関屋記念から、もう12年近く重賞を勝てていませんので、私が彼の立場でしたら、「久々に重賞を勝って、厩舎に勢いを付けたい」と考えるでしょうね。
そういう中で、今週は、1着賞金が3900万円のアイビスSDにレジーナフォルテを登録していますので、彼は、「何が何でも勝ちたい」という思いでメイチに仕上げてくる筈ですから、最終追い切りの様子や、その後の馬の気配などを、念入りに確認したいところです。


2018/07/23
賞金の高い特別レースを勝てていませんので
大江原哲調教師(美浦)

主な管理馬:
ミュゼスルタン(2014年新潟2歳S)
タケミカヅチ(2009年ダービー卿CT)

今週の主な登録馬:
ブロワ(アイビスSD)
モルフェオルフェ(アイビスSD)
パレスハングリー(ポプラ特別)
ロスカボス(月岡温泉特別)
エンゲージリング(苗場特別)
ケルベロス(羊ヶ丘特別)

担当者:調教師情報部 小西聖一

大江原哲(さとし)先生は、1970年に騎手候補生になって、トーヨーアサヒ、サンエイソロン、スダホークなどを管理していた古山良司厩舎から、次の年に乗り役としてデビューしましたね。
騎手だった頃、平地より障害に多く乗っていた先生は、1992年にシンボリクリエンスで春と秋の中山大障害を連覇するなど、6つの重賞勝ちを含めて、全部で194勝の実績を残しています。
そうそう、弟の隆君は、乗り役として、メジロファラオに乗った1999年の中山グランドジャンプや、ブランディスに乗った2004年の中山グランドジャンプと中山大障害などを勝った実績があって、2005年に乗り役を引退した後は、藤原辰雄厩舎の調教助手になっていましたね。
ちなみに、隆君の次男は乗り役をやっている圭君です。
そして大江原先生は、調教師の試験に受かった1996年に騎手を引退して、次の年に自分の厩舎を開業していて、タケミカヅチを使った2009年のダービー卿CTで初めて重賞を勝つと、ミュゼスルタンを使った2014年の新潟2歳Sで重賞2勝目を飾っていました。
先生の厩舎は、開業4年目の2000年に、「20勝・獲得賞金3億2539万円」という今までで一番の成績を残していますけど、それからは、この数字を一度も超えていませんし、去年までの5年間も、
2013年→8勝・獲得賞金9000万円
2014年→10勝・獲得賞金1億3204万円
2015年→5勝・獲得賞金1億2125万円
2016年→10勝・獲得賞金1億3290万円
2017年→9勝・獲得賞金1億2852万円
と、誰が見ても物足りない数字に留まっています。
それに、今年に入ってから先週までの成績も、「9勝・獲得賞金9023万円」というもので、去年のペースは上回っていますけど、このままですと、勝ち星と獲得賞金のどちらも、2000年の数字には届きませんね。
こうやって、獲得賞金が伸び悩んでいる理由の一つは、今年、賞金の高い特別レースを勝てていないことです。
もちろん、今の大江原先生は、「一気に稼ぎたい」と考えている筈で、そんな中、今週は、
1着賞金が3900万円のアイビスSD→ブロワとモルフェオルフェ
1着賞金が1500万円のポプラ特別→パレスハングリー
1着賞金が1500万円の月岡温泉特別→ロスカボス
1着賞金が1500万円の苗場特別→エンゲージリング
1着賞金が1050万円の羊ヶ丘特別→ケルベロス
と、特別レースに5頭を登録してきましたから、どの馬も全力で仕上げてくるのでしょうね。