「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2018/07/09
「キッチリ巻き返したい」と意気込んどる筈やけど
吉村圭司調教師(栗東)

主な管理馬:
ダッシングブレイズ(2017年エプソムC)
クイーンズリング(2016年エリザベス女王杯など)

今週の主な登録馬:
レイズアベール(シンガポールTC賞)
エアアンセム(函館記念)
マスターコード(北海ハンデキャップ)
ジョイフル(マカオJCT)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんも知っとるやろうけど、吉村圭司君は、熊本の荒尾競馬(2011年に廃止)で40年以上も調教師をやっとって、2000年に引退するまで、1310勝を上げた吉村務さんの息子ですな。
小さい頃から競馬が身近やった吉村君は、早くからこの道に進もうと決めとったそうで、中学を卒業する時には、JRA競馬学校の騎手課程に受かっとりましたけど、体が大きくなって、体重の調整が厳しいっちゅうことで、入学を辞退したんですわ。
競馬学校に入る直前の辞退やったんで、すぐ高校に入れんかって、一年間は荒尾で持ち乗りの仕事をしとったそうやけど、その後は、荒尾市にある定時制の学校に入って、卒業してからは、阪急杯とキーンランドCを勝ったビービーガルダンでお馴染みの「坂東牧場」(北海道沙流郡日高町)で、一年半ぐらい働いとったんや。
その頃の「坂東牧場」は、1995年のチューリップ賞を勝ったユウキビバーチェや、1997年の高松宮杯を勝ったシンコウキングなどが、放牧のために使っとりましたな。
そんで吉村君は、1996年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは、飯田明弘厩舎で厩務員になって、12月に調教助手になると、それから7年間、飯田厩舎で経験を積んで、2004年の3月に、開業したばっかりやった池江泰寿君の厩舎に移ったんですわ。
吉村君は、池江厩舎で調教助手をやっとった頃に、ドリームジャーニーやオルフェーヴルなど、走る馬の調教を付けとったんで、彼にとって、ホンマに貴重な経験になったんでしょうな。
で、2011年に調教師の試験に受かった吉村君は、次の年に自分の厩舎を開業しとって、池江君から引き継いだポップアイコンで初勝利を上げるなど、「9勝・獲得賞金1億4998万円」っちゅう成績を残しとりましたし、それからも、
2013年→13勝・獲得賞金2億0829万円
2014年→27勝・獲得賞金3億9056万円
2015年→20勝・獲得賞金4億4595万円
2016年→27勝・獲得賞金5億3006万円
と、獲得賞金が右肩上がりやったんですわ。
特に一昨年は、クイーンズリングを使ったエリザベス女王杯で初めてGIを勝って、今までで一番の賞金を稼いだんやから、吉村君は大喜びしたんやろ。
ただ、去年は「19勝・獲得賞金4億8823万円」と、勝ち星と賞金のどっちも一昨年を下回ってしもうたんで、今年の彼は、「キッチリ巻き返したい」と意気込んどる筈や。
せやけど、先週までの成績は、「13勝・獲得賞金2億1345万円」っちゅうもんで、去年の同じ時期(7月2週目まで)の「12勝・獲得賞金2億2244万円」とほとんど変わらんのやから、ワシが吉村君やったら、間違いなく「賞金の高い特別レースを勝って、もっとペースを上げなアカン」と考えるやろ。
そんな中、今週は、1着賞金1500万円のシンガポールTC賞にレイズアベール、4100万円の函館記念にエアアンセム、1500万円の北海ハンデキャップにマスターコード、1050万円のマカオJCTにジョイフルと、特別レースに4頭を登録しとるんで、どの馬もメイチに仕上げてくる筈やで。

2018/07/09
まだ去年の3割も稼げとらんので
本田優調教師(栗東)

主な管理馬:
エテルナミノル(2018年愛知杯)
レーヌミノル(2017年桜花賞など)
フミノイマージン(2012年札幌記念など)
アーリーロブスト(2009年京成杯)

今週の主な登録馬:
タガノガジュマル(シンガポールTC賞)
エテルナミノル(函館記念)
マイティティー(名鉄杯)
モンストルコント(インディアT)
ロバストミノル(渡島特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんも知っとると思いますけど、本田優君は、1980年に、星川薫さんの厩舎から乗り役としてデビューしとりました。
星川さんは、1994年のフェブラリーSを勝ったチアズアトムや、1995年のシンザン記念を勝っとって、同じ年のマイルCSで2着やったメイショウテゾロとかを管理しとったことでお馴染みですな。
乗り役やった頃の本田君は、デビュー2年目やった1981年に、ロビンソンシチーに乗った京都記念で初めて重賞を勝っとったし、1986年には、ゴールドシチーに乗った阪神3歳Sで初めてGIを勝っとりました。
それからも、リキアイノーザンに乗った1989年の中山牝馬Sや、レインボークイーンに乗った1996年のクイーンSや、テイエムオーシャンに乗った2001年の桜花賞と秋華賞や、カワカミプリンセスに乗った2006年のオークスと秋華賞とか、6つのGIを入れて重賞を27回も勝っとったし、全部で757勝っちゅう成績を残しとりましたな。
そんで、調教師の試験に受かった2007年に乗り役を引退して、その年の3月に自分の厩舎を開業しとって、最初の年は4勝止まりやったけど、次の年に、バトルブレーヴを使った小倉サマージャンプで初めて重賞を勝つなど、「16勝・獲得賞金2億8219万円」っちゅう成績を残すと、その後も順調に勝ち星を積み重ねとって、2012年には、「35勝・獲得賞金5億9610万円」っちゅう成績を残しとりました。
せやけど、その後の3年間は、
2013年→18勝・獲得賞金3億6011万円
2014年→27勝・獲得賞金3億9379万円
2015年→28勝・獲得賞金4億1884万円
と、2012年の数字を超えられなかったんで、一昨年の本田君は、「必ず巻き返したい」と考えとった筈ですわ。
実際、一昨年は、今までで一番の37勝を上げて、「6億0345万円」の賞金を稼いどったし、去年は、レーヌミノルを使った桜花賞で初めてのGI勝ちを飾るなど、29勝を上げて、今までで一番多い「6億5661万円」の賞金を稼いだんやから、ワシの見込みは正しかったんやろう。
ただ、今年に入ってから先週までは、「11勝・獲得賞金1億7924万円」っちゅう成績で、まだ去年の3割も稼げとらんので、今の彼は、「賞金の高い特別レースを勝って、もっとペースを上げなアカン」と考えとる筈や。
そんな中、今週、本田君は、1着賞金が1500万円のシンガポールTC賞にタガノガジュマル、4100万円の函館記念にエテルナミノル、2200万円の名鉄杯にマイティティーとか、全部で5頭を特別レースに登録しとりますんで、実際に彼がどう仕上げてくるんか、これからの動きを、最後の最後までキッチリ確認せなアカンやろ。

2018/07/09
花道を飾りたい筈ですが…
栗田博憲調教師(美浦)

主な管理馬:
イスラボニータ(2014年皐月賞など)
シンコウフォレスト(1998年高松宮記念など)
ヤマニンゼファー(1993年安田記念など)

今週の主な登録馬:
マイネルハニー(函館記念)
バーミーブリーズ(下北半島特別)

担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っているでしょうが、栗田博憲君は、1972年に、中山競馬場の白井分場にあった成宮明光さん(1971年のオークスを勝ったカネヒムロなどを管理)の厩舎の調教助手になって、それから8年くらい経験を積んで、1980年に調教師の試験に受かって、その年の10月に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は出走頭数が少なかったので1つも勝てませんでしたが、2年目に6勝、3年目に11勝と、だんだんと数字を伸ばしていて、1987年には、開業してから一番多い32勝を上げていましたね。
そして彼の厩舎は、1987年のエリザベス女王杯を勝ったタレンティドガールや、1992年と1993年の安田記念を連覇するなど重賞を4勝したヤマニンゼファーや、1998年の高松宮記念など重賞を3勝したシンコウフォレストや、2014年の皐月賞など重賞を6勝したイスラボニータなど、走る馬を何頭も育てていて、今までに、6つのGIを含めて重賞を27勝、通算で640勝を上げています。
2014年は、イスラボニータの活躍などで、重賞を3つ勝って、「10勝・獲得賞金5億1227万円」という成績を残していました。
でも、2015年は、「10勝・獲得賞金2億1954万円」と、賞金が3億円近くも減っていましたので、一昨年の栗田君は、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、一昨年は、「24勝・獲得賞金4億9382万円」と、一気に成績を伸ばしましたし、去年は、「22勝・獲得賞金5億6022万円」という数字で、開業してから一番の賞金を稼げましたから、私の見込み通りだったのでしょう。
ただ、栗田君は、今年の11月4日(日)で70歳になって、来年の2月一杯で定年になりますから、今年は、「今までで一番の成績を残して花道を飾りたい」と意気込んでいる筈ですけど、先週までに「5勝・獲得賞金1億2257万円」という成績で、去年のペースを大きく下回っていますので、今は、「賞金の高い特別レースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えている筈です。
それに、今までに「7億5202万円」の賞金を稼いでいたイスラボニータは、去年の12月26日(火)付けで引退して、社台スタリオンステーションで種牡馬入りしましたので、栗田君は、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えているでしょうね。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の函館記念にマイネルハニー、1050万円の下北半島特別にバーミーブリーズを登録してきましたので、どちらも全力で仕上げてくると私は見ています。

2018/07/09
「このままではマズイ」と思っているのでしょう
清水英克調教師(美浦)

主な管理馬:
ガルボ(2014年函館スプリントSなど)
コスモネモシン(2013年新潟記念など)

今週の主な登録馬:
ゴールドサーベラス(函館記念)

担当者:調教師情報部 元調教師N

皆さんも知っている通り、清水英克君は、元々、騎手を目指していたのですが、体が大きくなってしまったために諦めて、1984年の1月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
そして、その年の4月から、天皇賞・秋を勝ったプリテイキャストなどでお馴染みの石栗龍雄厩舎で厩務員になって、11月からは調教助手をやっていましたね。
それからは、エルムSを勝ったタイキシャーロックや、クリスタルCを勝ったタイキバカラなどでお馴染みの土田稔厩舎や、オークスや秋華賞など、重賞を6つ勝ったメジロドーベルや、高松宮記念を勝ったショウナンカンプなどでお馴染みの大久保洋吉厩舎など、いくつかの厩舎で調教助手をやって腕を磨いて、2005年に調教師の試験に受かっています。
2006年に自分の厩舎を開業した清水君は、その年は8勝止まりでしたけど、次の年からは、毎年10勝以上を上げていましたし、2012年には、ガルボで東京新聞杯とダービー卿CTを勝つなど、18勝を上げて、今までで一番多い「4億0448万円」の賞金を稼いでいました。
でも、それから去年までの5年間は、
2013年→12勝・獲得賞金2億8709万円
2014年→19勝・獲得賞金2億3678万円
2015年→15勝・獲得賞金2億1479万円
2016年→9勝・獲得賞金1億8905万円
2017年→11勝・獲得賞金1億7568万円
と、賞金が完全に「右肩下がり」でしたから、今年の清水君は、「何が何でも巻き返したい」と考えている筈です。
ところが、今年に入ってからは、先週までが「5勝・獲得賞金8087万円」という数字で、去年の同じ時期(7月2週目まで)の「8勝・獲得賞金1億3328万円」を大きく下回っていますから、きっと今は、「このままではマズイ」と思っているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が4100万円の函館記念にゴールドサーベラスを登録してきましたので、私が清水君でしたら、「ここを勝って一気に稼ぎたい」と考えて、お釣りを残さずメイチに仕上げますね。
それに、清水君の厩舎は、ガルボで2014年の函館スプリントSを勝ってから、4年以上も重賞を勝てていませんので、ゴールドサーベラスには、「久々に重賞を勝ちたい」という思いも込められている筈です。