「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2017/07/24
来年の2月で定年を迎えますから…
和田正道調教師(美浦)

主な管理馬:
トップガンジョー(2006年エプソムCなど)
ディバインシルバー(2004年黒船賞など)
ゴッドオブチャンス(2002年京王杯スプリングC)
プロモーション(1997年クイーンC)


今週の主な登録馬:
クインズミラーグロ(クイーンS)
ビッグランチ(羊ヶ丘特別)
アースコネクター(薩摩S)
アースミステリー(閃光特別)
サンバダンサー(閃光特別)
パストラル(閃光特別)


担当者:調教師情報部 山田要一

皆さんも知っていると思いますが、和田正道君の実家は、千葉県の成田市にある「和田牧場」ですね。
また、息子の正一郎君も同じ美浦で厩舎を構えていて、去年は、オジュウチョウサンを使った中山グランドジャンプと中山大障害など、重賞を4つ勝って、今年も、オジュウチョウサンを使った阪神スプリングジャンプと中山グランドジャンプと、ルミナスウォリアーを使った函館記念を勝って、重賞を3つ勝っているのも、皆さんはよく知っているでしょう。
和田君は、岩手大学で獣医の資格を取った後、1978年から、シンボリルドルフを育てた野平祐二さんの厩舎で調教助手をやって経験を積んで、1982年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年に11勝を上げると、その後も毎年のように20勝近くを上げていましたし、今までにJRAで通算664勝を上げていて、その中には、プロモーションを使った1997年のクイーンSや、ゴッドオブチャンスを使った2002年の京王杯スプリングCや、トップガンジョーを使った2006年のエプソムCや、ギルティストライクを使った2010年の東京ジャンプSなど、重賞の10勝もありますね。
しかも和田君は、上原博之君、尾関知人君、新開幸一君、そして息子の正一郎君と、4人の弟子を調教師にしていますから、本当に大したものです。
和田君は、さっき書いた通り、毎年のように20勝近くを上げていて、2005年には、「30勝・獲得賞金5億6081万円」と、開業してから一番いい成績を残していましたし、その後も、2006年が「28勝・獲得賞金5億2525万円」、2007年が「30勝・獲得賞金4億5856万円」と、2005年に近い数字を残していました。
ただ、去年までの5年間は、
2012年→15勝・獲得賞金2億7470万円
2013年→24勝・獲得賞金3億6232万円
2014年→26勝・獲得賞金4億1278万円
2015年→15勝・獲得賞金3億1441万円
2016年→15勝・獲得賞金3億0160万円
と、いい頃に比べて物足りない数字が続いていましたし、今年も先週までで、「8勝・獲得賞金1億5804万円」と、去年と同じようなペースですから、きっと今は、「2005年のような数字を残すために、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょう。
それに和田君は、先月の17日(土)で70歳になって、来年の2月で定年を迎えますから、間違いなく今は、「いい成績を残して花道を飾りたい」と願っている筈です。
しかも、彼の厩舎は、ギルティストライクを使った2010年の東京ジャンプSから、「重賞で73連敗中」ですし、さっき書いた通り、息子の正一郎君が、去年は重賞を4つ、今年も3つ勝っているのですから、きっと今は「息子にばかりいい格好はさせられない」とも考えているのでしょうね。
そんな中、和田君の厩舎は、今週、1着賞金が3600万円のクイーンSにクインズミラーグロ、1050万円の羊ヶ丘特別にビッグランチ、1820万円の薩摩Sにアースコネクター、1050万円の閃光特別にアースミステリーとサンバダンサーとパストラルを登録してきましたので、どの馬もメイチに仕上げてくるのでしょう。


2017/07/24
「2003年の数字に近づけたい」と考えとる筈ですわ
松元茂樹調教師(栗東)

主な管理馬:
ローブデコルテ(2007年オークス)
ウインクリューガー(2003年NHKマイルC)
ビリーヴ(2002年スプリンターズSなど)


今週の主な登録馬:
マキシマムドパリ(クイーンS)
フィドゥーシア(アイビスSD)
ジャストフォーユー(不知火特別)


担当者:調教師情報部 元調教師Y

松元茂樹君は、日本大学を卒業した後、20代の頃は歌手をやっとって、1974年から親父さんの松元正雄厩舎で厩務員と調教助手をやっとって、その後は、トウカイテイオーやスティルインラブなどを育てた兄ちゃんの松元省一厩舎や、イソノルーブルなどを育てた清水久雄厩舎で腕を磨いとって、1992年に調教師の試験に受かって、1993年に自分の厩舎を開業しとりますな。
ちなみに、松元君の長男は競艇選手の松元弥佑紀(やすのり)君ですわ。
皆さんもよう知っとる通り、松元君は、ビリーヴを使った2002年のスプリンターズSと2003年の高松宮記念や、ウインクリューガーを使った2003年のNHKマイルCや、ローブデコルテを使った2007年のオークスなど、今までに、JRAでは6つのGIを含めて、重賞を30も勝っとりますし、その他にも、ラヴェリータで交流重賞を7つ勝っとりますな。
こういった結果を残せとるんは、省一さんや清水さんの厩舎で走る馬を間近で見てきた経験を、自分の厩舎でも十分に活かせとるからなんやろ。
そんで、松元君は、ビリーヴやウインクリューガーが活躍した2003年に、「25勝・9億0496万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどります。
せやけど、その後は一度もこの数字を超えられとりませんし、去年までの5年間も、
2012年→「19勝・獲得賞金3億9585万円」
2013年→「14勝・獲得賞金2億8322万円」
2014年→「21勝・獲得賞金3億0898万円」
2015年→「15勝・獲得賞金3億3069万円」
2016年→「20勝・獲得賞金2億9750万円」
っちゅうもんやから、松元君は、今の状況に納得しとらんやろうし、当然、「今年はとにかく稼がなアカン」と考えとるでしょうな。
そんで今年は、マキシマムドパリで愛知杯とマーメイドSを勝っとって、先週までの数字は「16勝・獲得賞金3億1777万円」と、もう去年の賞金を超えとるんやけど、2003年の賞金と比べると、まだまだ物足りん数字なんで、ワシが彼やったら、「もっと稼いで2003年の数字に近づけたい」と考えますわ。
そんな中、今週、松元君の厩舎は、
1着賞金3600万円のクイーンS→マキシマムドパリ
1着賞金3900万円のアイビスSD→フィドゥーシア
1着賞金1500万円の不知火特別→ジャストフォーユー
と、賞金の高い特別レースに全部で3頭を登録してきましたんで、賞金を上乗せするために、どの馬も全力で仕上げてくる筈やで。



2017/07/24
「もっと上位との差を詰めたい」と考えとる筈やから
中内田充正調教師(栗東)

主な管理馬:
グレイトパール(2017年平安S)
ヴゼットジョリー(2016年新潟2歳S)


今週の主な登録馬:
パールコード(クイーンS)
ダンシングワンダー(アイビスSD・佐世保S)
レインボーソング(ポプラ特別)
エクレアスパークル(北辰特別)


担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとるやろうけど、栗東トレセンから車で50分くらいのところにある「信楽牧場」(滋賀県甲賀市)が、中内田充正君の実家ですな。
彼の親父さんは、牧場の代表をやっとる中内田克二さんで、「競走馬育成協会」の理事もやっとります。
「信楽牧場」は、関西で一番古い育成牧場で、その他に運営しとる「ヒルサイドステーブル」は、同じ施設を使えるよう、「ノーザンファームしがらき」の中に馬房を置いとりますな。
中内田君は、高校生やった頃、アイルランドにホームステイして、そん時に、ヨーロッパの大学には競馬のことを教えてくれる学科があるっちゅうことを知って、向こうの高校に留学しとるんですわ。
それから、イギリスのウエストオックスフォード大学の馬学科に入って、生産や調教など馬のことを学んで、卒業してからは、アメリカのロバート・フランケル厩舎で働いとりましたな。
その頃のフランケル厩舎には、2003年のベルモントSを勝ったエンパイアメーカーとか、走る馬がぎょうさんおって、中内田君はその調教に乗っとったそうや。
日本に戻ってからは、2007年に競馬学校の厩務員課程を出て、2012年に調教師の試験に受かるまで、ずっと橋田満君(サイレンススズカ、アドマイヤベガ、アドマイヤグルーヴ、スズカマンボなどを管理)の厩舎で調教助手をやっとりました。
試験に受かった後、2014年に厩舎を開業するまで期間があったんで、中内田君はその間に、技術調教師として、藤原英昭君や角居勝彦君に、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとったんですわ。
そんで、初めの年は「7勝・獲得賞金1億7751万円」やったけど、一昨年は、「23勝・獲得賞金2億9681万円」と一気に数字を伸ばしとるし、去年は、ヴゼットジョリーを使った新潟2歳Sで初めて重賞を勝って、全体でも「31勝・獲得賞金5億0983万円」っちゅう数字を残しましたんで、イギリスとアメリカでの経験や、橋田君や藤原君や角居君の厩舎で教わったことをしっかり活かせとるんでしょうな。
で、今年に入ってからも中内田厩舎の勢いは続いとって、グレイトパールで平安Sを勝つなど、先週までに、「26勝・獲得賞金3億9236万円」っちゅう数字を残しとって、リーディングで7位に付けとります。
せやけど彼は、今の数字に決して満足しとらんとワシは見とるんですわ。
何せ、さっき書いた通りで、彼は、「実家が牧場で、馬のことを勉強するためにイギリスの大学に入って卒業した後は、アメリカの超名門牧場で修業」っちゅう、「競馬の英才教育」を受けとるんで、「少しでも早く、この世界で一番になりたい」と思っとる筈やけど、今の時点で、リーディングと賞金の両方で1位の池江厩舎(38勝・獲得賞金11億1832万円)に、勝ち星では「12」、賞金では「7億2596万円の差を付けられとるんやから。
せやから、今の中内田君は、「賞金の高い重賞や特別レースを勝って、少しでも差を詰めたい」と考えとる筈やし、1着賞金3600万円のクイーンSにパールコード、3900万円のアイビスサマーダッシュにダンシングワンダー(佐世保Sにも登録)、1500万円のポプラ特別にレインボーソング、1050万円の北辰特別にエクレアスパークルと、特別レースに4頭を登録しとる今週は、勝ってガッチリ賞金を稼ぐために、どの馬もメイチに仕上げてくる筈やで。


2017/07/24
「何が何でも勝たせる」という思いで
佐藤吉勝調教師(美浦)

主な管理馬:
カンファーベスト(2006年関屋記念など)

今週の主な登録馬:
キープレイヤー(アイビスSD)
レジーナフォルテ(アイビスSD)
ホザンナ(閃光特別)


担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、佐藤吉勝君は、桜花賞を勝ったタマミや、マイルCSを勝ったタカラスチールなどを育てた坂本栄三郎さんの厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしました。
乗り役時代の彼は、ネイティブボーイに乗った1984年の東京障害特別・春、タカラスチールに乗った1985年のクイーンC、タカラフラッシュに乗った1988年のラジオたんぱ賞と、重賞を3つ勝っていて、全部で80勝を上げていましたね。
そして佐藤君は、1998年に調教師の試験に受かって乗り役を引退して、1999年の3月に自分の厩舎を開業しました。
この年は5勝止まりでしたけど、2000年は9勝、2001年は10勝を上げて、5年目の2003年には、カンファーベストを使った朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つなど、全部で20勝を上げて、4億5495万円の賞金を獲得するという、開業してから一番の数字を残しています。
ただ、その後は、
2006年→11勝・獲得賞金2億8247万円
2007年→8勝・獲得賞金1億7585万円
2008年→5勝・獲得賞金1億0773万円
2009年→10勝・獲得賞金1億5993万円
2010年→10勝・獲得賞金1億2127万円
と書けば分かる通り、2003年と比べたら、明らかに物足りない数字が続いていましたし、その後も、
2011年→3勝・獲得賞金7209万円
2012年→6勝・獲得賞金1億1225万円
2013年→2勝・獲得賞金6487万円
2014年→9勝・獲得賞金1億1197万円
2015年→6勝・獲得賞金1億1640万円
2016年→4勝・獲得賞金7416万円
と、同じような状況が続いていますね。
ですから、今の佐藤君は、「このままではまずい」と思っているのでしょう。
また、今年に入ってから先週までの成績は、「4勝・獲得賞金7671万円」というもので、去年の数字は超えていますけど、今までで一番だった2003年と比べたら、全く満足できるものではありませんので、今週からは全力で巻き返しを狙ってくる筈です。
しかも佐藤君の厩舎は、カンファーベストを使った2006年の関屋記念から、もう11年近く重賞を勝てていませんので、私が彼の立場でしたら、「久々に重賞を勝って、厩舎に勢いを付けたい」と考えるでしょう。
そして彼は今週、1着賞金が3900万円のアイビスSDにキープレイヤーとレジーナフォルテ、1050万円の閃光特別にホザンナを登録していますので、「何が何でも勝たせる」という思いでどの馬もメイチに仕上げてくる筈ですから、最終追い切りの様子や、その後の馬の気配などを、念入りに確認したいところです。