「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/01/31
渋谷区の道玄坂に本社を構えていますわね
三木正浩氏

本業: 株式会社ABCマート 最高顧問

今週の主な登録馬:
ジャスティンカフェ(東京新聞杯)
ジャスティンエース(別府特別)

担当者:馬主情報部 馬主H

三木正浩オーナーは、東京都渋谷区の道玄坂に本社を構えて、靴の小売業などを手掛けている「株式会社ABCマート」の創業者でして、2007年の8月まで同社の代表取締役会長を務めていて、現在は最高顧問を務めていますの。

1955年、三重県伊勢市に生まれた三木オーナーは、名古屋市立享栄高校から、東邦学園短期大学に進学して、ここを卒業してから、ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売などを手掛けている「スクエアツウ・ジャパン株式会社」に入社しましたわ。

それから3年後、同社を退社した三木オーナーは、1985年に、「ABCマート」の前身となる「株式会社国際貿易商事」を東京都新宿区で設立しましたの。

1986年、買い付けのためにロンドンを訪れていた三木オーナーは、ブーツのブランド「HAWKINS(ホーキンス)」と日本の代理店契約を結んで、それからは、同社の靴を低価格で販売し大ヒットさせていましたわ。

1987年、東京都荒川区に移転した「株式会社国際貿易商事」は、社名を「株式会社インターナショナル・トレーディング・コーポレーション」に変更して、それから、1990年に靴の小売業を始めるため、「有限会社ABCマート」を設立して、初出店した「上野アメ横店」では、1店舗だけで年商25億円を売り上げていましたの。

三木オーナーは、その後も、

1991年→アメリカのスケートボード靴メーカー・「Vans(バンズ)」と国内総代理店契約を締結
1994年→「Vans」の国内商標使用契約を締結
1995年→「HAWKINS」の商標権を完全取得
1997年→「有限会社ABCマート」を改組し、「株式会社ABCマート」に商号変更
2000年→ジャスダックに上場
2002年→東証一部に上場
2004年→「株式会社エス・ジー・シューズ・カンパニー」を吸収合併

といった形で急速に事業を拡大させて、現在、「ABCマート」は、連結の売上高が「2439億4600万円」(2022年2月期)を記録するほどの大企業に成長していますので、一代でこの礎を築いた三木オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょうね。

馬主としての三木オーナーは、2019年からJRAで馬を走らせていて、この年の10月19日(土)には、オーナーにとって馬主デビューだった新馬戦で、ジャスティンリーチが見事に初勝利を飾っていましたの。

そして、2020年は未勝利に終わったものの、一昨年は、ジャスティンロックを出走させた京都2歳Sで初めての重賞勝ちを飾るなど、15勝を上げて、獲得賞金は「1億9962万円」と、一気に成績を伸ばしていましたわね。

更に昨年は、エリカヴィータでフローラSを制し、ジャスティンパレスで神戸新聞杯を制するなど、キャリアハイとなる20勝を上げて、過去最高となる「4億3535万円」の賞金を獲得していますの。

ただ、今年の1月は、「11戦1勝」という戦績で、獲得賞金は「1770万円」と、昨年の5%にも達していませんから、現在の三木オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょうね。

また、三木オーナーは、2019年から「競走馬セール」に参加していまして、昨年までの3年間は、

■2019年
「セレクトセール」と「HBAセレクションセール」で、計6頭を総額4億6860万円(税込)で落札

■2020年
「HBAセレクションセール」と「HBAサマーセール」で、計4頭を総額1億1935万円(税込)で落札

■2021年
「セレクトセール」と「HBAサマーセール」で、計13頭を総額9億3115万円(税込)で落札

と、計23頭を総額15億1910万円で落札していましたし、昨年は、国内で、

■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
4頭を2億5520万円(税込)で落札

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を6820万円(税込)で落札

と、計5頭を総額3億2340万円(税込)で落札している上、私が確認したところ、9月12日(月)から23日(金)まで開催された「キーンランド・セプテンバー・イヤリングセール」(アメリカ・ケンタッキー州)でも、3頭を122万ドル(約1億7434万円)で落札していましたわ。

当然、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在は、「早めに落札資金を確保しておきたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の東京新聞杯にジャスティンカフェ、1着賞金が1550万円(同1240万円)のペップ特別にジャスティンエースを登録していますので、私が三木オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわね。

2023/01/31
「初めての1位」は2005年でした
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
インダストリア(東京新聞杯)
プレサージュリフト(東京新聞杯)
フラーレン(アルデバランS)
ヴァンランディ(関門橋S)
フィリオアレグロ(早春S)
コナコースト(エルフィンS)
クラーベドラド(由布院特別)
アトモストリミッツ(かささぎ賞)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、以前から皆様もよくご存知のことでしょう。

吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタや、2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴルや、2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナや、2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテや、2019年と一昨年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラックといった名前が挙げられます。

同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。

更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、

2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝)

と記せば分かる通り、5年連続で「馬主リーディング1位」となっており、一昨年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、グランアレグリアでヴィクトリアマイルとマイルCS、シャフリヤールでダービー、クロノジェネシスで宝塚記念を制するなど、GIの5勝を含めて重賞を15勝し、過去最高を記録した2020年に次ぐ賞金を獲得しております。

更に昨年も、

1位:サンデーレーシング→121勝・獲得賞金35億3084万円
2位:シルクレーシング→126勝・獲得賞金33億0499万円
3位:キャロットファーム→94勝・獲得賞金26億6432万円
4位:社台レースホース→99勝・獲得賞金25億3780万円

と記せば分かる通り、定位置の「1位」を確保しましたが、勝利数では2位に5勝差を付けられてしまいました。

当然、今年はクラブの関係者全員が、「賞金だけではなく、勝利数でも1位になりたい」と考えている筈であり、実際、1月は「12勝・獲得賞金2億5559万円」という成績を残し、勝利数と賞金のどちらもトップの数字です。

しかし、勝利数では同じく12勝の「キャロットファーム」に並ばれており、賞金も、重賞を2勝した「社台レースホース」が「2億3808万円」を獲得しており、決して「セーフティーリード」とは言えません。

それ故、現在はクラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを可能な限り多く勝ちたい」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、

1着賞金4100万円(馬主の取り分は3280万円)の東京新聞杯
インダストリアとプレサージュリフト

1着賞金2200万円(同1760万円)のアルデバランS
フラーレン

など、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2023/01/31
東京大学の卒業生で、「公認会計士」と「税理士」の資格を有しております
吉木伸彦氏

本業: 株式会社ビジネストラスト 代表取締役

今週の主な登録馬:
ノーブルライジング(きさらぎ賞)
ノーブルシルエット(アルデバランS)

担当者:馬主情報部 馬主N

吉木伸彦オーナーの本業は、「東京メトロ千代田線・赤坂駅」(東京都港区)のすぐそばに本社を構え、会計ソフトの開発、会計・経営管理システムの構築、及びコンサルティングなどを行っている、「株式会社ビジネストラスト」の代表取締役社長です。

東京大学の法学部を卒業してから、「農林中央金庫」と「太田昭和監査法人」(現・新日本監査法人)に勤務しており、「公認会計士」と「税理士」の資格を有している吉木オーナーが、1990年、コンサルティング業務を行うために設立した「株式会社ビジネストラスト」は、その後、会計システムの開発に取り掛かり、

1996年→連結財務諸表作成ソフトの「連結大王」を発売
2000年→時価会計ソフトの「時価大王」を発売
2009年→金融商品時価算定システムの「エイペックス」を発売
2011年→大王シリーズの後継製品・「BTrex(ビーティーレックス)」シリーズを発売

といった形で次々とヒット商品を世に送り出しておりました。

そして現在は、赤坂の本社に加えて、「大阪支社」と「名古屋支社」と「長野営業所」と「BT新宿システムセンター」を擁し、クライアント数は、「旭化成株式会社」、「株式会社サイゼリヤ」、「新関西国際空港株式会社」、「日本電気株式会社(NEC)」、「三菱重工業株式会社」、「株式会社星野リゾートホールディングス」、「吉本興業ホールディングス株式会社」といった約400社の上場企業を含む、約800社まで増えております。

また、吉木オーナーは、「株式会社ビジネストラスト」の他に、

「健繊(けんせん)株式会社」→健康肌着の製造販売
「株式会社トラストアンドカンパニー」→テレビショッピングや新聞通販、ECサイトの運営
「株式会社ドクターヨシキスキンケア」→オリジナル化粧品の企画・開発
「和宏体育施設株式会社」→テニスコートやサッカー場、野球場等の屋外体育施設を施工管理

など、8つのグループ会社を傘下に収めている、「株式会社ヨシキホールディングス」の代表取締役も務めておりますので、これらを率いている吉木オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言える筈です。

馬主としての吉木オーナーは、2011年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに100頭近くを所有しており、2018年までの8年間は、

2011年→0勝・獲得賞金880万円
2012年→2勝・獲得賞金1534万円
2013年→2勝・獲得賞金2457万円
2014年→4勝・獲得賞金3464万円
2015年→2勝・獲得賞金4249万円
2016年→9勝・獲得賞金1億0868万円
2017年→7勝・獲得賞金1億2004万円
2018年→5勝・獲得賞金1億7403万円

と記せば分かる通り、獲得賞金が右肩上がりとなっておりました。

しかし、その後は、

2019年→2勝・獲得賞金9534万円
2020年→0勝・獲得賞金7273万円
2021年→7勝・獲得賞金9931万円
2022年→4勝・獲得賞金6997万円

という形で数字が伸び悩んでいるため、今年の吉木オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。

また、吉木オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1100万円で落札

■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を1144万円で落札

と、計3頭の落札に2244万円を投じております。
(落札価格は全て税込表記)

当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のきさらぎ賞にノーブルライジング、1着賞金2200万円(同1760万円)のアルデバランSにノーブルシルエットを登録しておりますので、私が吉木オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

また、吉木オーナーは、先述した通り、2011年からJRAで馬を走らせており、既に馬主キャリアが10年を超えておりますが、まだ重賞を勝てておりませんので、きさらぎ賞のノーブルライジングには、「ここで初の重賞勝ちを」という思いも込められているのでしょう。

2023/01/31
2022年9月期の連結売上高は「1445億4600万円」でした
寺田千代乃氏

本業: アート引越センター株式会社 名誉会長

今週の主な登録馬:
マテンロウオリオン(東京新聞杯)
マテンロウスパーク(アルデバランS)

担当者:馬主情報部 馬主M

寺田千代乃オーナーは、以前、「アート引越センター株式会社」の代表取締役社長を務めておりましたが、2019年の12月20日(金)、オーナーの長男であり、副社長を務めていた寺田政登(まさと)氏が社長に就任したため、現在の役職は名誉会長です。

1968年、「寺田運輸」として創業された同社は、1976年、社内に「アート引越センター事業部」を設置し、翌年、その事業部を「アート引越センター株式会社」として独立させました。

それ以降は、「あなたの町の0123」という覚えやすいメロディが流れるテレビやラジオのCMや、イメージキャラクターに「ドラえもん」を起用するなどの広告戦略で、子供からお年寄りまで幅広い層に認知されるようになり、1990年には、事業の多角化に伴い、「アートコーポレーション株式会社」に名称を変更しております。

その後の同社は、引っ越し関連の事業に加え、輸入車の販売やメンテナンス関連の事業を展開し、

■「アートバンライン株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は商業輸送

■「アートプランニング株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業はマンションや戸建ての分譲

■「アートプラス株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は家電製品や輸入車の販売

■「アートチャイルドケア株式会社」(東京都品川区)
主な事業は保育施設の運営

といった系列企業を有するまでに成長したことから、引越事業が中核であることを明確にするため、昨年の1月1日(土)付けで、1990年まで使用していた「アート引越センター株式会社」に社名を戻しました。

なお、2022年9月期の決算は、「連結売上高1445億4600万円」、「67億4100万円」となっており、現在はグループ全体で6000名以上の従業員を雇用しておりますので、同社を創業から一代で大きく成長させた寺田オーナーのことは、非常に多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めていることでしょう。

余談ですが、2003年には、寺田オーナーの半生をモデルに、「おしどり夫婦が引越業で成功をつかむストーリー」を描いた、「あなたの人生お運びします」という、藤原紀香さんが主演のテレビドラマが、TBS系列で放送されました。

そして馬主としての寺田オーナーは、確か1997年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のマーメイドSを制したディアチャンスや、2011年の中山大障害で2着となったディアマジェスティなどが挙げられます。

2018年の寺田オーナーは、京都牝馬Sと阪神牝馬SとターコイズSを制したミスパンテールの活躍などにより、「11勝・獲得賞金3億1734万円」という過去最高の成績を残していた上、2019年も、リオンリオンで青葉賞とセントライト記念、マイスタイルで函館記念を制するなど、8勝を上げ、「2億8486万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後の2年間は、

2020年→7勝・獲得賞金9802万円
2021年→9勝・獲得賞金1億7098万円

と、数字が伸び悩んでしまったため、昨年の寺田オーナーは、「必ず巻き返したい」という思いを強く抱いていたのでしょう。

実際、昨年は、マテンロウオリオンでシンザン記念、マテンロウレオできさらぎ賞を制するなど、10勝を上げ、前年を大きく上回る「3億1190万円」の賞金を獲得しております。

当然、今年のオーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えている筈です。

また、寺田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、

■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
5頭を1億9140万円で落札

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3300万円で落札

と、計6頭に2億2440万円を投じております。
(落札金額は全て税込)

当然、昨年の状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の東京新聞杯にマテンロウオリオン、1着賞金2200万円(同1760万円)のアルデバランSにマテンロウスパークと、2頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が寺田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。