「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2020/05/25
新冠にある生産牧場の代表も務めております
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
コルテジア(ダービー)
エントシャイデン(安土城S)

※ノースヒルズの所有馬
カバジェーロ(葵S)
バーンスター(東大路S)

※前田晋二オーナーの所有馬
コントレイル(ダービー)
ディープボンド(ダービー)

※前田幸貴オーナーの所有馬
ビアンフェ(葵S)


担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2019年3月期」の売上高は「170億円」という、素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に25の支店を構えており、2000名を超える従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
なお、2017年には、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設し、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
そして馬主としての前田オーナーは、確か1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックや、2016年のJBCクラシックを制したアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しております。
しかし、その後は一度も2011年の数字を超えられていない上、昨年までの3年間も、
2017年→18勝・獲得賞金6億0804万円
2018年→24勝・獲得賞金5億5115万円
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
と記せば分かる通り、勝ち星と賞金のどちらも物足りない数字に留まっておりました。
そして、今年は先週までに9勝を上げているものの、獲得賞金が「2億9767万円」と、まだ2011年の2割ほどであるため、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で国内外の「競走馬セール」に参加しており、私が確認したところ、昨年は、
■国内
7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を5292万円(税込)で落札
8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→5頭を6458万円(税込)で落札
9月17日(火)~18日(水)の「HBAセプテンバーセール」→1頭を2063万円(税込)で落札
■海外
3月12日(火)~13日(水)の「OBSマーチセール」→1頭を24万ドル(約2664万円)で落札
9月9日(月)~21日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」→2頭を138万5千ドル(約1億4820万円)で落札
10月8(火)~10日(木)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール」→1頭を8万ギニー(約1100万円)で落札
と、計12頭を約3億2397万円で落札しておりました。
更に今年も、私が確認しているだけで、3月17日(火)~18日(水)の「OBSマーチセール」に於いて、1頭を27万5千ドル(約2943万円)で落札しております。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、今後の「競走馬セール」に於いても、多くの馬を落札する筈であり、現在は、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、「ノースヒルズ」名義の所有馬を含め、1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)のダービーにコルテジア、1着賞金3800万円(同3040万円)の葵Sにカバジェーロ、1着賞金2500万円(同2000万円)の安土城Sにエントシャイデン、1着賞金1820万円(同1456万円)の東大路Sにバーンスターを登録してきましたので、私が前田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
なお、今週は、前田オーナーの弟であるため、「完全に財布が同じ」と言える前田晋二オーナーも、1着賞金2億円(同1億6000万円)のダービーにコントレイルとディープボンドを登録しており、前田オーナーのご子息であるため、やはり「完全に財布が同じ」と言える前田幸貴オーナーも、1着賞金3800万円(同3040万円)の葵Sにビアンフェを登録しておりますので、この馬達も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。


2020/05/25
昨年は65億円以上を投じておりました
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
ダーリントンホール(ダービー)
アフリカンゴールド(目黒記念)
ケープコッド(葵S)
プリディカメント(安土城S)
ロケット(安土城S)
サヴィ(欅S)
ゴールドスミス(むらさき賞)
ソロフレーズ(むらさき賞)
モンテグロッソ(むらさき賞)
エンダウメント(東大路S)
ショートストーリー(東大路S)
チャチャチャ(東大路S)
ブルーエクセレンス(青嵐賞)
スピンドクター(與杼特別)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆様と同じく、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記します。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」を本部としており、以前から、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有していた上、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模を徐々に拡大しており、現在では、道内に7つの牧場を所有しております。
その上、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役に迎え入れておりますので、「これまで以上に日本での活動に力を入れてきた」と見るべきでしょう。
なお、JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせ始め、同年は、出走頭数が少なく3勝に終わったものの、翌年以降は順調に数字を伸ばしており、昨年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という成績を記録し、特に昨年は、初の100勝超えを達成し、獲得賞金も20億円の大台に乗せておりました。
そして、今年に入ってからもその勢いは続いており、先週までの成績は「48勝・獲得賞金7億5317万円」と、昨年の同時期(5月4週目まで)の「43勝・獲得賞金7億1624万円」を上回っておりますが、モハメド殿下は、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」の名義などで馬を落札する機会が非常に多く、昨年は、私が確認しているだけで、
■8月17日(金)~19日(月)の「アルカナ・イヤリングセール」(フランス)
計8頭を495万ユーロ(約5億7915万円)で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」(日本)
計4頭を5378万円(税込)で落札
■9月9日(月)~21日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」(アメリカ)
計10頭を1600万ドル(約17億1200万円)で落札
■10月8日(火)~10日(木)「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール・ブック1」(イギリス)
計19頭を1757万5000ギニー(約25億3256万円)で落札
など、約65億3480万円を投じて50頭を落札していた上、今年も、私が確認しているだけで、
■1月8日(水)~14日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア)
計6頭を301万豪ドル(約2億2575万円)で落札
■2月9日(日)~11日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア)
計3頭を44万5000豪ドル(約3249万円)で落札
と、既に計9頭を約2億5824万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、今後の「競走馬セール」に於いても、多くの馬を落札する筈であり、現在は、「落札資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)のダービー→ダーリントンホール
1着賞金5700万円(同4560万円)の目黒記念→アフリカンゴールド
1着賞金3800万円(同3040万円)の葵S→ケープコッド
1着賞金2500万円(同2000万円)の安土城S→プリディカメントとロケット
と1着賞金2200万円(同1760万円)の欅S→サヴィ
など、計14頭を特別レースに登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出す筈です。


2020/05/25
400社ほどの上場企業が取引先です
吉木伸彦氏

本業: 株式会社ビジネストラスト 代表取締役

今週の主な登録馬:
ノーブルマーズ(目黒記念)

担当者:馬主情報部 馬主N

皆様もよくご存知の通り、吉木伸彦オーナーの本業は、「東京メトロ千代田線・赤坂駅」(東京都港区)のすぐそばに本社を構え、会計ソフトの開発、会計・経営管理システムの構築、及びコンサルティングなどを行っている、「株式会社ビジネストラスト」の代表取締役です。
東京大学の法学部を卒業してから、農林中央金庫と太田昭和監査法人(現・新日本監査法人)に勤務していた吉木オーナーが、1990年、コンサルティング業務を行うために設立した「株式会社ビジネストラスト」は、その後、会計システムの開発に取り掛かり、
1996年→連結財務諸表作成ソフトの「連結大王」を発売
2000年→時価会計ソフトの「時価大王」を発売
2009年→金融商品時価算定システムの「エイペックス」を発売
2011年→大王シリーズの後継製品・「BTrex(ビーティーレックス)」シリーズを発売
といった形で次々とヒット商品を世に送り出し、順調に事業規模を拡大しております。
そして現在では、赤坂の本社に加えて、「大阪支社」(大阪市中央区)、「名古屋支社」(名古屋市中区)、「長野営業所」(長野市栗田)を擁し、クライアント数は、「日本電気(NEC)」や「荏原製作所」や「株式会社サイゼリヤ」や「株式会社サイバーエージェント」や「日本KFCホールディングス株式会社」など、400社ほどの上場企業を含む約800社まで増えておりますので、同社を率いている吉木オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言える筈です。
馬主としての吉木オーナーは、確か2011年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しており、一昨年までの5年間は、
2014年→4勝・獲得賞金3464万円
2015年→2勝・獲得賞金4249万円
2016年→9勝・獲得賞金1億0868万円
2017年→7勝・獲得賞金1億2004万円
2018年→5勝・獲得賞金1億7403万円
と、順調に成績を伸ばしており、特に一昨年は、過去最高の賞金を獲得しておりました。
しかし昨年は、「2勝・獲得賞金9534万円」と、前年を大きく下回っております。
そして、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までが「39戦0勝・獲得賞金3110万円」という成績に留まっているため、現在のオーナーは、「早く今年の初勝利を上げたい」、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」」と考えているのでしょう。
また、吉木オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を2160万円で落札
■7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を864万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→3頭を2311万円で落札
■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」→1頭を473万円で落札
と、計6頭を総額5808万円で落札しておりました。
(落札価格は全て税込表記)
ただ、「HBAオータムセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「4717万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「3774万円」となるため、落札に要した資金を、まだ6割ほどしか回収できておりません。
当然、現在のオーナーは、「早急に落札資金の回収を終えたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)の目黒記念にノーブルマーズを登録しておりますので、私が吉木オーナーであれば、同馬を預けている宮本先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
また、吉木オーナーは、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「ここで初の重賞勝ちを」という思いも込められていると私は見ております。


2020/05/25
「フェニックス・シーガイア・リゾート」などを傘下に収めております
里見治(はじめ)氏(馬主名義は株式会社サトミホースカンパニー)

本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長グループCEO

今週の主な登録馬:
サトノインプレッサ(ダービー)
サトノフラッグ(ダービー)
サトノクロニクル(目黒記念)
サトノグラン(薫風S)


担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、里見治(はじめ)オーナーは、2016年の3月まで「セガサミーホールディングス株式会社」(東証1部上場)の代表取締役会長兼社長を務めておりましたが、同年の4月1日(土)付けで、長男の治紀(はるき)氏が代表取締役社長グループCOOに就任したことにより、現在の役職は代表取締役会長グループCEOとなっております。
「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで有名な「サミー株式会社」や、ゲームソフトの開発・販売を手掛け、アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の「株式会社セガ」や、宮崎県にある日本有数の複合施設・「フェニックス・シーガイア・リゾート」などを傘下に収めており、2020年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「3665億9400万円」という素晴らしい数字を記録しておりました。
したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めているのでしょう。
馬主としては、確か1992年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭以上を所有しており、2016年までの4年間は、
2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円
という、「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。
しかし、昨年までの3年間は、
2017年→39勝・獲得賞金11億8722万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
と記せば分かる通り、賞金が伸び悩んでいた上、今年に入ってからも悪い流れは続いており、先週までの獲得賞金が「4億1614万円」と、まだ2016年の3割ほどに留まっておりますので、現在の里見オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、里見オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、昨年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた同セールに於いて、「ベルワトリングの2018」(父キングカメハメハ)を2億7000万円(税込)で落札するなど、計8頭を総額9億5040万円(税込)で落札しておりました。
ただ、「セレクトセール」が終了してから先週までに獲得した賞金は「8億2027万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「6億5622万円」となるため、落札に要した資金を、まだ7割ほどしか回収できておりませんので、現在のオーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)のダービーにサトノインプレッサとサトノフラッグ、1着賞金5700万円(同4560万円)の目黒記念にサトノクロニクル、1着賞金1820万円(同1456万円)の薫風Sにサトノグランと、計4頭を特別レースに登録しておりますので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出す筈です。