「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2019/09/02
自動車部品の製造と販売などを手掛けております
栗本博晴氏

本業: 株式会社ジェイ・アール・ピー 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
クリノガウディー(京成杯AH)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、栗本博晴オーナーは、少し前まで、ラジコン用バッテリーの輸入販売や、船舶売買の仲介などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役を務めておりましたが、現在は、奈良県大和高田市に本社を構え、自動車部品の再生製品の製造と販売などを手掛ける「株式会社ジェイ・アール・ピー」の代表取締役会長を務めております。
1999年に創業された同社は、現在の取引先に、「陸上自衛隊」や「三菱自動車ロジテクノ株式会社」や「オリックス自動車株式会社」などが名を連ね、本社以外にも、札幌、東北(宮城県仙台市)、関東(埼玉県さいたま市)、中部(愛知県名古屋市)、近畿(奈良県大和高田市)、中国(広島県広島市)、福岡と7つの営業所を構え、私が確認したところ、年間の売上高は11億円を記録しております。
そして馬主としての栗本オーナーは、確か1996年にJRAの個人馬主資格を取得し、現在までに300頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2013年のアルゼンチン共和国杯を制したアスカクリチャンが挙げられるでしょう。
一昨年の栗本オーナーは、20勝を上げて、過去最高となる「3億4742万円」の賞金を獲得しておりました。
ただ、昨年は、「16勝・獲得賞金2億9965万円」と、成績が伸び悩んでいた上、今年に入ってから先週までは、「8勝・獲得賞金1億8138万円」と、昨年のペースを大きく下回っておりますで、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、栗本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」→計3頭を2700万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→計5頭を2247万円で落札
と、計8頭を総額4947万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、これまでの参加状況を踏まえると、これから行われる競走馬セールでも、何頭かを落札する可能性が高いため、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の京成杯AHにクリノガウディーを登録しておりますので、私が栗本オーナーであれば、同馬を預けている藤沢則雄先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、栗本オーナーは、アスカクリチャンで2013年のアルゼンチン共和国杯を制してから、6年近くも重賞を勝てておりませんので、今回は、「久々に重賞を勝ちたい」という思いも込められている筈です。


2019/09/02
慶応大学を卒業した後、「野村證券」で働いていました
ミルファーム

本業: 競走馬の生産と育成

今週の主な登録馬:
ストーミーシー(京成杯AH)
カップッチョ(アスター賞)


担当者:馬主情報部 育成牧場長G

皆さんもよく知っていると思いますが、浦河にある「ミルファーム」は、できたのが1996年という、どちらかと言えば新しい牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を荻伏の方に向かって進み、「日高スタリオンステーション」の前を通り過ぎて、「エネオス」のガソリンスタンドがあるT字路を右に曲がり、それから2キロくらい走ると右側に見えてきますね。
代表の清水敏さんは、1988年に慶応大学の法学部を卒業した後、「野村證券」の岐阜支店や大阪支店の事業法人部で働いて、そこを辞めた後は、1994年から3年ほど「ビッグレッドファーム」で働いて、それから自分の牧場「ミルファーム」を立ち上げたという、牧場主としては珍しい経歴の持ち主で、今は、牧場を切り盛りしながら、「JAひだか東」の理事と、「福島馬主協会」の参与もやっていますから、周りから頼りにされているのでしょう。
今の「ミルファーム」は、浦河に「本場」と「向別厩舎」を、千葉県の市原市に「千葉育成厩舎」を構えていて、今までに300頭くらいを生産しています。
この中で代表的な存在と言えば、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンが真っ先に挙げられますね。
「ミルファーム」は、確か2003年にJRAの馬主資格を持つ「オーナーブリーダー」になっていて、2016年は、15勝を上げて、「2億9432万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいました。
でも、一昨年と去年は、
2017年→15勝・獲得賞金2億7978万円
2018年→13勝・獲得賞金2億7371万円
と、2016年の賞金を下回っていますので、今年は、代表の清水さんをはじめ、「ミルファーム」の関係者全員が、「2016年の賞金を超えたい」と気合いを入れている筈です。
実際、先週までに「10勝・獲得賞金2億0498万円」と、去年の同じ時期(9月2日まで)の「9勝・獲得賞金1億8109万円」を上回っていますが、この状況に満足しないで、これからも全力で稼ぎにくるでしょう。
何故なら、「ミルファーム」は、生産馬だけで十分な頭数を確保できるのですが、「競走馬セール」にも参加することが多くて、去年は、
■「HBAサマーセール」→19頭を3445万2000円で落札
■「HBAオータムセール」→8頭を1620万円で落札
と、計27頭を5065万2000円で落札していた上、今年も、8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」で、18頭を4968万円(税込)で落札していますからね。
もちろん、去年のことを踏まえると、これから行われる「競走馬セール」にも参加する筈ですから、今は牧場の関係者全員が、「今の内に落札資金を稼いでおきたい」と考えているのでしょう。
そういう中で、今週は、1着賞金が3900万円の京成杯AHにストーミーシー、1000万円のアスター賞にカップッチョを登録していますので、私が関係者でしたら、前者を預けている斎藤誠先生と、後者を預けている高市圭二先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
それに、「ミルファーム」は、さっき書いた通り、生産した馬では重賞を勝っていますけど、まだ持ち馬では重賞を勝てていませんから、京成杯AHのストーミーシーには、「初めての重賞勝ちを」という思いも込められている筈ですよ。


2019/09/02
現在の代表は吉田照哉氏の長男です
社台レースホース

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
トロワゼトワル(京成杯AH)
アンヴァル(セントウルS)
スクエアフォールド(習志野特別)
ジャストコーズ(鳥取特別)


担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つで、現在、クラブの代表取締役を務めている吉田哲哉氏は、「社台グループの総帥」こと、社台ファームの代表・吉田照哉氏の長男です。
1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1986年のダービーなどを制したダイナガリバー、1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイ、1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェロー、2003年のダービーなどを制したネオユニヴァース、2004年の桜花賞などを制したダンスインザムード、2005年の有馬記念などを制したハーツクライなどが挙げられます。
そして、この馬達などの活躍によって、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年の4年間も、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりました。
しかし、一昨年までの4年間は、
2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
という形で獲得賞金が伸び悩んでおり、「馬主リーディング」は4年続けて3位に留まっていた上、昨年は、
1位:サンデーレーシング→152勝・獲得賞金35億4845万円
2位:シルクレーシング→118勝・獲得賞金30億8921万円
3位:キャロットファーム→117勝・獲得賞金26億8078万円
4位:社台レースホース→92勝・獲得賞金20億5339万円
と、記せば分かる通り、前年より順位を一つ落とし、「リーディング4位」に終わっておりました。
その上、今年に入ってから先週までの「馬主リーディング」は、
1位:サンデーレーシング→79勝・獲得賞金23億7907万円
2位:キャロットファーム→85勝・獲得賞金20億1408万円
3位:シルクレーシング→55勝・獲得賞金14億4758万円
4位:社台レースホース→75勝・獲得賞金14億3848万円
と書けば分かる通り、1位の「サンデーレーシング」に「9億4059万円」、2位の「キャロットファーム」に「5億7560万円」と、大きな差を付けられているため、現在は「社台レースホース」の関係者全員が、「上との差を詰めるため、とにかく賞金の高いレースを勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、同クラブは、計90頭の「2019年度募集馬」(現1歳世代)のラインナップを発表しており、6月3日(月)に詳細を記したパンフレットを発送し、それから出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは77頭であり、「募集停止」となった3頭を除く残りの10頭は、まだ出資を受け付けております。
そのため、現在は「社台レースホース」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの10頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、賞金の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、「社台レースホース」は、今週、
1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の京成杯AH→トロワゼトワル
1着賞金5900円(同4720万円)のセントウルS→アンヴァル
1着賞金1500万円(同1200万円)の習志野特別→スクエアフォールド
1着賞金1500万円(同1200万円)の鳥取特別→ジャストコーズ
と、計4頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2019/09/02
背が高くなりすぎたため、騎手を諦めたそうです
鈴木隆司氏

本業: 鈴木眼科クリニック 院長

今週の主な登録馬:
カレンブーケドール(紫苑S)

担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、鈴木隆司オーナーの本業は、「JR六甲道駅」(兵庫県神戸市灘区)から徒歩3分ほどの場所にある、「鈴木眼科クリニック」の院長です。
このクリニックでは、「コンタクトレンズを装着するための検査」や、「結膜炎の治療」といった一般的な眼科診察だけではなく、「緑内障手術」や、レーザーで治療する「網膜光凝固術」や、日帰りの「白内障手術」も受けられる上、「木曜日を除く平日は午後7時まで」という利用しやすい診察時間となっておりますので、近隣の方にとっては「必要不可欠な存在」と言える筈であり、その院長を務めている鈴木オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
ちなみに鈴木オーナーは、幼い頃に騎手を目指していたものの、背が高くなり過ぎたため、その道を断念したそうです。
しかし、「競馬に関わりたい」との思いを捨て切れず、「馬主になる」と決意したそうで、その夢を、まず一口馬主として叶えていたものの、やはり「自分の馬が欲しい」という思いが次第に強まり、1998年にJRAの個人馬主資格を取得しております。
そして、実際にJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2000年のことで、それから現在までに50頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2011年のスプリンターズSや2012年の高松宮記念など、重賞を5勝したカレンチャンと、2012年のNHKマイルCや毎日王冠など、同じく重賞を5勝したカレンブラックヒルなどが挙げられるでしょう。
2012年の鈴木オーナーは、この2頭の活躍などにより、「13勝・獲得賞金4億9116万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、それから昨年までは、
2013年→12勝・獲得賞金1億8975万円
2014年→9勝・獲得賞金2億2773万円
2015年→9勝・獲得賞金2億5166万円
2016年→7勝・獲得賞金1億8242万円
2017年→7勝・獲得賞金1億0892万円
2018年→8勝・獲得賞金1億1327万円
と、物足りない成績に終わっているため、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と願っている筈であり、実際、先週までに「9勝・獲得賞金1億9112万円」という成績を残し、既に昨年の数字を上回っております。
ただ、鈴木オーナーは、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、オーナーは、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、今年も既に、
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」→1頭を4860万円で落札
■7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を2376万円で落札
と、2頭を総額7236万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込表記)
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈であり、こういった中、今週は、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の紫苑Sにカレンブーケドールを登録してきましたので、私が鈴木オーナーであれば、同馬を預けている国枝先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。