「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2019/07/29
今は2代目の俊哉さんが社長です
フジワラ・ファーム

本業: 競走馬の生産

今週の主な登録馬:
アッシェンプッテル(レパードS)
シャフトオブライト(筑後川特別)


担当者:馬主情報部 生産者S

「桜の名所」として有名な「静内二十間道路」や、「千代田牧場」のすぐ近くにあって、青い看板が目印の「フジワラ・ファーム」は、先代の藤原昭三さんが1958年に設立した老舗の生産牧場で、今の社長は2代目の俊哉さんです。
ここは今までに、1975年の菊花賞を勝ったコクサイプリンスや、2000年のフェブラリーSとジャパンCダートを勝ったウイングアローや、2017年の桜花賞を勝ったレーヌミノルなどを出していますし、今年の毎日杯を勝ったランスオブプラーナと、ニュージーランドTとユニコーンSを勝ったワイドファラオもここの生産馬なんですよ。
俊哉さんが社長になってからは、少し離れたところに、1周が600mの屋根付きコースや、長さが1200mもある立派な坂路コースを備えている育成場(新冠郡新冠町万世)を作るなど、どんどん規模を大きくしていますね。
そうそう、「フジワラ・ファーム」は、元々、先代の昭三さんの名義で持ち馬を走らせていたオーナーブリーダーで、2002年頃からは、今の名義で持ち馬を走らせていて、2010年には、5勝を上げて、今までで一番多い「1億0516万円」を稼いでいました。
でも、一度に所有する頭数が少ないので、あまり多く勝っていませんし、去年までの3年間も、
2016年→5勝・獲得賞金5291万円
2017年→6勝・獲得賞金6403万円
2018年→3勝・獲得賞金7019万円
という数字に留まっていますね。
そのため、社長の俊哉さんをはじめとした牧場の関係者全員が、「今年は必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
実際、今年に入ってから先週までは、「5勝・獲得賞金7239万円」という成績で、去年の同じ時期(7月29日まで)の「3勝・獲得賞金6075万円」を上回っています。
ただ、このままだと、2010年の数字の賞金を上回れるかどうかが微妙なので、私が「フジワラ・ファーム」の関係者でしたら、間違いなく、「もっと稼ぐために賞金の高いレースを勝ちたい」とも考えている筈です。
また、「フジワラ・ファーム」は、毎年、「競走馬セール」に生産馬を上場していて、去年までの3年間は、
■2016年
「HBAセレクションセール」に1頭を上場して4212万円で売却
■2017年
「HBAセレクションセール」に1頭を上場して5724万円で売却
■2018年
「HBAセレクションセール」と「HBAサマーセール」に4頭を上場して、3頭を総額6156万円で売却(1頭が主取)
という形で、計5頭を総額1億6092万円で売却していましたし、今年も、7月16日(火)の「HBAセレクションセール」で、1頭を3456万円で売却しています。
それに、8月19日(月)~22日(木)に行われる今年の「HBAサマーセール」にも2頭を上場しますから、きっと今は牧場の関係者全員が、「生産馬をもっと活躍させて、牧場の名前をアピールしておきたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードSにアッシェンプッテル、1着賞金1050万円(同3200万円)の筑後川特別にシャフトオブライトを登録していますので、私が「フジワラ・ファーム」の関係者でしたら、前者を預けている奥村豊先生と、後者を預けている北出成人(よしひと)先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
また、馬主としての「フジワラ・ファーム」は、まだ重賞を勝てていませんので、レパードSにアッシェンプッテルには、「ここで初めての重賞勝ちを」という思いも込められている筈ですよ。


2019/07/29
13の診療所と2ヶ所の研究所を設立しております
浅沼廣幸氏

本業: 医療法人社団廣仁会(こうじんかい) 元理事長

今週の主な登録馬:
デルマルーヴル(レパードS)


担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、浅沼廣幸オーナーは、札幌市の中央区に拠点を構えている、「医療法人社団廣仁会(こうじんかい)」の理事長を、少し前まで務めていた方です。
1983年の9月に、千歳市で「浅沼皮膚科医院」を開業したオーナーは、2年後の1985年には、江別市で「野幌皮膚科医院」を開業しておりました。
その後、1987年には、皮膚科の診療所を中心とした「医療法人社団廣仁会」を設立し、今までに、札幌市と千歳市と恵庭市と江別市と函館市で、13の診療所と2ヶ所の研究所を設立しております。
そして最近では、皮膚科に加えて、形成外科、歯科、内科、リウマチ科、呼吸器内科の診療も行っており、その中では、寝たきりの高齢者や体の不自由な方を対象とした訪問診療が非常に好評を博しているそうですから、少し前まで同法人の理事長を務めていた浅沼オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
馬主としての浅沼オーナーは、確か1990年からJRAで馬を走らせておりますので、キャリアが30年近くに及んでいるベテランで、これまでに200頭以上を所有しており、2013年には、10勝を上げて、過去最高となる「獲得賞金1億2943万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、昨年までの5年間は、
2014年→6勝・獲得賞金1億0465万円
2015年→6勝・獲得賞金9516万円
2016年→6勝・獲得賞金8725万円
2017年→7勝・獲得賞金1億1520万円
2018年→9勝・獲得賞金1億0657万円
と書けば分かる通り、一度も2013年の数字を超えられていない上、今年に入ってから先週までに獲得した賞金は、「4398万円」というものであり、昨年のペースを下回っておりますので、現在の浅沼オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、勢いに乗りたい」と考えている筈です。
このような中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードSにデルマルーヴルを登録しておりますので、私がオーナーでしたら、この馬を預けている戸田先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2019/07/29
1994年に東証1部上場を果たしました
金子真人(まこと)氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ハヤヤッコ(レパードS)
アイスバブル(小倉記念)
レトロロック(小倉記念)
レレマーマ(越後S)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、金子真人(まこと)オーナーの本業は、横浜市の都筑区に本社を構えている東証1部上場企業、「株式会社図研」の代表取締役社長です。
同社は、早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理研究所」が起源で、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させ、1994年には東証1部への上場を果たし、現在では、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、世界各国で5000社ほどの企業に製品を提供しております。
そして現在の同社は、資本金が101億1700万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に、「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」、「図研アルファテック株式会社」などがあり、海外にも、「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、連結子会社を含めた従業員数は、1300名近くに及んでいる筈です。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然で、「2019年3月期」の数字は、
売上高:267億8700万円
経常利益:31億9100万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、現役馬を含めなくとも、素晴らしい実績を残しております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし、昨年までの3年間は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
と記せば分かる通り、勝ち星と賞金のどちらも物足りない数字に留まっておりましたので、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っているのでしょう。
実際、先週までに「重賞3勝を含む26勝・獲得賞金9億0642万円」と、昨年の同時期(7月29日まで)の「17勝・獲得賞金6億9045万円」を大きく上回っておりますが、金子オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、7月8日(月)~9日(火)に行われた今年の同セールでは、計13頭を総額15億4332万円(税込)で落札しておりますので。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードS→ハヤヤッコ
1着賞金4100万円(同3280万円)の小倉記念→アイスバブルとレトロロック
1着賞金1820万円(同1456万円)の越後S→レレマーマ
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、金子オーナーが、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2019/07/29
東大の法学部を卒業してから監査法人に勤めておりました
吉木伸彦氏

本業: 株式会社ビジネストラスト 代表取締役

今週の主な登録馬:
ノーブルマーズ(小倉記念)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、吉木伸彦オーナーの本業は、「東京メトロ千代田線・赤坂駅」(東京都港区)のすぐそばに本社を構え、会計ソフトの開発、会計・経営管理システムの構築、及びコンサルティングなどを行っている、「株式会社ビジネストラスト」の代表取締役です。
東京大学の法学部を卒業してから、農林中央金庫と太田昭和監査法人(現・新日本監査法人)に勤務していた吉木オーナーが、1990年、コンサルティング業務を行うために設立した「株式会社ビジネストラスト」は、その後、会計システムの開発に取り掛かり、
1996年→連結財務諸表作成ソフトの「連結大王」を発売
2000年→時価会計ソフトの「時価大王」を発売
2009年→金融商品時価算定システムの「エイペックス」を発売
2011年→大王シリーズの後継製品・「BTrex(ビーティーレックス)」シリーズを発売
といった形で次々とヒット商品を世に送り出し、順調に事業規模を拡大しております。
そして現在では、赤坂の本社に加えて、「大阪支社」(大阪市中央区)、「名古屋支社」(名古屋市中区)を擁し、クライアント数は、「株式会社サイゼリヤ」や「キリンホールディングス」や「サイバーエージェント」や「日本KFCホールディングス株式会社」など、400社ほどの上場企業を含む約800社まで増えておりますので、同社を率いている吉木オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言える筈です。
馬主としての吉木オーナーは、確か2011年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しており、一昨年までの5年間は、
2013年→2勝・獲得賞金2457万円
2014年→4勝・獲得賞金3464万円
2015年→2勝・獲得賞金4249万円
2016年→9勝・獲得賞金1億0868万円
2017年→7勝・獲得賞金1億2004万円
という形で着実に成績を伸ばしていた上、昨年は5勝を上げ、一昨年を大きく上回る「1億7403万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、今年は先週までが「1勝・獲得賞金5109万円」という成績であり、昨年のペースを大きく下回っておりますので、現在のオーナーは、「とにかく賞金の高いレースを勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、吉木オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■4月24日(火)の「JRAブリーズアップセール」→3頭を2495万円で落札
■7月17日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を2376万円で落札
■8月21日(火)~24日(金)の「HBAサマーセール」→6頭を2905万円で落札
■10月1日(月)~3日(水)の「HBAオータムセール」→4頭を1588万円で落札
と、計15頭を総額9364万円で落札していた上、今年は、
■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を2160万円で落札
■7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を864万円で落札
と、計2頭を総額3024万円で落札しております。
(落札価格は全て税込表記)
当然、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在のオーナーは、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の小倉記念にノーブルマーズを登録しておりますので、私が吉木オーナーであれば、同馬を預けている宮本先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。