「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/12/10
今年は6億円以上を投じておりました
近藤利一(りいち)氏

本業: 合建株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
アドマイヤマーズ(朝日杯FS)
アドマイヤリード(ディセンバーS)
アドマイヤゴッド(タンザナイトS)
アドマイヤナイト(南総S)
アドマイヤムテキ(桑名特別)
アドマイヤアルパマ(栄特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、近藤利一(りいち)オーナーの本業は、大阪市北区に拠点を構え、建築解体業などを手掛けている、「合建株式会社」の代表取締役会長です。
1984年にJRAの馬主資格を取得している近藤オーナーは、既にキャリアが30年以上に及ぶ大ベテランであり、これまでに、1998年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)と2002年の安田記念を制したアドマイヤコジーンや、1999年のダービーを制したアドマイヤベガや、2001年の朝日杯FSと2004年のフェブラリーSを制したアドマイヤドンや、2003年と2004年のエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴや、2007年の宝塚記念などを制したアドマイヤムーンや、昨年のヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードといった活躍馬を所有し、「GIレース11勝を含む重賞58勝」という素晴らしい成績を残しております。
また、以前は「阪神馬主協会」の会長などを務めていた上、現在は、「日本馬主協会連合会」の相談役に名前を連ねておりますので、「誰もが認める競馬界の有力者」と断言できるでしょう。
2013年の近藤オーナーは、アドマイヤラクティを出走させたダイヤモンドS、アドマイヤロイヤルを出走させたプロキオンSを制するなど、「40勝・獲得賞金9億1014万円」という数字を残しておりました。
ただ、その後は、
2014年→45勝・獲得賞金7億6855万円
2015年→34勝・獲得賞金7億6817万円
2016年→23勝・獲得賞金5億3716万円
2017年→25勝・獲得賞金7億6084万円
と、4年続けて2013年の獲得賞金を下回っている上、今年に入ってから先週までの成績は「26勝・獲得賞金5億1841万円」というものであり、既に勝利数は昨年を超えているものの、獲得賞金は「2億4243万円」も下回っているため、現在は危機感を強く抱いている筈です。
また、近藤オーナーは、競走馬セールに参加する機会が多く、昨年は、7月10日(月)~11日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計13頭を総額12億3660万円で落札していた上、今年も、
■4月24日(火)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を3294万円で落札
■7月9日(月)~10日(火)の「セレクトセール」→9頭を5億7348万円で落札
と、計10頭を総額6億0642万円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
ただ、「セレクトセール」が終わってから先週までに獲得した賞金は「2億5499万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「2億0399万円」ですから、まだ、セールで使った資金を3割ほどしか回収できておりませんので、現在の近藤オーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金が7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FS→アドマイヤマーズ
1着賞金が2400万円(同1920万円)のディセンバーS→アドマイヤリード
1着賞金が2300万円(同1840万円)のタンザナイトS→アドマイヤゴッド
1着賞金が1820万円(同1456万円)の南総S→アドマイヤナイト
1着賞金が1050万円(同840万円)の桑名特別→アドマイヤムテキ
1着賞金が1050万円(同840万円)の栄特別→アドマイヤアルパマ
と、計6頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、近藤オーナーが、「落札資金の回収ペースを上げたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸った指示を出していると私は見ております。


2018/12/10
「2位を死守したい」と考えて
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
プリモシーン(ターコイズS)
インディチャンプ(元町S)
アストラエンブレム(ディセンバーS)
クードラパン(南総S)
アルーアキャロル(舞浜特別)
インヘリットデール(蛍池特別)
ヴィッセン(尾張特別)
クライムメジャー(妙見山特別)
ミトロジー(ひいらぎ賞)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の常務理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1997年の有馬記念を制したシルクジャスティスや、2000年のオークスを制したシルクプリマドンナや、2004年の日経新春杯、京都記念などを制したシルクフェイマスといった名前が挙げられるでしょう。
「シルク」は、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、昨年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっております。
そして、今年に入ってからも勢いが持続しており、1月6日(土)~8日(月)に「3日連続の重賞勝ち」を飾り、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、先週までに「109勝・獲得賞金26億8068万円」という成績を残しておりますが、クラブの関係者達は、この結果に決して満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくることでしょう。
何故なら、昨年までの「シルク」は、「馬主リーディング」の最高順位が、一昨年と昨年の「4位」ですが、今年は先週までに、
1位:「サンデーレーシング」→147勝・獲得賞金34億4250万円
2位:「シルクレーシング」→109勝・獲得賞金26億8068万円
3位:「キャロットファーム」→109勝・獲得賞金23億9212万円
と記せば分かる通り、2位に付けているものの、「キャロット」との差が「セーフティーリード」と言えるほどではありませんので。
当然、現在は「シルク」の関係者全員が「2位を死守したい」と考えている筈です。
こういった中、今週、「シルクレーシング」は、
1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のターコイズS→プリモシーン
1着賞金1820万円(同1456万円)の元町S→インディチャンプ
1着賞金2400万円(同1920万円)のディセンバーS→アストラエンブレム
など、計9頭を特別レースに登録しており、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対してメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。


2018/12/10
「阪神馬主協会」の会長を務めていましたわ
小林百太郎氏(ひゃくたろう)氏

本業: FYH株式会社 名誉会長

今週の主な登録馬:
ニホンピロヘンソン(朝日杯FS)

担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんもよくご存知の通り、小林百太郎オーナーは、大阪府の堺市に本社を構え、工業用のピローブロック(転がり式軸受ユニット)のトップメーカーとして知られている「FYH株式会社」(旧社名:日本ピローブロック株式会社)の創業者でして、今も同社の名誉会長を務めていますの。
1950年、百太郎オーナーと、オーナーのお兄様で、1966年の皐月賞馬ニホンピローエースや、1971年の菊花賞馬ニホンピロムーテーなどを所有し、堺市の市議も務めていた小林保オーナー(故人)と創業した同社は、日本で初めてピローブロックの製造・販売を開始してから、同製品の専業メーカーとして順調に業績を伸ばし続けていて、今では、標準的なベアリングだけで700種類以上、ハウジングも300種類以上の商品を取り揃え、これらの組み合わせによって構築できる何千種類ものピローブロックが、日本国内だけではなく、海外の産業発展にも多大な貢献を果たしていますわ。
ですから、その創業者で、「社団法人・大阪府技術協会」の会長を務めていたこともある百太郎オーナーは、「ベアリング業界に於けるパイオニア」と言えるでしょうね。
JRA馬主としての百太郎オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランで、今までに350頭以上を所有していて、過去の代表的な存在としては、1984年のマイルCSなどGIを3勝したニホンピロウイナーや、2003年のガーネットSなど、JRAと地方で重賞を5勝したニホンピロサートや、2012年のジャパンCダートなど、JRAと地方で重賞を7勝したニホンピロアワーズといった名前が挙げられますわ。
それに、オーナーは、過去に「阪神馬主協会」の会長を務めていたのですから、「誰もが認める関西の大物馬主」と言えますわね。
百太郎オーナーは、一昨年、京都ハイジャンプと阪神ジャンプSを勝ったニホンピロバロンの活躍などで、「1億8586万円」の賞金を獲得していましたの。
ただ、昨年は、ニホンピロバロンが屈腱炎になって、1度もレースに出走できなかったことなどが大きく響いて、獲得賞金が「4500万円」という物足りない数字に留まっていましたので、今年の百太郎オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈ですし、実際、先週までに「1億3905万円」の賞金を獲得して、昨年を大きく上回っています。
でも、このままですと一昨年の数字を上回れるかどうかが微妙な状況ですから、私がオーナーでしたら、「賞金の高いレースを勝って、少しでも一昨年の数字に近付けたい」と考えるでしょうね。
そして今週は、1着賞金が7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにニホンピロヘンソンを登録してきましたので、私が百太郎オーナーでしたら、この馬を預けている安達先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼しますわ。
ですから、調教師情報部の皆さんには、最終追い切りの内容など、これからの動きを入念に確認していただきたいと考えていますの。


2018/12/10
「月に3万円の運転手当」など、働きやすい環境を整えているそうです
川島吉男氏

本業: 株式会社久留米興業 元代表取締役

今週の主な登録馬:
カワキタエンカ(ターコイズS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、川島吉男オーナーは、東京都世田谷区の北烏山に本社を構えている「株式会社久留米興業」の代表取締役を、少し前まで務めておりました。
1974年に設立された同社は、主に、上下水道配管工事や駐車場新設工事などを手掛けており、役所関連の業務も多く受注しているとのことですから、業績は「順調そのもの」と言える状況なのでしょう。
更に同社は、私が確認したところ、「月に3万円の運転手当を支給」、「月に2万円の皆勤手当を支給」、「残業はほとんどなし」、「年に3回の大型連休取得を推進」といった形で、従業員が働きやすい環境を整えているそうですから、少し前までその代表取締役を務めていた川島オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられている筈です。
馬主としての川島オーナーは、1987年頃からJRAで馬を走らせ始めており、過去の代表的な存在としては、2011年のアルゼンチン共和国杯で3着に入ったカワキタコマンドや、2013年の朝日チャレンジCで2着に入ったカワキタフウジンなどが挙げられるでしょう。
2011年の川島オーナーは、カワキタコマンドの活躍などにより、過去最高となる、「5勝・獲得賞金1億5267万円」という成績を残しておりました。
しかし、それから昨年までは、
2012年→1勝・獲得賞金2090万円
2013年→1勝・獲得賞金5504万円
2014年→2勝・獲得賞金4087万円
2015年→3勝・獲得賞金3400万円
2016年→4勝・獲得賞金3730万円
2017年→2勝・獲得賞金6306万円
という形で数字が伸び悩んでいた上、今年に入ってからは、カワキタエンカを出走させた中山牝馬Sで「初の重賞勝ち」を飾っているものの、他の馬がほとんど活躍できていないため、先週までの成績は「3勝・獲得賞金7353万円」と、昨年と同水準に留まっております。
また、川島オーナーは、今年、8月21日(火)~24日(金)に行われた「HBAサマーセール」に於いて、計2頭を総額1058万4000円(税込)で落札しておりますが、同セールが終わってから先週までは、全く賞金を稼げておりません。
そういった中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割2880万円)のターコイズSにカワキタエンカを登録してきましたので、私がオーナーの立場であれば、「とにかくここで稼ぎたい」と考え、同馬を預けている浜田先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。