「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/09/24
「落札資金を潤沢にしておきたい」と考えて
西山茂行氏

本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
セイウンコウセイ(スプリンターズS)
ニシノキントウン(芦屋川特別)
セイウンリリシイ(勝浦特別)
ニシノフルバンク(ヤマボウシ賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社を構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)や、「棚倉ステークスカントリークラブ」(福島県東白川郡棚倉町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場の経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営を引き継ぎ、2008年頃には、ニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預け、「西山牧場の本場」(北海道勇払郡むかわ町)を「ダーレージャパンファーム」に売却しております。
ただ、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)や、「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)や、「西山牧場江戸崎分場」(茨城県稲敷市)といった育成施設の運営は、現在も西山オーナーが続けている筈です。
ちなみに西山オーナーは、現在の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ「成蹊大学」の卒業生で、競馬関係者で言えば、現在、「下河辺牧場」(昨年の菊花賞馬キセキなどを生産)の代表を務めている下河辺俊行氏も、同大学を卒業しております。
西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに500頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、引退した馬で言えば、2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンなどが挙げられ、現役の馬で言えば、昨年の高松宮記念を制したセイウンコウセイなどが挙げられるでしょう。
2005年には、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残していた上、昨年も、セイウンコウセイで高松宮記念を制するなど、「26勝・獲得賞金5億2448万円」というまずまずの成績を残しておりました。
そして、今年に入ってもその流れは続いており、セイウンコウセイで函館スプリントS、ニシノデイジーで札幌2歳Sを制するなど、先週までに「24勝・獲得賞金3億8388万円」という成績を残し、昨年とほぼ同じペースで賞金を獲得しておりますが、西山オーナーは、この数字に満足せず、今後も全力で勝利を追及してくると私は見ております。
何故なら、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、計5頭を総額7905万6000円で落札していた上、今年も、
■「HBAトレーニングセール」→2頭を3240万円で落札
■「セレクトセール」→3頭を4968万円で落札
と、計5頭を総額8208万円で落札しておりますので。
(落札価格は全て税込表記)
当然、昨年までの経緯を踏まえれば、10月1日(月)~3日(水)に行われる「HBAオータムセール」に於いても何頭かを落札する可能性が高く、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)のスプリンターズSにセイウンコウセイ
1着賞金1500万円(同1200万円)の芦屋川特別にニシノキントウン
1着賞金1500万円(同1200万円)の勝浦特別にセインリリシイ
1着賞金1000万円(同800万円)のヤマボウシ賞にニシノフルバンク
と、計4頭を特別レースに登録しておりますので、私が西山オーナーの立場であれば、「ここで一気に稼ぎたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼する筈です。

2018/09/24
まだ獲得賞金が2015年の4割ほどですから
廣崎利洋氏

本業: アスクホールディングス株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
レッツゴードンキ(スプリンターズS)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もご存知かと思いますが、廣崎オーナーの本業は、大阪市中央区に「本店」を、東京千代田区三番町に「東京本社」を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクホールディングス株式会社」の代表取締役です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、同社がこれまでに手掛けた主な施設としては、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にある「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などが挙げられるでしょう。
そして廣崎オーナーは、一昨年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、その代表取締役に就任しており、「2017年9月期」の業績は、
売上高:4億6512万4000円
経常利益:1億8909万8000円
となっておりましたので、同社を率いているオーナーのことは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての廣崎オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせ始めており、過去の代表的な存在としては、2000年のクイーンCを制したフューチャサンデーや、2007年の日経賞を制し、2009年と2010年のアメリカJCCを連覇したネヴァブションなどが挙げられ、最近の代表的な存在としては、2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと一昨年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、2015年の桜花賞を制しているレッツゴードンキが挙げられます。
2015年の廣崎オーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、「12勝・獲得賞金4億5420万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、昨年までの2年間は、
2016年→4勝・獲得賞金1億7254万円
2017年→7勝・獲得賞金2億3686万円
という数字に留まっておりましたので、今年の廣崎オーナーは、「必ず巻き返したい」と願っている筈です。
ただ、今年に入ってから先週までは、ファンタジストで小倉2歳Sを制するなど、既に昨年を上回る8勝を上げているものの、獲得賞金は「1億8647万円」と、まだ2015年の4割ほどですから、現在のオーナーは、危機感を強く抱いているのでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、7月9日(月)~10日(火)に行われた今年の「セレクトセール」に於いて、計6頭を総額4億6548万円(税込)で落札しておりますので、現在は、「セールに使った資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)のスプリンターズSにレッツゴードンキを登録しておりますので、私が廣崎オーナーであれば、この馬を預けている梅田先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2018/09/24
今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう
金子真人氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ブラヴィッシモ(スプリンターズS・ポートアイランドS)
キロハナ(ロードカナロアメモリアル)
プロディガルサン(ロードカナロアメモリアル)
ラベンダーヴァレイ(勝浦特別)

担当者:馬主情報部 小栗範恭

金子真人(まこと)オーナーが、横浜市の都筑区に本社を構えている東証1部上場企業、「株式会社図研」の代表取締役社長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
同社は、1976年に金子オーナーが横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理研究所」が起源で、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年、現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させ、1994年には東証1部への上場を果たし、現在では、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、世界各国で5000社ほどの企業に製品を提供しております。
そして現在の同社は、資本金が101億1700万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」などがあり、海外にも、「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、連結子会社を含めた従業員数は、1200名近くに及んでいる筈です。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然で、「2018年3月期」の数字は、
売上高:235億8200万円
経常利益:20億2500万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、現役馬を含めなくとも、素晴らしい実績を残しております。
また、私は、一口馬主クラブ・日信レースホース(後のセゾンRH・現在のライオンRH)の代表を務めた後、1989年にJRAの個人馬主資格を取得し、それから2011年の5月まで、20年以上に渡り馬主を続けておりましたので、金子オーナーとは、各競馬場の馬主席で数え切れないほど顔を合わせており、更に、行きつけの寿司屋が同じだったため、そこで顔を合わせたことも少なくありません。
更に、私が「東京馬主協会」の顧問を務めていた頃、相談役を務めていたのが金子オーナーだったため、こういった経緯から、私にとって金子オーナーは、「盟友の中の盟友」と言えます。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年と昨年は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっておりましたので、今年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年は、ワグネリアンでダービーと神戸新聞杯を制するなど、先週までに29勝を上げ、「9億4378万円」の賞金を獲得し、昨年の同時期(9月4週まで)の「7億3609万円」を大きく上回っておりますが、オーナーは、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、金子オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、7月9日(月)~10日(火)に行われた今年の同セールでは、重賞を4勝したルージュバックの半弟にあたる「ジンジャーパンチの2017」(父ディープインパクト)を2億0520万円(税込)で落札するなど、計9頭を総額9億8064万円(税込)で落札しておりますので。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えているのでしょう。
そのような中、金子オーナーは、今週、
1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)のスプリンターズS→ブラヴィッシモ(ポートアイランドSにも登録)
1着賞金1820万円(同1456万円)のロードカナロアメモリアル→キロハナとプロディガルサン
1着賞金1500万円(同1200万円)の勝浦特別→ラベンダーヴァレイ
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録しております。
そこで、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいところです。

2018/09/24
まだ18頭の出資を受け付けていますので
LEX・PRO

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
スノードラゴン(スプリンターズS)
ライジングリーズン(ロードカナロアメモリアル)
ウィズアットレース(道頓堀S・勝浦特別)
ラッシュアウト(勝浦特別)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

1987年にできた「株式会社LEX」が、静内の中心部から車で北に5キロほど走ったところに本部を構えていて、今の代表が、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーの弟さんで、「岡田スタッド」の代表でもある岡田牧雄オーナーだというのは、皆さんもよく知っていることでしょう。
ちなみに、「LEX」の本部のすぐそばにある「岡田スタッド」は、実家の「岡田蔚男牧場」を牧雄オーナーが引き継いだところで、今の名前になったのは1984年のことです。
「LEX」が、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有する形で出資を呼び掛けているのが「LEX・PRO」ですね。
それに「LEX」は、スクリーンヒーロー、ネオユニヴァース、マツリダゴッホ、エイシンヒカリ、スマートファルコンといった種牡馬を繋養している「レックス・スタッド」の運営や、馬の取引代行や、輸入馬具と飼料の販売なども手掛けています。
「LEX・PRO」の募集馬は、「LEX」の代表である岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが、「社台グループの総帥」こと吉田照哉オーナーの名義や、去年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったゴールドドリームのように、「ノーザンファーム」の代表である吉田勝己オーナーの名義や、一昨年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングのように、照哉オーナーの奥様の吉田千津オーナーの名義で走ることもありますね。
去年、「LEX・PRO」の募集馬は、
フェアリーS→ライジングリーズン
フェブラリーS→ゴールドドリーム
レパードS→ローズプリンスダム
チャンピオンズC→ゴールドドリーム
と、重賞を4勝していました。
それに、今年に入ってからは、ゴールドドリームが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を勝っていますけど、「LEX・PRO」の関係者は、この結果に満足しないで、これからも全力で勝ちにくる筈です。
何しろ、「LEX・PRO」は、全部で60頭いる「2017年度販売馬」(現2歳世代)の内、私が確認したところ、41頭が満口になっていますけど、募集終了になった1頭を除く残りの18頭は、新馬戦が始まって4ヶ月近く経った今でも、まだ出資を受け付けていますので。
そのため、今は「LEX・PRO」の関係者全員が、「過去の募集馬を注目度の高いレースで活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょう。
そういった中で、今週は、
1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)のスプリンターズS→スノードラゴン
1着賞金1820万円(同1456万円)のロードカナロアメモリアル→ライジングリーズン
1着賞金1820万円(同1456万円)の道頓堀S→ウィズアットレース(勝浦特別にも登録)
1着賞金1500万円(同1200万円)の勝浦特別→ラッシュアウト
と、計4頭を特別レースに登録していますので、「LEX・PRO」の関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性がかなり高いと私は見ています。