「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/09/18
既に昨年の賞金を上回っておりますが
株式会社ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
エポカドーロ(神戸新聞杯)
スプレーモゲレイロ(清秋ジャンプ)

担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、1986年、多数の生産牧場が株主となって設立した「ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン」は、「ユニオンオーナーズクラブ」の名前で出資者を募集している一口馬主クラブで、その親会社は、「アロースタッド」の運営や、繁殖馬セールの主催などを手掛けている「株式会社ジェイエス」です。
また、「ユニオン」の設立に関わった牧場の中には、サンドピアリスやヤマカツエースでお馴染みの「岡田牧場」や、スズカマンボやラブミーチャンやカデナでお馴染みの「グランド牧場」や、イシノサンデーやディーマジェスティでお馴染みの「服部牧場」や、サクラチヨノオーやサクラローレルでお馴染みの「谷岡牧場」など、「日高の名門」が多く名を連ねていることも、皆様はよくご存知のことでしょう。
なお、愛馬会法人である「株式会社ユニオンオーナーズクラブ」の代表取締役を務めている藤原悟郎氏は、サクラユタカオーやウイニングチケットやダンスディレクターなどを生産したことで広く知られている「藤原牧場」の代表取締役でもあり、更に、少し前までは「株式会社ジェイエス」の代表取締役も務めておりました。
「ユニオン」は、これまでにJRAで1200頭以上を走らせており、過去の代表的な存在と言えば、1989年のエリザベス女王杯を制したサンドピアリスや、1993年の鳴尾記念を制したルーブルアクトや、2008年の福島記念を制したマンハッタンスカイや、2011年のフィリーズレビューを制したフレンチカクタスや、2015年のチャンピオンズCなど、JRAと地方交流で重賞を6勝したサンビスタなどが挙げられるでしょう。
2015年の「ユニオン」は、サンビスタの活躍などにより、「30勝・獲得賞金6億2418万円」という成績を残しておりました。
ただ、昨年までの2年間は、
2016年→22勝・獲得賞金4億0901万円
2017年→26勝・獲得賞金4億1921万円
と、勝ち星と賞金のどちらも2015年を下回っておりましたので、今年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年に入ってからは、エポカドーロが皐月賞を制し、ダービーで2着に入るなど、先週までに「17勝・獲得賞金5億1662万円」という成績を残し、既に昨年の賞金を大きく上回っておりますが、クラブの関係者全員が、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
と言いますのも、「ユニオン」は、計41頭の「2018年度募集馬」(現1歳世代)について、6月18日(月)から出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、満口となっているのは3頭で、残りの38頭は現在も出資を受け付けておりますので。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」と考えている筈です。
そういった中、今週、「ユニオン」は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の神戸新聞杯にエポカドーロ、1着賞金1650万円(同1320万円)の清秋ジャンプSにスプレーモゲレイロを登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。

2018/09/18
落札に要した資金を1割も回収できておりませんので
日下部猛氏

本業: 丸河商事株式会社 元代表取締役

今週の主な登録馬:
マルカソレイユ(大阪スポーツ杯)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、日下部猛オーナーは、岐阜県恵那市に本社を構え、コンクリートポンプ圧送などを手掛けている「丸河商事株式会社」の代表取締役を、少し前まで務めておりました。
1966年、建築資材の運搬と販売や、コンクリート製造、砂利生産などを目的に、「株式会社丸河興業」として業務を開始した同社は、1991年に現在の社名となり、1999年には「飯田営業所」(長野県飯田市)を開設するなど、これまで順調に事業を発展させております。
ちなみに、2011年の東日本大震災による福島原発事故の際には、最長52メートルのアームを持つスーパーロングブーム車「Putzmeister BSF52・16H」を、原子炉への注水作業を行うために派遣しておりました。
そして現在は、スーパーロングブーム車を10台、超高圧ポンプ車を11台、セミロングブーム車を3台、小型ピストン車を7台といった形で、大型車両を多く所有している筈です。
また、これまでの主な施工実績としては、
全長838mの「安倍川橋」(静岡県静岡市)
全長625mの「猿田川橋」(静岡県静岡市)
全長461mの「第二東名高速道路・芝川高架橋」(静岡県富士宮市~静岡市)
全長519・5mの「乙川橋」(愛知県岡崎市)
などが挙げられます。
更に同社は、関連会社として、同じ岐阜県恵那市に、「有限会社上村建材」、「株式会社双立」、「河長産業株式会社」を有しておりますので、少し前まで「丸河商事株式会社」の代表取締役を務めていた日下部オーナーは、「誰もが認める地元の名士」と言えるでしょう。
JRA馬主としての日下部オーナーは、2015年1月まで、ただいま挙げた関連会社の一つ、「河長産業株式会社」の法人名義で馬を走らせておりましたが、現在は、全て日下部オーナーの個人名義となっております。
そして日下部オーナーは、法人名義だった頃と合わせれば、馬主キャリアが30年以上に及んでいるベテランで、これまでに150頭以上を所有しており、この中の代表的な存在としては、1996年の鳴尾記念を制したマルカダイシスや、2005年のデイリー杯2歳Sなどを制したマルカシェンクや、2006年の中山大障害と2008年の中山グランドジャンプを制したマルカラスカルや、2010年のスワンSなどを制したマルカフェニックスといった名前が挙げられるでしょう。
2008年は、マルカラスカルを出走させた中山グランドジャンプ、マルカシェンクを出走させた関屋記念、マルカフェニックスを出走させた阪神Cをそれぞれ制するなど、12勝を上げて、過去最高となる「4億1840万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は数字が伸び悩んでおり、特に昨年までの3年間は、
2015年→5勝・獲得賞金1億0935万円
2016年→7勝・獲得賞金7345万円
2017年→2勝・獲得賞金3753万円
と、「獲得賞金が右肩下がり」となっておりましたので、今年の日下部オーナーは、「必ず巻き返したい」と願っている筈であり、実際、今年に入ってからは、先週までに「4勝・獲得賞金5267万円」という成績を残し、既に昨年の数字を上回っております。
ただ、オーナーは、これまでの成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、日下部オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■7月9日(月)~10日(火)の「セレクトセール」→1頭を2916万円で落札
■8月21日(火)~24日(金)の「HBAサマーセール」→2頭を1782万円で落札
と、計3頭を総額4698万円で落札しておりますが、「HBAサマーセール」が終わってから先週までに獲得した賞金は「390万円」であり、その内、「馬主の取り分」は8割の「312万円」ですから、落札に要した資金を1割も回収できておりませんので。
(落札金額は全て税込)
そのため、現在は、「セールに使った資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈です。
そして今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の大阪スポーツ杯にマルカソレイユを登録しておりますので、私が日下部オーナーの立場であれば、この馬を預けている今野先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼するでしょう。

2018/09/18
昨年とほとんど変わらない状況ですから
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアアンセム(オールカマー)
エアウィンザー(西宮S)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「エア」の冠名を用いている、「株式会社ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏ですから、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1977年のダービー馬ラッキールーラを所有していたことが有名な、故・貞敏氏が1939年に創業しており、現在の建築業界に於いては、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、現在は、連結子会社を含め700名以上の従業員を雇用しているのですから、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃で、それから現在までに200頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどがおり、これまでに7度もGIを制しております。
2000年の吉原オーナーは、エアシャカールなどの活躍により17勝を上げ、過去最高の「7億5041万円」という賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は、一度も2000年の獲得賞金を超えられていない上、昨年までの5年間は、
2013年→19勝・獲得賞金3億5167万円
2014年→11勝・獲得賞金3億2504万円
2015年→8勝・獲得賞金2億7245万円
2016年→6勝・獲得賞金2億2669万円
2017年→8勝・獲得賞金2億7471万円
という成績に留まっておりますので、今年の吉原オーナーは、「必ず巻き返したい」という思いを抱いている筈です。
ただ、今年に入ってから先週までは「5勝・獲得賞金1億3566万円」と、昨年の同時期(9月3週目まで)の「2勝・獲得賞金1億2766万円」と比べて、勝ち星は3つ上回っているものの、賞金はほとんど変わらない状況ですから、吉原オーナーは現状に危機感を強く抱いているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金6700万円(馬主の取り分は8割の5360万円)のオールカマーにエアアンセムと、1着賞金1820万円(同1456万円)の西宮Sにエアウィンザーを登録してきましたので、私がオーナーでしたら、「ここで確実に稼ぎたい」と考えて、前者を預けている吉村先生と、後者を預けている中竹先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示する筈です。

2018/09/18
「目の健康ジャーナル」を発行しているオーナーが
三島宣彦(のぶひこ)氏

本業: 三島眼科医院 院長

今週の主な登録馬:
ミライヘノツバサ(オールカマー)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、三島宣彦(のぶひこ)オーナーの本業は、神奈川県川崎市の高津区にある「三島眼科医院」の院長であり、JR武蔵溝ノ口駅の北口を出て徒歩1分ほどのところにある、「三井住友銀行溝ノ口ビル」の4階が同医院です。
三島オーナーは、北里大学医学部を卒業してから、「千葉県国保旭中央病院」の眼科部長、「関東労災病院」の眼科部長などを務めた後、「三島眼科医院」を開業しており、同医院では、睡眠中に特殊な形状のコンタクトレンズを装用することで、視力の回復が見込める「オルソケラトロジー治療」を、2010年から採用しており、尚且つ、日帰りでの白内障手術を行なうなど、充実した治療を受けることができます。
更に現在では、治療への理解を深めてもらえるよう、多くの著名な医師の助言などを掲載している、「目の健康ジャーナル」という独自の解説書を発行しておりますので、患者さんにとって、「非常に安心できる眼科医院」と言えるでしょう。
そして、三島オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2012年のことでして、これまでに8頭を所有しており、最初の年は「1勝・獲得賞金570万円」という成績でしたが、昨年までの5年間は、
2013年→1勝・獲得賞金1168万円
2014年→0勝・獲得賞金75万円
2015年→0勝・獲得賞金200万円
2016年→3勝・獲得賞金3332万円
2017年→1勝・獲得賞金6194万円
という成績を残し、昨年は過去最高の賞金を獲得しておりました。
しかし、今年に入ってから先週までは、所有馬を出走させる機会が一度もなかった上、馬主としてのキャリアが浅く、一度に所有する頭数があまり多くないため、まだ重賞を勝てていない三島オーナーにとって、ミライヘノツバサを登録している今週のオールカマーには、「初の重賞勝ち」が懸かっております。
そのため、私が三島オーナーであれば、この馬を預けている伊藤大士先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと私は考えております。