「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/09/03
これまでに約13億円を投じておりますので
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
ファインニードル(セントウルS)
ロケット(野分特別)
アレット(ながつきS)
スノードルフィン(鳥取特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆様と同じく、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記致します。
「ドバイワールドC」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」を本部としており、以前から、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有していた上、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模を徐々に拡大しており、現在では、道内に7つの牧場を所有しております。
その上、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役に迎え入れておりますので、「これまで以上に日本での活動に力を入れてきた」と見るべきでしょう。
なお、JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせ始め、同年は、出走頭数が少なく3勝に終わったものの、翌年以降は順調に数字を伸ばしており、昨年までの5年間も、
2013年→51勝・獲得賞金9億1283万円
2014年→64勝・獲得賞金11億9248万円
2015年→73勝・獲得賞金12億6256万円
2016年→64勝・獲得賞金10億1414万円
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
という成績を残しており、昨年の獲得賞金は過去最高の数字でした。
そして、今年に入ってからは更に勢いが増しており、ファインニードルを出走させた高松宮記念で、JRAの馬主としては初めてのGI勝ちを飾るなど、先週までに、「53勝・獲得賞金9億5268万円」という成績を残し、昨年の同時期(9月1週目まで)の「49勝・獲得賞金8億5491万円」を上回っておりますが、モハメド殿下は、これまでの成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」やエージェントの名義などで馬を落札する機会が非常に多く、今年も既に、私が確認しているだけで、
■1月10日(水)~16日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア・ゴールドコースト)
計8頭を295万5000豪ドル(約2億6004万円)で落札
■2月10日(土)~13日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア・シドニー)
計6頭を90万豪ドル(約7650万円)で落札
■3月4日(日)~7日(水)の「イングリス・メルボルン・プレミア・イヤリングセール」(オーストラリア・メルボルン)
計2頭を61万豪ドル(約5063万円)で落札
■4月9日(月)~10(火)の「ゴフス・ユナイテッドキングダム・ブリーズアップセール」(イギリス・ドンカスター)
1頭を7万8000ポンド(約1186万円)で落札
■4月9日(月)~11日(水)の「イングリス・イースター・イヤリングセール」(オーストラリア・シドニー)
計4頭を195万豪ドル(約1億6185万円)で落札
■4月16日(月)~18日(水)の「タタソールズ・クレイヴン・ブリーズアップセール」(イギリス・ニューマーケット)
計3頭を120万5000ギニー(約1億9360万円)で落札
■5月12日(土)の「アルカナ・ブリーズアップセール」(フランス・ドーヴィル)
計3頭を102万ユーロ(約1億5606万円)で落札
■7月10日(火)の「ファシグティプトン・ジュライセール」(アメリカ・ケンタッキー)
計1頭を35万ドル(約3885万円)で落札
■8月6日(月)~7日(火)の「ファシグティプトン・サラトガセール」(アメリカ・ニューヨーク)
計2頭を75万ドル(約8325万円)で落札
■8月18日(金)~20日(月)の「アルカナ・イヤリングセール」(フランス・ドーヴィル)
計5頭を205万5000ユーロ(約2億6098万5000円)で落札
と、計35頭を約12億9362万5000円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる世界中の「競走馬セール」に於いても、多くの馬を落札する筈です。
こういった中、今週は、
1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)のセントウルS→ファインニードル
1着賞金1500万円(同1200万円)の野分特別→ロケット
1着賞金1820万円(同1456万円)のながつきS→アレット
1着賞金1500万円(同1200万円)の鳥取特別→スノードルフィン
と、賞金の高い特別レースに計4頭を登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考え、それぞれ預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2018/09/03
ほとんど回収できていない状況ですから
野田みづき氏

本業: 株式会社オービック 取締役相談役

今週の主な登録馬:
ミッキーグローリー(京成杯AH)

担当者:馬主情報部 馬主O

野田みづきオーナーが、テレビCMなどで有名な財務会計ソフト・「勘定奉行」などを販売している、「株式会社オービック」の代表取締役会長・野田順弘(まさひろ)氏の奥様であり、自身も同社の取締役相談役を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
1968年、大阪市西区に於いて、野田夫妻が会計機販売会社として設立した同社は、1971年に「東京支店(現東京本社)を、1973年に「名古屋支店」を、1976年に「福岡支店」を開設するなど、着実に事業拠点を増やし、現在では、東京本社(中央区京橋)と大阪本社(大阪市中央区)の他に、5ヶ所の支店と3ヶ所の営業所を有し、更に4社のグループ企業を有しております。
そして、2000年に東証1部上場を果たした同社は、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2016年3月期」→売上高587億3800万円・経常利益295億2100万円
「2017年3月期」→売上高614億5300万円・経常利益322億4600万円
「2018年3月期」→売上高668億1400万円・経常利益355億7000万円
という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、二人三脚で同社を大企業に成長させた経営手腕は、誰もが認めるところでしょう。
また、野田夫妻は、二人ともJRAの馬主資格を取得しており、みづきオーナーは、確か2002年から馬を走らせ始め、現在までに100頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、2014年のNHKマイルC、一昨年のマイルCSなど、重賞を6勝したミッキーアイルや、2015年のオークスと秋華賞を制したミッキークイーンや、今年の宝塚記念を勝ったミッキーロケットなどが挙げられます。
みづきオーナーは、2016年に、「18勝・獲得賞金6億2011万円」という、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の成績を残しておりました。
しかし、昨年の成績は「17勝・獲得賞金4億5787万円」というもので、前年の獲得賞金を「1億6224万円」も下回ったため、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年に入ってから先週までの成績は、「12勝・獲得賞金3億6632万円」と、昨年のペースを大きく上回っておりますが、みづきオーナーは、この結果に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で良血馬を何頭も落札しており、7月9日(月)と10日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計9頭を総額7億9920万円(税込)で落札しておりますが、それから先週までの獲得賞金は「3857万円」で、この内、「馬主の取り分は8割の3086万円」であり、セールに投じた資金を、ほとんど回収できていない状況ですから。
そういった中、今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の京成杯AHにミッキーグローリーを登録しておりますので、私がみづきオーナーであれば、この馬を預けている国枝先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。


2018/09/03
「落札資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈ですから
池谷誠一氏

本業: 株式会社ネクサス 代表取締役

今週の主な登録馬:
ノームコア(紫苑S)

担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、池谷誠一オーナーの本業は、東京都の渋谷区代々木に本社を構え、主にテレビ番組の企画や制作を手掛けている、「株式会社ネクサス」の代表取締役です。
1985年の8月に設立された同社は、これまでに、「ニュース23特集」(TBS)、「どうぶつ奇想天外」(TBS)、「驚きももの木20世紀」(テレビ朝日)、「教えて!ガリレオ」(日本テレビ)、「ドラGO!」(テレビ東京)など、報道番組からバラエティまで、幅広いジャンルの番組制作を手掛けております。
そして現在も、「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京・1994年放送開始)や、「朝だ!生です旅サラダ」(テレビ朝日・1993年放送開始)といった長寿番組をはじめ、「美の巨人たち」(テレビ東京・2000年放送開始)など、人気番組を数多く手掛けておりますので、「株式会社ネクサス」の代表取締役を務めている池谷オーナーは、「テレビ業界に於ける重要な存在」と言える筈です。
ちなみに池谷オーナーは、会社の新年会で、TBSの近くにある「鮨処いとう」(港区赤坂)など、馴染みの店の寿司職人を呼んで、社員のために寿司を握ってもらうことを毎年の恒例にしており、「ネタがなくなるまでの食べ放題」を行なうそうですから、社員達が一丸となって新年のスタートを切れるのでしょう。
なお、馬主としての池谷オーナーは、確か1989年からJRAで馬を走らせており、これまでの代表的な存在としましては、1992年の京王杯SCなど重賞を3勝したダイナマイトダディや、1999年の青葉賞とステイヤーズSを勝ったペインテドブラックや、2006年のスワンSなど重賞を4勝したプリサイスマシーンや、2008年のユニコーンSを勝ったユビキタスや、一昨年の新潟記念を勝ったアデイインザライフといった名前が挙げられます。
2003年の池谷オーナーは、プリサイスマシーンなどの活躍により、「18勝・獲得賞金3億1614万円」という過去最高の成績を残していたものの、それからはずっとこの数字を下回っており、昨年までの5年間も、
2013年→11勝・獲得賞金1億8138万円
2014年→8勝・獲得賞金1億6805万円
2015年→9勝・獲得賞金1億2596万円
2016年→9勝・獲得賞金2億0138万円
2017年→5勝・獲得賞金1億0406万円
と、2003年と比べて明らかに物足りない状況が続いているため、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈ですが、実際、今年に入ってから先週までは、「1勝・獲得賞金3875万円」という成績に留まっている状況です。
また、池谷オーナーは、競走馬セールに参加する機会が多く、昨年の「セレクトセール」では、計2頭を総額9162万円で落札していた上、7月9日(月)~10日(火)に行われた今年の同セールでも、計3頭を総額1億3608万円で落札しておりますので、現在は、「落札に使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。
(落札金額は全て税込表記)
そういった中、今週は、1着賞金が3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の紫苑Sにノームコアを登録してきましたので、私が池谷オーナーの立場であれば、この馬を預けている萩原先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示する筈です。


2018/09/03
勝ち星は昨年を上回っているものの
市川義美氏(馬主名義は市川義美ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社バアゼル(屋号はバアゼル宝石) 代表

今週の主な登録馬:
ベステンダンク(京成杯AH)
ヴァフラーム(ムーンライトH)


担当者:馬主情報部 馬主N

市川義美オーナーの本業が、高級腕時計や宝石の販売を手掛けている、「バアゼル宝石」(大阪市中央区難波)の代表であるのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
1963年に創業された「バアゼル宝石」は、現在、地下鉄御堂筋線の「難波駅」のすぐ近くにある「難波本店」と、大阪を代表する繁華街にある「心斎橋店」の2店舗を構えており、「ロレックス」、「フランクミュラー」、「パテックフィリップ」といった高級腕時計や、「ダイヤモンド」、「ルビー」、「サファイヤ」といった高級宝石などを取り扱っております。
また、市川オーナーと言えば、2011年の3月に発生した東日本大震災の後、すぐに500万円を義援金として寄付したエピソードや、2015年の9月に引退した元騎手の藤田伸二さんが、自身の結婚10周年を記念して、奥様にプレゼントする宝石(20万円相当)を市川オーナーの会社に注文した際、「いつも私の馬に乗ってくれるお礼ですから、お代は結構です」と言い、100万円相当の宝石をプレゼントしたエピソードが有名ですから、私は市川オーナーのことを、「非常に器の大きな人物」と見ており、きっと皆様も同じ意見の筈です。
なお、馬主としての市川オーナーは、確か1991年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2008年のエルムSと2009年の根岸Sを制したフェラーリピサや、2010年の皐月賞と有馬記念、2011年のドバイワールドCを制したヴィクトワールピサや、2014年の京都記念とステイヤーズSなどを制したデスペラードといった名前が挙げられるでしょう。
2010年の市川オーナーは、ヴィクトワールピサが皐月賞と有馬記念を制するなど、これまでで最高となる「6億4284万円」の賞金を獲得し、2011年も、JRAだけで3億7413万円の賞金を獲得していた上、先述した通り、ヴィクトワールピサがドバイワールドCを制し、600万ドル(当時のレートで約4億8800万円)の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は、一度も2010年の獲得賞金を上回ることができず、昨年までの5年間も、
2013年→8勝・獲得賞金2億8233万円
2014年→10勝・獲得賞金2億2538万円
2015年→7勝・獲得賞金1億1301万円
2016年→16勝・獲得賞金2億1729万円
2017年→9勝・獲得賞金2億2951万円
と、物足りない数字に留まっておりますので、今年の市川オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っている筈です。
実際、今年は先週までに、昨年を上回る12勝を上げておりますが、獲得賞金は「2億1506万円」と、まだ2010年の3割ほどですから、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを多く勝ちたい」と考えているのでしょう。
また、市川オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、8月21(火)~24日(金)に行われた「HBAサマーセール」に於いて、2頭を計1252万8000円(税込)で落札しておりますので、現在は、「セール資金を早急に回収したい」とも考えている筈です。
そのような中、今週は、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の京成杯AHにベステンダンク、1着賞金1820万円(同1456万円)のムーンライトHにヴァフラームを登録しておりますので、それぞれ預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
また、市川オーナーは、2014年のステイヤーズSから、4年近くも重賞を勝てておりませんので、京成杯AHのベステンダンクには、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められているのでしょう。