「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/07/30
「セール資金の回収ペースを早めたい」と考え
山口功一郎氏

本業: 暁翔(あきと)キャピタル株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
アルクトス(レパードS)

担当者:馬主情報部 馬主M

ご存知の方もいると思いますが、山口功一郎オーナーの本業は、東京都中央区に本社を構え、機関投資家向けの株式投資助言業務を行う、「暁翔(あきと)キャピタル株式会社」の代表取締役社長です。
福岡県出身の山口オーナーは、東京大学を卒業後、2003年に「UBS証券株式会社」へ入社し、2006年には、「ホライゾン・アセット・インターナショナル株式会社」へ移り、2009年の3月に「暁翔キャピタル株式会社」を設立しました。
そして、同年の7月に同社が設立した「アキト・ファンド」では、「ロング・ショート戦略」と呼ばれる手法で運用を行い、資産残高が2年足らずで14億円から141億円まで急増し、現在では約190億円まで増えており、その中には、年金基金の資金も含まれております。
したがって、代表取締社長としてだけでなく、チーフインベストメントオフィサー(CIO)として「アキト・ファンド」を取り仕切っている山口オーナーは、「尊敬すべき優秀な経営者」と言える筈です。
JRA馬主としての山口オーナーは、確か2012年に馬を走らせ始め、これまでに20頭以上を所有しており、最初の年は0勝に終わっていたものの、その後は、
2013年→1勝・獲得賞金645万円
2014年→2勝・獲得賞金2574万円
2015年→4勝・獲得賞金4025万円
2016年→4勝・獲得賞金3901万円
2017年→3勝・獲得賞金6996万円
と、順調に獲得賞金を増やしておりました。
そして、今年に入ってからは、先週までに「3勝・獲得賞金3316万円」という成績を残し、勝ち星は昨年に並んでおりますが、獲得賞金は昨年のペースを下回っておりますので、現在のオーナーは、「賞金の高い特別レースを勝ってもっと稼ぎたい」と考えているのでしょう。
また、山口オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、国内だけでなく海外の「競走馬セール」にも参加しており、私が確認したところ、
■国内
7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→2頭を計3456万円で落札
■海外
8月19日(土)~21日(月)の「アルカナ・イヤリングセール」→1頭を40万ユーロ(約5200万円)で落札
と、計3頭を約8656万円で落札していた上、今年に入ってからは、
7月9日(月)~10日(火)の「セレクトセール」→3頭を計1億2528万円で落札
7月17日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を1458万円で落札
と、計4頭を総額1億3986万円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
そういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードSにアルクトスを登録しておりますので、私がオーナーの立場であれば、「セール資金の回収ペースを早めたい」と考え、この馬を預けている栗田徹先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
また、山口オーナーは、キャリアが浅いこともあり、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「ここで初の重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。


2018/07/30
昨年と同様のペースで稼いでおりますが…
山田貢一(こういち)氏

本業: 医療法人社団健貢会・山田医院 理事長兼院長

今週の主な登録馬:
ドンフォルティス(レパードS)

担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、山田貢一オーナーの本業は、「JR京都線・西大路駅」(京都市南区唐橋西平垣)から徒歩10分ほどの、「イオン洛南ショッピングセンター」のすぐそばにある、「医療法人社団健貢会・山田医院」の理事長兼院長です。
山田オーナーは、1983年に「川崎医科大学」(岡山県倉敷市)を卒業してから、「京都府立医科大学第二外科」や「愛生会山科病院外科」での勤務を経て、1989年に「山田医院」を開業し、主に「外科」と「整形外科」の診療を行っております。
また、同医院は、一般的な診療に加えて、美肌治療や頭痛治療などにも力を入れており、地元の方だけでなく、他府県から多くの患者が治療を受けに来ているそうですから、山田オーナーは、「厚く信頼されている存在」と言えるでしょう。
なお、馬主としての山田オーナーは、確か1997年頃からJRAで馬を走らせ始め、これまでに70頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の交流重賞・兵庫チャンピオンシップなどを制したドンクールや、2011年の小倉サマージャンプを制したドングラシアスなどが挙げられます。
2005年の山田オーナーは、ドンクールの活躍などにより、JRAに於いて、過去最高となる「6勝・獲得賞金9627万円」という成績を残しておりました。
しかし、それからは、この数字を超えることができず、一昨年までの5年間も、
2012年→2勝・獲得賞金3267万円
2013年→1勝・獲得賞金2972万円
2014年→1勝・獲得賞金1925万円
2015年→1勝・獲得賞金2085万円
2016年→1勝・獲得賞金2013万円
という成績に留まっておりましたので、昨年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っていた筈であり、実際、「5勝・獲得賞金5722万円」という成績を残した上、今年に入ってからも、先週までに「2勝・獲得賞金3303万円」という成績を残し、昨年と同様のペースで稼いでおりますが、山田オーナーは、先週までの結果に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、山田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、7月9日(月)と10日(火)に行われた今年の「セレクトセール」に於いて、「アンソニカの2017」(牝・父ディープブリランテ)を1728万円(税込)で落札しておりますので、現在は、「セールに使った資金の回収を完了させたい」と考えている筈ですから。
そのような中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードSに、ドンフォルティスを登録しておりますので、私がオーナーでしたら、同馬を預けている牧浦充徳先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
また、山田オーナーは、2011年の小倉サマージャンプから、丸7年、JRAの重賞を勝てておりませんので、今回は、「久々に勝ちたい」という思いも込められている筈です。


2018/07/30
昨年の同時期を大きく上回っておりますが
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
プロスパラスデイズ(レパードS)
アイスコールド(十勝岳特別)
カラビナ(札幌日経OP)
オールドベイリー(越後S)
クワドループル(越後S)
バスカヴィル(燕特別)
フォンス(青島特別)
ジョイフル(筑紫特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆様と同じく、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記致します。
「ドバイワールドC」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」を本部としており、以前から、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有していた上、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模を徐々に拡大しており、現在では、道内に7つの牧場を所有しております。
その上、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役に迎え入れておりますので、「これまで以上に日本での活動に力を入れてきた」と見るべきでしょう。
なお、JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせ始め、同年は、出走頭数が少なく3勝に終わったものの、翌年以降は順調に数字を伸ばしており、昨年までの5年間も、
2013年→51勝・獲得賞金9億1283万円
2014年→64勝・獲得賞金11億9248万円
2015年→73勝・獲得賞金12億6256万円
2016年→64勝・獲得賞金10億1414万円
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
という成績を残しており、昨年の獲得賞金は過去最高の数字でした。
そして、今年に入ってからは、更に勢いが増し、ファインニードルを出走させた高松宮記念で、JRA馬主として初めてのGI勝ちを飾るなど、先週までに、「47勝・獲得賞金8億3776万円」という成績を残し、昨年の同時期(7月まで)の「41勝・獲得賞金7億3390万円」を大きく上回っておりますが、モハメド殿下は、これまでの成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるのでしょう。
何故なら、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」やエージェントの名義などで馬を落札する機会が非常に多く、今年も既に、私が確認しているだけで、
■1月10日(水)~16日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア・ゴールドコースト)
計8頭を295万5000豪ドル(約2億6004万円)で落札
■2月10日(土)~13日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア・シドニー)
計6頭を90万豪ドル(約7650万円)で落札
■3月4日(日)~7日(水)の「イングリス・メルボルン・プレミア・イヤリングセール」(オーストラリア・メルボルン)
計2頭を61万豪ドル(約5063万円)で落札
■4月9日(月)~10(火)の「ゴフス・ユナイテッドキングダム・ブリーズアップセール」(イギリス・ドンカスター)
1頭を7万8000ポンド(約1186万円)で落札
■4月9日(月)~11日(水)の「イングリス・イースター・イヤリングセール」(オーストラリア・シドニー)
計4頭を195万豪ドル(約1億6185万円)で落札
■4月16日(月)~18日(水)の「タタソールズ・クレイヴン・ブリーズアップセール」(イギリス・ニューマーケット)
計3頭を120万5000ギニー(約1億9360万円)で落札
■5月12日(土)の「アルカナ・ブリーズアップセール」(フランス・ドーヴィル)
計3頭を102万ユーロ(約1億5606万円)で落札
■7月10日(火)の「ファシグティプトン・ジュライセール」(アメリカ・ケンタッキー)
計1頭を35万ドル(約3885万円)で落札
と、計28頭を約9億4939万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる世界中の「競走馬セール」に於いても、多くの馬を落札する筈です。
こういった中、今週は、
1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードS→プロスパラスデイズ
1着賞金1050万円(同840万円)の十勝岳特別→アイスコールド
1着賞金2400万円(同1920万円)の札幌日経OP→カラビナ
など、賞金の高い特別レースに計8頭を登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考え、それぞれ預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2018/07/30
6月21日(木)から出資を受け付けておりますので
株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
マイネルユキツバキ(レパードS)
マイネルサージュ(小倉記念)
エントリーチケット(九州スポーツ杯)
マイネルボルソー(大倉山特別・藻岩山特別)
マイネルラック(天草特別)
マイネルアプラウス(ダリア賞)
ラペルトワ(燕特別)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「サラブレッドクラブ・ラフィアン」の代表を務めているのは、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーのご子息である岡田紘和氏です。
「ラフィアン」が設立されたのは1986年のことで、それから現在までにJRAで1600頭近くを走らせており、その中には、1998年のスプリンターズSを制したマイネルラヴや、2009年の天皇賞・春を制したマイネルキッツや、2013年のNHKマイルCを制したマイネルホウオウといった活躍馬がおり、これまでに、「GIの6勝を含む重賞71勝」という実績を残しております。
2004年の同クラブは、マイネルレコルトで朝日杯FSを制するなど、89勝(重賞10勝、特別レース17勝)・獲得賞金19億0550万円という成績を残し、「馬主リーディング」に於いては、1位の「社台レースホース」、2位の「サンデーレーシング」に次ぐ3位となっており、その後も、2009年までの5年間は3位を、2010年から2014年までは4位をキープしておりました。
しかし、昨年までの3年間は、
2015年→馬主リーディング7位(重賞1勝を含む57勝・獲得賞金12億2426万円)
2016年→馬主リーディング6位(重賞2勝を含む62勝・獲得賞金13億6194万円)
2017年→馬主リーディング5位(重賞1勝を含む60勝・獲得賞金13億9281万円)
という順位だったため、今年は、同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と士気を高めているのでしょう。
また、こういった成績の伸び悩みが影響しているのか、「ラフィアン」は、計83頭の「2017年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の12月15日(金)まで出資を受け付けておりましたが、私が確認したところ、9割以上が満口とならずに締め切りを迎えておりました。
そして同クラブは、「2018年度募集馬」(現1歳世代)について、5月9日(水)に計60頭のラインナップを発表しており、6月21日(木)から出資を受け付けているものの、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは4頭のみで、残りの56頭は、まだ出資を受け付けておりますので、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて注目度を高め、出資者の増加に繋げたい」と考えている筈です。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「31勝・獲得賞金6億8278万円」(馬主リーディング9位)というもので、昨年の同時期(7月まで)の「40勝・獲得賞金8億1373万円」を大きく下回っているため、「ラフィアン」の関係者達は、この状況に危機感を強く抱いていることでしょう。
こういった中、今週は、
1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードS→マイネルユキツバキ
1着賞金4100万円(同3280万円)の小倉記念→マイネルサージュ
1着賞金1500万円(同1200万円)の九州スポーツ杯→エントリーチケット
など、計7頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。